◯◯◯◯があって今にも死にそうなんだがどうすればいい?   作:電脳図書館

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第十四話になります!え、前回も言った?あれは第十三話でした・・・(修正済み)。
という訳でこの章の後半戦突入です。


COMPと悪魔召喚

異界攻略後命達と合流してことの次第をそれぞれの組織の上層部に連絡を取る。普通の合同任務のはずが必殺の霊的国防兵器絡みの事件になってしまい両組織の幹部陣は頭を抱えたそうだが結局ネオベテルの人員のみで相手をしたということもあり、依代の管理は巫女さんが行うことになったようだ。因みにタケミカヅチは依代の中で再生中とのことで厳重に管理しつつ、より早く再生が完了する様に促すとのことだ。ほぼほぼ上司に丸投げされた形になるがそれが上の者の仕事なので頑張って欲しい(前世で経験アリ)。封印を解いた存在は折紙によって神社そのものが消滅した為分からず仕舞いだった・・・そう言えば折紙が帰り道上空によく目を向けていたがなんだったのだろうか?

 

「ということてがあってな」

 

「あってなって狩谷君色々ハチャメチャだよね」

 

「まぁ相手が相手故仕方ないのか?」

 

「枢木神父がまた胃を痛めそうね」

 

「いやお前には言われたくないと思ぞ変態シスター」

 

上に仕事を投げて帰還してから数日後教会を訪れイリナ達にも合同任務のことを話している。

 

「ヤタガラス側からは何か言ってこなかったの?」

 

「特になしだ。寧ろ礼を言われたな、今回俺達と行動を共にしたメンバー達もいい奴らだった。機会があれば挽回のチャンスを下さいとまで言われたからな」

 

依頼で何度かメシア教と衝突したことがあるが同じ霊能組織でもここまで違うのかと感動してしまった。

 

「ふむふむ性格は良しと、因みにイケメンは居たかな少年?」

 

「退院そうそう聞くことがそれか。体格の良い漢って感じの奴がいたがそいつに思い寄せている子もいたからやめとけ」

 

「あら残念」

 

残念と言いつつも本気では無かったのか笑っているのは以前の事件でネオベテルが保護した本条二亜だ。彼女は俺が異界攻略中に退院し、この中野の教会に配属を希望して引っ越して来ていた。しばらくはこの教会で生活し、エクソシストの仕事でお金を貯めたらマンションなどで部屋を借りて機材を買い漫画家としての仕事をしたいのだそうだ。

 

「その前にイケメンの造魔を作って貰ってからだけどね!」

 

「ブレないなお前」

 

再び前を向く原動力がそれで良いのかと思わなくもないが悲観になられるよりはマシなので仕方ない

 

「まーねー。そういえば折紙ちゃんは?」

 

「今日はクラスメイトの女子数人とお出かけだってさ。曰く女子会らしい」

 

「折紙様も人間の世界にすでに慣れているようだな」

 

「ワシリーサを避けた可能性もある」

 

「ええ!?そんな!」

 

「ああ、有り得そう」

 

そんな雑談を続けていると俺と二亜の携帯が鳴る。ワンコールだからメールの様だが送り主はネオベテルからのようだ

 

「何!?COMP第一次生産分が販売開始だと!」

 

「うわ、その内だと思ってはいたけど等々発売されたか~。ネオベテル構成員なら9割引きだけど・・・それでも高い!いや、性能的に考えれば凄い安いんだろうけど!」

 

俺と二亜が騒いでいると他の三人もピンと来た様で話に加わる。

 

「COMP、確か悪魔召喚プログラムを使用出来る機械だったか」

 

「あ、知っているんだ」

 

「枢木神父から話は聞いているからな。こちらも割引価格で買えるとのことだ」

 

「それはまたデカい戦力向上だな」

 

「うーんでもまだ少し怖いのよね」

 

「デビルサマナーになるということはある程度魂が悪魔に寄ることになりますからね」

 

イリナ達は戦力としては理解があるようだがデビルサマナーになるリスクで悩んでいる様だ。サマナー自身も使役する悪魔相応のレベルが必要になる。あ、因みに今回の異界攻略で俺達もレベルが上がっている。具体的には

 

【ヤタガラス組のレベル】

 

桜花:Lv11→Lv14

命:Lv10→Lv13

千草:Lv8→Lv11

春姫:Lv4→Lv8

 

【神木家のレベル】

 

狩谷:Lv27→Lv33

折紙:Lv25→Lv33

アズール:Lv24→Lv32

スパルトイ:Lv22→Lv30

 

ついでに教会組は

 

【教会組のレベル】

 

ゼノヴィア:Lv25

イリナ:Lv23

二亜:Lv10

ワシリーサ:Lv36

 

神木家の中で俺だけ上昇分が少ないのは【ウチデノコヅチ】を受けたことのデメリットでボス戦の獲得経験値が半減しているからだ。ある種のボーダーラインである30レベルを超えた訳だが一気に上がり過ぎて感慨深さがないな。まぁそれはそうと

 

「あ、エイナ?うんうん、そうそう。仕事だぞ」

 

 

 

「という訳で第一次生産分のCOMP(スマホ型)をゲットした訳だが」

 

「あの受付の者はゲッソリしていたがな」

 

翌日俺とスパルトイは折紙に【トラポート】で送って貰って博麗神社にいる。消耗品を買い足したりCOMPも買うことが出来た。今回はそのまま悪魔召喚プログラムもインストールすると召喚する為の召喚場まで足を運んでいる。

 

「それで何体召喚するのだ?」

 

「二体だな。アズールとお前を入れて合計四体だろ?」

 

「なるほど【サバトマ】を併用しての同時召喚の限界までか」

 

「そうそう、それにいきなり沢山召喚しても持て余すだけだしな」

 

「それもそうか。確かランダムな召喚なのだったか?」

 

「基本はな。出来ればデバフ要因とか搦手が出来る奴が来てくれ!」

 

「うちは脳筋ばかりだからな」

 

スパルトイと共に希望通りの悪魔が来てくれるように祈りながら召喚を行う。まるでガチャだな

 

一回目

 

COMPの悪魔召喚プログラムの召喚機能を使用して目の前に魔法陣を発生させる。その光が最高潮になったタイミングで悪魔が召喚される。

 

「軍神 ヴァルキリー、個体名ロスヴァイセ召喚の求めに応じさせて頂きました!」

 

【軍神 ヴァルキリー Lv33】

 

召喚されて来たのは銀髪の白銀の鎧を身に纏う女性の悪魔だった。

 

「おお、ヴァルキリーか。軍神だと丁度俺のレベルと同じか」

 

「しかし確かヴァルキリーは物理アタッカーだったはずだが」

 

「あ、そういえば」

 

「ご心配は御無用です」

 

欲しい人材ならぬ悪材ではないので少し残念がるとロスヴァイセ胸を張って大丈夫だと主張する。

 

「こう見えてもルーン魔術が使えますし、私が生まれた時期は物理ではなく魔法を重点を置いていました」

 

「オーディーンが生み出したんだっけか」

 

「はい!特に私世代の個体は防御系の魔法を得意とするようにデザインされています」

 

なるほどバッファーか、元が戦士系なので魔法使いよりの魔法戦士として前衛もこなせるだろう。スパルトイも多少は出来るとは言え殆どの負担を折紙に背負わせてばっかりだったから丁度良いのかもしれない。

 

「なるほどつまりロスヴァイセは防御魔法が得意「あ、いえ攻撃魔法が得意です。ほぼ特化に近いですね」いやなんでだよ!?防御魔法が得意になるように設計したんだろ!」

 

「え、えーとその突然変異的なアレでして。適性がないわけではないのですけどそれ以上に攻撃魔法の適性が飛び抜けていまして」

 

ははと苦笑するロスヴァイセを見て頭を抱える。多彩な属性を使用できるのと機動力はそこそこだが身体が頑丈なこともあって折紙、アズールと差別化出来る点だろうか。おのれ火力役は間に合ってんだよ!!

 

「オーディンめ、ちゃんと設計調整をやっとけ!」

 

設計担当(オーディーン)に文句を言うと来てしまったものは仕方ないと諦め、二回目の召喚に賭けよう。

 

「お願いします!脳筋な悪魔以外、搦手が得意な悪魔来てください!!」

 

二回目

 

「我が名は邪神 バフォメット!我が呪殺の力汝に扱「「違う、そうじゃない!呪殺も搦手だけど違うって!!」」…え?」

 

【邪神 バフォメット Lv27】

 

呪殺による搦手(火力)に秀でたバフォメットを召喚してしまいスパルトイと口を揃えてツッコミを入れるとロスヴァイセはおろおろ、バフォメットは目を点にするという珍事が起こったのだった。

 

予定

デバッファーかバッファーの悪魔を召喚して対応力アップ!

 

結果

アタッカーを二体召喚してパーティーの火力が更にアップ!

 

「結局脳筋パーティーのままじゃねーか!!!」

 

 

 

同時刻の別所

 

「オーディン、あの神殺しの元に送り込んだヴァルキリーもっと潜入向きな子はいなかったのかい?」

 

「言うなクリシュナ。あの神社の結界や細工を考えると地脈や龍脈を使って召喚に干渉すれば弾かれた上に逆探知されかねん」

 

「しかし召喚という縁を結ぶ儀式が出来る以上神殺し個人の縁全てを排斥することは不可能。それをしてしまえばそもそも召喚自体が行えませんからね。まぁ縁全てを一時的にとはいえ断つなど難易度が高いのに加えてただの自殺行為ですが、生きることは縁を紡ぎ続けることと同義ですので」

 

「ミロクか。だからこそあの巫女も縁を阻むというよりも介入自体を防いだり逆探知を行える術式に力を回しているのだろう」

 

「しかしそれはさっきも行ったが地脈や龍脈を利用した介入の防御手段。元々あったいや、あるはずの無い我々との縁(・・・・・・・・・・・・・・・・・)を通して介入するなら問題ない」

 

「ただ不安定なものでな。どうにかヴァルキリーを一体送り込めるようにはしたがランダム性が強いものになってしまった。当世風に言えばヴァルキリー確定種別ランダムピックアップガチャという奴だ」

 

「幸いヴァルキリー達にはあくまで神殺しに力を貸すようにとだけ言って置いて良かった。下手にこちらと連絡を取ろうとすると側にいるあの天使が気づき兼ねないからな…あとロスヴァイセは能力と頭は悪くないのだが異端な上その…バ、天然な所があるからな」

 

『今絶対バカって言おうとしたね(しましたね)?』

 

神々と菩薩の緩い会話。

 

 

 

またまた同時刻の狩谷達が通う中高一貫校のとある部室

 

「・・・」

 

「おやだんまりかね?我が友よ」

 

「黙秘権はありませんわ折紙さん!」

 

「ライネスとルヴィアには関係ない」

 

「関係なくはないさ。君のクラスメイト兼友人、そしてこの【オカルト探偵クラブ】の部長、副部長としても名家のご令嬢兼魔術師としても大変気になる話だ」

 

部室で友人のクラスメイトの探偵二人に詰め寄られながら尋問され珍しくたじろぐ元天使。狩谷とスパルトイが召喚結果に頭を抱えている間にも世界は動いているのだ。

 

 

「待たせたな!さぁきなこパンを沢山買って来たからこれを食べて真実を吐くのだ!」

 

「それ君が食べたいだけじゃないのかい?ミス・十香?」

 

「この場合普通カツ丼では?」

 

「そこは関係ないでしょうに。意外と余裕ありますわね折紙さん」

 

…訂正探偵は三人いたようだ。




読了ありがとうございます!新しい仲魔とキャラが色々出て来た回でしたね。未来の自分はこのキャラ達をどうしてくんだろうね(未定)?出したいキャラをつい出しちゃうんだ(白目)。

探偵三人組
詳しいことは次回だが原作と年齢を変わっていて折紙と同じ中学2年生(13、14歳)となっている。因みに最後に出てきたキャラは本家様に今現在では設定でのみ出て来ているキャラですが引っ越し先が明かされていないのでこれ幸いと便乗しました。あ、本文にある通り三人目の探偵?というだけで他二人と違い魔術師ではありません。
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