ポケットモンスターSPECIAL 原作ブレイクトロフィー取得RTA 作:よくあるこった 気にすんな
アンケートでオレンジ時空の2章以降が見たいという方が多かったので2章と同時進行になりますが少しずつ投下します。なお今回のおまけはしばらくは三人称視点で進みます。
初めに言っておきます。キャラ崩壊注意です。そしてこうなった原因も走者とかいうこの時空の創造主が原因です。
VS バタフリー
第9回ポケモンリーグが終了してから2年が経った。本戦出場の4人が同じマサラタウン出身者の幼馴染で話題となったこのリーグは、準決勝第1試合から激しい攻防の末引き分けとなり、次戦の第2試合が事実上の決勝となったが、そのバトルはこれまで以上の熱戦となり、本リーグの内容は全国各地に広がっていった。
この時の4人はその後、各々が独自の道を進み始めていた。
第9回ポケモンリーグ優勝者となったレッドは全国各地からの挑戦者に戦いを申し込まれる日々を過ごし、そのレッドに敗北したグリーンは自身の実力をつけるためにカントー各地で武者修行中だ。
残りの2人のうち、ブルーはマサラタウンでオーキド博士のポケモン図鑑完成を手伝いながらも、あの時襲われた大きな鳥ポケモンについてのデータを集めようと奮闘していた。あの時のことをもう1人の彼女に聞いてもあまり覚えておらず、その後のことも聞けないままでいるため、大した情報は得られなかったが、それでもどうにかしようと諦めずにいた。
ちなみにその話たがらない当の本人は、ポケモンリーグ後にすぐ旅に出てしまったようだ。たまに博士の研究所へ手紙を送ってくるあたり元気にしているようではあるが、ブルー本人は避けられているように感じているようで、手紙が送られる度に納得のいかない表情をしていた。
この日もその本人から送られてきたであろう手紙と一緒に珍しく写真を送ってきたのだが、その写真に写っている人物がブルーは気に入らなかった。
「何よこの男!!」
「お…落ち着くのじゃブルー!」
『そ、そうよ!きっとたまたま近くにいた男の子なのよ』
「こんな肩がくっつく位置で2人でツーショットしてるっていうのに!あぁ〜アタシのオレンジが穢される…」
『…別にあなたの子でもないでしょうな』
「うるさいそこのお転婆人魚!レッドの前だと素直になれないクセに!!」
『それは関係ないの!わ、私はレッドが好きだなんて一言も』
「やれやれ…お前さんたちも静かにせんか」
オレンジから送られてきたのは、おそらく旅の途中で撮ったのだろう1枚なのだが、そこには笑顔満点の彼女とやや長めの赤髪の少年が仲良くソフトクリームを食べているシーンだった。赤髪の少年が若干照れているのもブルーの暴走に拍車をかけているようだ。
ちなみにこのような写真は時々送られており、この少年はよくそれに一緒に写っているのだが、謎の第6感が働いた博士の機転によりこれまでブルーに見せることはなかった。第1回ポケモンリーグ覇者の勘は伊達ではなかった…まぁ今回バレてしまいこうなってしまったのだが。別件でテレビ電話を繋げていたハナダジムリーダーのカスミも、残念ながら巻き沿いを食らっていた。
『そ、それよりも!レッドが1ヶ月前から戻っていないって本当のことですか!?』
「そうじゃ。挑戦状をもらって飛び出したきり戻っとらんぞ」
『ぜーんぜん連絡がつかないと思ったら!!』
「まぁ珍しいことじゃないわよ。この2年間こういうことしょっちゅうあったもの」
『そうだったのね…』
カスミが用事があって連絡したのは、レッドの消息についてだった。おそらくしょっちゅう連絡を取っていた両者だったが、ここ1ヶ月音信不通のため不安になったようで彼を知る者たちに連絡してみたようだった。
だがそれを受けた彼らも、レッドがこのようにふと居なくなることはよくあるようで、彼が出かける前にここに置いていった達筆の挑戦状から、彼はこれの送り主との戦いに赴いたのだろうと推測したが、今回も特に心配をしていないようだった
そもそも彼はチャンピオンである上に、この2年間同じような挑戦を受けても負けなしだ。今の彼が負ける姿など、彼らに想像なんて難しかったようだ。
『公認ジムリーダーの資格が欲しいから協力してくれって言ってたのに…』
「ワハハハハ!レッドも大忙しじゃな!!」
「それよりも!あの写真の男の子は…あら」
「お、噂をすれば…」
『どうしたの?』
そういって博士はゴム手袋を付けて研究所の入り口へと足を運ぶ。入り口のドアからは引っ掻き音とドアノブに静電気が流れているのかパリパリ聞こえる。
どうやらレッドと彼の手持ちのピカチュウ――ピカがいつもやる癖のようだ。ドアノブに流れる静電気対策で着けたゴム手袋をした手でドアを開けると、そこにはいつも見慣れた彼の姿はなく、全身傷だらけで満身創痍のピカの姿があった。
「ピ、ピカ!?」
『な、何があったの!?』
「そ、その傷はどうした!!」
彼らはすぐに応急処置をしてピカを休ませる。肝心のレッドが不在でピカだけがこのような姿で戻ってきたことから、研究所にいる2人は1ヶ月前に彼が受け取った挑戦状をみて、ある推測をする。
「おそらくレッドは…この挑戦状を送ってきたトレーナーに敗れたのだろう」
『あのレッドが!?信じられない!!』
「アタシも信じられないけど…レッドが行方不明でピカだけが戻ってきたというこの状況じゃあそれしか考えられないわ」
志覇という達筆で挑戦状を送ってきたこのトレーナーにレッドが敗れる――ここ2年負け知らずでチャンピオンとして君臨し続けてきた彼の姿を間近で見てきた者たちからは想像できないことだったが、目の前でぐったりと倒れたピカを前ではそんなことを言っていられなかった。
2年前にロケット団を壊滅に追いやり、チャンピオンとして居続けた彼を捜索しようと、残されたものはすぐさま動き出した。
「とにかく!ワシとブルーは連絡を取れる全ての機関に捜査を依頼する!」
「そうね…カスミも正義のジムリーダーたちにこのことを伝えてくれないかしら!」
『わかったわ!』
そう言ってテレビ電話を切ったカスミと研究所の2人は、それぞれこの事態に向かって動き出そうとしていた。
だがその時、研究所へ足を運ぶ1人の人物がいた。
「こんにちは!」
研究所へと入ってきたのは、2つの首を持つふたごどりポケモン――ドードーと、それに乗って元気に挨拶を交わす長い黄色の髪をポニーテールでまとめ、頭には虹色で出来た珍しい羽根を付けた
彼らはこの少女と面識は特になく、この場に現れた少女に警戒をしながらも立て込んだ事情から、引き取ってもらおうと動き出した。
「ごめんね、いまはちょーっと立て込んでるから後にしてくれないかしら?」
ブルーがそう話しかけるも少女はそれを受け入れず、乗っていたドードーから下りると、研究所内で何かを探すよう辺りをキョロキョロと見渡していた。
そしてお目当ての物を見つけたのか、モンスターボールに入った1匹のポケモンを手に取った。それは先程ここに帰ってきたピカを入れたボールだった。
「あー!ここにいたぁー!!」
「それは…」
「やっぱりマサラに戻ってきてたんだね!」
「ちょっとこっちの話を…えぇ!?」
ピカを出したと思ったら急に抱きしめようとする少女を止めようとした2人だが、そんな2人の前にありえない光景を目にする。
全身傷だらけで倒れていたピカの身体の傷がみるみる治っていくのだ。あの傷の具合では完治までかなりの時間を有すると考えていた2人は信じられないものを見た目をしながら、開いた口が塞がらないでいた。
傷が治っていくピカは次第に目を覚まし、自身を治してくれたトレーナーへ可愛らしい鳴き声でお礼を伝える。その姿は確実に初対面同士のものではなかった。
(あのピカが懐いてとる!?)
「うっそ…あんだけ人嫌いのピカが懐くなんてあなたは一体…」
「よし…もう大丈夫だよ!!
「「ちょっっっと待ったぁぁぁ!!!」」
治したピカをそのまま連れて帰ろうとする少女の姿に2人は一度は呆然とするも、すぐに復活し引き留めにかかった。
「キミの名は何という?」
「…イエロー・デ・トキワグローブ。イエローと呼んでください」
「レッドの行方不明を知ってきたのか?」
「ハイ」
「…レッドはどこにいるのかしら?」
「わかりません」
何とか引き止めに成功した2人は、謎の少女――イエローへ質問を繰り返す。だがレッドの所在などはこの子も分かっておらず、ただピカを連れてレッドを探しに行きたいという一辺倒だった。
これには思わずブルーはため息をこぼす。これではどうしょうもないのだ。確かにイエローという少女に懐いているピカを見ると、レッドの知り合いなのは間違いないのだろう。それに1つだけ気がかりなことがある。
(イエロー・デ・トキワグローブ…《トキワの森のイエロー》…そしてさっきのポケモンの治癒能力…まさかあの伝承って本当だったのかしら?)
ポケモンについて調べているうちに偶々見つけたとある伝承された力とそっくりなものを身につけている少女に対して頭の中で考察を始めていた。
もちろん頭に付けている虹色の羽根…なぜか《どこかで》見たことのあるような気がするようだが思い出せないままだったのでそちらは頭の片隅に置いておいた。
彼女が分析をし続けている中、博士は目の前の少女を未だ怪しい目で見ていた。
確かに少女のレッドを助けたいという意志は本物なのだろう。だが、それを果たすために敵対する相手はそのレッドを超える実力を持っているのだ。この少女にそんな実力がついているようには見えなかった。それ故に博士は少女にシンプルな提案をする。実力を見るなら、戦ってみるのが1番早いのである。
「オニっち、みだれづき!」
「!?」
「レッドを探しに行くと言うなら生半可な実力の者に任せられん!キミの実力を見せてみろ!」
「…わかりました」
トレーナーへ向かっての攻撃といういきなりの奇襲にも対応しながら、イエローは1つのボールを手にする。
見せろと言われたのならやるしかない。
(ボクはポケモンを傷つけたくない。けど、レッドさんを救うにはそれを成すための"力"は必要…)
「やるしかないから…恨まないでください」
(雰囲気が変わった!?)
「いけ、ぴーすけ!」
「え、バタフリー!?オニスズメとの相性は不利よ!?」
「驚かせおって…行け、オニっち、ドリルくちばし!」
少女から繰り出されたのは《バタフリー》。見た目からして進化したてではなく、使い続けているポケモンのように見えるが、博士のオニスズメとは相性は悪い。バタフリー側からオニスズメへの有効打はない上に、オニスズメ側のワザは食らったら致命傷になりかねないものばかりだ。
現に博士はオニスズメの中では高威力となるワザ――ドリルくちばしを指示してバタフリーに襲いかかる。このオニスズメはドクターOとして先のポケモンリーグで出場した時の手持ちの1匹だ。生半可な実力ではワンパンで倒されてしまう。
だが少女は冷静に対処しようと指示をする。
「ぴーすけ、突っ込んでくるところにしびれごな!」
「な…一旦引くぞ、オニっち!」
「…ならその粉ごと相手に向かってふきとばせ!」
しびれごなのマヒによる機動力を失うことを配慮してか、オニスズメの攻撃をキャンセルさせるも、その撒いた粉ごとふきとばしのワザをイエローは指示する。
吹かれて飛ぶしびれごなはオニスズメへ向かって飛来するも難なく避けられ、両者は一定の距離を取っていった。一旦バトル前に戻ったように思われた…が、ここで博士と近くにいたブルーに異変が起こる。
「!?な、これは…手足が痺れて」
「あれだけ撒き散らされたしびれごなをトレーナーが吸い込まないはずはないですよね?」
「ちょっと…アンタまさか…」
「…ボク、ポケモンを傷つけたくはないんです。バトルだって極力したくないです。だけどそれじゃあレッドさんは救えないって師匠が言っていました」
「し…師匠?」
「ハイ。ボクにポケモンのことを教えてくれた師匠がいるんです。そしてその師匠が教えてくれたんです。ポケモンを傷つけなくても何とかできる方法を…ウフフフフ…」
そう話すイエローは歓喜に震えながらも、目は黒く濁っていく。それを見ている痺れた2人や少女の側にいるピカチュウのピカは少女のその姿に唖然としていた。
そして気分が上がっていく少女は告げる。
「トレーナー本人を倒せばポケモンを無理に傷つける必要はないって!!簡単なことでした!アハハハハ!!」
「な、そんなこと…」
「間違っているのかもしれないですが…今のボクにはそれが1番なんです。ではこれでボクの勝ちですね」
「ま、待て…」
そういってイエローは側で怯えるピカを抱きながらドードーに乗って移動する。レッドを救うと
こうして平和に戻ったこのカントー地方は再び怪しい影が訪れようとしていたのだ。
オ???「ほら、トレーナーを封じればポケモンを傷つけることなくバトルに勝てるよ」
イエロー「え?でもそれじゃあトレーナーが…」
?レ??「駄目だよそれじゃ。傷つけたくないけどレッドは救いたいんでしょ?」
イエロー「うぅ…」
……
イエロー「なーんだ、こうすればよかったんだ」
??ン?「そうそうその調子」
イエロー「師匠、ありがとう!」
???ジ「どういたしまして」
1章が終わりますが…
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はよ2章のトロフィー分を書けや!
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オレンジちゃん時空の2章以降を書けや!