カガミ・サイガ率いるらぶドルチームが聖鳳学園のバトル部に入部を果たしたその頃、とある世界にて Side?
「本当に帰ってしまわれるんですね…」
「うう~…先生行っちゃヤダよ~!…」
「こらこらラヴィ、別に一生の別れって訳じゃないさ。
流石にこっちの世界に帰ってこれる時は戻ってくるさ」
「ホント?約束だからね!」
「ああ!」
俺の名はミカミ・ソナタ、ドルオタでガンプラビルドファイターだ。
ちょいと訳が有って今は本来学生である筈の俺はとある学園の教師をしていた。
別に飛び級とかした訳ではないぞ?そんな頭の出来じゃないし…。
驚くなよ?俺はある日異世界に召喚されたんだ!…何を馬鹿な事を言っているんだって?そうじゃないと俺が教師をやれている説明がつかないだろう?
俺が召喚されたのは歌や踊りを披露する事で魔法を行使出来る魔女と呼ばれる此方で俗にいうアイドル候補の少女達を育成する為の教育機関だった。
この世界の敵である魔獣を浄化する為の大魔女を育成出来うる人材が少ない事と異世界の知恵を借りたいとの事で俺が召喚されたそうだ。
まあ当時帰れない事に納得しなかった俺だったが流石に申し訳無く思った理事長さんであるクロエさんが帰還の術を探してくれるそうでそれ迄の間教鞭を執る事になった訳なのだ。
流石に異世界では元の世界で流行していたガンプラバトルは不可能だろうとがっくり肩を落とした俺だったが教師生活の中で仲良くなった生徒達にガンプラ、ガンダムの話題を話したら興味を持ってくれる子が多数居てくれたのには幸いだった。
そして俺がこの世界に召喚されて早半年近くが経った頃クロエさんから元の世界に帰る事が出来尚且つ此方の世界に何時でも戻って来れる術を発見出来たとの報告を受けて準備した。
俺が大切だと想った二人の少女を連れて元の世界に帰還する事にしたのだ。
「ソナタ先生、ガーネットの事泣かせたら承知しないわよ!」
「分かってるよ…エミリアも元気でな!」
「ふ、フン!…///アンタもね!…」
俺の恋人の一人であるガーネットが組んでいるユニット<ⅣKLORE>のリーダーであるサキュバス族のお姫様であるエミリアが照れ隠しになっていない激励を送ってくる。
「御嬢様も素直でございませんね…ついて行こうと思えば今すぐにでもミカミ師の世界に行けるというのに…」
「フォークロアはガーネットが一時的に抜けると宣言した後も尚人気が凄くて衰えないからな。
リーダーの責任感だろ」
「それもそうですかね…」
「ていうかそう言うあるふぁも行きたいんじゃないわふ~?」
「こ、こらサルサ!わたくしは別にそこまで…」
「あー!あるふぁ凄い顔赤くなってるわふよ!」
「そ、そんな事は…」
エミリアの付き人でオートマターのあるふぁが主人に毒を吐きながらもそれを仲間の人狼族のサルサにつっこまれる。
ちなみにサルサはこっちでのアイドル活動が好きだからか俺の世界についての興味は薄いようだ。
ま、エミリア達が此方側にやって来ようという時にはしっかりとついて来るのだろうが。
「ふふ、では皆さん私は一足先に先生さんの世界に行って来ますね!」
恋人のガーネットは学友達にしばしの間の別れを告げるのだった。
「こっちも挨拶は済ませてきたわよ先生!」
「そうか、ルキフェルの様子はどうだった?」
そして俺のもう一人の恋人であるアンジェリカがやってくる。
「ルキの奴やっぱ自主練サボリそうだから念の為にお目付け役をロゼッタさんに頼んでおいたわ」
「はは…ロゼッタに説教されるルキフェルの姿が想像出来るなそれは…」
アンジェリカがユニット<Sadistic★Candy>で組んでいる相方の大の魔法研究好きでよく練習をサボリがちなルキフェルを管理に人一倍厳しいロゼッタが見張っていてくれるならアンジェリカも安心出来るだろうな。
ルキフェルはご愁傷様だけど…
「それじゃあ、行ってきますね」
俺達はこの世界にしばしの別れを告げて元の世界に向かうゲートを潜るのだった。