ソードアート・オンライン~剣聖に至る道~   作:ほにゃー

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第2話 予想外の展開

「人族がこの森で何をしている!」

 

「邪魔立て無用!今すぐ立ち去れ!」

 

森エルフの聖騎士(フォレストエルフ・ハロウドナイト)》と《黒エルフの近衛騎士(ダークエルフ・ロイヤルガード)》がそう言う。

 

「ここで敵対する相手に向けて敵対行動、つまり剣を向ければいい」

 

キリトの言葉をに従い、カイとアスナは剣を《森エルフの聖騎士(ハロウドナイト)》へと向ける。

 

「…愚かな…《(ダーク)エルフ》如きに加勢など……」

 

「悪いけど、多対一で、それも女性相手に剣を振るなんてできないんでな」

 

カイはそう言って、《森エルフの聖騎士(ハロウドナイト)》向かって走り出す。

 

「ちょっ!何してるんだよカイ!?」

 

「ガードに徹するって言ったじゃない!」

 

キリトとミトの言葉に返事をせず、カイは《森エルフの聖騎士(ハロウドナイト)》に剣を振る。

 

「我が剣の露と消えろ!」

 

そんなカイを迎え撃とうと、《森エルフの聖騎士(ハロウドナイト)》は剣を握りしめ、頭上からカイを斬ろうとする。

 

が、その背後をアスナが取る。

 

森エルフの聖騎士(ハロウドナイト)》の横腹目掛け、《リニアー》が放たれる。

 

「なっ!?」

 

「どこ見てるんだよ?」

 

アスナの登場に驚いてる間に、カイは《森エルフの聖騎士(ハロウドナイト)》の懐にまで迫り、《リーパー》叩き込む。

 

カイとアスナのソードスキルが同時に、無防備な位置に向かった放たれる。

 

「がっ!?」

 

「よし!」「やった!」

 

攻撃が入ったことに、2人は喜びの声を上げる。

 

が、《森エルフの聖騎士(ハロウドナイト)》のHPは僅かにしか減らなかった。

 

「なっ!?」「硬っ!?」

 

防御力の高さに、2人は驚く。

 

「やっぱり2人の武器じゃ、7層のエリートmobには軽過ぎる!」

 

「二人とも!逃げて!」

 

ミトがそう言うも、カイもアスナもソードスキルの発動後で動けなかった。

 

そして、《森エルフの聖騎士(ハロウドナイト)》の剣がカイを狙う。

 

「ハアッ!!」

 

だが、《黒エルフの近衛騎士(ロイヤルガード)》が目にも止まらぬ速さで動き、カイの前に立ち、《森エルフの聖騎士(ハロウドナイト)》に二連撃を打ち込む。

 

「ぐおっ!?」

 

同じ7層のエリートmobの為か、《森エルフの聖騎士(ハロウドナイト)》のHPは目に見えて減少した。

 

「す、すまない」

 

「いや、こちらこそ助太刀感謝する。人族にも、道理の分かる者が居るようだな」

 

黒エルフの近衛騎士(ロイヤルガード)》はそう言って、《森エルフの聖騎士(ハロウドナイト)》に剣を向ける。

 

「我が方より奪い去りし《秘鍵》返してもらおう!」

 

「………よかろう、ならば5匹まとめて、消し去ってくれよう!」

 

森エルフの聖騎士(ハロウドナイト)》が地を蹴り、向かってくる。

 

「キリト、ミト!来るぞ!」

 

「あーもう!勝手なことしやがって!」

 

「一歩間違えたら死ぬ所よ!」

 

「ごめんね、2人とも。でも、私もカイ君も、ゲームの仕様上助けれないから仕方ないって、諦めたくないの!」

 

「俺たち4人に、《(ダーク)エルフ》の人が協力すれば勝てるかもしれないんだ。頼む、協力してくれ!」

 

アスナとカイの言葉に、キリトとミトは、「「はぁ~」」っと同時に溜息を吐く。

 

そして、カイとアスナの2人が《森エルフの聖騎士(ハロウドナイト)》の武器を弾いた瞬間、キリトが斬りかかり、その直後、キリトの背後から跳躍して、《森エルフの聖騎士(ハロウドナイト)》を飛び越え、背後から

ミトが攻撃する。

 

「こうなったらとことんやってやるよ!」

 

「のけ者はごめんだからね!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黒エルフの近衛騎士(ロイヤルガード)》と協力して、20分。

 

「くっ………不覚……!」

 

黒エルフの近衛騎士(ロイヤルガード)》の剣が深々と、《森エルフの聖騎士(ハロウドナイト)》の腹部を貫き、HPは0となった。

 

カイたちのHPは半分になる手前で止まり、《黒エルフの近衛騎士(ロイヤルガード)》の方も同じぐらいで止まってる。

 

「まさか本当に倒せるなんてな………」

 

「でも、気を付けて。こっから先は、私もキリトも知らない展開、完全初見よ」

 

ミトの言葉に、全員が武器をしっかりと握りしめる。

 

「実に………無念だ……!」

 

身体が崩れるように消えていく《森エルフの聖騎士(ハロウドナイト)》は、懐からある物を取り出す。

 

それは木の葉を縫い合わせて作った小さな袋だった。

 

「それは!?」

 

黒エルフの近衛騎士(ロイヤルガード)》は取り出されたものに驚き、奪おうと手を伸ばし、駆け出す。

 

「貴様如きに、功を譲ることになるとはな………《鷹使い》!」

 

森エルフの聖騎士(ハロウドナイト)》がそう叫び、《黒エルフの近衛騎士(ロイヤルガード)》の手が届きそうな瞬間、頭上から巨大な一羽の鷹が現れる。

 

そして、鷹は《森エルフの聖騎士(ハロウドナイト)》の手から小袋を奪い取り、それを主と思しき、《(フォレスト)エルフ》へと渡す。

 

「全く、騎士と言うのはどうしてああも気位が高いのでしょうね。ともあれ。《黒エルフ(あなた方)》の、大事な《秘鍵》とやらは、ワタシがお預かりしました♪」

 

現れた糸目の《(フォレスト)エルフ》はにやにやと笑い、そう言った。

 

「あれは!?」

 

「《森エルフの鷹使い(フォレストエルフ・ファルコナー)》!?」

 

森エルフの鷹使い(ファルコナー)》の登場に、キリトとミトは驚きに、声を上げる。

 

「貴様が……《鷹使い》!!」

 

すると、《黒エルフの近衛騎士(ロイヤルガード)》が殺気を放った。

 

NPCからの殺気に、4人は驚き、冷や汗が流れた。

 

「はて、どこかでお会いしましたかね?いくら敵方とはいえ、貴女の様な美人を、忘れるはずがないのですか」

 

そう言い、《森エルフの鷹使い(ファルコナー)》が指を鳴らす。

 

すると、数人の《(フォレスト)エルフ》が現れ、武器を向ける。

 

「そう言えば、《秘鍵(これ)》を奪った時、殺した薬師が貴女と同じような顔をしてましたね」

 

その瞬間、《黒エルフの近衛騎士(ロイヤルガード)》は走り出し、《森エルフの鷹使い(ファルコナー)》に斬り掛かる。

 

「おっと♪」

 

だが、《森エルフの鷹使い(ファルコナー)》はひょいっと軽く躱す。

 

「すみませんね、あの時もそうでしたけど……まずは一番弱いのとから決めてるんです♪」

 

森エルフの鷹使い(ファルコナー)》は、アスナに向かって剣を向ける。

 

さらに、アスナの背後から鷹を使い、挟み撃ちにする。

 

「しまった!?」

 

「アスナ!?」

 

「くそっ!?」

 

他の《(フォレスト)エルフ》相手に戦っていたカイとミト、キリトはアスナの援護に行けなかった。

 

このままではアスナが殺される。

 

その時だった。

 

「まったく、お前はいつも、私の大事な物を奪っていく………よかろう、譲る」

 

「ありがとう……義姉(ねえ)さん」

 

突如現れた何者かが、アスナと《森エルフの鷹使い(ファルコナー)》の間に割って入る。

 

そして、鷹にも何かが襲い掛かる。

 

「そうか!《(フォレスト)エルフ》に《森エルフの鷹使い(ファルコナー)》がいるなら!」

 

「《(ダーク)エルフ》側には、アイツがいる!」

 

「「《狼使い(ウルフハンドラー)》!!」」

 

キリトとミトが興奮気味に声を上げた。

 

現れたのは、《黒エルフの狼使い(ダークエルフ・ウルフハンドラー)》。

 

森エルフの鷹使い(ファルコナー)》と対をなす、存在だ。

 

「我が妻の仇《鷹使い》!殺す!」

 

黒エルフの狼使い(ウルフハンドラー)》はそう叫び、左手の薬指の指輪が悲しげに輝いた。

 

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