白兎行進   作:六無位

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とりあえず書き溜めてた分はここまでです


恩恵を刻もう

 

 

「ここ、は……」

 

知らない天井の部屋でベルは目を覚ました。

 

「よかった。目が覚めたか」

 

そんなベルに安心したような表情を浮かべ、優しげな声をかけてきたのはリヴェリアだった。

 

「り、リヴェリアさんっ? あれ、でも僕はどうしてここに……」

 

「お前は魔法の使いすぎで精神疲弊を引き起こし、今まで気を失っていたんだ」

 

「精神、疲弊……」

 

精神疲弊という言葉の意味をベルは知らなかったが、『魔法を使いすぎて気絶』というリヴェリアの話を聞き、それがどういうものなのかなんとなく理解ができた。

 

「じゃあ、試験の結果は……」

 

そして、戦闘中に気を失ったという事実から自分の置かれている状況を正しく理解したベルは、絶望と落胆が混ざったように表情を暗くする。

 

だが。

 

「そう落ち込む必要はないよ、ベル。君の実力も覚悟も、確かに見させてもらった。結果はもちろん合格だ。ロキ・ファミリアへようこそ。今日から君も立派な家族の一員だ。おめでとう」

 

その問いに答えたのはリヴェリアではなく、部屋の奥で壁にもたれかかるようにして立っていたフィンだった。

 

「え……ええっ!? ご、合格って、ほんとうですか!?」

 

完全に不合格だと落ち込んでいただけに、ベルは跳ねるように顔を上げてフィンの方を見る。

 

「はは、そんなタチの悪い嘘なんかつかないさ。でも、すまなかったね。君の本気を見るためとはいえ手荒な真似をしてしまって。許してほしい」

 

「そ、そんな! 顔を上げてください!? むしろフィンさんのおかげで僕は自分の甘さに気づけましたし、感謝することはあっても責める気持ちなんて一切ありません!」

 

深く頭を下げるフィンに、ベルは慌てた様子で目を白黒させた。

 

「そう言ってもらえると助かるよ。ところで、もう動けそうかい? 動けるならロキのところに行こうと思うんだけど。恩恵を刻まないといけないし、他の幹部たちにもベルのことを紹介をしないといけないからね」

 

「あ、はい。大丈夫です。体ももうなんとも……」

 

と、そこまで言ってベルは自分の怪我が綺麗さっぱりなくなっていることに今更ながら気がついた。

 

驚いたように目を丸くするベルに、フィンは小声で耳打ちをする。

 

「倒れた君をいち早く介抱したのも、ここまで運んで回復魔法をかけたのも、全てそこにいるリヴェリアがしたことだよ。礼を言っておくといい」

 

「!」

 

それを聞いたベルはすぐさまベッドから飛び降り、リヴェリアに頭を下げた。

 

「あ、あの、リヴェリアさん! 本当にありがとうございました!」

 

その真っ直ぐすぎる姿勢と、純粋すぎる視線に、思わずリヴェリアは頬を掻いた。

 

「ベル、お前の戦っている姿は、とてもかっこよかったぞ。思わずこの私が見惚れてしまうほどにな。よく頑張ったな。これはいいものを見させてもらった私からの礼のようなものだ。気にするな」

 

ベルを労うように、リヴェリアがベルの頭をぽんぽんと優しく撫でる。

 

その瞬間。

 

「ッ!」

 

ボンッ! と、ベルの顔が真っ赤になり、茹で上がった蛸のように湯気が噴き出した。

 

リヴェリアは女神すら嫉妬すると言われるほどの美貌の持ち主だ。

 

先程までのベルはファミリアに入団することで頭がいっぱいだったため、他のことに気を回すだけの余裕がなかったわけだが、今は状況が違う。

 

それゆえに、彼女の顔を間近で見てしまったベルは、改めてその美しさを思い知らされることになったのである。

 

言葉にならない言葉を発しながら固まるベルに、フィンはくすくすと笑う。

 

「どうしたんだい、ベル? そんなに顔を紅くして。リヴェリアに見惚れちゃったのかい?」

 

そんなフィンの発言に対し、リヴェリアは「からかうな、フィン」と詰め寄ろうとしたが、それよりも先にベルが口を開いた。

 

「は、はい。その、リヴェリアさんがとても綺麗だったので、つい……」

 

「な……っ」

 

今度はリヴェリアが顔を真っ赤にする番だった。

 

ベルの言葉が嘘偽りのない本心からのものだと分かってしまったからだ。

 

「べ、ベル。あまりそういうことを簡単に口にするな」

 

「ご、ごめんなさい」

 

「いや、怒っているわけではないんだが……その、私とて、少し恥ずかしい……」

 

リヴェリアは照れたように、ベルから目を逸らす。

 

「(リヴェリアのこの反応……これはもしかして……?)」

 

「おい、フィン。余計なことを考えるな。でなければ容赦はせんぞ」

 

「わ、分かった、分かったから本気で詠唱を始めようとしないでくれ。さて、それじゃあそろそろ行こうか。ロキたちも待っているだろうし」

 

さすがにこれ以上からかって刺激すると命の危険に関わることを察したフィンは、強引に話を変える。

 

「それもそうだな。では行こうか、ベル」

 

「はい!」

 

リヴェリアがベルに手を差し出すと、ベルは何の抵抗もなくその手を取った。

 

「(これはもしかしたら、本当にもしかするかもしれないね)」

 

それを見たフィンは、心の中でこっそりそんなことを呟いたのだった。

 

 

 

 

 

 

「おっ、ベルたん無事目覚ましたんか! 心配しとったんやでー」

 

リヴェリアとフィンに案内された部屋に入ったベルを出迎えたのは、満面の笑顔を浮かべたロキだった。

 

そんなロキにベルは感謝を述べながらペコリと頭を下げる。

 

部屋の中にはすでにロキ・ファミリアの幹部たちが全員揃っていた。

 

「待たせたね、みんな。彼が今日から新しい家族の一員になるベル・クラネルだ。ほらベル、自己紹介を」

 

「は、はい! えと、このたびロキ・ファミリアに入団させていただくことになりましたベル・クラネルです! よろしくお願いします!」

 

一見ひ弱そうに見える少年だが、彼はつい先程フィンと互角の戦いを繰り広げた張本人だ。

 

幹部たちはみなベルに対してそれなりに興味を示していた。

 

「それじゃあ早速だけど、リヴェリアとガレス以外の幹部たちもベルに自己紹介をしてあげてくれないかな?」

 

フィンの言葉に応え、最初に声をかけてきたのはアマゾネスの二人組だった。

 

「やっほー! 私はティオナ・ヒリュテ。よろしくね! それでこっちが」

 

「姉のティオネ・ヒリュテよ。団長と渡り合うなんて、あんたやるじゃない。期待してるわよ」

 

姉妹でここまで似ているということは双子なのだろうとベルは予想する。

 

しかし性格は真逆のようで、ティオナの方は天真爛漫と言った言葉がよく似合いそうな元気な少女だが、対するティオネは大人びたお姉さんというイメージを受けた。

 

「あ、ありがとうございます」

 

ティオネからの称賛の言葉にお礼を返しながら、ベルは目を泳がせる。

 

というのも、さすがはアマゾネス。肌の露出が激しすぎるのだ。それゆえ耐性のないベルには刺激が強すぎて、目のやり場に困ってしまっていた。

 

「ほら、アイズとベートも早くー」

 

「ちっ、めんどくせぇな」

 

ティオナが手招きすると、灰色の髪をした凶暴そうな狼人と、恐ろしく整った容姿をした金色の髪を揺らす美少女がベルの前までやってきた。

 

「ベート・ローガだ。少しはやるようだが、調子に乗ってすぐくたばんじゃねぇぞ」

 

普段から自分より弱い相手を「雑魚」などと見下す発言が多いベートだが、ベルに対してはそんな暴言を吐くことなく、それどころかどこか気遣うようなセリフが出たことに、周りの団員たちは目を丸くする。

 

ベルもベートの見た目から少し苦手意識があったが、今の自分を心配してくれているような発言を聞き、「もしかして実は優しい人なのでは?」とその認識を改めた。

 

「……私はアイズ。アイズ・ヴァレンシュタイン。ベル、よろしく……ね?」

 

ベートに続き、隣にいた金色の髪と瞳を持つ少女がたどたどしく言葉を紡ぐ。

 

その女神と見紛うような少女に、思わずベルは見惚れてしまった。

 

腰まで真っ直ぐ伸びた髪と、その透き通るような瞳は、いかなる黄金財宝にも負けない輝きを湛えていて。

 

「(綺麗だ……)」

 

「……? ベル?」

 

「へぁっ!? あ、いえ! なんでもないです! よろしくお願いしますっ」

 

その様子をロキは面白がるように眺め、対するリヴェリアは自分でもうまく言葉にできないが、なんとなく、そんなベルを見ているのは面白くなかった。

 

「さてとー、じゃあベルたん、恩恵を刻むから服脱いでくれんか」

 

「ふ、服をですかっ?」

 

「いやいや、全裸になれ言うてるんちゃうから! いちいち反応おもろいやっちゃな。背中に恩恵刻むから上だけ脱いでくれたらええよ」

 

「あ、そういうことでしたか……」

 

と納得しかけて、「え、でもこんなに人が……しかも女の人が多い中で脱ぐの……?」とベルは戦慄したが、すでにロキはベッドでいつでも準備オッケーとばかりにスタンバっている。

 

あまり待たせるのも失礼だろう。

 

ベルは覚悟を決めて服を脱ぎ、ロキの隣でうつ伏せになる。

 

「ほな、始めるで」

 

ロキがベルに跨り、指から神血を垂らすと、ベルの背中にロキ・ファミリアのエンブレムとともにステータスが浮かび上がる。

 

「(お、やっぱり魔法が発現しとる)」

 

ベルが何かしらの魔法を発現させているであろうことは、フィンとベルの戦闘を見ていたロキも予想していた。

 

《魔法》

【アルゴノゥト】

・付与魔法

・発動時『雷霆の剣』召喚。

・初回発動時のみ要全文詠唱。以降詠唱省略可。

 

[間もなく、『英雄』は現れる。私が願うは英雄。演じるは道化。ここに始まるは道化の行進。さぁ綴ろう、英雄日誌。

私は英雄になりたい。だがそれ以上に英雄のようにありたい。己より強い者に屈することなく、大切なものを守れる存在に。

『百』を救えぬのならば『一』を救え。『一』しか救えぬのならば、切り捨てられた『一』を救える男になれ。今はそれで構わぬ。いずれ『百』を救える英雄になればいい。

英雄と呼ばれたくば、仲間を守れ。女を救え。己を賭けろ。願いを貫き、想いを叫べ。

その矮小なる身に過ぎた願いを胸に男が綴るは喜劇なり。目覚めよ、始源の英雄『アルゴノゥト』]

 

省略文

[目覚めよ、始源の英雄『アルゴノゥト』]

 

「(付与と武器召喚、二つの効果を併せ持つ魔法……それに二回目以降詠唱を省略可能、か。またおもろい効果の魔法やなぁ)」

 

珍しい効果の魔法にロキは思わずにやけつつ、視線を下にずらし、スキルの欄に目を向ける。

 

その瞬間、ロキは固まった。

 

なぜなら。

 

「(スキルが二個も発現しとる……!)」

 

しかし、ロキが真に驚愕したのは数ではなく、その内容だった。

 

《スキル》

 

【英雄一途】

・早熟する。

・願望(おもい)が続く限り効果持続。

・願望(おもい)の丈により効果向上。

 

「(早熟する……文面から察するに、獲得する経験値に補正がかかるスキルみたいやけど……)」

 

こんなスキル、ロキも聞いたことがない。

 

これまで数多くの眷属を見てきた自分すら知らないスキル……これは前代未聞の、まさにレアスキルに違いないとロキは確信した。

 

「(悪いけど、これはまだベルたんには教えられんなぁ)」

 

自分を含め、娯楽に飢えているせいか神々というのは『レアスキル』だとか『オリジナル』だとか、そういった特別な単語に反応しやすい。

 

中にはすでに契約済みだというのに自分のファミリアに勧誘してくる馬鹿もいる。

 

さすがにロキ・ファミリアに喧嘩を売るような命知らずはいないかもしれないが、ベルのスキルを知れば確実にないとは言い切れないのが神の厄介なところだった。

 

それにベルはおそらく……いや、間違いなく嘘が下手だ。問い詰められたら誤魔化すことはほぼ不可能に近い。かわいそうだが、本人には隠しておく方が吉だろう。

 

「(さらに加えてもう一つ)」

 

【英雄回帰】

・『アルゴノゥト』発動中、強き思いに呼応し、英雄は回帰する。

・効果発動中、全アビリティ超高補正。

 

「(これもベルたんの魔法専用のユニークスキルやろなぁ。自分で見つけてきた子とはいえ、規格外すぎてびっくりやわ)」

 

「あの、神様……?」

 

急に動きを止めたロキに、不安そうにベルが声をかける。

 

「ん、ああ、なんでもあらへんよ。それより喜び。魔法、発現しとったで」

 

「ほ、ほんとですかっ!?」

 

目をキラキラさせてロキを見るベル。

「ほら、これがベルたんのステータスや」

 

「こ、これが、僕の魔法……!」

 

ロキに渡されたステータスの記されている紙を見て、ベルは感嘆の声を漏らす。

 

しかし次にスキルの欄に目を落とし、何やら消された跡のようなものを見つけた。

 

「神様、このスキルの欄のところは……?」

 

「あー、ちょっと手元が狂ってもうてな。スキルは発現してへんかったわ」

 

「あ、そうだったんですね……」

 

少し落ち込んだように声のトーンを暗くするベル。

 

普通ならば「手元が狂った」と言われて納得する人は少ないのだが……ベルはそこらへん素直というか、純粋すぎた。

 

ロキはそんなベルを騙しているという罪悪感を覚えながら、やはりこの子にスキルのことを話さないでいて正解だとも思った。

 

「さて、これで契約は完了したことやし、今日は色々あって疲れたやろうからベルたんはもうゆっくり休み。ベルたんの部屋も用意してるから、せやなぁ……誰か部屋まで案内したってくれん?」

 

おそらくティオナあたりが名乗り出てくるだろうとロキは予想していたが、それよりも早く手を上げた人物がいた。

 

「……じゃあ、私が」

 

そう、アイズである。

 

「(ほぉ、アイズたんが自分から……)」

 

「(ふむ、これは珍しい……)」

 

基本的にあまり誰かと関わろうとしないアイズが、自ら積極的にベルと関わりを持とうとしているのを見て、ベルとの出会いをきっかけに彼女の中で何かがいい方向に変化し始めていることを察したロキとリヴェリアは、思わず頬を緩くした。

 

「じゃあベル、行こうか」

 

「あ、ありがとうございます」

 

そうして、アイズはベルの手を引いて部屋を後にした。

 

「今日はみんな集まってくれてありがとなー。ほな、そろそろお開きにしよか」

 

ロキがそう言うと、ティオナとティオネ、ベートの順に部屋を出て行く。

 

しかし一向にフィン、リヴェリア、ガレスの三人は動く気配がない。

 

「どうしたんや、自分ら?」

 

「とぼけても無駄だよ、ロキ。ベルのスキルについて何か隠しているんだろう?」

 

フィンの瞳が鋭く光る。

 

「なーんや、バレてたか」

 

おどけた様子でロキはベルの『本当の』ステータスが記された紙を三人に見せた。

 

ベル・クラネル

Lv.1

力:I 0

耐久:I 0

器用:I 0

敏捷:I 0

魔力:I 0

 

《魔法》

【アルゴノゥト】

・付与魔法

・発動時『雷霆の剣』召喚。

・初回発動時のみ要全文詠唱。以降詠唱省略可。

 

《スキル》

 

【英雄一途】

・早熟する。

・願望(おもい)が続く限り効果持続。

・願望(おもい)の丈により効果向上。

 

【英雄回帰】

・『アルゴノゥト』発動中、強き思いに呼応し、英雄は回帰する。

・効果発動中、全アビリティ超高補正。

 

 

「ほほう」

 

「これはまた、凄まじいな」

 

「確かにこれはベルには見せられないね」

 

三人は一様に驚きの表情を浮かべる。

 

「ちゅーわけで、言い方は悪いけどベルたんの手綱を握る人間が必要やとうちは思うんやが」

 

ロキの言葉に、他のメンバーも頷く。

 

『早熟する』ということはこれからベルは飛躍的に成長するだろう。

 

しかし、即席の自信、即席の強さは傲慢を招く。

 

そして傲慢は油断を引き寄せ、油断は死を呼ぶ。

 

ここにいる全員はそれを痛いほど知っていた。

 

ベルがそんな驕りを抱くような人物ではないと信じたい一方で、『もし』という可能性がある。

 

加えて先述した通り、このスキルは他のファミリアにバレるわけにはいかない。

 

ゆえに情報漏洩を防ぎつつ、いざという時にベルを守ってあげられる人物にベルの面倒を見てもらいたいとロキは考えていた。

 

「せやから、角は立つかもしれんけどベルのことをここにいる三人の誰かにお願いしたくてな」

 

ロキが言うと、視線はとある人物に集中した。

 

「まぁこの中なら適任はリヴェリアだろうね」

 

「そうじゃな」

 

「……まぁ、そんな気はしていたが」

 

「リヴェリア、頼めるか?」

 

「私は構わん。私とてベルを死なせたくないし、守ってやりたいとも思っているからな」

 

「さっすがママ! ありがとうなー!」

 

「誰がママだ、誰が」

 

溜め息を吐くリヴェリアだったが、心なしか喜んでいるように見えるのは気のせいだろうか。

 

「それからもう一つのスキルが【英雄回帰】か。なるほどね。魔法だけであそこまでステータスが跳ね上がるはずがないとは思っていたけど、そういうカラクリだったわけか」

 

「ふむ。つまりあの魔法を使った上で、特定の状況下でないと、お前と戦った時のような力は発揮できんということか」

 

「そういうことだろうね。とはいえ、それでも相当強力な魔法だと思うよ」

 

「確かにのう」

 

「まったく、これからの彼の成長が楽しみだ」

 

ベルのスキルについての話し合いが終わると、フィンはベルのステータスが書かれた紙を丁寧に丸め、ロキに手渡した。

 

「ほな、今度こそほんまに解散しよか」

 

「だね」

 

「うむ。今日はおもしろいものが見れて満足じゃわい」

 

「というわけで、これからはベルたんのことをよろしゅーな、ママ」

 

「だからママではないと言っているだろう。だがまぁ、ベルのことは任せろ。私がしっかり教育していくとしよう」

 

こうしてベルの教育係にリヴェリアが選ばれ、ロキ・ファミリアの長い一日が終わりを告げたのだった。

 

 

 

 

 

 

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