この素晴らしい世界にねこですよろしくおねがいします 作:アカツメヒビキ
お久しぶりです。
バサトリア付近から一生爆死し続けているねこです。キャストリアに250連ほど掻き集めた石を使ったのですが、ねこのデアには来ませんでした……。ねこはかなしい
プトレお爺ちゃんは絶対に当ててみせる…!!
どけっ!! ねこはお爺ちゃんの孫だぞっ!!!!
あれから、宿に戻ってきて泣き喚くアクアを慰めたり宥めたり……そんなこんなで、パーティーメンバーにはちょっぴり甘いカズマが『戦闘になるようだったら冒険者ギルドに任せる』という条件で、いつもの"しょうがねぇな"を発揮した。
何故、いつものだと知っているのかは女性陣は──つまりカズマ以外──大部屋で泊まっているのだが、その中で修学旅行気分だかなんだかアクアが提案した夜更かしをしていたのだ。(勿論、まだ平和(?)な夜にである)
そこで色々知ったのだが、カズマはクズマやらカスマやら言われている割に、意外とお人よしであるようだ。
さて、話が脱線したが今の時間は朝。
ウィズさんは連絡係として宿に残るそうなので、それならばと自分も残らせてもらった。
カズマ達の見送りをした後は、カズマ達の連絡か帰りを待つだけなので暇である。
そんな訳で、旅館に備え付けてあったトランプでウィズさんと遊びながらダラダラと雑談をしている現在だ。
「カズマさん達、大丈夫でしょうか……。昨日あんな事が起こったのに街に出るなんて心配です。……あ、絵柄揃いました。次はねこさんの番ですよ」
心の底から心配しているのだろう、何処となく気分が落ち込んでいるウィズさんの手札から一枚カードを引き、同じ絵柄を揃えると山札に捨てる。
そんなウィズさんのために、自分は片手を動かした。
【アクア一人ねこなら井戸も角、カズマ達もいるのです。大丈夫でしょう】
アクセルでは関わるとロクなことにならないか大当たりになるかの博打パーティーと言われているパーティーだ。とことん落ちた今なら、後は這い上がるだけだろう。そんな言葉も付け足して、カードを引くように促す。
ウィズさんは自分の言葉に「そうですね、『苦あれば楽あり』です」と微笑んだ──かと思えば、「やりました!!」と声を弾ませる。
「また揃いました、上がりです! ふふ、先程言った通りに『苦あれば楽あり』ですね、漸くねこさんに勝てました! ここからダイレクトアタックを──!!」
手札がなくなったウィズさんは、余程嬉しいのか胸元でガッツポーズをしている。そんな様子に思わず此方も笑みが溢れ、その表情のまま、ウィズさんが最後に捨てた二枚のカードの隅を指さす。
【残念ながら、まだまだウィズさんは苦のようですねこです。『邪神エリスマーク』が付いてるカードでの終わりなので、ウィズさんの負けです。対戦ありでした。ここはねこがいるましたよ?】
「あ、ああああぁぁあああ!!! わ、忘れてましたそのルール…!!」
崩れ落ちるウィズさんを見てくすくす笑いながら、きちんとトドメを刺して勝負を終えた後に、自分はカードの片付けに入る。
【もうここにあるカードゲームは網羅しまねこしたですし、のんびり雑談でもしましょうか。でした。爆裂散歩に出かけた話でもしてくださいです】
「そ、そうですね……。ねこさんが強すぎて勝てないですし…一つ前のゲームは最後の駒爆破がなければ勝てたのですが…。
嗚呼、いえ、爆裂散歩の話ですね? めぐみんさんの爆裂魔法はやはり間近で見ると凄かったです! もうすぐ私なんかを超えてしまいますね! あ、後は街中で何処かで見た事があるような人を見かけまして……うーん、誰だったでしょうか?」
ウィズさんは、ううんと唸り、首を傾げる。
思い出せないという事は、ウィズさんの昔の知り合いという事だろうか? つまりは、ウィズさんの冒険者時代か魔王軍での知り合いという事になるが……
いや、冒険者時代の事は詳しくは知らないが強く印象に残っている気がする。つまり、必然的に魔王軍の……嗚呼、いや、辞めておこう。魔王軍の一人が折角この街で観光しているのだ、水を差すつもりはない。今回の自分達の事件には関係ないだろう、アクアは魔王軍の仕業うんぬんと煩いし黙っておこう。
「うーん……、こう、ここまで出かかっているのですが…、えーっと…なんでしたっけ。ポイズンなんとかの……ハ…ううん、あと少しで……」
ポイズン……毒…、アクアの浄化に時間がかかるほど汚染された温泉。魔王軍……、
自分はすくっと立ち上がり、ウィズさんの肩に手を置いて手を動かす。
【きいてますか? ねこですよ? 昼風呂と行きましょうです! マッサージもついてくるとかなんとか、なので、ええ是非行きましょう!!】
「わぁ、素敵ですね! 行きましょうかねこさん!」
これ以上はいけないと察した自分は、先程の脳内で揃ったピースを忘れるため……そして、ウィズさんにこれ以上思い出させないために温泉に向かうことにした。
嗚呼、神様仏様エリス様……これ以上、頼むから本当に何も起きないでくれ!!!
「──お、お帰りなさい……、どうでしたか…?」
「ど、どうしたんだウィズ、それにねこも……二人ともぐったりしてないか?」
【いえ、気にしないでください。ただ、マッサージと宗教ねこ勧誘が同時に始まり……ねこはこわいです、ねことわかいせよ…】
石鹸洗剤石鹸洗剤……、飲めない、あれは絶対飲めない。飲んでる奴は頭がおかしいんだ、アクシズ教はきっとアレを飲んでるから頭がおかしくて、いや、おかしいからアレを飲む奇行を……嗚呼、駄目だ! これ以上考えては頭がねこよりも恐ろしいもので汚染されてしまう!
ぶるぶると、温泉で温まったはずなのに震える身体を抱きしめ、カズマからの報告を聞く。
どうやら、魔王軍の男の手配書をギルドに渡し、各温泉に配って注意を促したらしい。
魔王軍と聞いて先程まで石鹸洗剤の
「何だかんだで色々働いたな。にしても、魔王軍の企みを事前に食い止められて良かったじゃないか。……おいダクネス。お嬢様なお前は世間知らずだから知らないだろうが、庶民のしきたりでは、一緒に旅行に来た男女は、一度混浴に入る習わしがあるんだよ。明日には帰るんだし、一緒に入ってノルマを達成させるぞ」
「?! そ、そんなしきたり聞いた事がないぞ?! ウィズ、ウィズはどうだ?!」
「わ、私も聞いた事がないのですが……」
「だから、庶民のしきたりだって言ってるだろうに。貴族のダクネスが知らないのは当たり前で、ウィズは働き詰めだし知らなかったんだろう。どうせだし、みんなで仲良く習わしにしたが……ん? なんだ、ねこ…………?!」
ペラペラと舌がよく回るカズマの服の裾を後ろから引っ張る。
そして、ニコニコ笑顔を浮かべて胸元を鷲掴んで距離を縮めた後に顔の目の前に日本語で文字を書いた。笑顔を絶やさず、ニコニコと。
【それなら、ねこと二人で入りますか? ええ、二人で入りましょう。同郷のよしみです、一気に苦しませて苦死ぬように、気持ちの良い温泉で最期を看取ってあげますです。ねこはみました】
「マジですみませんでした調子に乗りましたどうか許してください」
瞬間、自分でなくては見逃してしまう程のスピードで見事な土下座を決めたカズマ。どうせなら焼き土下座でもさせたいが、今はそんな準備も出来ないので辞めておいてやろう。
「? お、おい、急にどうしたんだ……。その、庶民の習わしとやらは本当にあるのか? やらなくては駄目なのか?」
「ありませんよそんなもん。ダクネスは馬鹿ですか?」
「ぶっ殺してやる!!」
めぐみんの発言に、秒で土下座をしているカズマに殴りかかるダクネスを眺めていれば、自分達のいる部屋の扉が激しくノックされる。
アクアが「どちら様ー?」と呑気に扉を開ければ、服装から見て冒険者ギルドの職員らしき人が荒い息をして立っていた。額の汗の量から、ここまで走ってきたのだろう。
一体どうしたのだろうか、嫌な予感に自分も冷や汗を額に滲ませていれば、ギルド職員は焦った顔で口を開いた。
「大変です! 温泉が……! 街中の温泉から、次々と汚染された湯が湧き出して……!!」
もう
漸く、そろそろアルカンレティア編が終わりますね。
ねこの話はウィズさんが登場するシーン以外には基本的に書くきがないので、次は結構原作が飛ばされるかもです。
SCP×このすばは一生待ってますよ
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