妖怪の山から出れる!と思ったら穴に落ちました。
どうも、龍輝です。
もう何なのか…穴に入ったら進むしかない!ない!
「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」と、なんか聞こえてきた。
どこから声が…?
「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああ!」
ガツンと頭に衝撃が…
「痛てええええええええええええっっ!!!???」
なに?なんなの!?
「ご、ごめんなさい!?大丈夫!?」
緑色の髪の幼女…こいつは…
「釣瓶落としか…懐かしいな…こんな感じの奴で鋏で俺の首を切ろうとしてきた奴がいたっけ?返り討ちにしたら泣いてたよな…」
「いや!?ちょっ!?それ私!?」
「は…?お前まさか…キスメか?」
「そうだよ!龍騎!?」
「そうだが?」
「龍輝~~!!!」
抱きついてきた。可愛いやつめ…
「そういや、地霊殿に行きたいんだけど何処から行けばいいんだ?ここじゃないだろ?」
「いや…ここを進んでいけばつくけど?」
え?うそ!?
「ラッキーだったのか…」
「良かったねー!私も付いていくよ!」
「あんがと」
まぁ、血にまみれた争いにはならないだろう…多分。
途中で目をギラギラさせた土蜘蛛とパルパル言ってる女の子がいたが土蜘蛛は無視、パルパル言ってる女の子は素直に誉めたらプッシューと音がして倒れた。
キスメにジト目で見られたが…悪いことはしてないはずだ!多分…
洞窟を抜けると街が出てきた。
喧騒が凄い。酒場が多い。喧嘩してる。
「とっても面白い所じゃねえか。」
オラワクワクすっぞ!
「面白くないよ?少なくとも普通の人間には…」
「いや、俺人間やぞ?」
「普通じゃないじゃん…力強いし、光速で動くし、空飛ぶし、寿命止まってるし。何処が普通の人間なのさ?」
…普通じゃないな。完璧に。
「しかも鬼の四天王と仲良いし妖怪に好かれまくるし旅のしすぎで魔法も覚えて弟子もとって、何処が人間よ…?」
「反論が…出来ない…」
「当たり前でしょ?反論させないもの。」
「くっ…」
そんなに話してたら地霊殿に着いた。
「ドアホンがあるし…流石だ!」
「これって何なの?」
「外から誰か来た時に押すボタン。中で音が鳴るから誰か来たって分かる。」
「へー…そんな便利なものがあるんだ…」
知らなかったようである。
まぁ、地底には異変の影響が無かったってことか…
ありがたいな。
ドアホンを押して待っていると赤い髪の女の子が来た。猫耳が生えてる。触りたいな…
「どーも!地霊殿へようこそ!どんなご用件で?」
聞いてくれて助かった。俺は理由を説明した。
「あ、じゃあ、大丈夫ですね!さとり様のところに案内します。」
案内してくれるというので先導して貰った。猫耳を触りながら。
「ふにゃっ!?」カワエエ…「ニャフッ!?」なにこれカワエエ…「ゴロゴロゴロゴロ」おっと、つい撫ですぎてしまった。案内して貰うはずが…何故!?
「すまない、撫ですぎた…この通り謝るから許してくれ…」
俺は土下座を実行した。きれいなフォルムで。
「ちょっ!?大丈夫ですよ!?その…気持ち良かったですし…」
何この可愛い生き物。
顔をほんのり赤くしてチラチラ見てくる。
ちくしょう!可愛い!!!
「兎に角…行きましょう…」
「あ、はい…」
動物のこころも読めるのだが読まないでおこ…
そう言うのも楽しいよ?
「この部屋にさとり様が居られます。妹様も居るので失礼のないようお願いします…」
まぁ、その必要も無さそうですが…と、小声で言った。
なんでだろ?そう思いながらドアをノックする。
「どうぞ…」
さとりの声だ。二日振りかな?この声を聞くのは…
こいしには三日ぐらい会ってないな。ちゃんとプリン家族で食べたかな?
「失礼します。さとり様、御客人です。」
猫ちゃんが先に入り俺が後から入る。
こいしは壁に張り付いていた。
なんか文字を書いているようだ。
さとりは書類を作っていた。
さとりのほうを先に覗いてみると、書類には、旧都の修復作業の書類だった。
旧都ってここだよね?
こいしの方を覗いたところ、ビビった。
紙一面に俺の名前とか怖すぎる。
こいつ、異変の影響受けてるよ…
気付かれる前にさとりと話を終わらせる。
「成る程、異変ですか…だからこいしがあんな風になってるんですね?」
「そ。だから邪な気を取るから…」
「ありがとうございます…すいません、本当に…」
「いや、大丈夫ですよ?そういえば巨大プリン食べました?」
「プリン?食べてないですね…お燐、貴女食べた?」
「はい、食べましたよ?さとりさまは食べてないんですか?」
「こ、こいし…」
「あはは…また作ってきますからその時は一人で食べてください。」
「ありがとうございます。本当に…」
「いやぁ、別にいいんですよ?と言うか僕のこころの声、今聞こえないでしょ?」
「え?…た、たしかに!!??何でですか?」
「無意識の力ですかね?」
「はい?」
「人間でも無意識の術を使えるんですよ?」
「いや、人間て…貴方は妖怪じゃ…?」
「人間です。」
「…え?」
本気で驚かれた今日この頃…