鞍馬天狗の帰還   作:みかん汁だったライター

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龍輝とフラン

 

 

 その話は咲夜から始まった。

 

 「妹様は何故あの妖怪にそこまで執着するのですか?」

 その言葉からレミリアは嫌そうながらどこか嬉しそうに語り始めた。

 

 

 

────────────────────

 

 あの時、フランが暴走して紅魔館の外に出ていってしまった。あの時は焦ったわ。朝陽が昇る前に一人の男に連れてこられたけどね。

 

 その後起きたフランは狂気の欠片もなかった。

 

 

 

 

        フラン(狂気)サイド

 

 私がお姉さまから逃げてたら、紅魔館から遠く離れてしまっていた。

 「お腹減った…」

 

 私は長距離移動でお腹が空いて我慢が出来なくなっていた。

 ちょうど近くの川に人間の匂いがする。

 「~~♪︎~♪︎~~♪︎」

 音痴な歌を歌っている人間…肉付きも良いし健康的な肉体をしているようだ。

 

 私はお姉様が良くごっこ遊びで使っている人間が怖がるというポーズをして脅かす言葉を放つ。

 

 「がおー!たーべちゃーうぞー!」

 「・・・・」

 その人間はキョトンとしていた。

 「・・・・・・・・・・・・・・・」

 「・・・・・・・・・・・・・・・」

 私たちは黙りこくってしまった。

 

 気まずいんだけど…?お腹減ったからこいつもう食べちゃっていいよね?ね?

 「あのー…なんか用かな?」

 「貴方を食べに来たの」

 は?という顔をしている内にこの男を押し倒す。

 「?」

 何故かこの男は押し倒されてるのに驚いた顔をしない。

 「喰われそうになってるのに抵抗しないの?」

 私は驚きと呆れが混じりながらそんなことを聞いた。

 「何?俺殺されるの?」と、そんな馬鹿な事をほざき始めた。

 「当たり前でしょ?この高貴な吸血鬼に血を啜られるのだからありがたく思いなさい!」

 「でも、君、二重人格だよね?多分今出てるのは裏の君でしょ?」

 「へぇ、よく分かるじゃないの。だけどあんたみたいな雑魚には勝てないでしょ?どちらかと言うと私の方が人格として強いんだから!」

 「じゃあ、ぶっ飛ばしていいってことかい?」

 「やれるものならや……ヘブッッッッッッッッ」

 そして私は気絶した。

 

───────────────────

 

 「あれま…弱くないかい?君…気絶しちゃったじゃないか。」

 こんな俺に負けちゃうとか……最弱の俺に……

 

 多分この翼と服装からして貴族…だよな?

 

 『千里眼』

 

 能力を発動して館的な物を探す。

 ・・・・・・・・・・・・あった。超分かりやすい館だった。

 真っ赤だもん。如何にも吸血鬼が棲んでそうな館だ。

 影移動してすぐ着くもんな。

 

 

───────────────────

 

 美鈴サイド

 

 私も妹様を探しに行きたかった。だが、メイド長の私をレミリアお嬢様は「貴女は屋敷に残って留守を任せるわ。パチュリーも居るからね…その世話を任せるわ。フランの事は任せなさい。」と、言われてしまった。

 そんなことを考えていた時に門に異様な気を感じた。それと一緒にフラン様の気もだ。

 私が急いで門の前に行くとフラン様と黒銀の髪色をした男がいた。

 「貴様…何者だ?」

 「この少女を拾ったんだがこの館のお嬢様じゃないかと思ってな…」

 その言葉を聞いた時には私は動き出していた。コイツを殺すために…

 だが、攻撃が当たる前に男は私の視界から消えていた。

 「危ないだろ?殺しちゃうから動かないでくれ?」

 頸元に黒く光る刀を突き付けられて身動きが出来ない。

 「んんぅ…あれ?美鈴?何してるの?」

 フラン様が起きてしまった。あれ…?狂気の気配がしない…

 「ソイツはちょっとおかしかったから狂気を吸収した…今は大丈夫…『今は』な?」

 どういう…こと?フラン様の狂気を取り除いたのか?

 

 「あ…」ボフッ   彼の顔を見た瞬間顔を赤くして…

 「キャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッッ」

 「アガっ!!」

 顎を殴った。

 「あ!ごめんなさい!?大丈夫ですか?」

 「痛くない!」

 いや、痛くないのかよ…私の身体を肉体強化しても           骨が折れるのに痛くないって…どういう人間なのよ…?

 「ただの人間ですけど?」

 「こころを読めるのですか!?」

 「ある程度読めるけど?」

 規格外な人ですね…

 『召喚「フェニックスオブフォー」』

 瞬間、魔法陣が展開され焔の鳥、フェニックスが4体召喚され四方向に飛び去っていった。

その四方向の内にお嬢様の捜している方向が有った。

 「何をしているのです?」私は彼にそう聞いた。

 「この館の主を捜して連れてこさせる。どうせこいつを捜してるんだろ?」

 合っていた。何故コイツは分かるのだろう。

 ゲホゲホ「し、師匠!お久し振りです!」ゲホゴホ

 「パチュリー様!何故!?お部屋にて大人しくしていろと……師匠?」

 まて、パチュリー様は今なんと言った?

 「待て、パチュリー…お前何故ここにいる?」

 「ここに住んでるのよ…」エッヘン

 「『棲んでいる』の間違いじゃないか?」

 「それは…」

 「しかももっと不健康になってないか?胸を張って言えることじゃないだろ?エッヘンじゃない!」

 「グググ…」

 「まぁ、これも運命か。」

 「そうよ!?」

 「取り敢えず動くな。喘息を治してやるから…」

 「はー…」ゲホゴホゲホケホ

 パチュリー様の喘息まで…何なのだ…この男は…

 「パチェー!今助けるわー!フランを傷付けた男よ!お前を殺してやる!」と、紅魔館の主、レミリア・スカーレットが帰ってきた。馬鹿みたいな勘違いをして…




パチェ「やっと私を出したわね?」
えへへ…すいませんでした…
パチェ「でも過去編だから現在の私じゃないから其処になおれ!」
へ、へへー!
パチェ「と、言うわけで!今日の夜は原神禁止!」
そ、それだけは勘弁を~!
パチェ「じゃあ明日のおやつ抜きで」
そ、そんなぁー!
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