ウイポやプロセカに沼った結果何か月も更新が止まってしまったこと誠に申し訳ございません。
それではお楽しみください。
主人公のちょっとした過去?がメインです。
「はあぁぁぁぁ!!!」
「気が緩んでますよキングさん。ストップウォッチと脳内時計の誤差を限りなくなくすことを意識してください」
「おもった……よりも……難しいわねッ」
夕暮れが近づくグラウンド。
肌に当たる風が心地よさを感じる時間
キングはブルボンからラップ走法を教わっているが、ブルボンが言うに道はなかなか遠いようでどうにもムラが大きい。
道は遠いが頑張っていこう。
頑張れ、キング。
先日正式にけがが治るまでの間、
あの時からあの人にはお世話になっているし、本当に頭が上がらない。
よくしごかれていた頃が今でも脳裏によく浮かぶ。
確かあの頃はまだ俺が入学して間もない頃……救助隊から両親が死んだと知らされた時だった。
その日はやけに風が涼しい日だった。
今日の実習を終えた俺が寮のロビーに戻ると、テレビが置いてあるところに何やら人だかりが集まっている。
いったいどうしたのだろうと俺はその画面を見やると、あるニュースが流れている。
どうやら交通事故で誰かが亡くなったらしい、この時まではよくテレビで流れている些末な出来事の一つだと思っていた。
『……この事故で
「……はっ?」
耳を疑った。
だって、そこにいるはずがない
──きっと何かの悪い夢を見ているだけの筈だ。
「……勇」
隣にいた同級生が心配そうに俺を見ている、今それどころじゃないか
「大丈夫だ、オヤジたちがあんなところにいる筈がない、だからきっと同姓同名……」
そう言いながら俺は手元のスマホからオヤジに電話を掛けるが、なかなか掛からない。
プルルル……プルルルル……ガチャ。
来た! ほら、やっぱ気のせいじゃないか。焦らせるなよ……
「ッ、オヤジ!! 俺だ、勇だ! 今どこにいる―」
「もしもし、勇夫さんのご子息さまですか?」
「────」
電話に出たのは俺のよく知った声ではなかった。
「だれ、なんですか。貴方は」
息が詰まりそうになるのを堪えながら声を絞り出す。
「私は救急隊の柴田と言います、ご両親の携帯なのに私がでてさぞ混乱したかと思いますが、気を強く持って聞いてください」
やめろ、そんなはずがない。
──言わないでくれ、頼むから気のせいであってくれよ……!
「貴方のご両親ですが……事故による失血で……亡くられました」
そう聞いた時、右手に持っていたスマホの握る力が無くなりかけた。
「うそ……ですよね? 嘘だって言ってくださいよ……?」
「……申し訳ございませんでした、私が到着したころには、ご両親はもう息絶える寸前でありました」
そんな。
なんでだよ。
なんで寄りにもよってオヤジたちなんだよ。
俺がなにしたってんだよ、なんでオヤジたちを……爺さんたちじゃ飽き足らねぇってのか?
「なんでなんだよぉ……」
崩れ落ちながら涙を流す俺の問いに、救助隊の柴田さんはただ、何も言えずに聞くことしか出来なかった。
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「ほんとにあの後は散々だったなぁ、あのあとショックでしばらく
「そう思うんなら、俺にもちったぁ感謝してくれよ……」
ジト目でそう言いながら特徴的な髪形をした頼りになる先輩、
「沖野先輩……だっていつもウマ娘の太もも許可なく触ってけられてるの見たらそりゃ薄れますよ……」
「うっ……、まぁそれはともかくだ。どうやらお前の担当、うちのスぺと同期らしいってんで見に来たんだが……、なんだあのトモの出来はよぉ」
さっきのおちゃらけた態度とは打って変わって真剣な目つきの先輩が聞いてくる。
「あー、半分は俺の組んだメニューではあるんですが……」
かくかくしかじか、あれあれうまうま。
「……はぁッ!? 砥山のおじさんのとこのブルボンからしごかれてんのか
うちの
「ええまぁ……最初は彼女、キングに坂路メニューやらしてた時に偶然出会いまして、リハビリついでに
「なんというか、あのトレーナーありてこの娘ありという感じだな、どうりであのトモの仕上がりになるのも納得だ、それとさっき学園にお前さん宛てに電話が来たらしい。」
「電話……?誰からですか?」
まさかあいつ職場にまで電話かけるような真似したのか?
「聞いて驚け……お前の担当の母親だ」
「……へっ?」
「まぁ気持ちはわかるが気楽に早めの三者面談みたいなもんだと思って頑張れ」
「ふええええぇえぇぇ!?」
その日、空に俺の声が木霊した。
今後深堀りしてほしい話は?
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勇の親父の現役時代の話
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勇の幼少期
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砥山トレーナーとミホノブルボンのお話
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勇のトレーナー養成学校時代
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サンちゃん(サンデー)の話