1度皮袋から荷物をほとんど全てを出す事にした。
折りたたみ式のテントに寝袋、少し高価なランプなどの魔道具や保存食などが床に散らばる。
「次の街までの間はずっと干し肉生活は少しアレだしな…出る時に何か買おうか悩むな」
うーん、とずっと悩んでいても仕方ないし、出る時に食材を買う事にした。…忘れたらヤバいな、覚えとかないと。
床に散らばった中から1冊の少し小さめの手帳とペンを手に取り、他の他の荷物を床に置いたまま机に向かう。いわゆる日記だ。今日は何をしたか、何を見て何を知ったのか。これを書き記す事でこんな事があったな、と後々思い返す為のモノにも暇潰しにもなる。
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ふと顔を上げて壁にかかっていた時計を見ると20時を回っていた。早い。
「もう…っく、ぅ…出るのは面倒だしな」
伸びをしながらそう呟き天井を見る。お腹が空いた。
「…ルームサービス頼むかぁ」
離れた所でも連絡が取れる魔道具でルームサービスを頼む。便利な世の中になったな…
何にしようか迷ったので、とりあえずサラダとキャロットパンなるニンジンを使ったパンを注文する。美味しいのだろうか。やはり売ってるから美味しいのか。
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少ししてから部屋にサラダとキャロットパンが運ばれてきた。水差しとコップももらった。
「いただきます」
パンをちぎって食べてみる。やっぱり美味しかった。ニンジンの風味がする素朴な味だった。牛乳と合いそうだ。
サラダも食べてみる。みずみずしくて美味しい。一緒にもらったゴマという植物でできたドレッシングをかける。
…濃厚な味で好きだな。これも出る時に買おう。
さて、やる事も無くなったしな、風呂入って寝るか。
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「風呂綺麗だったな…良かった」
髪を乾かした後部屋着に着替え、ベッドに横たわって目を閉じる。
Zz...
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目を覚ます。明日の朝には出る予定だから実質今日が最終日だ。
「ふぁーあ…ぁふ」
窓を開けて朝日を見る。とても綺麗で眩しく、今日も頑張ろうという気持ちが湧いてくるような気がする。
目を擦りながらさて、と呟き床に散乱した荷物を皮袋にまとめて入れる。…これだけでも部屋がスッキリするな。
昨日貰った魔道具の水差しをコップに傾けて水を入れて飲む。やはり朝に飲む水は美味しい。
着替えて外に出ると少し体が震えた。早朝だからだろうか。少し寒い。
「…少し寒いが…まぁ、いいか」
散歩する事にした。朝を食べるにはまだ早いだろうし、街をしっかり見てみたいという理由もある。
街を散歩する事も旅の楽しみの1つだと自分は思う。知らない街を歩いて初めて見るモノに驚いたり、景色のいい所を探したりすると時間が経つのも早い。つまり暇潰しになる。
街を歩いていると畑地帯に出た。小麦や色々なものが育てているみたいだ。半透明な小屋のような所でも何かを育てているようだが、外からはぼやけて見えなかった。残念だ。
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時間もいい感じに経ったので宿に戻り、ルームサービスで朝食を食べる事にした。
今日はベーコンエッグにレタス、パンの王道モーニングセットだ。美味しいに決まっている…!
ちなみに目玉焼きは半熟派だ。あのトロっと感がとても好きだ。そういえばオレンジジュースを飲み物につけてもらった。
「いただきます」
目玉焼きの黄身をナイフで割り、ナイフでベーコンと目玉焼きを切りフォークで口に運ぶ。美味しい。ベーコンのカリッと感と目玉焼きがなんとも美味しくてたまらない。
と、朝食を堪能した後部屋でゴロゴロ。昼から外に出ようかな…と頭の中で思い浮かべながら
...Zz
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「……ん」
どうやら気づかない内に寝てしまったようだ。今は何時か確認する。
「11:50…そろそろ出るか」
そう言って宿を出る。
「午前中寝ててお腹空いてないしな…仕方ない、諦めるか……」
例のカフェに行きたかったが断念した。苦渋の決断だ。少しは節約しないとどこかで働く事になる。
また来る事になった時に食べるとするか。
昨日言っていたゴマドレッシングをお店で買った。
量はあんまり入っていなかったのに少し高かったので大事に使おうと思う。
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夜。最終日はレストランで食べようと思い、街を歩く。
良さげなレストランを見つけたので中に入り、ミートソースパスタを注文する。
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パスタが運ばれてきた。フォークでパスタを捕まえ、くるくると回してまとめた後口に運ぶ。ほどよい酸味と甘さがパスタに絡んでいて美味しい。あっという間に食べ終えてしまった。
会計を済ませて外に出る。今日は半月のようだが、ほのかに明るい月はどんな形であっても美しい。
…さて、宿に戻るとするか。
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宿に戻って床に荷物を置き、ベッドに寝転がり、息を大きく吸ってふぅ…と息を吐く。
立ち上がりながら風呂入ろうかな、と呟きそのまま風呂へ向かう。
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風呂から戻った後着替えてまた日記を書く。
「今日はゴマドレッシングを買った…あと夜にパスタも食べたな。散歩も楽しかった…」
今日の分の日記を書き終えるとベッドにまた寝転がり、毛布を被る。…明日にはここを出発するのか…次はどこへ行こう、などと考えつつ意識は遠のいていく
...Zz
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目が覚めた。着替えて朝ご飯はルームサービスで済ませ、宿をチェックアウトして出る。
「さて、後は食材を買って出るだけか…」
早朝から呼び込みをする宿近くの店に入り、肉と野菜、オレンジを買い門へ。
「おはようございます!観光は楽しめましたか?」門番さんは今日も元気だった。
「おはよう。あぁ、とても楽しかったよ」
「それは良かった。では、また来てくださいね」
そうやり取りを交わした後荷物検査をし、歩き出す。
門番さんは会釈をしてくれたが、振り返らずに門番さんに手の甲を見せて手を振る。
_旅。出会いと別れは必ずあるだろうが、生きてれば何処かで会える…と思っている。
だからこそ楽しい。悲しい。
__次はどこへ行こうか。どこに行くのも自由だ。
魔道具-水差し…自身の魔力を消費する事で水が湧く。
理論的には無限に湧くとされている。
ユールフォスト編完です!どうでしたか?感想で送ってください|ー ゜)チラッ
意外と早く書けた。嬉しい。
初めて書いたけど自分が思ったより上手く行ったんじゃないかな…?
次は何処に行くのでしょうか!楽しみですね