◯◯◯◯があって今にも死にそうなんだがどうすればいい?   作:電脳図書館

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第四十九話となります!新章でございます。海外編とか行ってますが出国するのはもうちょっと後からです。


海外遠征 バチカン編
ラ◯ュタだ!これラ◯ュタだ!?


イレギュラーもありつつ依頼を達成した俺達はそれぞれの家に戻っていた。ヤタガラスの奴らは向上心が強いのかもっと強くなるとか気合い入れてたな・・・若手が生き生きとしているのはどの業界でもいいことだ。あと慎次さんにはクズノハ、ヤタガラス上層部にタイラントの報告と調査を頼んだ何かあったら協力するとも言っているのでいずれ連絡が来るだろう。俺も一応ネオベテルの幹部と巫女さん達に伝えたが諜報力ではあちらの方が高いので期待はしている。あ、そういえば楯無から今度家に遊びに来てくれと言われたんだっけか、色々あって結局手合わせとか出来なかったからな次は御手合せを願いたいものだ。まぁそんな約束もしつつ家に帰って早々俺達はクベーラ主導でリビングで駄弁りながら自宅改造計画その2に取り掛かってた。

 

 

「ぶっちゃけその1で要塞レベルに強化したのに何処ら辺を強化するんだ?」

 

「ああ、ざっと見させて貰ったが中々よく出ている。防衛力だけならメシア教、ガイア教の重要拠点にも匹敵か超えているだろう!」

 

「むふー!」

 

「気合い入れて作りましたから!」

 

「当然である!」

 

「だが・・・来るべき終末に備える為にはまだまだ足りないものが多すぎる!」

 

 

「「「な、何!?」」」

 

 

現在の自宅に改造した立役者である折紙、ロスヴァイセ、バフォメットが自身満々に胸を張っていたがクベーラの指摘にショックを受けてしまった。

 

「うーん確かに設計時は別に終末に向けてどうのこうのとかは考えて無かったからな」

 

「であろうな。唯一通用するであろう防衛力もこの地の霊脈や地脈などから得られるMAGが前提なものになっている時点でそれは明らかだ。しかし今は折紙が掌握しているとはいえ終末でそれらが狂う可能性が高い!だからいざという時この地のMAGに頼らず自活する必要が出て来る。他にも最低限食料や水を自力で賄えれば取り敢えずは大丈夫だろう」

 

「ノアの箱舟かな?因みにどのレベルを目指している訳?」

 

「ヴィマナの空飛ぶ宮殿レベル」

 

「それヒンドゥー教の神器クラスやろがい!?要求スペックが高すぎるわ!!・・・あれでも帰って来てから少し調べたけどお前が譲り受けたプシュパカ・ヴィマナって空飛ぶ戦車じゃ無かったか?」

 

ヴィマナとはヒンドゥー教やサンスクリットの叙事詩に登場する「神々の車、或いは戦車、または空を飛び自動で動く乗り物」と定義されている宝である。クベーラもブラフマー神からプシュパカ・ヴィマナを授かっていたはずだ。ただあれは空飛ぶ戦車だったはずだが?

 

「有名なのはそうだな。だが「ラーマとシータを乗せてランカー島を去るプシュパカ」や「空を飛ぶ船のようなプシュパカ」などの同じヴィルマだが別の姿の逸話も多い・・・その影響で私は「プシュパカ」と名の付くヴィマナを使用出来る権能を持っている!」

 

 

「おーマジか。あれでもそれなら普通に召喚とかした方が早くないか?」

 

「それはそうなのだがなー、戦車は船程度なら兎も流石に宮殿の様な大掛かりなもの魔界から召喚すると下手をすればそれだけで無駄にGPを上げてしまう要因になりかねないのだ」

 

「ああ、そりゃダメだわ」

 

「下手すればライドウが乗り込んで来るからの」

 

 

「あの巫女さんからも絞られるでしょうね」

 

 

安易に宮殿を召喚したらライドウ、巫女さんに制裁を受けそうだなとカーリーと共に遠い目をしてしまう。アズールは笑っていたけど。

 

「という訳で実際にこの家を宮殿レベルに改造して、そこに宮殿のプシュパカを憑依させ概念装備として機能させればこの家が現代に生まれた新たな「プシュパカ・ヴィマナ」となろう!」

 

「えぇ!?そんなのありなの!?」

 

「所有者の私が言うのだから問題はない。勿論それ相応の宮殿で無ければ憑依の器足りえんがな」

 

「まずは入れ物か・・・ここは狩谷君の家だから本人次第だと思うけど」

 

「ふむ、両親は多分こういうロマンあふれた話は引き受けるだろうけど・・・取り敢えず設計図見てから「なら見て貰おうか!」もう用意済みだと!?」

 

「用意が早い!?」

 

俺と白織があまりの仕事の速さに驚いているとホワイトボードに設計図を貼りだす。その内容はある意味予想通りだが色々とんでもないことが書かれていた。

 

「うわ宮殿だから何だと思ったらデザインが現代っぽい!」

 

「どうせ作るなら当世風のものの方が良かろう?」

 

「な、これ空飛ぶのか!GP云々はどうしたのじゃ!?」

 

「ラ◯ュタだ!これラ◯ュタだ!?」

 

「マスターが見ていた映画のアレね。確かに似てるわね」

 

「この世界の材料で出来た宮殿の器にすればGPは勿論狩谷が払うMAGも大幅に軽減出来るから心配いらん。あとラ◯ュタとはなんだ狩谷?」

 

「・・・これ異界化してない?」

 

「してますね。悪魔は生まれない様にしているようですが」

 

「ああ、終末を考えると異界化の方が都合が良いだろう。その方が空間を拡張して色々設備も揃えられるからな!」

 

設計図を前にクベーラと俺達は議論を重ねた。ツッコミだけではなく何人かは「この設備を設置できるか」とか要望を出している辺り抜け目がない。

 

「大体疑問は聞き終えたか、一部要望が混じっていたが・・・とはいえ最終判断を下すのはサマナーである狩谷だ。この改造計画を承認するか?」

 

 

「・・・いい案だと思うがここまで大規模だと俺達だけで勝手にやる訳にはいかないだろう。同居人であるエイナ達の同意がいるし、教会組や魔術師組にも話を通さないといけない。更に宮殿の材料を揃える上で入手難易度が高い重要なパーツが足りてねぇ」

 

「ジェネレーターじゃな?通常の異界は地脈や霊脈からMAGを得られるがそれらから独立すると独自にMAGを生産する必要があるからの・・・というかこれどうやって手に入れるのじゃ?いくらアルケミスト社やネオベテルでも新造は難しいぞ?」

 

「無論無いなら奪うまでだ。遺跡型の異界なら警備システムなどの為にジェネレーターや動力炉の一つはあるだろう。それらを改造して取り付ければ問題ない・・・まぁ手早く済ませたいならメシア教、ガイア教のそこそこ重要な拠点を叩けば奪えると思うがな」

 

 

「流石にそんな理由で喧嘩吹っ掛けるのはダメです」

 

拠点強化の為だけに他人の拠点を襲うとかどこぞの世紀末ゲームみたいな所業をするのはいくら何でも良心が痛むというものだ。

 

「因みにあっちから手を出して来たとか乗り込む大義名分が出来たら?」

 

「報復して遠慮なく略奪するけど?」

 

「うーんこのカオス思考」

 

「た、確かに仲魔はカオス系の悪魔に偏ってますね」

 

「これでアライメントはニュートラルじゃからの」

 

「フフ、こちらとしてはやりやすいからいいがな」

 

「そうね造魔の私も伸び伸びやらせて貰ってるわ」

 

「今用意できるのは・・・まぁ周りの土地くらいだろうな。最悪頓挫しても別の使い方をすればいいし」

 

曲がりなりにも東京の土地なので普通は高いのだが、例の六年前の事件で不吉がられて自宅周囲は空き地や空き家が多いのだ。其の為割と安価に買えたりする。

 

「そうじゃの。それに皆から了解を得たとしてもそうそうジェネレーターが手に入る訳じゃない以上気長に取り組むとするかの」

 

この時は皆年単位の計画になるとか思っていたのだが意外や意外、二週間もしない内にそれを手に入れる機会が訪れたのだから世の中不思議なものである。あ、因みに宮殿化の許可や承認はそう時間が掛からず取れた・・・皆曰く「リアルラ◯ュタとか見たい!」とかが理由とのこと。ネオベテルは兎も角他の奴らも浪漫に生きているようだ。




読了ありがとうございます!自分から身勝手に殴りにはいかないが相手から殴って来たのなら遠慮なく殴り返して略奪をする・・・正当防衛ですね(白目)!

【鬼神 クベーラ Lv58】
ステータスタイプ:力・体型
防御相性:火炎無効、氷結弱点、破魔無効
主なスキル:【裁きの雷火】【マハタルカジャ】【冥界破】【ディスコード】【怪力乱神】【貫通撃】【マハラギダイン】【アギダイン】【食いしばり】【物理プレロマ】【火炎プレロマ】【物理サバイバ】【火炎ブロック】【奈落のマスク】etc
備考
スキル以外にも本編に書いた様にプシュパカ・ヴィマナと呼ばれたヴィルマを召喚する能力。富と財宝の神としての権能で財宝が集まる流れを作ったり、加護を与えた個人や建物での強奪などの盗みなどを無効化する権能を持っています。
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