◯◯◯◯があって今にも死にそうなんだがどうすればいい?   作:電脳図書館

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やべー前回誤字脱字多すぎやろ。自分で確認出来た所は直したけど今回はどうかな・・・。という訳で割と作りが雑な今作の第二話、お楽しみください!


信者と天使と神○○

「で、そうなったと」

 

「はい、まさか枢木神父の身内だったとは」

 

ゼノヴィアは申し訳なさそうに頭を下げる。説明を受けた神父ニキは視線を別の方向に移すと溜息をつく。その先には

 

「お前ノータイムで攻撃とか疑われることすんなよ!!」

 

「そ、そんなこと言ったら狩谷君こそあんなに悪魔の血の匂いぷんぷんだったじゃない!!」

 

幼馴染同士の喧嘩である。

 

「しゃーねーだろ装備やらシキガミは意外と高いから稼がないと!」

 

「お金お金って卑しいこと言わないで!?」

 

「こちとら命掛かってんだ!金で安全が買えるなら安いもんだろ!!」

 

「うう、でも幼馴染の宗派くらい覚えててよ!」

 

「宗派の違い何て素人に分かるか!!あとメシア教でもないのに狂信してんじゃねーよ!!」

 

ワーキャーワーキャー互いに口喧嘩を繰り広げている。

 

「何よ!こっちに帰ってきたら幼馴染が悪に染まってたと思った私の気持ちも知らないで!・・・でもそうじゃなくてよかった!!」

 

「だからそれ勘違いだろ!そんなん言ったら俺だって久々にあった幼馴染に命狙われて凄いショックだったんだからな!!・・・俺も殺さずに済んでよかったよ!」

 

喧嘩をしていた両者だがついに感極まって互いに泣きながら抱き合うという光景が展開される。

 

「殺し合ったのに勝手に仲直りしてる(白目)」

 

「うん、うん良かったなイリナ。アーメン」

 

「・・・え、この展開について行けてないの俺だけ?」

 

泣きながら抱き合う二人を見て思わず涙をこぼすゼノヴィアに見守っていた神父ニキは一人だけ置いて行かれている現状に愕然とするのだった。

 

 

「で、何で神父ニキのことを知ってたんだ?」

 

「え、切り替え早すぎないか?」

 

「狩谷君は相変わらず感情の切り替えが激しいわよね」

 

                 

                  ・・・神父ニキ説明中・・・

 

 

「つまりメシアの糞野郎共のせいで居づらくなった他の宗派の信者たちを日本で受け入れていてこの町も滞在地になったと。神父ニキはその窓口役なんですね」

 

「ざっくり言えばそういうことだ」

 

「ですが枢木神父、それなら神木狩谷のことを教えて下されば問題が起きなかったのでは?」

 

「!?そうですよ、何で教えてくれなかったんですか!!」

 

「イリナ落ち着け・・・やっぱり伝わってないようだな」

 

「「「ん?」」」

 

「シスターに先に伝えていたんだが・・・というかあのバカはどこにいるんだ?」

 

「シスターでしたら午前中から出かけたままですが?」

 

「俺のことを伝え忘れている・・・緊急事態でもあったのか?」

 

どうやらこの教会はイリナ達エクソシスト二人とシスター一人でやっていくようだがもしやメシア教の追手が?と心配していたのだが・・・

 

「帰ったわよ!!イリナちゃん、ゼノヴィアちゃん可愛い衣装がいっぱいあったわ!特に魔法少女の衣装がおすす「「くたばれ!!」」ぎゃふん!」

 

理由がバカバカし過ぎて神父ニキと一緒に腹パンした。

 

「紹介するこのバカがシスターワシリーサだ。こんなだが覚醒者で仕事では有能だ」

 

「いたた、酷い出迎えね。確かに私の伝達忘れがあったことは、認めるけど初対面の神木君まで殴らなくても」

 

「殴ったのが顔じゃないだけありがたいと思え」

 

「君も大分辛辣なんだな」

 

「狩谷君は男女とか関係なく殴る時は殴る人だからね・・・」

 

イリナが懐かしそうに頷いている。暴力もときには必要なのだよ。

 

「それで自分がこいつらの手綱を握れと?」

 

「あーそうなるな。本当ならシスターの役目だが、ダメそうだし」

 

「さいですか・・・あ、そういえば何でエクスカリバーが七つもあるんです?」

 

「ああ、ほらメシア教って昔っから世界各地の霊地を確保する様に動いていたろ?そこにエクスカリバーを持ち出してな・・・ただ当然アーサー王程使いこなせないし管理者であったヴィヴィアンを出し抜いて強奪したから。正式に譲渡されていない以上元々の性能に制限があったそうだからな。で、侵略しようとした地域を守護していた神性に折られた」

 

「ハハ、ざまぁ!!」

 

「まぁそのあと使い手は責任を取らされ処刑され、エクスカリバーの残骸だけヴィヴィアンに返却されたのだが、そのあと他の宗派に所属する錬金術師達が欠片から七本の聖剣が作られたんだ」

 

「しかもようやっと完成した七本の聖剣を嗅ぎつけたメシア教は「エクスカリバーはメシア教が所有すべき」とか言ってきたのよ!!」

 

「クズ過ぎて草も生えない。当然反発したよな?」

 

「勿論!抗争に発展したのだけど武力はメシア教の方が強くてね。結局負けに近い引き分けになっちゃったの」

 

「結果的に七本の内三本がメシア教、プロテスタントが擬態の聖剣、カトリックが破壊の聖剣を所有することになりました。もう一本、七本の中で一番強力な聖剣は抗争の中で紛失してしまったそうよ」

 

「あれもう一本は?」

 

「和平中に何者かに強奪されたの。今もどこにあるか」

 

皆から説明を受ける。まぁあれだ

 

「改めてメシア教は糞だと分かりました」

 

あとヴィヴィアンとアーサー王に謝れ。

 

「あ、仕事抜けて来たから帰らないと」

 

「そういえばこの近くにいたのここの教会の手続きして、別の仕事に行こうとしていた時でしたもんね。ありがとうございました。巫女さんにもよろしくお伝えください」

 

「ああ・・・割と心配してたしな」

 

そう言うと神父ニキは仕事に戻って行った・・・あの人社畜にならないといいが

 

「さて、俺も帰って夕食を食べるか」

 

「あ、夕食と言えば私達も食材を買いに行かないとな」

 

「そうね、シスターワシリーサ買いに行きましょう」

 

「ふふ、そうねここの教会に越して来た初日だし豪勢に・・・あ」

 

「・・・どうした?」

 

「えーと・・・足りない」

 

「「「はい?」」」

 

「その、今月掛かるであろう光熱費や電気代を考えると・・・食費がありません(てへ♪)」

 

「「「はぁぁぁぁ!?!?!?」」」

 

何で越して来た当日に足りなくなるんだよ!!いやまて、そう言えば帰って来た時に

 

「ま、まさかアンタ二人に着せる衣装とか小道具に!?」

 

「お店の方のセールストークが上手くてね」

 

「上手くてね、じゃないわ!!悪魔の口車に乗りやがって!」

 

「ど、どうするイリナ!!」

 

「む、無理よ!質素な生活にはご飯が数少ない娯楽なのよ!!それが一か月ないとか無理!というかそもそも生きていけないわよ!?」

 

「く、しかし流石に一か月の食事の施しをしてくれるところなどどこにも・・・」

 

「そうね、そんな優しい人なんてそうそう・・・あ」

 

「おいバカやめろ、こっちを見るな」

 

くそ、こっそり逃げようとしたのに!!って他の二人も超見て来るし!!いやいや今日一日なら兎も角一か月は流石に無理、というかにじり寄って来るなー--!?

 

 

 

「おじさん、おばさんお久しぶりです」

 

「イリナちゃんお久しぶりね、親御さんは元気?」

 

「はい、両親とも元気にアーメンしています!」

 

「元気にアーメンって何だよ」

 

結果、夕飯時に家に教会組が押しかけて来ました。前世からの欠点として身内に弱いのだ。まぁアイツらも飯の支度の手伝いはしたけど

 

「おお!!これが日本料理か!美味しそうだな」

 

「白米と味噌汁!日本に帰って来たって感じね!唐揚げも楽しみ」

 

「やけにテンション高いなおい」

 

「おじ様、よければお酌させていただきません?」

 

「はは、シスターさんにお酌して貰えるとは新鮮ですな。そちらも如何ですかな?」

 

「あら、ではご相伴に預からせて頂きますわ♪」

 

「こ、この聖職者飯たかりに来ただけじゃなくて酒まで飲む気か・・・!」

 

厚かましい程感情豊かな教会トリオは当然の如く俺の義妹にも絡んでいく

 

「あ、貴女が狩谷君の義妹の子ね?話は聞いてるわよ」

 

「・・・そう」

 

「む、義妹なのか?」

 

「うん、何でも隣の家に住んでいてよく遊び相手になってたそうなの。それでその子のご両親に不幸があって神木家で受け入れたって聞いたわ」

 

「イリナには教えてたな。自己紹介をするといい」

 

「・・・"今"は神木折紙。よろしく」

 

我が義妹白髪寄りの銀髪をはためかせて教会組を多少の挨拶だけで華麗にスル「可愛い!!!」ー・・・へ?

 

「可愛いわー折紙ちゃん!!!良かったら可愛い衣装を着ない?魔法少女やゴスロリもあるわよー--!!!」

 

「・・・兄さん」

 

「おいバカやめろ」

 

ドン引きした義妹のSOSを聞き二人の間に入ってワシリーサを押さえつける。こいつ本当に聖職者か?あと親父と御袋は笑ってないで手伝え!

 

                   ・・・2時間後・・・

 

「漸くかえったなあいつら。ワシリーサの奴ベロンベロンになりやがって」

 

「疲れた。何で連れて来たの?しかも一か月と聞いた」

 

騒がしい夕食を終えてワシリーサを担いでゼノヴィア、イリナが帰宅するとぐったりした俺と折紙は共に共同で使っている俺達の部屋でベットにダイブしていた

 

「経緯は分かってるだろ?教会の前からずっと"スマホを通話状態"にしていたんだから。ちゃんと利益はある」

 

「この町周囲の異界共同討伐、聖剣を保有する教会からの事後承諾可能の戦力の借り受け、キリスト教の対悪魔装備、消耗品の購入権利・・・確かに有用だと思うけど気を付けて」

 

「はい・・・まぁそれはそうと色々話してもらうぞ?」

 

「分かってる。と言うより帰って来たその日に騒動に巻き込まれたカリヤが悪い」

 

そんなこと言われても・・・因みに呼び名が変わっているのは単に普段がこちらで、切羽詰まった時などは兄さん呼びになるだけである。ワシリーサの性癖は緊急事態に該当したんだろうな。

 

「それを脇に置いて、話してくれ。折紙の前世について。"悪魔"の転生者のな」

 

悪魔の転生者、どういうことかと思うかも知れないがぶっちゃけ【俺ら】より歴史は古い。特にパワーインフレと名高いインド神話が有名で、神様が人に転生する神話は世界に数多い。折紙はそういう意味での転生者だ。

 

時は俺が修業に出発する前日に遡る。

 

『それじゃお兄ちゃん行ってくるわ!お土産は何がいい?』

 

『特にいらないその代わり話を聞いて欲しい・・・カリヤ、いや兄さんは転生者?』

 

『・・・どうしてそれを?』

 

『否定はしないの?』

 

『お前が問い詰める時は証拠もバッチリ揃えてるだろ?俺と同じご同輩・・・という雰囲気じゃなさそうだ』

 

『正解、私は神話で語られるような転生者』

 

『まさか・・・悪魔が人に?』

 

『流石察しがいい』

 

普段はキリっとした顔が妖艶な笑みを浮かべたのを今でも覚えている。

 

「覚醒したら詳しく話すとのことだったが」

 

「覚醒していなければ危険。私だけじゃなくてカリヤにも言えること」

 

「まぁ其処ら辺は分かるけどな」

 

「それから契約をして欲しい。私はとある存在が緊急避難目的で転生した転生体」

 

「なるほど、健在だとバレる訳にはいかないと」

 

「その通り、だから契約してくれると約束してくれるなら今話せる範囲を話す」

 

「話せない所もあるのか?」

 

「今私は力の大半、正確には本来の私に特に強く紐づいた力を封じている。これは敵対存在に私の存在を隠し、誤魔化す為。その都合上私の真名も封印している。他者に漏らすと封印が緩みかねない」

 

「本来の自分のことは話せないと。種族もダメなのか?」

 

「それなら大雑把になら大丈夫」

 

「ふむ、では種族は?」

 

「天使」

 

「・・・はい?」

 

「高位の天使」

 

「グレードアップしろとは言ってない(白目)」

 

ちょおおおおお!!!!天使とか完璧地雷やんけ!?

 

「・・・何で転生を?」

 

「四大天使との戦いに敗れて」

 

「・・・ん?どゆこと?」

 

                  ・・・義妹天使説明中・・・

 

「なるほど。つまり天界でメシア教派の天使達と対立していざバトって見たら穏健派連中は傍観、着いて来てくれた他の天使も少数。そして要のお前もとある理由で不調で苦戦していた所に不意打ち気味に四大天使が正式にメシア教側に着いてその勢いで倒され封印 or 洗脳の二択だったので一か八かの人間に転生か」

 

「念の為転生の準備をしていたのが功を奏した。ただ咄嗟の転生だったから色々と調整不足、本来なら高位分霊としての転生を計画していたが"本霊"ごと転生することになった。この場合力の総量は遥かに大きいけど存在を隠すには分霊の名前では役不足。なので大幅の弱体化になるが真名を封印している。固有能力以外なら多少ではあるが天使としての力も使えなくはないけど」

 

確か人間界に来てるのが魔界などの本霊から分離した分霊だったか。

 

「本霊、つまりお前その天使本体かよ・・・」

 

「そう、だからメシア教側に着いた天使に捜索されているはず」

 

「見つかったらやっぱヤバいんだよな?」

 

「・・・そこらの天使なら兎も角大天使クラスになると封印を解いたとしても現状だと五分が良い所。それ以上力を引き出そうとするとこの身体が持たない」

 

「まぁ人間になった時点で大幅な弱体化みたいなもんだからな。不調だったとはいえ本来の姿でも勝てなかった戦力相手は流石に無理か」

 

「でも手がないわけではない」

 

「え、マジで?巫女さん達の組織を頼るのか?」

 

「将来的には力を借りたい。でも今はまだ頼れない」

 

「何で?」

 

「信用が足りない。特に天使の」

 

「ぐうの音も出ない正論」

 

「まずは信用を積み重ねる必要がある・・・自分で言うのもあれだけどカリヤは何でこの話は本当だと信じるの?」

 

「ん?そりゃキリスト教だからメシア教と同じ訳じゃないのは神父ニキから聞いてたし、あと折紙緊急時や重要な話するときは兄さんっていうじゃないか。昔はお兄ちゃん呼びだったけど」

 

「・・・そうなの?」

 

「お前兄妹になってもう5年になるだろうに気づいて無かったんか・・・」

 

「コホン、それはそうと話した以上契約はして貰う」

 

「いやいや確かに聞いたけどお前がベラベラ喋ったんだろうが!!お前はバトル前に計画を説明して『計画を知った以上生かしては置けない』とか理不尽なことを言う悪役か!・・・一つ聞きたい」

 

「何?」

 

「5年前、折紙が鳶一折紙だったときの両親が亡くなった事故・・・あれはもしかして悪魔関係じゃないのか?その時はこんな世界だと知らなかったが、今思うと不自然な点がある」

 

「・・・今は言えない」

 

「ということは何かあるんだな?お前が力を使えなかった理由が。ならいいよ」

 

「どうして?責められてもおかしくないのに」

 

「おいおい伊達にずっとそばに居たわけじゃないんだ。元がどうだろうと義理だろうと最初から自分の妹を信頼しない兄はいないのよ」

 

笑顔を浮かべながら折紙の頭を撫でる。

 

「そういえばずっと一緒にいたのも意味あったのか?」

 

「あると言えばある。高い霊的資質を持っていたカリヤの護衛、この家は私が結界を貼っていて悪魔に目に付かれ難いのといざと言う時の防御にも役に立つ。基本一緒にいたのは外では近くにいたのはそれと同じ効果のある簡易結界の都合上。でも外出時だけじゃ不自然だから家の中でも一緒にいた」

 

「え、それじゃ俺と同じ中高一貫の学校に行ったのも?」

 

「そう」

 

「移動教室でいつの間にか現地にいて一緒に回ったのも?」

 

「そう」

 

「それぞれ部屋を貰えるようになったのに頑なに俺との二人部屋を希望して同じベットでいつも寝てるのも?ついでに寝間着も色違いだし」

 

「そう」

 

「折紙が中二なっても未だに一緒にお風呂に入ってるのも?」

 

「そう」

 

す、すげー、全部真顔で肯定しやがった!?正直ベットや風呂の件はする必要はあるのか分からないが多分天使的に風呂とベットを一緒に入れば仲は親密だ的なズレた思考なんだろう。そうか・・・

 

「そうか、てっきり兄として好かれているかと思って「特に冷遇されてもいないのに嫌う理由はない」そ、そうか?なら良かった」

 

食い気味に来たなオイ。

 

「というかそもそも俺は何をすればいいんだ?」

 

「さっき手がないわけではないと言った。つまりその手があなた」

 

「んん?しかしな・・・俺如きにそんな大層なことでき『お願い、お兄ちゃん!』おっしゃお兄ちゃんに任せなさい!!・・・あ」

 

つい言ってしまった一言を聞いた真顔だった折紙が小悪魔の様に微笑む、おのれ天使の癖に!!

 

「ず、ずっりぃぃ!!久々にお兄ちゃんとか言われたらこう言っちゃうだろ!!」

 

「カリヤは身内に弱いことは把握済み。さぁ契約を」

 

「おいおい迫って来るなそれと某魔法少女の糞生物と同じことを言うんじゃありません!!今思えばあれこの世界で作ったの多分同胞だろうな!?」

 

「私と契約して○○○になってよ」

 

「言うんじゃありません!!というか○○○って何!?三文字?俺三文字の何かになるのー-!?」

 

「兄さん・・・お願い」

 

「・・・そんな潤んだ目を向けて来るなよ・・・あーもう分かったよ」

 

覚悟を決めろ。多分絶対間違いなく厄ネタだがやるしかないのだ!!俺はお兄ちゃんだぞ!!

 

「ありがとう、それじゃ顔をこっちに」

 

「はいはい」

 

「うん、そのまま・・・ん」

 

そのまま顔を固定され折紙が顔を近づけて・・・はえ?

 

「んん~~~!?ぷはぁ!?おおおおお、折紙さん!?何故にキスを!」

 

舌まで絡ませて来たのだが、俺達義理とは言え兄妹なんですけど!!

 

「これで契約は完了、内容は二つ。一つはメシア教との戦い、そして本命の二つ目はとある存在をその本霊ごと殺すこと」

 

「あ、あれ?本霊って確か殺せないはずじゃ、精々ダメージを与えられるかどうかだった・・・気・・・が?」

 

身体が、熱い・・・頭もフラフラして、意識を保てない・・・

 

「お、お、り、が、み?」

 

「大丈夫、今は眠って。身体を少し作り変えられているだけだから。朝には全部終わって目を覚ます」

 

いやいや、ヤバいってそれ!?身体を一部とはいえ作り変える程のこと・・・悪魔、本霊、殺す、人間、三文字、なんだ何かを忘れている様な。人間が"神すら内包する悪魔"を殺し切ることが出来る。たしか、それはと僅かに動く眼だけを折紙に向ける。イリナ達を見送った開いた窓からは綺麗な満月が見え、それを背にし月の光を帯びた義妹の姿は神々しさすらあった。

 

「神木狩谷、私の義兄。その名の通り神すらも狩り殺す為に」

 

深呼吸をするように一拍置いて再び天使/義妹が言葉を紡ぐ。

 

「私の"神殺し"になって」

 

ああ、糞、やっぱり天使が持って来る案件なんて厄ネタじゃねーか。引きつった笑みを浮かべながら一言も発することすら出来ずに俺の意識は闇に溶けて行った。




簡単なキャラ紹介

【神殺し 神木狩谷 Lv8】
ステータスタイプ:速・魔型
本作の主人公。17歳男性で高校二年生、因みに住まいは東京都中野区。場所のせいもあるが作者の腕の都合上これから作中時間週一ペースで死に掛けることが確定している苦労人。因みに作中よりレベルが上がったのは教会でのバトルの影響。その時使わなかったスキルと今回のレベルアップで取得したスキルは後日お披露目。
防御相性:破魔無効 呪殺耐性 火炎・氷結・電撃・衝撃耐性(加護により取得) 睡眠・混乱・魅了・幻惑・封技・毒耐性(加護により取得)
能動スキル:【貫通撃】【メギド】【スクカジャ】【???(未使用スキル)】
自動スキル:【武道の素養】【猛反撃】【物理無効】【???(レベルアップで取得)】【万能プレロマ(加護により取得)】
汎用スキル・その他:【槍術】【格闘技】【剣術】【盾術】【無名天使の加護】【神殺し】

・加護の効果が色々おかしいが与えた本人曰く真名を封印している為無名になり、加護で与えられるスキルの数、質が低下しているとのこと。
・神殺しは作中や原作で語れた力の他に恒久的に全パラメーター+5という能力。その代わり神性関係の悪魔の目を付けられ安くなる。やったね(白目)
・武器は組み立て式改造霊槍。狩谷はこれを1秒未満で組み立て、バラしが可能。

【元天使 神木折紙/■■■■■ Lv■■】
ステータスタイプ:■型
本作の主人公の義妹。詳しくは本編参照だがまだ謎が多い。因みにモデルはデート・ア・ライブの鳶一折紙で姿も酷似している。元天使でその正体が今作の謎の一つ(迫真)。いやー元ネタ的に元とはいえ仇である精霊達が使う天使にするとかちょっと鬼畜やったかな?(折紙が奮闘するアニメ一期、二期を見ながら)
詳しいステータスは現在封印中の為アナライズ系の能力でも閲覧不可となっている。
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