ジョジョの奇妙な実況プレイ_第三部主人公チーム全員生存ルート 作:すも
メアリーは死んだけどジョルノが吸血鬼となったので実質勝ちな実況プレイはーじまーるよー!!
前回ジョルノ達との決戦でメアリーは死亡しましたが、ジョルノに石仮面を被せて吸血鬼にしました。ジョルノはチョコラータ達が回収し無事パッショーネのボスとなることが出来ました。やったぜ!!
ジョルノからしたら納得できないでしょうが諦めてください。
『おめでとう、お嬢の肉の芽の支配権は君に移ったようだし、名実ともにパッショーネは君の物だ』
『おっめでとボスゥ』
『ジョルノ様は世界の王になる御方です。邪魔する者達の排除は我らにお任せを』
というわけで再開しました。ジョルノが足掻く様子をじっくり観察するとしましょう。
『……暫く1人にしてくれ。考える時間が欲しい』
『まあいきなり人を超越して混乱するのも仕方ないさ。じっくり考えるといい』
『かしこまりました。ところでジョルノ様、生娘を1人用意いたしました。お飲みになられますか?』
残党達が気を利かせて生娘を用意してくれたそうです。
『あぁ……私は嬉しいです!!私の血をジョルノ様に飲んでいただけるなんて!!』
『しょ、正気かこの人は……やめろ、血なんていらない。放っておいてくれ』
生娘も狂信者のようですね。ジョルノはドン引きして断ろうとしています。
『お気に召されませんでしたか?でしたら代わりの者を……』
『ボス、まだ受け入れられないのは理解できるが君は吸血鬼だ。いずれ血を飲まなければいけない、早いうちに慣れておくべきだよ』
『血を飲むなら輸血パックで十分だ。彼女が犠牲になる必要はない!!』
吸血鬼になってもジョルノはカルマ値が比較的高めのようですね。人間を消費することは受け入れられないみたいです。
『これは命令だ。理解したなら彼女を連れて……』
『モウッ、ダメヨジョルノ!!』
『!?』
あ、死者のスタンドになったメアリーが喋りました。やはりある程度自我があるようです。
『折角ノプレゼントヲ断ルナンテ可哀想ジャナイ!!』
『や、やめろッ!!』
『ガッ……う、うれしいッ!!私の血を飲んでくださるのですね!!』
メアリーが触手を伸ばして生娘を串刺しにしました。ジョルノが止めてますが言うことを聞いてないですね。
『……ウン!!毒味シタケド大丈夫ダワ!!ハイドウゾジョルノ!!トッテモ美味シイワヨ!!』
『おい、口元に押し付けるな!!クソッ、ゴールドエクスペリエンスよりもパワーが上だと!?』
ゴールドエクスペリエンスで抵抗していますがパワー負けしてますね。破壊力Cじゃなあ……
『おやおや、
『ウンガッ』
『ごゆっくりお休みくださいませ』
チョコラータ達が出て行きました。ジョルノはまだ抵抗していますが血を飲むことになるでしょう。
『う、美味い……!!』
『エヘヘ、ヨカッタワ~~。マダマダアルカラモット飲ンデイイワヨ!!』
メアリーには勝てなかったよ……。生娘の血を無理矢理飲まされたジョルノでしたが血の美味さに感動しています。
『……僕は本当に人間じゃなくなったんだな』
血を美味しく飲んで自分が吸血鬼になった事を実感したようです。
『彼女は死んでしまったか……血は全部飲んでおこう。不本意だが僕に身を捧げてくれたんだ、粗末に扱うわけにはいかない』
メアリーに串刺しにされたせいで生娘は死んだようです。ジョルノは彼女の死を悼みつつ血を全部飲むつもりですね。
『メアリー、聞こえているんだろう』
『ドウシタノジョルノ?』
『君が善意で行動しているのはわかる。だがこれからは僕の指示がない限り勝手な行動は慎んでくれ』
『ン~~、ワカッタワ。ジョルノガソウ言ウナラ』
ほんとぉ?おそらくジョルノの危機になったら暴走すると思うのですが。
『とりあえず今日は疲れた。暫くそっとしておいてくれないか』
『ユックリ休ンデネ』
メアリーが引っ込みました。ようやく1人になれたジョルノは今後について必死に考えているようです。
『まずはブチャラティやポルナレフさん達に連絡しないと。しかしあの連中にバレずにどうやって連絡しようか』
『先程彼女が犠牲になった時、罪悪感があまり湧かなかった。吸血鬼になった影響か?マズいな』
『今はまだいい。だが人が犠牲になっても何も感じなくなったら……冗談じゃない、完全に化け物じゃないか!!』
焦っているジョルノを見るのは楽しいですが加速しますね。
朝になりました。生娘の血は全部飲んだようです。カラカラの木乃伊になった生娘は丁重に置かれていますね。
『……このまま精神も化け物になるよりは』
あ、ジョルノが窓を開けようとしています。自棄になって日光を浴びて自殺するつもりのようです。
『コラッ!!』
ダメみたいですね(諦観)。メアリーが出て来てジョルノを覆うように触手を伸ばし、ジョルノは日光を遮られて無事でした。その後触手で器用に窓を閉じましたね。
『今ノアナタハ吸血鬼ナノヨ!!私ガイナカッタラ死ンデイタワ!!』
『死ぬこともできないのか……ああすまない、うっかりしてたよ』
『ジョルノラシクナイワネ~~。私ガシッカリ見テナイト』
お、そうだな(目逸らし)自殺もできないと知ってジョルノが死んだ目をしてますが、過保護なメアリーがいる限り命の危険はなさそうですし諦めてください。
『おはようボス。ゆっくり休めたかね?しかし吸血鬼に朝の挨拶をするのは奇妙な感じだねぇ』
『おっおっはぁ~』
『おはようございますジョルノ様。朝食の準備が出来ております』
『……普通の食事だな、いただこう。そこの彼女は丁重に埋葬してくれ』
『かしこまりました』
朝食が運ばれてきました。普通の食事なのでジョルノも拒否せず食べていますね。
『ごちそうさま。ところで電話を使いたいのだが』
『かしこまりました、しかしどちらへ?』
電話で承太郎達と連絡するつもりのようです。部下が疑問に思ってますがどうやって誤魔化すつもりなのでしょう。
『おいおい君ィ~~、昔DIOなる人物に仕えていたらしいが今はパッショーネの構成員だ。ここではボスのやる事に疑問を持つべきではないよ。わかったらさっさと電話を用意したまえ』
『むっ……少々お待ちくださいジョルノ様』
ウッソだろお前!?まさかのチョコラータが助け舟を出してくれました。
『ボス、ブチャラティ達と連絡するつもりなんだろう?彼らも心配しているだろうし声を聞かせてあげるべきだ』
『……なんのつもりだ』
部下が電話を用意するために出て行きました。部屋にはジョルノ・チョコラータ・セッコだけですね。
『僕に対して何故か友好的だが……何が目的なんだ?』
『そうだな、強いて言えば好奇心のためさ。君の行く末を特等席で観察したいんだ』
『は?』
やっぱりかぁ。チョコラータらしいです。
『昨日見せた君の苦悶と絶望の表情……実に良かった!!お嬢の意思を受け継ぎ吸血鬼になった君はこれからも苦労するだろう、君の精神が完全に怪物となり果てる様子をじっくり観察するつもりさ』
『アンタ最低な人間だな……生かしてはいけない奴だ!!』
チョコラータが吐き気を催す邪悪だと確信したジョルノはチョコラータを粛清しようとしますが……
『ゴールドエク『ダメデショ!!先生ト戦ウナンテ!!』』
ここでメアリーがストップに入りました。ゴールドエクスペリエンスを拘束しています。
『仲間トハ仲良クシナサイ!!』
『アイツが仲間だって本気で言っているのか!?』
『助かったよお嬢。私としても無意味な戦いはしたくないからね』
メアリーからするとチョコラータって身内扱いのようですね(白目)
『安心したまえボス。君に逆らうつもりは一切ないし、無茶な内容でなければ命令にも従うよ。あっでも
『お前!!…………クッ、犯罪者ならいいだろう』
『それで大丈夫だ、いやあ感謝するよボス!!これからもよろしく』
『ジョルノ様、電話の用意が出来ました』
どう足掻いてもチョコラータを排除できないと理解したようでジョルノは妥協しました。電話の準備が出来ましたようでこの後ブチャラティ達に連絡するでしょう。
『すみませんブチャラティ、こんなことになるなんて』
【いやいいさ、お前の声が聞けただけでもよかった】
最初にブチャラティ達に電話しました。
【まさかジョルノがパッショーネのボスになるなんてな~~。でも声がスッゲェ沈んでるけど大丈夫かぁ?】
【そりゃそうだろ、一方的に押し付けられたんだからよ。とんでもない女に目を付けられたな】
【確かに、羨ましいとは思わないですね】
【……その、災難だったなジョルノ。同情するぜ】
ナランチャ・ミスタ・フーゴ・アバッキオ達に同情されてますね。かわいそ…
『まずは組織の様子を見ることにします。暫くしたらまた連絡しますので』
【わかった。ジョルノ、俺はお前の事を今も仲間だと思っている。自暴自棄になるなよ】
『……ありがとうございますブチャラティ。あなた達も気を付けて』
ブチャラティ達との電話が終わりました。次は彼らに掛けるでしょうね。
【おいジョルノッ!!リゾットを差し置いてボスになるとはどーゆーつもりだ!!前のボスを倒したのは俺達なんだぞ!!ふざけた真似しやがってぇ!!】
【落ち着けギアッチョ、彼も本意ではないんだ。……悪かったな、続けてくれ】
暗殺チームと連絡を取りました。ギアッチョが怒鳴っていますが何時もの事です。
【へッ、あんな小僧にボスなんて務まるのかよ】
【まぁオメーよりは出来るんじゃねーかイルーゾォ】
【肉の芽で洗脳されている駒も多いし組織の運営は出来るだろうな】
【メローネの言う通りだ、ペッシのような半人前ではないし上手くやるだろうさ。ペッシ、オメーも負けずに精進しろよ】
【おう兄貴ィ!!】
好き勝手に話してますね。まあ暗殺チームからしたらジョルノって他人ですし。
『進展があり次第再度連絡します。……正直言えば貴方にパッショーネを譲りたいですよ』
【結構だ。今のパッショーネはメアリーに洗脳された人間が多い、俺がボスとなっても言う事を聞かず分裂するのがオチだろうな】
今のパッショーネはねぇ……肉の芽で洗脳された構成員とDIOの残党達とチョコラータですし、リゾットの命令に従うとは思えませんね。
【事情は理解した。やはり彼女は死者のスタンドとなったか】
『ええ、死んでも過保護な部分は変わりませんでしたよ』
【やれやれ、なんという執念だ】
最後は承太郎とポルナレフですね。
【死者のスタンドか、厄介だな。お前を確保しようにも彼女は抵抗するだろう、お前を護るという一心でな】
『いい迷惑ですよ、自殺しようにもすぐ止めてきましたし。ところで財団は僕の事をどうするつもりなんです?』
【やはり気になるか……財団はお前の事を非常に警戒している、DIOの再来としてな。俺に討伐の依頼を出してくるくらいだ】
スピードワゴン財団から滅茶苦茶警戒されているようです。残念ですが仕方ありません。
『僕はあの人の代わりというわけですか?』
【君は納得できないだろうがそう考えているのだ。実際DIOの残党達の動きが活発になっている。君がいるイタリアに集結するつもりのようだな】
ポルナレフが言うには今後DIOの残党達がさらに集まるようです。ヤバいですね☆
『冗談じゃない、僕はあの人のようになるつもりはない!!』
【落ち着け、ポルナレフと合流してからお前の事を観察してきた。だから断言できるが俺はお前がDIOのようになるとは思っていない。……お前に頼みたいことがある】
あ、承太郎から依頼がありましたね。
『なるほど、DIOの残党達の監視をしてほしいと』
【ああ、連中は碌でもないことを考えているだろう。放置できないしお前で管理してくれ】
『わかりました。そういうことなら』
残党達の監視を依頼されました。ジョルノも受け入れるようです。
『吸血鬼になるのは恐ろしいですね。肉体だけでなく精神が少しずつ怪物になっている実感があります』
【……月並みな言葉だが気をしっかり持ちな。お前が完全に怪物となったら始末しなければならない。顔見知りを殺すことになるのはごめんだぜ】
『すみません、愚痴を聞かせてしまって。ではまた連絡します』
承太郎達との電話が終わりました。ジョルノには問題が山積みですがどうなるんでしょうかね?
ジョルノは現在大人しくボスの仕事をしていますね。ちなみにチョコラータとセッコはジョルノの親衛隊として周囲に認識されているようです。
『肉の芽を植え付けられた人間のリストを?』
『ああ、自分の駒になるのだし数を把握しておきたいからね』
『わかりました、お待ちください』
どうやら肉の芽で洗脳させた人間について把握するつもりのようです。
『こちらになります』
『……想像以上だな。パッショーネの構成員やイタリア首相だけでなく財政界の重鎮達、さらには著名人やサッカー選手までもが肉の芽の餌食になっているなんて』
予想以上に洗脳されている人間が多くて引いてますね。
『まさか4桁に届くかもしれないなんて……どれだけ精力的に動いてたんだメアリー』
『ウフフ、ホメテホメテ~~』
いやあ頑張りましたよ。全ては愛するジョルノの為に……
『僕が死ぬとここに書かれている人達も巻き添えになるのか。なんてことだ、死ぬこともできないじゃないか』
ジョルノが死ねばイタリアは大混乱に陥るでしょうね。なので自殺はダメ・絶対。
『それに肉の芽は数年で寄生先の脳を食い尽くすという……このままではダメだ!!』
ジョルノが現状に危機感を覚えたようです。しかし一体どうするつもりなのでしょうか。気になるのでもうちょっとだけ見てみたいと思います。
今回はここまでです。
ご視聴ありがとうございました。
<ジョルノの自棄酌>
ジョルノ「酒ッ!!飲まずにはいられな……飲んでも飲んでも酔わないな」
チョコラータ「そりゃそうさ、君は吸血鬼なんだから。貴重な高級ワインをラッパ飲みは品がないよ、ほら輸血パック」
ジョルノ「酒に酔う事もできないのか……」
チョコラータ「ちなみに吸血鬼には麻薬も効かないさ。実験で確認済みだ」
もうちょっとだけ続きます。次回は某神父が出る予定です。駄文で申し訳ありません。
次回の投稿は不定期となりますのでしばらくお待ちください。失踪したらお許しを。
感想くれると嬉しいです。