河童の(可愛い)女の子は河城にとりというらしかった。
もう帰っちゃったけど…
さて、そろそろ夕飯の時間だろうか。
「行くか…食べに…」
深刻な顔をしてそう言った。
深刻な顔をしたのは気分だ!
あれ?何か烏天狗と白狼天狗が五十人程俺の前に集まってきたぞ?
「なんか用?」
聞いたところでその馬鹿どもはひとつの写真を見せてきた。
にとりが捕まっている写真だ。
「成る程ねぇ…」
実にめんどくさい。こいつらはにとりを人質に俺を連れていこうとしている。
いいね、ノッてやるよ。
記憶も戻ってきたな。
こいつらのお陰で嫌なことばかり思い出したよ。
あの糞鴉共…あとで潰そうか?
ま、とりまこいつらに連れ去られとこ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
現在天魔の屋敷前
馬鹿妹の家だ。
あー、焼き払いてぇ。
がまんだ、がまんだ!後でバ烏天狗どもをなぶるんだからな!
体力温存しとこ…て言っても全然消費されないから良いかな?
やめとこ、なんかダルいから。
「お入りなさいませ!」
糞駄天魔とのご対面だ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「久方ぶりじゃな、兄上…文も心配しておったよ…単刀直入に聞く」
いきなり天魔が聞いてくる。何を聞くんだ?
「何故儂等のところに来なかった?」
へー、そう言うことか。
こいつらはそこで怒っているのか…そんなこと、とか言ったら相手は傷付くから言わんがな
「さぁ、答えるのじゃ!」
「うるさい!」
ちょっと怒号を浴びせただけなのだが冷や汗をかいてるな。
何で?
「汗拭いときなね?」
一応そう言っておいた。
頷いて汗を拭き終わったところで話をし始めた?
「こちとらさっきまで記憶喪失だったんでね?お前らの事を覚えてなかったんだよ、このまま思い出さなければ良かったのにな…」
「え?今しれっと思い出さなければよかったとか言わなかった?」
「言ったよ?」
「いや!否定しようよ!」
否定しろだと?するわけねぇだろ!バカなの?死ぬの?
「だって今の山の天狗共ってドクズしかいないでしょ?だから今とてもそいつらを殲滅したいんだよね?いいよね?」
「いや!ダメだよ?」
えぇいいじゃん、別にさぁ…
「よし、じゃぁ、殲滅してくるわ!」
「いや!ダメだよ!?」
妹が何か言っとる…
「だが断る!」
「なぁーーーー!?」
よし、行くか…!
「くっつくな!」
「嫌だよぉーーーー(泣)」
いや!そこで泣くか!
「天魔なんだから泣くな!ボケ妹!」
ボケって言われた…とシクシク泣いてる天魔。
よし、今すぐ行こう!妹がこうなってるんだから慰めてやれよと言われるかもしれないけど別にこいつは慰めると調子に乗るから放置だ!
「あ!兄上がいない!」
部屋で泣いていた一人の天魔がまた泣き始めたのであった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
その辺彷徨いてれば天狗が来るだろ…
「いたぞ!天魔様の兄上様だ!」
さて、O☆HA☆NA☆SHI☆の時間だ。
「おいお前ら、牢屋は何処だ?話せば命だけは助けてやるぞ?」
「それはこちらのセリ フグッ!!!」
命を助けてやるって言ったのに…まぁ、命は奪わないけどさ…
拘束して、縛っておくだけだから。
O☆HA☆NA☆SHI☆の意味がなかったじゃん…悲しい…
そうだ!飛び回ればソニックブームで天狗共も吹っ飛ばせるじゃん!
あ、でも木々が一緒に吹っ飛ばされちゃうからな…やめとくか…
ふつうのスピードで探そ…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
木々の間を縫って飛んでたら牢屋見っけた。
此処だな。よし、救出作戦!開始!
「キュウリ味のビールいかがっすかぁー!」
そう言った後少し待ってみる。
「キュウリ味のビール!飲みたい!でも、牢屋の中だし…誰か助けてぇー!」
うん、ここっぽい…他の河童かもしれないけど…
穴ぐらのなかに牢屋があるみたいなので入っていく。
途中に白狼天狗が寝ていたので起こさないように毛布を掛けておく。
「あ、いた…大丈夫?にとり?」
牢屋のなかに膝を抱き抱えながら落ち込んでいるにとりがいた。
「めいゆー!!!なんでここに!!!???」
「助けに来ただけなんだけど?」
うっ…そんなキラキラした目で俺をみないでくれ!
胸がなぜか痛くなるから!
「ま、その辺の大天狗をボコしに行ってくるからおうちに帰ってな?アブねェから」
「私は子供じゃないから大丈夫だよ!?一緒に行こうよ!?」
「違う、そう言うことじゃない。」
俺は首を振って理由を言う。
「可愛い女の子にはグロい光景を見せたくないから…な?」
「カワッ!!??」
アワワワワワワワとするにとり。なんか変なこと言ったか?
「じゃあ、行ってくるからな?」
にとりにそう言って俺は大天狗共のところに行くのであった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
俺が大天狗共をボコしていると比較的強そうな気配がした。
なんか撃ってきた。
俺直撃!
「ふっ、口ほどにもない…」
「イタタタタタタタ…痛くない!」
「はぁ!?」
あれ?なんか驚いてるよ?
まさかこれが一番強い技な分けないよね?ね?
「くっっっっそ!龍星落としっっっ!」
あれ?これが最強の技?痛くなさそうだな…
「アバッフ!!!」
「や、殺ったか!?」
「少し痛かったようだ。」
「いやいや、何で痛いだけで済んでるんだよ!?」
「そうだ、お前に問おう!お前には天狗以外の側近はいるか!?」
聞いてみた。
「居るが…それがどうした?」
怪訝そうに尋ねてくる。
よし、お前良い奴やな!
「もう大天狗お前だけで良いと思う!こんなドクズ共要らないと思う!うん!要らない!燃やそう!」
そう言って俺はこいつらを燃やしました!
まぁ、悪心失くなるだけだけどな!
「なっ!お、おい!貴様!」
サラバ悪心、こんにちは良心って言う感じですね!
そうですね!
「龍星落とし!」
「ドバシッッ!」
「いきなり何するんだよ!ただ、悪心を燃やしただけだろ!こいつら元々修験者のくせして悪心が多いんだよ!」
「なんで知ってるんだよ!バカバカ!変態!ストーカー!」
「だれが変態だ!誰がストーカーだ!こいつらは俺をこの山から追い出した馬鹿なんだから!良いだろうが!強制的に改心させただけだ!」
「いや…それは…ていうかちょっとまて!追い出されたってまさかお前…いや…あなた様は!」
「俺は鞍馬天狗だけどなんだ?」
「ごめんなさい!!!!」
「いきなり謝るな!怖いわ!」
そうして天狗共の暴走する事件は終結したのであった。
「あ、妹放置したままだったわ。ていうか、俺夕飯無しかよ!ちくせう!!」