◯◯◯◯があって今にも死にそうなんだがどうすればいい?   作:電脳図書館

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第二十六話となります!今回は狩谷の出番はありません。それとカーリーとロスヴァイセの装備品はネオベテル産のものは悪魔用の調整を受けていて、あの剣と指輪は異界で発見した装備品の為悪魔でも装備出来る感じです。・・・まぁ悪魔は装備品を装備出来ないというルールを本家様を読み返した時に思い出しただけ何ですけどね、ええ(白目)。


中野区の戦い

外を見下ろすと既に複数の戦線が出来ている。先ほど隠し通路から急行した教会組も合流して来てカリヤの戦い以外ではこちらが優勢になっているけど・・・まだ油断は禁物。

 

「ニア、状況報告」

 

【覚醒者 神木折紙 Lv45】

 

「はいはーい!【ラジエルの書】お願いね」

 

【悪魔変身者 本条二亜 Lv25】

 

ニアはレベルが他より低いこともあって私の傍で全体のサポートを行って貰っている。

 

「今戦っている戦線は三つだね。一つ目は白織ちゃんとワシリーサさんがこの家の結界の出入り口である門の防衛だよ」

 

【神木邸門前】

 

「【マリンカリン】!あ、あの援軍に来てくれてありがとうございます!!」

 

【妖虫 アルケニー Lv45】

 

「気にしないで白織ちゃん・・・それはそうと後で頼みたいことがあるのだけど」

 

【超人 ワシリーサ Lv50】

 

「頼みですか?」

 

一見するとただの雑談だがワシリーサは【衝撃ギガプレロマ】【マハザンダイン】、白織は【初段の剛力】【二段の剛力】【物理ギガプレロマ】【物理サバイバ】【狂い咲き】【呪いの還元】【猛毒使い】【毒追撃】【獣眼】【ベノンザッパー】で門に寄って来た敵を一掃しながらの会話だったりする。

 

「貴女のスパイダーシルクでイリナちゃん達の魔女っ子衣装を作って欲しいのよ!」

 

「はい!?」

 

襲って来た悪魔の顔面を拳で砕きながらこんなふざけたことを言うのだから余裕はあるのかもしれない。

 

「それいいんですか!?」

 

「この前買った衣装は戦闘に耐えないって理由に来てくれませんでしたから。戦闘用に作って欲しいのです!」

 

「えぇ・・・でもやっぱり「それじゃ白織ちゃんが着る?」お任せください!!」

 

この女、自分を巻き込まれない様に速攻で身内を売った。まぁいい歳して魔女っ子になるなんて拷問以外のなにものでもないのだろう。

 

「嬉しいわ。さぁ早く制作作業に入る為にもちゃっちゃっと片付けましょう!」

 

「・・・ハイ」

 

 

 

「・・・」

 

「・・・」

 

【ラジエルの書】で得られる情報には会話内容も含まれる。つまり私はこれからニア達が辿る運命を知ってしまった様だ。私は彼女に肩に手を置いて

 

「どんまい」

 

「こ、この歳で・・・魔女っ子・・・!?」

 

コスプレは自由だが流石に一部は常識的に適正年齢があるのだと項垂れるニアを見てこの時初めて知ったのだった。

 

 

「き、気を取り直して次行こうか!」

 

「空元気」

 

「ちょそういうこと言わない!次の戦線はカーリー、ロスヴァイセ、アズール、バフォメット、ゼノヴィア、イリナだね。上空は抑えてるし三つの組織を分け隔てなくぶちのめしてるよ」

 

【神木邸上空】

 

「空は完全に抑えたな」

 

【邪神 バフォメット Lv42】

 

「えぇ、こちらも地上を援護しましょうか」

 

【造魔 アズルニール Lv44】

 

「主にはいいのか?」

 

「邪魔するのは悪いわ」

 

バフォメットの提案をアズールが却下する。基本的に造魔は主人を守る為に戦うと狩谷から聞いていたので訝し気な表情と共に疑問も湧く。

 

「ほう、造魔なのに主を思わないのか?」

 

「まさか」

 

【コンセントレイト】【初段の賢魔】【二段の賢魔】【三段の賢魔】【氷結ギガプレロマ】【氷結サバイバ】【氷結プラーナ】【氷結エンハンス】【龍眼】【フブダイン】【トリガーハッピー】【銃撃ブースタ】など相手ごとに属性を変えて弱点を突ける様に狙撃しながら笑みを作る。

 

「でも幹部クラス三人と同時に戦える何てまたとない機会よ。強くなるために利用しない手はないわ」

 

「・・・前から思っていたが何故貴様と妹君は主を強くすることに拘るのだ?我らに隠していることがあるのではないか?」

 

【コンセントレイト】【初段の賢魔】【二段の賢魔】【三段の賢魔】【呪殺ギガプレロマ】【呪殺サバイバ】【呪殺プラーナ】【呪殺エンハンス】【マハムドダイン】を片手間に行いアズールの疑いの目を向ける。

 

「意外にも主人思いなのね・・・確かに隠していることはあるわ。でも今は話す時じゃないというだけのことよ」

 

口元に人差し指を立ててアズールはそれ以降口を噤むのだった。

 

【神木家周囲の道路】

 

「ゼノヴィア!」

 

【聖剣使い 紫藤イリナ Lv36】

 

「お、おのれ異端者が!!」

 

イリナは【緊縛追撃】【狂い咲き】【物理プレロマ】【バインドクロー】でダメージを与えつつプリンシパリティを拘束することに成功すると止めの一撃をゼノヴィアに託す。

 

「貴様らにだけは言われたくはない!!」

 

【聖剣使い ゼノヴィア・クァルタ Lv37】

 

プリンシパリティの言葉に怒りを抱くと【物理ギガプレロマ】【物理貫通】【物理サバイバ】【怪力乱神】を発動させデュランダルで両断する。

 

「それにしても敵の数が多いな・・・」

 

「そうね、私達を含めて四勢力の乱戦だし」

 

自身の顔に浮かぶ汗を拭うゼノヴィア、イリナも次々と敵が襲い掛かる現状に辟易しているがまだ両者共目は死んでいない。

 

「でも狩谷君やその仲魔も頑張っているんだから負けてられないわ!」

 

「ああ、その意気だ!」

 

呼吸を整えると迫りくる天使やエクソシスト達に今度はこちらから攻め立てて行く。

 

【神木邸周囲のコンビニ前】

 

「ああ、勿体ない!?」

 

【軍神 ロスヴァイセ Lv43】

 

ロスヴァイセはファントムソサエティのダークサマナーとその仲魔と対峙している。こちらも数では優に相手が勝っているが原作と違い相手にCOMPが無い分数はまだマシと言えるだろう。

 

「このコンビニ今日は肉まん30円引きだったんですよ!!」

 

『いや、知らねぇよ!というか勿体ないってそれのことかよ!?』

 

肉まんのケースに魔法で吹き飛ばしたダークサマナーが頭から突っ込んで台無しになった自体にショックを受けたロスヴァイセにツッコミを入れるダークサマナー達。そして悲しみは段々と怒りに変わっていき

 

「もう許しません!これ以上この街を無茶苦茶にさせませんよ!!」

 

この部分だけを見るとまるで正義の味方の様に怒りをあらわにする。

 

「えぇ…」

 

「字面だけ見れば正しいこと言ってるんだけどな」

 

「さっきので意味変わってくるよ!」

 

「美人だけど嫁にしたくないタイプだ・・・」

 

それを見て先ほどと同じノリでツッコミを入れるダークサマナー達。しかし最後の言葉がロスヴァイセの逆鱗に触れてしまった。

 

「嫁に・・・したくないですってーーーー!!!!」

 

「おい、街云々の時よりもキレてるぞ!?」

 

「だまらっしゃい!ヴァルキリーの妹達(後続機体達)からは『美人で頭脳明晰でお強くて素敵です』と言われて、ちゃんと戦闘だけじゃなくてお化粧とか美容、作法とかも勉強しているのに!!!何で故郷では勇者の一人もものに出来ないの!!」

 

故郷のトラウマを刺激されたロスヴァイセはいまだかつてないほど荒れていた。それにたじろぐダークサマナーとその仲魔達。

 

「い、いやほら。自分から告白するのも「しましたよ!!大昔ですけど!」あ、したの?」

 

「勿論幾らこっちが好きだからって何もせず思いを伝えるとかの愚行はせずに事前に何度もアピールしてから告白しましたよ!それなのに『え?・・・ごめんそんな目でお前を見たこと一度も無かった』とか言われたんですよ!?!?」

 

「うわぁ」

 

「一番辛い奴じゃないか」

 

「しかも『今は武しか興味がないんだ』とかかっこつけて振った癖に半年後私と同期で友人のヴァルキリーとデキコンしてぇーーーー!!」

 

『お、おう・・・』

 

最早泣き声になっているがリアル過ぎる恋愛歴にちょっと引かれながらも敵からも同情されてしまっている。

 

「ぐす・・・何ですかその顔は・・・どうせそんな泣き言言う性格だから振られたと思ってるんでしょう!!」

 

『思ってないから!?』

 

「いいですよ・・・こうなったら覚悟を決めました!初対面から考えていましたが・・・マスターをものにして今度こそ恋人作って結婚してやりますよ!!」

 

「そ、そうですか」

 

「その為のアピール・・・あの勇者にやったのだけじゃ足りない。もっと印象強く・・・!」

 

「えっとそういうのはこの戦いの後に」

 

「そうですね・・・では戦いに置いてのアピールをしましょう」

 

『へ?』

 

戦いに置いてのアピール?と小首を傾げている敵を尻目に上空には無数の魔法陣が浮かび上がる。

 

「同じPTだけで考えても単純な魔法火力と仲の深さでは折紙様に及ばず、射程と距離感の詰め方ではアズールさんに勝てず、妨害能力と生産能力では白織さんの足元も見えず、物理火力と頼もしさではカーリーさんとは勝負にもなりません」

 

「め、目が超ギラついてるんですけど!」

 

「私の強みは・・・プライベートではまだ思いつかないけど戦闘に置いてなら分かるわ!」

 

【初段の賢魔】【二段の賢魔】【三段の賢魔】【魔術の素養】【原初のルーン】【火炎プレロマ】【氷結プレロマ】【電撃プレロマ】【衝撃プレロマ】【火炎プラーナ】【氷結プラーナ】【電撃プラーナ】【衝撃プラーナ】【マハラギダイン】【マハブフダイン】【マハジオダイン】【マハザンダイン】

 

「私の強みは複数の属性魔法攻撃を多重発動と!」

 

『ギャーーーー!?!?』

 

「その魔法のコントロール力よ!」

 

ダークサマナーとその仲魔達を吹き飛ばしていたが、周りの建物や道路の被害はかなり少なかった。ロスヴァイセの魔法コントロールの高さが伺える。

 

「・・・でもプライベートじゃ家事も覚えたて出し、唯一マシな外見もそもそもマスターの周りにいる女性達のレベルが高い・・・はぁ」

 

狩谷が恋愛に鈍感なこともあって難儀な道だなと溜息を吐くのだった。

 

【神木邸の近所にある川の橋】

 

「こんなものか?」

 

【地母神 カーリー Lv44】

 

メシア教のエクソシストと天使を退けたカーリー。悪魔変化する前は仲魔達の中で置いて行かれると心配していたが現在では戦闘能力ならトップに立っている。まぁ折紙には接近される前に吹き飛ばされてしまったりする訳だが。

 

「見た目にそぐわずやる様だな」

 

「む・・・そなたは」

 

橋の向こう側からベルセルクを先頭にファントムソサエティの悪魔達が迫るがカーリーは寧ろ笑みを浮かべる。ただでさえ悪魔変化で好戦的になっていたが度重なる戦闘でさらに熱くなっている。

 

「我が名はベルセルク、その首を頂きに来た」

 

【妖鬼 ベルセルク Lv40】

 

「ほう?女子である妾相手にこれほど数を揃えるとは英雄の名が泣くぞ」

 

「抜かせ、背後に天使とエクソシストの山を築いて置いて良く言う。私と言えどタイマンでは倒されるだけよ・・・とはいえ不本意なのは事実だがな、主の命令だ。任務達成を優先させて貰おう」

 

「一人だけレベルが突出しておる所を見るに途中で見かけたそちらの幹部の仲魔じゃな?よいよい、戦とは常にそういうものよ・・・それにの」

 

合計六本の腕と武器を構えると相手が仕掛ける前に先手を取る。

 

「それくらい跳ね飛ばせねば主の仲魔は務まらんわ!!」

 

古株なのと壁役だったこともあって嘗て二度あったレベル50以上のボス戦を仲魔内で唯一二度とも戦わせられた苦労人さながらの自虐も混ぜながら突貫していく。

 

「吹き飛べぇ!!」

 

【初段の剛力】【二段の剛力】【三段の剛力】【チャージ】【物理ギガプレロマ】【物理プラーナ】【物理エンハンス】【ミナゴロシの愉悦】【千発千中】【殺戮の母神】【暴虐なる舞踊】

 

初手の一撃より二段階上の威力の乱舞をベルセルクと率いられた悪魔達に繰り出す。

 

「貫通である以上防御は無意味!迎撃せよ!」

 

【物理ギガプレロマ】【コロシの愉悦】【狂気の暴虐】

 

ベルセルクを中心に物理、魔法攻撃で相殺を狙うが迎撃仕切れずダメージを与える。

 

「ぐうう!!止められんか!?」

 

「基礎(パッシブスキル)が違うのじゃ基礎が!!」

 

『基礎ってそういうことじゃないよ!』と掲示板でツッコミを受けているとは露知らず獰猛に笑いながら殺戮を繰り返す。

 

「回復を回せ!補助もだ!・・・今の一撃、連撃だったとはいえこちらの戦力が四割減だと・・・!」

 

すぐさま回復と補助スキルが掛けられるが暴れているカーリーのせいで、蘇生まで行っている余裕はない。しかしカーリーは四割という言葉を聞いて不機嫌そうになっていて

 

「四割?五割は減らすつもりだったのじゃが、やはり優秀な頭がいると先ほどの様な有象無象共とは違う様じゃな」

 

「余裕だな。だが回復と補助なら数がものを言う。蘇生も動けるものが時間を稼げばいい!」

 

「ふむ、確かに面倒じゃの・・・ならばこちらも回復と補助を貰おうかの」

 

「・・・何?」

 

【回復ギガプレロマ】【魔術の素養】【ディアラハン】【ラスタキャンディ】

カーリーの身体に刻まれた傷が癒され、補助により強化されていく。

 

「うむ。感謝するのじゃ」

 

「馬鹿な、どこから?」

 

「そんなの決まっておるじゃろ?我らの家におる妹君じゃよ」

 

「有り得ん!術を掛けるには離れ過ぎている!」

 

「知らんのか?この地の霊脈、龍脈、地脈は妹君が管理し、整え、支配しているのじゃ。それらは妹君の手足とほぼ同義(・・・・・・・・・・)。手足を通して術を掛ければこの街、地区にいる限りどこでもその恩恵を受けられるのは当然じゃろ?・・・無論一度捕捉出来れば攻撃を飛ばすことも出来るしの。まぁ妹君の攻撃は広範囲に影響を及ぼすからそれは最後の策じゃがな」

 

「なん・・・だと?では我が主は」

 

「ああ、安心せい。今回の四人による戦いは主から言いだしたこと。介入は主とて望んでおらんし妹君もやらんじゃろうて」

 

ベルセルクの疑念をカーリーが一蹴する。そこには自身の主とその妹を深く理解している証しであった。

 

「といっても他の戦場ではバンバン支援してると思うがの・・・お主らの一番の失策はよりによってこの街で、妹君の手の平の上で我らに喧嘩を売ったことじゃ」

 

 

 

「う、うん全体的に優勢かな?」

 

「?」

 

冷や汗を掻く二亜を不思議に思い首を傾げる。何かあったのか

 

「(流石にブラコンの折紙ちゃんには後半のロスヴァイセちゃんのことは話せないよね・・・)」

 

報告を聞いた限り問題ない様に思える。少しロスヴァイセのことが後半早口になっていたような気もするけど

 

「それで本命のカリヤの戦場は?」

 

「あ、ああうん。少年の戦場は・・・!?」

 

ニアが【ラジエルの書】で検索しようとしたとき唐突に外から大きい力の波動を感じ取った。

 

「この力の波動・・・聖剣の聖エネルギー?破魔属性?でもそれだけじゃないような」

 

ニアは考え込んでいるが私には分かる。そうかやはりあの生まれ変わりは至っていたのか

 

禁手(バランス・ブレイカー)・・・!」

 

またの名を禁手化(バランス・ブレイク)。遠くの戦場から竜の咆哮が木霊する。




読了ありがとうございます!バトルロワイヤルは次回描写しますね。因みに折紙は本文にある通り霊的に街とその周囲を支配していますが感知能力は左程でもないのでオーラを垂れ流すことなど分かりやすいことをしなければ目視で無ければメシア教か如何かとか覚醒者かどうかは潜入されても分かりません。つまり彼らは狩谷達が博麗神社にペテロの十字架を移送する時に襲うのが最適解でした。少なくとも難度は大幅に下がったはずです。え、なら最初の移送中に中野区に入ったのが間違いだって?ま、まぁ幹部クラスの三人は狩谷に撃退された後に取り戻すよう命令が下っていたのでしゃーないしゃーない(白目)。後何か全体的にレベルアップがバクってる気がしますがこれも全部狩谷の固有スキルが悪いんや、スキル獲得もですけど。
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