リアルが落ち着いて来たので無理のないペースで投稿していくわよー!
俺の担当であるキングがブルボンと併走し、負けた日の夕方にブルボンとまだ入院しているらしい彼女のトレーナーに見舞いに向かうことに。
彼女曰く、彼が入院している病院はトレセン学園からさほど離れてはいなかったので車で二十分ほどで彼のいる病院にたどり着いた。
空調の効いた少し長い廊下を歩き、その病室の前まで行き、病室の引き戸を開けると、ぼんやりとどこか黄昏た表情で外を眺めている彼に声を掛ける。
「お久しぶりです、砥山
「おお……久しいなひよっこぉ、珍しいな。お前が見舞いに来るたぁな」
目の前でのそのそと病院のベッドから体を起こし、こちらを向きながら言う男。
彼が、かの坂路の申し子を鍛え上げたトレーナー、
「まぁ研修生の時に世話になりましたし、ちょっと今日はお話がありましてね……」
そう言うと俺の横から
「お久しぶりです、マスター」
彼女を見た砥山
「久しいな、ブルボン」
「はい、マスター」
「それで、用件はなんだ。ただ世間話をしに来たわけじゃあないだろ?」
彼女は頷き肯定する。
「先日お話したマスターのぎっくり腰が治るまで彼にトレーニングを見てもらうことについてです」
……ん?そんな話聞いたような聞いてないような?まぁ、いいか……
そんなことを脳内で処理していると砥山
「あーその話か、問題ない、コイツになら任せられるからな、俺が治るまでは任せたぞ若造?」
「いやちょっと待てやコラ」
驚きのあまり思わず関西弁が出てしまった。
なんでそんなあっさりと新人ペーパートレーナーの俺に
「いやまぁ確かに治るまでトレーニング見ようかとは言いましたけども……」
「ま、
「これからよろしくお願いします、サブマスター」
んー正論で何も言い返せねぇですねぇ!!
「というわけで任せたぞ、
そう言って砥山
こうやって誰かに頭をなでられたのはを除けばかなり久しぶりだったなとぼんやりと思った。
「ま、改めて俺が治るまでブルボンの事、頼んだぞ」
「了解です、
俺がそういうと
「わーとるわい、それと勇」
「なんでしょう?」
「……あまり気負いすぎるなよ、辛いときは
「ははっ、了解です。どうしても辛いときには相談しますね」
そう言って俺とブルボンはがははと笑う
「すまんな……勇、ブルボン……」
彼と自分の担当ウマ娘が去った静かな病室で寂しげに男は呟く。
……机の下に隠してある診断書には無常にも余命二年と記されていた。
翌日。
今日も何時も通りにやる気があるキングと今日のトレーニングをしていると、隣でクールダウンを取りながらじーっとこちらを見る
昨日から正式に俺が見ることになったブルボンが俺に近寄って言って来た。
「あの……一つよろしいでしょうか、サブマスター」
「いいぞ~」
俺がそう言うと彼女は少し考えるそぶりを見せた後、話を切り出した。
「実は……キングさんに日頃私が行っている正確な脳内時計を身に着けてみるのは如何でしょうか?」
ふむ……確かに今のキングはまだまだラップタイムがまばらになりがちだし、一度試してみるのもありかもしれないな。
一拍置いてから俺はその案に了承し、キングにこの事をを話すことにした。
「おーいキングー! ちょっと来てくれー!」
「今行くわー!!」
トラックの向こう正面を走っていたキングを呼ぶと、一瞬を脚を溜めた途端、一気に加速してコーナーを回って戻ってくる。
そのキレの増した脚色が以前よりも確実に成長していることを表しているみたいで俺は少し嬉しく思う。
「ふぅ……それで? 話って何かしら?」
キングがくびを傾げながら問いかける
「ああ、実は……」
かくかくしかじかとさっきの話をキングに話した……
「……なるほどね、確かに自分がどんなペースで走っているのか分かれば掛かった時も対処ができるし、やってみるわ」
それを聞いたブルボンは嬉しそうに尻尾を振っていた。
「ありがとうございますキングさん、では次から走るときにストップウォッチを忘れないようお願いします」
「ええ、わかったわブルボンさん」
それから少し休憩したのちにキングはブルボンにみっちりストップウォッチを使いながら正確な脳内時計を得るためにしごかれていた、もちろんケガしない範囲で。
今後深堀りしてほしい話は?
-
勇の親父の現役時代の話
-
勇の幼少期
-
砥山トレーナーとミホノブルボンのお話
-
勇のトレーナー養成学校時代
-
サンちゃん(サンデー)の話