Sideソナタ
「『さあさあ遂に来たるべき時がやってきました!九州地区鹿児島代表を決めるガンプラバトルトーナメント決勝戦!
この決勝の舞台に勝ち上がって来たチームを御紹介致しましょう!
まずは地区優勝候補だったチームホワイトウルフを初戦で破り、その後も着々と駒を進めた初出場であるチームLapis:i!』」
「…」
白狼チームとのバトル以降ぱっとしない戦いばかりが続き俺達はそれぞれの奥の手を使う事も無くいとも容易く決勝迄駒を進めていた。
まあこのレベルだとあのチームが勝ち上がってこれていたのには納得だな。
「『そんな期待のルーキーと決戦の火蓋をきりますは前年度からの出場で惜しくもアクシデントにより準優勝であった千導学園のチーム・Mヴァンガー!』」
「フォー!」
「フッ!…」
「ど、どうも!」
実況のアナウンスで向こう側から三人の男性が現れる。
つうかその内の一人動きが凄くキメエ!?
そして出撃準備に入る。
「!来るぞ!」
「『おわっ!?』」
「『私が防ぎます!』」
戦場は宇宙ステージ…降り立って即刻ビームが飛来してきたのでガーネットのファントムがバタフライシールドを展開してなんとか防ぐ。
「腐っても決勝…やはり一筋縄ではいけないか!」
「『小手調べとはいえうちのショー・ジョーカーのガンダム4号機フルカスタムの狙撃を防ぐとはやるな!
漸くガチで戦り合えるってものだ!』」
敵チームリーダーから称賛のチャットが入る。
どうやら今の狙撃はあのキモイ動きをしてた軟体男が駆るガンダム4号機による高出力スナイパービームライフルによるものだったようだ。
最大出力で撃たれていたら危なかったな。
「一応聞いておくが実況が言っていたアクシデントとは何だ?」
俺はふと気になった事をMヴァンガーのリーダーに聞いてみる。
「『えっと…アイジ・セント、このガンダムCXブラスターブレードのファイターです。僕から説明しますね…実は…うちのチームリーダーであるカイジ・トジキさんは去年の決勝戦が始まる前に出場を蹴ってしまったんですよ…』」
GXの改造機を駆るちょっと弱気そうな少年がそう説明した。
「理由を聞いても?」
「『…なあに至って単純な理由さ…この地区のレベルが低過ぎてファイトする気が起きなかった…只それだけだ…』」
元のよりもかなり紅黒いガンダムエピオンを駆る向こうのリーダーはそう語った。
成程ね…周りがあまりにもレベルが違い過ぎて逆にやる気を喪失してしまったパターンか。
「『だがよ今回は違う…優勝候補といわれていたあの白狼を初戦で破ったお前達を目の当たりにして非常に戦いたくて仕方無いんだよ!
まずは俺のガンダムエピオン・オーヴァーロードがお前達を倒す!そして全国の強者達と戦いてえんだ!』」
「『うわあ…』」
向こうのリーダーの言葉にアンジェリカが若干引いてた。
「そういう事か…だが俺達という壁を崩せるかな?
ガーネットはあのエピオンを、アンジェリカは4号機を頼む!
俺はGXを相手する!」
「『うへえ…私がアレとやり合えってんの…』」
「『文句は駄目ですよアンジェリカさん、では先生さん行って参りますね!』」
俺が指示を飛ばすとそれぞれ動き出す。
Sideアンジェリカ
「『フォー!キミがこの僕の相手かい!』」
「とっとと倒す!」
「『そう簡単にいくかな?!』」
「なっ!?…」
キモイ動きをしていた4号機から本来無い筈の武装の数々が出現する。
「よりにもよって全部乗せえええ!?」
「『コイツの射撃の嵐、キミに掻い潜れるかな?』」
「おわっとと!?…」
5号機のガトリング、7号機の肩部キャノンを交互に撃ち、ビームスナイパーライフルで狙ってくる。
私はきちんと宇宙仕様にしているアンジェちゃんスペシャルトリニティエンジェルを吹かしながら回避する。
「こうなったら…ゴメンねクロエ!先に使わせてもらうわ!」
私はクロエがこの世界に来た時の事を考えて一足先に彼女専用に作っておいた武装の一部を借りる事にした。
「うらああああー!もっていきやがれやこらあああー!」
トリニティエンジェルの後部サイドにマウントしてある鎌を抜いてブン投げる。
続け様にトライデントも投擲して弾丸の嵐を処理した。
「『や、やるねえ~!…でも…』」
「余所見してていいのかしら?」
「『フォ?…』」
弾丸の嵐を掻い潜られても平静を崩さない4号機だったが私の一言で漸く気が付く。
自身の武装が斬り落とされていた事に。
「『フォオオー!?SDの武装でこの僕の弾丸を処理した上で尚機能が生きていた!?
ブーメランの様に舞い戻りながらこっちの武装を!?…』」
「そういう事!とっとと終わらせたいって言ったでしょう!
これでトドメよ!」
ラヴァーゴンハングの籠手部位をトリニティエンジェルの前面サイドに装着させて加速する。
「<ラヴァーゴントリニティブレイク>!」
「『フォオオー!?…』」
武装の甚大なダメージによって残ったスナイパーライフルさえも上手く扱えず反撃に出る事が不可能になった4号機に私は突撃した。
4号機はハングに貫かれて爆散したのだった。
ショー・ジョーカー
千導学園チーム・Mヴァンガーのガンダム4号機フルカスタムを駆る青年。
キモイ言動・動きで相手を翻弄するがアンジェリカの不快を煽っただけで逆に武装を失わされて敗北した。
ちなみにネタ元はデュエマのあの人。
ガンダム4号機フルカスタム
5号機、7号機の武装も搭載させており火力が大幅に向上している。