この素晴らしい世界にねこですよろしくおねがいします 作:アカツメヒビキ
バサトリア爆死(現在進行形)
ここまでの爆死はオルタニキ以来です…。ねこはかなしい。ねこはバーサーカーに嫌われている…?
SCP×このすばを見れば運気が爆上がりして引けること間違い無しなのにな…。
「いらっしゃいませ! 旦那様からお話は伺っております! どうか、ごゆるりとおくつろぎください!」
水と温泉の都と呼ばれるアルカンレティアに着いた自分達一行は、カズマ達のマッチポンプのお陰で商隊のリーダーから貰えた宿泊券に書かれた店に来ていた。
この宿に着くまでが大変だった…。なにせ、三歩歩けばアクシズ教徒に勧誘され、あしらってもすぐに別のアクシズ教徒の集団が回り込んで先を塞ぐ。ポケ◯ンの道を塞ぐ奴らみたいだ、物凄くうざい。というか、アクシズ教徒が多すぎやしないか? と、思い聞けば、ここはアクシズ教の総本山らしい。
到る所に水路が張り巡らされ、青を基調とした色で統一された美しい街並みも、そこに住む人々のせいで観光できないという…。この青がアクアの色だと思うと、その美しさも濁って見えるので不思議だ。
さて、そんなアクシズ教の巣窟なアルカンレティア一の宿屋だが、店構えは想像していたよりも立派なものだった。温泉街の宿=和風な旅館を想像していたが、実際は上流階級御用達といった感じの洋式な高級ホテルだった。
従業員が自分達の荷物を運んでくれ、部屋に自分達だけになったところでやっと一息吐く。
【ねこは疲れたので、ウィズさんが起きるまで宿で待っていますです。二人はどうするんですか? きいてないですね?】
そう、自分はカズマとダクネスに問うた。アクアとめぐみんはどうしたかと言えば、宿に着く前にアクアが「教団本部でチヤホヤされてくるわ!」と馬鹿みたいな理由で教団本部とやらに行ってしまった。めぐみんはその付き添いだそうだ。
「俺は夕飯の時間まで外をうろついてこようかと思うんだが……ダクネスは?」
「む、それなら私も行こう。アクセル以外の街を、あまり知らないのだ」
アクセル以外の街を知らない、か。
世間知らず、とカズマ達に言われるダクネスよりも世間知らずな自分の行動範囲は、基本的に魔道具店のご近所だけだ。
観光はしたいが、ウィズさんを一人にする事はしたくない。少しだけ、羨ましいなぁと感じたが、アクシズ教のしつこさを思い出してやっぱり今日の観光はしたくないと結論付けた。
お土産を宜しくと伝えると、二人は笑いながら了承して出て行った。
さて、ウィズさんが起きた時用に風呂の支度でも早めに終わらせておくか。
「ん、んぅ………ねこ、さん…?」
おしぼりを変えていると、ウィズさんの目が開いた。そして、ゆっくりと上半身を起こしてキョロキョロと辺りを見回す。
【おはようです。もうアルカンレティアに着きまして、ねこはいますが、ここは宿でした。します】
「嗚呼…そうですか。私を放って置いて観光してもらってもよかったんですが……」
【観光するなら、ねこはウィズさんと一緒がいいです。それに、今日は疲れたのでする予定はないねこです】
「ふふ、なら明日は一緒に観光しましょうか。楽しみですね」
素直な気持ちを伝えれば、ウィズさんは口元に手をやり上品に笑う。嗚呼、この笑顔が好きだなぁ……と思いながら、自分はお風呂セットをウィズさんに手渡した。
ウィズさんが目覚める少し前に従業員から聞いたのだが、今は混浴風呂が誰もいなくて、貸切状態らしい。ナイスタイミングで目覚めたウィズさんに行きましょうと伝えれば、風呂が大好きなウィズさんは花が咲くような笑顔で元気よく「はい!」と答えた。
……うん、こっちの笑顔も好きだ。温泉とウィズさんの掛け算とは、なんて素晴らしい。今この瞬間は、
──てなわけで、入浴である。
「広いですね…! 誰もいないので、本当に貸切みたいです!」
洋式の外観や内観とは違い、風呂は日本風のThe温泉だった。子供のようにはしゃぐウィズさんを見ると、なんとも微笑ましい気持ちになる。
それにしても……いや、こんなまじまじ見るものではないが、服を着てても分かってはいたが……、ウィズさんのアレは
「ねこさーん、早く入りましょう! お水は苦手ですか? あ。私が頭とか身体とか洗ってあげましょうか? ……って、身体を洗う事は一旦あったまってからにしましょう。最初はかけ湯ですよね」
そう考えていれば、ウィズさんがかけ湯用の桶を持ち、手を振って自分を呼んでいる。
指輪は(錆びるかもしれないので)外しているため、こくりと頷き、話すことができないのでテンションが高いウィズさんにされるがままになることにした。
子供扱いを受けているが、ウィズさんと比べればやはり自分は子供なのだろう。子供らしく、飼い猫らしく──今は従順でいてあげようじゃないか。
──嗚呼、いい湯だな。
キンキンに冷えた牛乳でお風呂上がりの熱った身体を冷ましていれば、どうも疲れ切った「ただいま…」というカズマ達の声が聞こえた。
「あっ、皆さんお帰りなさい! ご心配お掛けしました、お先にねこさんと二人でお風呂頂きました。ねこさんが店員さんに教えてもらったらしいので入ってきたんですが、混浴のお風呂、とても広いですよ。人が居なかったので貸し切りみたいでした」
【アルねこレティアの唯一の誇れる点と言っていいでしょうね。でした】
湯上がりで顔色が良いウィズさんに同意すると、何やらカズマが「あわわわ」と震えている。
どうしたのだろう、と一瞬心配したが「後十分…せめて五分早ければ……アクアなんか放っておけば…」とぶつぶつ小声で呟いたのを聞き逃さなかった自分は、養豚場の豚を見る目でカスマを睨んだ。
「ひっ……えっと、ねこ? なんで俺をそんな目で見るの?」
【いえ、別に? それよりもカスマ、観光はどうでしたか?】
「えっと、どうもこうもなかったよ……。明日は宿から出たくない。この街は色々おかし──待って、今なんか俺の名前おかしくなかったか?」
そんなカズマは無視して、めぐみんとダクネスに同様の質問をしてみると、めぐみんは「とても恐怖を感じた」と震え、ダクネスは「とても気持ちよかった」と震え(意味深)た。
成程。この街は自分が予想しているよりもずっと酷いらしい。ご近所の奥様方や子供達のお土産は、自分一人で買いに行った方がいいだろうか。ウィズさんを危険な目に合わせてまで一緒に観光したいとは思わないからな。
悶々と考え込んでいれば、カズマが一人「風呂に入ってくるから」と立ち上がる。そして扉まで歩くと、振り返って「……俺は風呂に入ってくるから」と何故か二度目の宣言。
「聞こえましたよ。ゆっくりしてきてくださいね」
「私はお先に入らせて頂きましたので、カズマさんも、どうぞごゆっくり」
めぐみんとウィズさんは律儀に答えるが、自分とダクネスは無言。カズマは此方二人を見ながら、もう一度。
「………俺は風呂に」
「早く行け」【はよいけ】
ダクネスと共に冷たく言い(書き)放った。誰も着いて行かないから一人寂しく行けやカスマ。明日も明後日も、ウィズさんの裸は絶対に見せないからな。
カズマが部屋から去って暫く。
「じゃあ、そろそろ私もお風呂に入りますかね。ほら、ちょむすけも来るのですよ」
「それでは、私も行こう」
ダクネスとめぐみんの二人が立ち上がる。自分は二人に向かって【混浴には気をつけてくださいです】と、指を動かした。
それを見た二人は笑って頷き、
「安心してください! とっちめる方法はこの紅魔族随一の天才が考えてありますから!」
特にめぐみんは自信満々にふんぞり返った。
なら安心だと、二人を見送り、いつまで経っても帰ってこないアクアに何かやらかしてないだろうな……と考えていれば、ウィズさんが自分の髪を撫でるように触り、口を開く。
「ねこさん、髪を洗ってた時も気になってたんですけど、毛先が白くなってきてますね。出会った最初は真っ黒だったのに」
ウィズさんは、不思議そうに呟いた。
サバフェス楽しかったです。
実質モルガン様の水着は呼符でゲットしたから余裕だと思ってたのに……バサトリア、バサトリア…!! 魔猪の氏族が欲しい!!!!
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