◯◯◯◯があって今にも死にそうなんだがどうすればいい? 作:電脳図書館
召喚を終え、さぁ折紙に連絡取って帰ろうと思っていたのだがロスヴァイセが主人である自分が所属する組織の概要や実態、制度などを知りたいと願い出て来たので取り敢えず受付のエイナに説明を頼んだ。最初ロスヴァイセはキチンと内容を精査する出来る役人みたいな雰囲気で資料を見ながら話を聞いていた・・・のだが
「なるほど、このネオベテルという組織は霊能者だけではなく仲魔のサポートも手厚いのですね・・・すばらしいです!保険なども北欧と比べてもきちんとしていて~~~これはどうなのでしょう?」
「は、はいそれはですね~~~~~~となっています」
「な、本当ですか!?そんなにお得に!?」
気づけばすっかりキラキラした目でエイナの手厚い制度や保険などの説明を聞いている。
「なんかまるで仕事に疲れたOLが転職して新しい職場と元の過酷な職場との環境の違いに戦慄している光景を見ているかの様な・・・いやまんまだわこれ」
「北欧神話も世知辛いのだな」
「やけに具体的だな我が主よ」
そりゃ前世でいっぱい見たからね。サラリーマンの中にもいたけど
「狩谷様!ここはすごくサポートが手厚いすばらしい霊能組織ですね(満面の笑み)!」
「あ、うんそうだね(白目)」
本人が納得してくれたなら良かったよ。あと他の姉妹達も連れてこれないかしらとか言ってるけどそんなに業務環境悪いの北欧神話って?・・・何故か「んなことないわ!!」と反論する北欧の主神の姿が頭に浮かんだが果たして気のせいなのかなこれ。
「まぁ何だ・・・ロスヴァイセとバフォメットもだがコンゴトモヨロシク」
「「はい(うむ)!」」
そんなすったもんだもありつつ取り敢えず3体ともCOMPの中に入ってもらって折紙と連絡を取りトラポートで迎えに来て貰ったのだが様子がちょっとおかしい。バツの悪そうな顔をしている。何かあったのかと首を傾げていると
「ごめんなさい」
「へ?」
そう一言だけ告げられて一緒に転移した。転移した場所はいつもの自宅…ではなかった?
「あれどこここ?」
「ここは私達の部室さ。神木狩谷」
その声にとっさに折紙を抱いて距離を取る。この時に自分では特に意識していなかったが人間が瞬間移動みたいに現れたことに動揺した様子のない声で声をかけられたことで頭が戦闘モードに切り替わり腰の聖剣モードの聖槍を抜刀しようとする
「お待ちなさい!私達は争うつまりはありませんわ」
「え、そうなの?」
「そうです。ライネスもからかうのもほどほどにしなさい、こちらの事情も話さなくては」
「これぐらいは挨拶さ。それに見事な反射神経だ」
待ったを掛けたのは中等部の制服を着ていながら背丈が高く長い金髪の少女が、まるで小悪魔の様な笑顔を浮かべる少女を窘めている。
「どういう状況だこれ?」
「まぁまぁ取り敢えずきなこパンを食べるのだ」
いや、取り敢えずじゃないが?紫色のツインテール、君も君だがその大量のきなこパンはなんだ。この学校には時々きなこパンが購買から在庫含め全部無くなるという怪談があるけどさては君のことだな?折紙も疲れた顔をしながら目を逸らす…色々話したり聞かなければならないようだ。まぁ何はともあれ
「いただきます」
勿体ないからきなこパンを食べながら考えよう。
…魔術師金髪少女説明中…
「という訳なのです」
「「「モッキュモッキュ」」」
「ってきなこパンを食べるのに夢中になってませんわよね!というか十香も一緒になって食べるとかライネスが言ったように自分も食べる為に買ってきましたわね!?」
「いやいやちゃんと聞いてたから…ここに通って結構経つが初めて食ったな。あと意外と美味い」
「きなこの甘さとパンの相性がなんとも言えない」
「そうだろうそうだろう!」
「ほう、確かに思ったよりいけるな。きなこが上質なのかな?」
「やはり聞いていない!というかライネスも何を・・・もうこうなった私も食べますわ!」
さて、何故か全員で大量のきなこパンを食べている間に今聞いた話を整理しよう。
この部室は目の前の小悪魔美少女ことライネス・エルメロイ・アーチゾルテを部長として副部長のルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト、役職持ち以外の唯一の部員である夜刀神十香。この部活はオカルト、というか霊的現象を調査する部活なのだそうさ。当然なぜこんなのを作ったのか、そもそもマジで霊的現象にかち合った時大丈夫なのか?という疑問もあったのだがライネスとルヴィアはイギリスの時計塔の魔術師なのだそうだ。しかも両者とも中々の名家でライネスの家は時計塔のトップであるロードを務める人物がいるらしい・・・まぁ色々あって今は義理の兄が代理を務めていたり、借金があるみたいだが名の有る家であることは間違いない。で、そんなところのご令嬢が何で日本に居てうちの学校に通っているかということなのだが
「まぁ詳しくは聞かされていないんだけどね」
「そうなの?」
「ええ、取り敢えず安全な日本に渡れと。この町にはエーデルフェルト家の別荘がありますので最寄りのこの学校に通っているのですわ」
「で、そこを間借りしている私も同じ学校に通うことになったわけだ。因みに私は義兄上に言われたのだがね」
「・・・時計塔やイギリスに何か有った、いやありそうだから逃がしているのか?」
「だろうね、実際私達以外にも何人か名家の子息子女がこちらに渡っているよ。いやはや前代未聞さ」
どう考えても厄ネタの匂いしかない状況に聴こえるな。それで十香はどうかかわって来るかというと
「私がちょっと厄介なオカルトに巻き込まれたんだ。でも二人の協力もあって無事だったのだ!」
「あれは君の力によるものが大きいと思うけどね」
そのことが切っ掛けで仲良くなり、この様な部活を立ち上げたそうだ。半分くらい
「因みに狙われた理由は十香の豊富なマグネタイトと優れた霊的素質ですわ。こちらの伝手で調べて見た所元々彼女の家系は戦前まで"まともな"一神教のエクソシストの家系だったそうですわ。戦後こちらに帰依して四国の香川県に根を張ったそうですがその時にはほとんどの知識、技術が失伝していたようですわね」
なるほど、現代では一般家庭とほぼ同じ生活をしていたようだ。しかし、元の実家で祖母の死後霊的現象が多発、まぁ軽いポルターガイストレベルのものだったそうだがこの中野に数年前に越して来たのだそうだ。
「あれ、それ元実家大丈夫?」
「四国には規模の大きい組織の大社がある。軽いポルターガイストレベルなら大丈夫だろうさ、実際件の土地は大社預かりになっていたしね」
「ポルターガイストも沈静化しているようですわ。まぁこちらは特に魔術協会の代表でもないので下手に介入は出来ませんが」
「今ゴタゴタしてるみたいだもんな。本人はどう言ってる?」
「十香的には小さすぎて祖母のことをうっすら覚えてる程度だから祖母は兎も角家自体には特に思い入れはないらしい」
「モキュモキュ。ん?おばあちゃんのことか?おばあちゃんはよくお菓子くれたり頭を撫でてくれたのだ!」
記憶は朧気ながらも祖母には好意的な様だ。彼女としては思い入れの薄い元実家にこれ以上首を突っ込ませて友達に迷惑を掛けたくないという思いもあるのだろう。
「それはさておき、何で俺達のことをバラしたの折紙?」
「・・・嵌められた」
「へ?」
「まぁ説明すると私の目が魔眼でね。とはいっても大したものじゃなくて魔力に反応するってだけなんだが、探偵稼業では便利でね魔術や魔法の痕跡や魔力が籠った品を見分けたりできる」
「マジか・・・それでバレたのか?」
「いいや?物品は身に着けている間は結界や隠蔽の道具なんかで魔力を隠してたみたいだけど・・・流石に魔術的じゃなくて科学的な盗聴には気が付かなかった。盗聴と言うよりはボイスレコーダーの様なものだけど」
ライネスが机に置いたのは一つのビデオカメラ。もしかしてこれに仕込んでたのか?
「ビデオカメラを修理に出した時期があったがあのとき」
「お前のは故障してたのか、まぁ普通友人にボイスレコーダーでの盗聴機能が付いたビデオカメラを渡すとは考えないか」
「うん、完全に虚を衝かれた。二人は魔術師なのは分かっていたが、魔術師が一般社会に溶け込むのは普通のこと。やぶ蛇になるかと思って追求をしなかったことが悔やまれる。それに科学的アプローチは計算外だった」
「(科学を使うのは)義兄上の教えと言っておこうか」
「えぇ…」
折紙は気づいていた分悔しげな顔をしていて十香も申し訳なさそうにしている。盗聴されていたらそれはバレるわと思うが同時に盗聴を教えた(勘違い)義兄上とか引くんだけど…だがそれが本当なら疑問も生まれる。
「そもそも何で俺達に目を付けたの?」
「切っ掛けは正直カンですわ。折紙の義兄であるあなたがあるときから纏う雰囲気が変わったので。あれは命のやり取りをした者特有のものでした」
「そして転校生である紫藤イリナ、ゼノヴィア・クァルタは実は時計塔でもエクスカリバーの持ち主として名がそこそこ知られていてね。加えてメシア教の台頭もあり日本に拠点を移したという噂も入ってきていた。まぁその後すぐ高等部に編入されたと聞いたときは驚いたけどね」
「怪しんで調べて見れば最近立ち上げられた【万神連合ネオベテル・ウルトラスープレックスホールド】の一神教派閥に合流したとのこと。しかしメシア教のこともありますから信用がまだない彼女らを単独でこの街の拠点を任せるとは思えません。当然現地のサポート役兼監視役がいると踏みましたわ」
「なるほど。それでイリナと幼なじみであり、接点が無いはずのゼノヴィアが転校初日でも俺に知り合いのように親しくしてたのを見て怪しんだと」
そういうことだと二人の魔術師はうなずいた。よく見てやがる少々迂闊過ぎたようだな、とはいえ高真正面から切り出したというのはそういうことか。久々だなこういう本格的な交渉は前世以来か?
「俺達の正体を見破った経緯は理解した。ではそのカードで何をこちらに要求する?」
「…要求か、なんでそう思ったんだい?」
「よく云う。お前らはどこまで知っているんだ?」
折紙の数少ない趣味の一つがビデオカメラによる撮影だ。当然いつも携帯しているのだが盗聴機能が本当なら俺達やネオベテル側の事情のことをある程度範囲は絞られるが知られている可能性がある。ただ異界での出来事は下手な術式を積めば折紙に看破されるはずなので異界の法則から保護する術式が使えない以上盗聴できていないはずだ。ここで厄介なのはある程度は絞れるがライネスが手に入れた情報がどれだけあるのかわからない点だ。例を遊戯王で表すとライネス側の山札の枚数はルールで規定されているが今現在山札から引いたライネスの手札に何があるかは勿論、手札の枚数すら分からない状態だ。しかも手札が見えていない以上ブラフもまた有効。原作のようにリストバンドから追加の手札をイカサマで持ってきてそれっぽく言うことも出来る訳だ。
「私は知っていることだけ知っているよ。それを他人に言うかは別問題だが」
小悪魔の様な笑みを浮かべる。色々知っているが黙る代わりに交渉に応じろということか…ふむ
「別に言っても構わんぞ」
「うん、うん…へやぁ!?」
自身たっぷりの様子から一点して焦りだすライネスと一瞬唖然とした表情のルヴィアを見て思わず笑ってしまいそうになりながら何とか我慢する。不利な交渉など交渉するだけ譲歩を引き出され相手の思う壺、いっそ最初から相手の交渉材料を自ら手放して交渉そのものをひっくり返せば被害は最小限ですむ。先ほどの例で言えば手札が見えなくても手札抹殺なので全部墓地に送ってしまえばいいのだ。そしてこういう交渉をしてくる相手は捨てた物を対価として通したい要求がある。つまり相手は引けず逆にこちらが譲歩を引き出せるのだ。『最小限の損失で最大限の利益を得る』交渉の基本だ。
「いいのかい、君達や組織に情報が流出するぞ?」
「別に構わないさ。特に機密に関わっているわけじゃないしな」
自分はどちらかというとこの世界の住人達との方が関わり合いが深い。幹部と交流があるから勘違いするかもしれないが俺が知っていることなど他の構成員も知っていることが大半で外にいずれ漏れることは既定路線と言ってもいい。敷いてあげれば必殺の国防兵器絡みだが、そもそも異界で大半のことが記録されていないこととそもそもその時折紙が携帯していたビデオカメラは修理から帰ってきた自分の物の可能性が高いからだ。修理に出していたことを知らない以上戻ってきた日も知らないがもし借り物だった場合純粋に精査する時間が取れないのだ。異界攻略後は事後処理の聴取なので博麗神社に数日いたし、帰ってきたときもその日のうちに教会に顔を出して翌日に神社でCOMPを購入したのだ。こんな自由にしていることからわかるように学校は休日だ。そのため事前に返しているとは考えにくく、折紙を今日呼びつけて返してももらったとしても半日あるかどうかの時間で中身を精査し、交渉に挑むなどするわけがない。多少時間を掛けて精査したあとで交渉すればいいいだけなのだ。
「それに私生活でも恥ずかしい振る舞いは特にしてないし」
「豪胆だね。だが君達の素性は…」
「どうだろうな、信じるものがどれだけいるか」
【俺ら】の素性なのだが、異世界転生してきた奴らが全員霊能者の素質が高く組織を作るほど数多くいるなど普通は信じない。そもそも前世の話題の大半は喋る必要のない掲示板で情報をやり取りしているのでそれを示す情報などは少なくホラ話としか受け取られない。神殺しと折紙が元天使という事実も先程行った通り組織内で広く知られているためいずれ漏れていた情報な為誤差の範囲だろう。というか俺は彼女達が俺達をどうこう出来ないことなど初めから分かっている。
「どうこう出来ない?何故そう思うのかな?」
「いやだってここに十香がいる時点でそうだろう」
この子の純粋さは今日初めて会った俺でも分かるほどだ。その彼女の前で友人を騙したと言えば性格上怒るのが普通なのだが申し訳なさそうにするだけであった所を見ると事前に話を通していたと考えるのが自然だ。しかし彼女が聞かされたときに反対し、阻止しようとするはずだ・・・それが無かったことを考えると
「交渉内容は十香絡み、しかも下手すれば周りを巻き込む・・・といったところか。そうすると十香が巻き込まれた事件で覚醒した力が本題と見るべきか」
そう言うと観念したように溜息を吐かれた。やはり優しいな、そんな彼女達が友人である折紙を害することはないと思える。少し甘いと思うけどな
「やれやれ、全く君が部活に入って無かったら勧誘していた所さ。ご明察通り十香絡みだよ」
「お前達手を焼くのか?名家の令嬢だけあって二人も中々の手練れ・・・ああ、なるほど」
「どうしたのだ狩谷?」
「いや、お前も大変だなってな」
十香の頭を撫でながら考えを整理する。二人も手練れの魔術師がいながら十香が巻き込まれた事件では二人が頑張って、ではなくあくまで協力に止まっている。というかライネスが十香の力が大きいとか言ってたし・・・しかしそれほど強力な相手ならこう言ってはあれだが十香が覚醒しても碌に使いこなせていない力では焼け石に水というものだ。恐らく十香本人が何とかしなければならない問題なのだろう。しかしそんな大きなことがあればこの町の霊脈、龍脈、地脈といったものを掌握している折紙が気づかないはずがない。折紙が気づかず、かつ十香本人が何とかしなければならない事象、この世界がメガテン世界である以上思いつくのは一つだ。
「十香の力はペルソナか。認知異界に引き込まれたときに自らのシャドウに会い覚醒したんじゃないか?」
「おお、当たってるぞ!凄いな」
「なるほど!」
十香が言い当てた俺を素直に褒めて、折紙も納得が言ったように頷いた。折紙といえど何の事前準備や情報もなしに認知異界を察知するのは難しいからだ。
「初対面でいきなり力を言い当てられるとか普通は怖いものなのですが・・・えぇその通りですわ。貴方に声を掛けたのはそのぺルソナに問題が生じているからですわ」
「おいおい、勝手に進めるな・・・まぁここまで見破られたのなら素直に話す方がいいか。十香のペルソナは強力なのだが十香本人が全くコントロール出来ていないんだ。RPGゲームで言えば本人のレベルは足りないのに高レベル装備を無理やりきている感じが近いかな」
「うーんレベルに見合わない力が出せるものなのか?」
「普通の霊能力者や魔術師の家系なら余程異端の力に目覚めなければその様な事はありません。ただこれはまだ憶測なのですが夜刀神家の事情を鑑みるに十香は所謂先祖返りの可能性が濃厚ですわ。この場合最初から強い力が発現することがあるのだそうです」
「ふむ、交渉の内容は彼女を鍛えることか?・・・いや違うな。だとすれば普通に頼めばいいだけだ」
「そう、十香のペルソナの強さを考えると魔術協会としてはコントロール出来ない現状処理されてしまう可能性が高い。だから幾らか情報を操作しているが、ここで君達ネオベテルと繋がっていることがバレると色々まずい」
「情報操作ってのは大概パッと見て違和感を覚えさせず調べさせないことが主な目的だからな。情報の専門家が精査すればボロは出るわな」
「・・・そして情報を秘匿する最も簡単なことは知ってい人間を少人数に限定すること。ネオベテル、魔術協会に十香の力と鍛えてることを伝えなければいい訳か」
巫女さんから前に神殺し関係で釘を刺されたこともあるから隠し事はしたくないのだが、魔術協会がどう思うかだしな。情報はいずれ漏れるものとは言えせめてそれまでに自身の力を扱える程度にしなければ危険だ。で、そんな暴走しまくる力を抑えられてある程度信用できる存在として友人の義兄として俺が上がったわけか。
「分かった・・・ただ十香の力が制御出来るようになったらネオベテルに事後報告はさせてもらうぞ?そしてネオベテルの依頼で助力を頼むことも許可してくれ。ペルソナ使いは人材不足だからな、勿論報酬はキッチリ払ってくれるはずだ。あとはライネスとルヴィアには魔術協会の繋ぎと情報提供を要求することになるだろう。こっちもそっちで起こっているゴタゴタは把握しておきたい」
「なるほど、こちらとしては構わないよ」
「妥当な所でしょうね」
「う、うん?」
何か一名話の中心人物なのに分かっていない奴がいるが話がまとまり掛ける。これなら緊急避難的な感じであ、そうそう
「魔術協会の裏市場では高価な素材なんかが金やコネ次第で手に入るそうじゃないか。その市場にネオベテルが入れるように都合をつけてくれるか?勿論鍛えた後で構わない」
「抜け目ないね先輩は・・・」
「誉め言葉として受け取って置こう。最後に十香のペルソナを教えてくれるか?碌でも無さそうだが」
「ああ、勿論碌でもないさ」
ライネスは一呼吸置いて十香のペルソナとアルカナと教えてくれた。
「戦車 ナへマー。魔王様さ」
うん、厄介そうだな!
「所で家での折紙はどういう感じなのだ?」
「お、なら今度折紙の写真を集めたアルバムを見せてやるよ!小さい頃から現在まで数冊分あるけど」
「「えぇ・・・」」
契約を結んで早々早速約二名に引かれた気がする。
読了ありがとうございました!十香ちゃんは本家様では同じ姿で反転体に近い性格や口調をしている天使がいますので、ここの十香ちゃんは反転体の力は持つ表の人格の子になっています。そのお陰で現状まるでコントロール出来てないですけどね