異界ボスであるテンカイが配下の仏教系悪魔を率いてヴァルキリー達と共に同じ仏教系悪魔と天使、ターミネーターをしばき倒しているというこれまた謎の光景に出くわして困惑している中向こうの戦闘は片が付いたようだ。
「えーとこれどういう状況なんだ?」
「む、貴様らは・・・そうか外界の霊能組織の者達か!」
良く分からないが何か友好的に話が出来そうだぞ?取り敢えず敵意はないようなので、ここは一旦休戦して俺達が代表として話を聞くことになった。
・・・必殺の国防兵器説明中・・・
「という次第だ」
「・・・なるほど」
「話を纏めると今回テンカイさんを解放したのはメシア教側。正確に言えばテンカイさんの依代が目的で此処を封じていた天使と協力して手中に収めようとしたらこの封印場所を監視していたヴァルキリー達の助太刀してくれて、復活した瞬快操られる展開は避けられたと」
「うむ、ただ一つ不可解なのは何故あのようなターミネーターと天使の大部隊が日光寺の目をすり抜けられたことだ」
「何か心当たりがあるのか?」
「実はこの日光山の霊脈の収束地がメシア教に占拠されているのだ。最初は単純に拠点に適していたからだと思っていたがもしかするとそれほどのエネルギーが必要な何かがあるのかも知れん。実際その収束地は現在異常に活性化しておる」
「それがあの大部隊に関係しているかということか。仏教側の悪魔達や僧侶の大多数が暴れているのはなんでだ?」
「元々メシア教が色々恨まれてるってだけじゃなさそうだよね?」
「恐らく収束地が異常に活性化している影響であろう。収束地である故にこの日光山中の霊脈に影響が伝播している。暴れている者達はその活性化の影響に当てられメシア教への憎悪が増幅されているのだろう。今まともなのは高位の霊格を持つ我か、メシア教の被害に直接はあっていない為憎悪が比較的少ない者達だけだ」
「二亜、その収束地の場所って」
「うん、確かめてみたけど私が【ラジエルの書】で割り出した大雑把の敵の配置の一つに重なるね。ここが拠点か」
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テンカイから教えられた座標と二亜が調べた配置の一つの座標が一致したのを確認する。テンカイからの情報で今回のことのあらましが朧気ながら見えて来た。それをより鮮明にする為にもロスヴァイセと話しをしているヴァルキリー達の元に向かう。
「久しぶりですスルーズ、ヒルド、オルトリンデ」
「ロスヴァイセ、神殺しとは上手くやれているようですね」
「で、関係はどこまで進んでいるの?」
「あ、あの行き成りそれを聞くのは」
「・・・まぁその・・・良くして頂けてますよ。ハイ」
「「「あ(察し)」」」
・・・仲が良さそうで大変よろしい(白目)
「あーちょっといいか?」
「マスター、そちらの話は終わりましたか?」
「取り敢えず情報共有はな。それで次はそちらから話を聞きたいんだけど」
「・・・はい、私達に答えられる事でしたら」
俺が話を聞こうとするとスルーズが一拍間を置いて情報の提供に応じてくれるようだ。
「まずは自己紹介だ。神木狩谷、ネオベテル所属で神殺しだ」
「我らの固有名は私がスルーズ、左がヒルド、右がオルトリンデです。製造年数はこの中では私が一番古くオルトリンデが一番新しいですね。因みにロスヴァイセは私とヒルドの間の期間に製造されています」
「あ、そうだったんだ。さて、質問に入るが答えられないことは答えなくていい」
・・・神殺し質問中・・・
「ここの監視はお前達の主神からの命令、緊急時には介入することも許されていて自己判断でテンカイを助けたと」
「はい、とはいえ我々は意識を同期させているのでヴァルキリー全体の総意でもありますが」
「もっとも個別にサマナーと契約しているロスヴァイセとかのヴァルキリーは同期は切れてるけどね」
「ふむふむ、だが命令されたのはその事だけだけどどんな意図があるかは知らないと」
「その通りです」
良くある上層部だけ機密を握ってて現場は知らない奴だな。確かに現場の情報を制限する方が動かしやすいが現場の上層部への信頼と上層部が有能で無ければ悪手だ。しかしオーディンとヴァルキリーなら特に問題にはならないだろう。
「因みにその指示は北欧勢力の主神としてのオーディンか?それとも・・・」
「ご想像の通りかと。オーディン様は現在多神連合の幹部として手腕を振るっています」
やはりか、原作でもオーディンは多神連合に参加していたからな。この世界でも高い確率で加わっていると予想はしていた。でもそうすると
「それはつまりロスヴァイセも「た、多神連合?どういうことですかスルーズ!オーディン様が加入していたとか初耳なのですが!?」・・・えぇ」
「その・・・私達にオーディン様が多神連合のことをお話下さったのはロスヴァイセが貴方に召喚されたあとですので」
「ロスヴァイセ・・・」
「ひ、酷い!?私オーディン様の護衛役だったのに!!というか私に黙って多神連合の幹部として動いていたのなら単独で動いていたのですよね!護衛役の意味は!?」
「「「・・・」」」
「うう・・・あのジジイーーーー!!!!!うわーん!!」
うわ、ヴァルキリーの三人が気まずそうに顔を逸らしやがった。まさか誤魔化しやすいロスヴァイセをいつも傍に控える護衛役にして配下達に自分が話す時まで気づかせないようにして情報が漏れないようにしていたのでは・・・。ま、まぁ取り敢えず泣き崩れているロスヴァイセのフォローは後にして霊脈を調べている折紙の元に向かう。
「折紙そっちはどうだ?」
「やはり霊脈を操って拠点を無効化は難しい。既にその地点はメシア教が掌握していて私は勿論異界の主であるテンカイにも無理」
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「異界の範囲内にあるからテンカイ自身が乗り込んでいけるが」
「そうするとここの守りが足りなくなる。俗に言うボス部屋は異界の中心点。依代が安置されていることもあるし明け渡す訳にはいかない」
「だよな。二亜、拠点の情報は調べられるか?」
「戦力なら警護している天使程度なら・・・ただターミネーターとかメシア教徒の動向までは分からない。メシア教関係ならかなり詳しく分かるはずなんだけどな。あ、ただ施設の役割は分かったよ」
「お、マジで?凄いじゃん」
「へへん!なんでも【トラポート】を使用する霊能者の力をブーストする役割があるみたい。原理までは分からないからブーストする機材を直接見る必要があるかも」
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「OK、天使、ターミネーターの軍勢を大量に呼び寄せられた理屈は理解した。小数精鋭で侵入して拠点を建てた感じだな」
「多分ね。不安は残るけど」
また第三者の介入・・・なのか?メシア教、ターミネーター・・・あれ何か繋がりそうな感じがする。うーんなんだろう。
「モグモグ、結局どうするのだ?」
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「十香は平常運転だな。やっぱ拠点を攻略する必要はあるだろう」
「守りも必要なら私達が行くのか?」
「ああ、俺達は防衛戦よりも攻略戦が得意だからな。ただ防衛側と連絡も取りたいから」
ロスヴァイセを慰めているスルーズ、ヒルド、オルトリンデに再度話しかける。
「うう、マスター~慰めて「スルーズ、ヒルド、オルトリンデ。お前たちの力を貸して欲しい」・・・ふぁ!?」
「それは構いませんが」
スルーズがロスヴァイセを気にするように視線を向ける・・・どうしたんだろう。
「あ、あの私もヴァルキリーですし、私を頼って欲しいのですが・・・あ、もしかして単純な頭数とかそういう「え、違うけど」・・・」
「まぁ確かに頭数は欲しいけど、ロスヴァイセじゃなくてこの三人じゃないとダメなんだ(同期による情報共有的な意味で)!」
「・・・ぐふ!?」
「血を吐いた!?え、何で!?」
「いや、今のはシショーが悪いと思うぞ!」
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/::::/ // /i´i l. ゝ匸ノ/ ∨∨:∧フ| トト〉く /:::::::ト、l::::::、\:::::ヽ
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ヘ!:::| {′/::/:/ /:/ /::::::/ \ > | |:::::::} \ィ云ユ、_:::::| |:::::| /
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ヾ{:::/:/ /:/ /::::::/ \ ノ レ:/ / / ゞ`_`_ノ:::::::| ノ:::/
「ロスヴァイセが考えていることは全く意図してないと思うけど、相手が私じゃないんだから紛らわしい言い方はしなくていい。誤解が起こる」
「うーんやっぱり鈍感なのかな?」
「鈍感というよりも言葉足らずなだけな気もしますが」
「ロスヴァイセにはダブルパンチ(恋愛&仲魔的な観点から)になってますね」
「ん???」
紛らわしい?はっきり言ったんだけどな。あ、そうだ!
「後状況に寄るけどロスヴァイセはバフォメットと交代するから(天使の拠点周辺なら仏教系悪魔が出ないから呪殺が刺さる&弱点を突くという意味では限定的な相手に限るが役割が被るという意味で)」
「こ、交代!?!?」
「「「「まさかの追撃!?もう止めて上げて下さい!!」」」」
「・・・はぁ」
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/ 「 ̄ 丁´ ̄{个| \ {| | } /⌒>ト | .|
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折紙に呆れられながら溜息吐かれ、周りから総ツッコミを喰らった。解かせぬ。