八雲紫になってHUNTER × HUNTERの世界で遊ぶ話   作:眠い

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2話

 

「こんにちは、人間さん」

 

後ろから挨拶すると、思いっきり距離を取られた。

当たり前か。この地で挨拶されたら擬態とか疑うよな。実際、そういう奴いるし。

 

「………何者だ?」

「人に名前聞くときは自分から名乗るべきでは?まぁ、いいでしょう。私の名前は八雲紫。数百年間人間を見た事が無かったのでつい声を掛けてしまったわ」

 

前世を除くと初めてだけどな。

 

「それで、貴方のお名前は?」

「…ドン・フリークスだ」

「ドン・フリークスね。それで、貴方は何処から来たの?そして何故ここに来たの?」

「…後者については紀行記を書く為だ。前者についてだが、何故知りたい?」

 

何故って言われても

 

「遊ぶ為よ」

 

文明が滅んでるせいで娯楽がないのよね。

遺跡発掘とスキマにいつの間にか溜まってるガラクタ漁りぐらいしか楽しみがないのよ。

掘り出し物が見つかった時は嬉しいけどほとんどゴミしか出ないのよね。

 

「そうか…死ね!」

 

ドン・フリークスが襲いかかって来た。

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

まぁ、いくら強いといってもこの最強ゆかりんボディなら負けないんだよね。

 

「あら、もう終わり?」

「ハァ、ハァ、ハァ」

 

足下に息も絶え絶えのドン・フリークスが倒れている。

 

色んな情報を持っているだろうしあまり怪我させたくない。けど中途半端に強いから本気で殴るとちょっと危ない。

なので時間は掛かるが相手のスタミナ切れを待つ事にした。

超能力?みたいな攻撃は少し危なかったが、スキマに吸い込んだり消滅させたりして対処した。

超能力?によっぽど自信があったのか、消滅させると動揺して相手の戦意が下がった。

そこからはただひたすら私のサンドバッグになった。

 

「女性にいきなり殴って来るなんて一体どういう教育してるのよ。親の顔が見てみたいわ」

「ぐっ………」

 

ちょっと殴りすぎて顔がボールみたいに腫れてるけど生きてるからヨシ!

 

「それで、なんで攻撃してきたの?後、早く人の住む場所教えなさいよ。」

「…………」

 

だんまりか。仕方ないアレを使おう。

 

「えーと、何処に置いたかしら………あ、あったあった。」

 

スキマからカラフルで毒々しいりんご擬きを取り出す。

 

「なんだそれは」

「ん?あぁこれね。この木の実には強力な酩酊効果があるのよ。その作用で自白剤みたいに使えたりするのよ」

 

意思疎通出来る生物で実験したし効果は保証する。

 

もっとも、コレを食べさせたら中毒症状でて死んじゃったり壊れちゃったりしたけど、多分大丈夫でしょ。

 

「はい、あ〜ん」

「や、辞めろ…!」

 

もう、こんな美人のあ〜んを断るなんて。

 

あっ!

 

「ごめんなさいね。今食べやすように切ってあげるから」

 

りんごそのまんまなんて顎外れちゃうよね。

 

「はいっ、あ〜ん」

「い、嫌だ…」

 

まったく、子供のイヤイヤ期じゃないんだから。

 

「食べろ」

 

今度は無理やり食べさせる。

十秒ほど経つと効き目が出てきた。

それじゃぁ。始めるか。

 

「貴方は何故私を攻撃したの?」

「人類の脅威になると思ったから」

 

ん?

え、どういう事?

 

「お前が遊びで人類を滅ぼすと思ったから」

 

あ〜、そっかなるほど。

力が物を言うこの世界で弱い奴は生殺与奪の権すら握れないからね。私の遊びを人間狩りと解釈したのか。

 

私はそんな事しないけど。

ゴロゴロして、ゲームしたり、マンガ読んだりして、美味しいもの食べて寝たいわ。

 

「それじゃぁ、貴方はどこから来たの?」

「西にあるメビウス湖にある小島から」

 

やった!!ついに場所がわかった!

ていうかあそこ湖だったのか。海だと思って放置してたわ。

 

「そんなところにあったのね。教えてくれてありがとう。解毒作用のある葉っぱよ。はい、あ〜ん」

「あ〜ん」

 

この草の近くに全裸の頭ボールな変態達が大量にいたから精神的に疲れたのよね。

まぁ、場所分かったし次からは直接移動するからもう会うことは無いだろうけど。

 

「う………はっ!?」

「ありがとう、ドンフリークスさん」

「…お前、俺に何をした!」

 

あっ、記憶飛んじゃったタイプか。

そりゃ、記憶無いなんて普通怖いよな。

 

けど面倒な事になりそうだしさっさとメビウス湖に行こ。

 

「さようなら。もし縁があればまた会いましょう。それと、あなたの旅路溢れんばかりの呪いと祝福を」

 

この言葉、一度言ってみたかったのよね。

 

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