氷川紗夜の臨時バイト奮闘記   作:小説家やっさん

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思い付きで書いたのでグッダグダかもしれません
そこはご了承ください


drip1 臨時バイト始めます

「.....臨時バイト.....ですか?」

 

数日前、相談したいことがあると目の前にいる彼女....羽沢つぐみから連絡を受け彼女の自宅であり、バイト先でもある「羽沢珈琲店」にやって来ると彼女からそう告げられる。

 

「はい....イヴちゃんはパスパレの撮影やフィンランドに帰省でしばらく来れなくなるという連絡を受けた時はまだよかったんですけど...つくしちゃんも学校の夏期講習とか家の都合で来れない日が出来たと連絡を受けまして....いつもならお母さんと2人でなんとかなるんですけど、これからお客さんよく来る時期になるのでどうしても人手がほしくて.....あっでも紗夜さんもRoseliaのことがあるでしょうから無理にとは言いません!」

 

 

「いえ。つぐみさんには日頃から日菜のことなどでお世話になっていますからそのお礼としてではないですが是非手伝わせてください。スケジュールの方は調整すればなんとかなりますから」

 

「ほんとですか!ありがとうございます!」

 

嬉しそうにはしゃぐ彼女の姿に思わず笑みがこぼれた。同時に彼女のこんな姿をいつも見ている日菜に少し嫉妬を覚えた。

 

数日後。羽沢珈琲店にやってきた紗夜はスタッフルームにてつぐみから制服を渡される。

 

 「紗夜さん、このエプロン使ってください。」

 

「ありがとうございます。つぐみさん。」

「普段イヴちゃんが使ってるものなんですけど...サイズは大丈夫ですか?」

 

「えぇ問題ありません。」

 

見慣れた衣装を自分が身に付けることになり、紗夜はライブとは違う緊張感を感じた。

 

「でも助かったわぁ。人手が足りなくなるって分かった時、つぐみちゃんったらすぐにあなたの名前を出してね?いつもラブラブなの知ってたからこういう時でも一緒になりたいんだって。恋人同士で働くっていいわよね~お母さんちょっと昔を思い出しちゃった。」

 

「お、お母さん!?それ紗夜さんの前で言わないでって言ったよね!?」

 

「つぐみさん....それは本当のことなんですか?」

 

紗夜が問いかけるとつぐみはお盆で顔を隠し恥ずかしそうに頷く。

こんな顔を見られるなら本気でバイト始めようかなと考えた紗夜だった。

 

午前10時。羽沢珈琲店開店。紗夜はつぐみと共にフロア担当として客入りを待つ。

開店してから約1時間後、今日初めての客がやってくる。

 

「つぐみちゃんこんにちは~あれ?紗夜ちゃん今日は店員さんなんだね?」

 

「いらっしゃいませ松原さん。えぇ。若宮さんと二葉さんの代わりをつぐみさんから頼まれまして。」

 

「そうなんだ~あ、注文いいかな?」

 

「えぇ。どうぞ」

 

「アップルパイとミルクティー、後テイクアウトで季節のフルーツタルトを5人分下さい。」

 

「わかりました。タルトは帰り際のお渡しでよろしいですか?」

 

「うん。お願い。」

 

初めての接客は難なくクリアした。内心緊張していた紗夜は聞き取りを終えるとホッとした気分になった。

 

「お待たせしました。アップルパイとミルクティーです。」

 

「ありがとう紗夜ちゃん。大変そうだね?大丈夫?」

 

「つぐみさんや若宮さん達に比べたら音なんてあげられませんよ」

 

「そっか。じゃあバイト頑張ってね!」

 

「えぇ。ありがとうございます。」

 

花音の接客後、ランチタイムになるということもあり客足はどんどん増えていき、紗夜は休む暇もなく接客に勤しんだ。

 

そして午後のティータイムのピークも乗り越え、閉店の時間がやって来た。食器類の片付けは羽沢親子に委せ、紗夜はフロアのテーブルとイスの拭き掃除を行っていた。

 

「でも今日は紗夜ちゃんがいてくれて本当に助かったわぁ。」

 

「慣れないことだらけでご迷惑をおかけしたかも知れませんがお役にたてたのならこちらとしても嬉しい限りです。」

 

 

「そうだ!紗夜ちゃん大学受験が終わったら働かない?紗夜ちゃんなら他の子達のようにすぐに看板娘になってくれるだろうしつぐみちゃんも喜ぶわぁ」

 

「検討しておきます」

 

 

そんな話をして後、紗夜はスタッフルームに戻り、エプロンを脱ぎ帰り支度を始める。

 

「紗夜さん!お疲れ様でした!急なお願いだったのに本当にありがとうございました!」

 

「いえ、こちらとしても貴重な経験をさせて頂けたのでお礼を言うのはこちらです」

 

「あ、あの!これ....ちょっとお礼なんですけど....作り置きしてた料理とケーキが余ったのでよかったら...」

 

「ありがたくいただきます。では、つぐみさん、またCIRCLEで」

 

「はい!また!」

 

つぐみに別れを告げ、紗夜は帰路につく。

 

「ただいま帰りました。」

 

「おねーちゃーん!おかえりー!どうだった?つぐちゃんところのバイト?」

 

「日菜抱きついて来ないで。まぁいい経験になったわはいこれつぐみさんから。一緒にに食べましょ。」

 

「わーい!つぐちゃんのケーキ!どれ食べよっかなー?」

 

「ふふっ....あんなにはしゃいで...あら?つぐみさんから?」

 

「嘘....でしょ?」

 

 

つぐみからのメッセージに書かれてあったのはつくしの用事が長引き、イヴもフィンランドの大雪で飛行機が飛べなくなりしばらく帰れないという旨だった。

 

「これはまたつぐみさんの手伝いをしなければならないわね」

 

紗夜の臨時バイト生活苦はまだまだ続く....?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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