闇の魔法を使える武偵っておかしいか?   作:トナカイさん

6 / 34
ネギま!のキャラがでますが設定など変わってますので矛盾しているかもしれませんがご了承ください。






活動報告にてヒロインに関するアンケートとってます。


装填5 明日学校に行ってはいけない病が…

強襲科(アサルト)の施設から出た俺は帰宅しようと歩き始めた。

闇の魔法を使いすぎた影響か身体がだるい。

救護科(アンピュラス)に行くことも考えたが闇の魔法の副作用(魔素)を治療できるかどうかわからないし、闇の魔法について聴かれたくなかったので自宅療法することにした。

 

「おや、今帰りなのかぃ?」

正門を出たところで高畑先生に呼び止められた。

先生は白いスーツを着ていて、右手には買い物してきたのかビニール袋を持っている。

「ええ…先生は当直ですか?」

ビニール袋の中身がチラッと見えたがタバコとお茶、おにぎりなんかが入っていた。

「残業だよ。

ちょっと調べたいことがあるんでね…。

本当は強襲科の方に訓練の様子を見ないといけなかったんだけど蘭豹先生が代わってくれてね。

蘭豹先生は本当にいい人だよ…お酒を飲んで暴れなければ…」

遠目になり、現実世界からまるで魂が離れたように放心する高畑先生。

何があったんだ?

すごい気になる。

「高畑先生も苦労してるんですね…。

話変わりますがそういえば今日は雪姫先生の姿が見えないんですけど《出張》ですか?」

今日の訓練で何故か出没しなかった超能力捜査研究科(SSR)一の問題教師のことを聞いてみた。

「ああ、エ…雪姫先生なら今日は《麻帆良学園》の方に行ってるよ。

学園長先生主導の元、武偵と魔法生徒との交流事業の件で話し合いがあってね。

明日には帰ってくる予定だよ」

 

武偵高の臨時講師、雪姫教諭。

金髪碧眼で顔も背もスタイルよいSSRが誇る美人教師(笑)。

美人だが、性格が超ドSで毒舌。

ニンニクとお日様がちょっと苦手。

強襲科(アサルト)の蘭豹、尋問科(ダギュラス)の綴、そして超能力捜査研究科(SSR)の雪姫、この三人は武偵高生の間で武偵高三大危険問題教師として認知されている。

 

 

「明日、休もうかな…」

急に明日学校に行ったらいけない病が発症したかも…病気ならしかたないよね!

 

「雪姫先生から伝言預かってるんだけど…聞く?」

高畑先生が苦笑いしながら聞いてきた。

 

「聞きたくねぇ…だが、聞かなかったら後が怖い」

雪姫先生の訓練は常軌を逸してる。訓練と称して、極寒の雪山に放置したり、密林(ジャングル)に持ち物、武器なしで放りこんだり、パラシュートなしでスカイダイビングさせたり、風船を身体に括りつけて空に飛ばしたり…思い出しただけで軽くヒステリア・鬱モードになれる虐待をされてきた。

「えっと…では、『フハハハハ、元気にしてるか、少年よ?

私がいないからって泣いちゃた子は誰かな?

私がいないからって訓練サボったらどうなるかわかってるな?

明日には戻るからそれまでに上位古代語魔法《千の雷》使えるようにしとけよ?

できなかったり、詐病で登校拒否したら…わかるよな?』…だそうだ。

エヴァは相変わらず無茶振りしてるくるね…」

高畑先生に哀れみが混じった目で見られた。

うぅ…もう、嫌だ。

涙がでてきた。

もちろん嬉し泣きじゃなく、血の涙が…。

《千の雷》とか無理ゲーだよ。

それも明日までとか、どんだけ糞ゲー仕様な要求してくるんだよ?

できるわけねぇだろ。

まだ《雷の斧》すら取得中なんだぞ⁉︎

俺がやる詐病(サボり)計画バレバレかー。

 

 

俺が雪姫と出会ったのは武偵高の入学試験の時だ。

転生後俺は女神様の意思とは逆に『普通な人生』を『普通に』謳歌してやろうと思っていた。

ところが…俺が転生した新しい両親は二人とも『武偵』という帯銃、帯刀を許可された特別な仕事に着いてる人達で、長男として生まれた俺は幼児の頃からしたくもなかった修業をさせられて育った。

武偵になる気はなかったが初めて魔法を使った時に魔法を行使する楽しさにハマってしまった俺はどっぷりと魔法漬けの毎日が遅れる超能力捜査研究科に入りたくなり中学は武偵高の付属中に進学したんだ。

で、中学の時にちょっとしたとある事件が起きてそこへ応援として駆けつけてきた(何故か、緋アリの世界にいた)高畑先生に見出され、武偵高の入学試験で何故か雪姫にも気に入れ(目つけ)られた俺は、ほぼ毎日のように金髪碧眼美人教師(笑)に修業という名の訓練(イジメ)を受けている。

 

 

「明日学校爆発しねぇかな…」

残業がある高畑先生と別れた俺は武偵にあるまじき発言をしながら帰路についた。

 

 

 

 

 

とここで終わればどれだけよかったか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

帰宅した俺はソファに倒れこみ、すぐさま投薬し、気づけば爆睡してしまっていた。

原作ネギとは違い寝ればある程度の《魔素》は身体から抜ける。

それでも抜けない《魔素》はアンサートーカーで導きだして製薬した特製の解魔素薬を飲んで寝れば体調は回復する。

 

どのくらいの時間がたったんだろうか。

俺は鳴り響くチャイムの音で目を覚ました。

 

ピンポンピンポンピンポンピピピ…ドンドンドンとチャイムを無視していたら間隔が短くなりしまいには玄関のドアを叩かれた。

犯人はわかっている。

 

「あーもう、うるせぇな‼︎」

玄関のドアを開けると予想通りの人物達がいた。

 

「遅い!あたしがチャイムを押したら5秒以内に出ること!」

びしっ!両手を腰にあて、赤紫色(カメリア)のツリ目をぎぎんとつり上げた___制服姿の神崎・H・アリアと。

「悪いな光。俺は来たくなかったんだけどこいつが無理やり…あ、おい!アリア」

アリアに無理やりつき合わされたのか無気力状態の遠山金次が来訪した。

 

アリアは金次の静止を聴かずにづかづかと部屋の奥に入っていった。

 

俺の部屋の中へ、な…(・・・・・・・・)

 

 

 

「家主の許可も取らずに入るなんて…ありえねぇ」

本当にどういう教育受けてきたんだ?

「光。悪いな…アリアの奴、光の部屋でもこれかよ…(・・・・・・・・・・・・)

「まあ、雪姫先生である程度慣れてるからいいが、金次お前の彼女()だろ!

なんとかしろ‼︎」

どうやら原作通り、俺との決闘後にアリアは金次の部屋に行ったらしい。

俺の時と同じで《奴隷宣言》されたんだろう。

「彼女じゃねぇよ!

光までそんな風に言うのか⁉︎

俺が女を苦手なこと知ってるだろ⁉︎」

ああ。知ってる。

金次が持つ特殊な体質(HSS)を知ってるのは同学年だと俺だけ(ということになっているが他にもいる。某怪盗少女とか無口スナイパーとか。ただ金次には言ってない。原作ブレイクする気はなかったから)だ。

遠山一族に代々遺伝される力。

 

HSS(ヒステリア・サヴァン・シンドローム)

通称ヒステリアモード。

 

この体質を持つ者は、一定量以上の恋愛時脳内物質βエンドルフィンが分泌されると、それが常人の約30倍もの量の神経伝達物質を媒介し、大脳・小脳・脊髄といった中枢神経系の活動を劇的に亢進させる。

その結果、ヒステリアモード時には論理的思考力、判断力、ひいては反射神経までもが飛躍的に向上し、うんたらかんたら…どうのこうので、簡単にいうとこの体質を持つ者は性的に興奮すると、(・・・・・・・・・)一時的に人が変わったかのようなスーパーモードになれるんだ。

 

 

常人の30倍の能力を発揮できるとかチートだよな。

もちろん、この体質には欠点がある。

 

 

 

「おい、金次。

アリアに何をしたんだ?」

何をしたのかはすでに《知ってるが》あえて聞いてみた。

「不幸な事故だったんだ…あれはどう考えても不可抗力だ!」

知ってるけど(性格はともかく)美少女と密着して、ブラ見て、お姫様抱っこしたんだろ、本当リア充金次死ね‼︎

「なんか、変な殺気を感じたんだが⁇」

金次がそう言って首を捻ってるが無視して話題を変えた。

 

「で?」

俺は金次を睨みつけながら問いかけた。

金次は顔面蒼白になって口を開こうとしたが桃まん武偵の怒鳴り声が玄関ドア付近にいた俺達に向けて発せられた。

 

「遅い!

何してんのよ!

さっさと来なさい‼︎

 

お腹空いた…桃まんないの?」

 

本当に何様なんだこのチビは?

 

「いきなり人の部屋に来といてそれか⁉︎

桃まんなら冷蔵庫の中だ!」

 

甘い。甘いぞ…俺。

 

 

アリアは冷蔵庫から桃まんが10個載っかてる皿を出しリビングルームのソファにどかっと座りやがった。

糞、アリアの外見は悔しいが可愛い。

小学生の妹におやつを与えてる気分だ。

俺の中でアリアちゃん(10)が桃まんを食べてるシーンが浮かんだ。

ヤバイヤバイ、本人の前で笑ったら風穴だ。

気を引き締めないとな。

 

「で?

何しにきたんだよ?」

俺はアリアに問いかけたが。

「もふぁわい」(おかわり)

桃まん10個を一瞬で食べたアリアがおかわりを要求してきた。

 

「手品か⁉︎」

お前は、猿とDの名を持つ麦わら帽子を被った海賊か⁉︎

どんだけ桃まんが好きなんだよ⁉︎

 

しかたなく、桃まんのおかわりを20個出したがまたすぐになくなった。

「わふぁにゃなひの?」(わからないの?)

 

「わかるかよ⁉︎」

ちゃんと食物は飲み込んでから話せ。

アリアは口に入ってる桃まんを咀嚼してから話はじめた。

「さっきの決闘の件で来たのよ」

ああ、あれか。

「ごめん。

一方的すぎたわ。

パートナーはあんた以外から探「なってもいいぞ⁉︎」す……は?」

呆然とした表情をしているアリア。

俺の隣に座る金次も愕然としている。

「ただし、条件がいくつかある。

金次を奴隷(パートナー)にするのはかまわないが「オイ⁉︎」、俺は奴隷呼ばわりするな!

あと、強襲科にも絶対にいかない。

例え、自由履修でもな」

「わかったわ。

その条件でいいわよ」

「よくねぇよ⁉︎」

金次が文句言ってるが無視だ、無視。

「でもどうして急にOKしたのよ?」

 

 

 

アリアが苦手な推理を放棄して俺に尋ねてきた。

 

 

 

「そりぁ、アリアといた方が『面白そう』だし、いろんな超人や超偵と知り会えるしな!

…それにいろんな魔法見れるチャンスだしな」

 

 

 

最後の呟きは聞こえなかったようでアリアは嬉しそうにはしゃいで金次相手にバリツ(バーリ・トゥード)をかましている。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。