神代回帰した現代で就職活動したら社長が邪神な会社に受かった   作:苺1円

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タイトルで興味が惹かれないのか、内容が面白くないのか、う〜む分からない


妹に養われるニート

人間の価値観というのは結構簡単なことで変わるものだと思う

 

例えば、ラブソングは歌わないと宣言していたアーティストが失恋をきっかけに恋愛関連の曲しか歌わないようになったり

 

例えば、小説は嫌いだと公言していた漫画家が小説原作の漫画を描いたことをきっかけに小説家に転向したり

 

例えば、なんて例を出していけば無限に話題が続いてしまいそうなほど世の中に溢れる事例の数々

 

では最後に1つ

例えば…………

天才とまで呼ばれて順風満帆で高学歴なエリート街道を歩んでいた少年が、どうせ社会に出たら歯車の1つになるのだろうと世界の無情さを悟って今では妹に養われてニートをやっていたり

 

まあ俺なんですけど

 

…………

 

「仕事行かなくていいの?」

 

通常時ならばすでに会社へ行くための支度を終えた妹が朝食の余りを俺に提供している時間帯

 

休日だとしてもそこまで堕落した様子を見せない妹がリビングに置いてあるソファーにて今時聞かないだろと言いたくなるレベルの擬音、ぐで〜んという言葉を使ったら全部説明できそうな様相で寝転んでいた

 

表情は随分と気怠そうだし具合でも悪いのだろうか?その場合それを見て仕事への催促をする居候ニートとかちょっとドン引きである、使う言葉間違えたかも…… 

 

「兄さん覚えてないんですか?今日はアマテラス様の降臨記念日なので日照が強いんです、吸血鬼な私は正当な理由でのお休みが取れるんですよ、この説明一年前にもしませんでした?」

 

されたような気がするし、されたけど忘れたような気もする、つまり少なくとも俺は覚えてない

 

だが考えてほしいのだが数百年を生きる前提の記憶力をした吸血鬼という種族と、そうではない俺を比べるのはいかがなものかと思うのだ

 

「学生時代の兄さんなら覚えてるレベルですが」

 

ニートになって精神的には無敵になった気がしていたが勘違いだったようである、流石に劣化したよね発言は胸に刺さる、学生やめてまだ数年だから歳のせいでもないし……

 

ところで歴史書に残っているような吸血鬼は日照に当たると灰になるという話だったが、妹は別に灰になるということもなく若干体調が悪くなる程度の症状しか出てこない、先祖返り最強伝説ってネットで噂になっていたが本当なのだろうか?

 

「知りませんよ、神代回帰してから科学で説明できる出来事だけが全てというわけでもなくなりましたし」

 

それを言ったら全部知りませんよで話が完結してしまう気がする、だが確かに神が平然と降臨できる世界になってからは神秘に関係する事象が起こるようになって人間だけでは解明できないことも増えた、神様達は気紛れであるため人間に知識を授けることもあれば秘密と言って何も教えてくれないことも多々

 

誰だよ、神が実在することを証明するために現代を神代に回帰させる計画とか立てたやつ

 

しかも成功するとかいうバグ、いつの時代も馬鹿と天才は紙一重って言葉は通用するらしい

 

「さて、今日も血を飲ませてもらいますね」

 

唐突な話題転換、俺もさっきやったので何も言えないけど、朝食より先でいいのだろうか?という疑問が頭の片隅をよぎった

 

吸血鬼は別に血を飲まないと生きていけないということはない、妹が普通に朝食を食べるように、人間と同じ生活をしていたら栄養そのものは問題ない、ただし………

 

普通のご飯は味がしないらしい、その代わりに血を美味しいと感じる

 

だからこそ血液タンクとして栄養ある美味しいご飯をもらって普通に生活させてもらえるニートな俺爆誕

 

あれ?実は家畜では?

 

「余計なことは考えなくていいですよ」

 

居候は家主に逆らうことはできない、それは神様が説く人間と神は同じ価値観を共有できないという話と同程度に真理である

 

それでも、痛いのは嫌である!

 

吸血とは血管に人間で言うところの八重歯のような位置にある牙を立てて流れた血を飲むわけなので普通に泣きたくなるほど痛い

 

だから、できれば勘弁してほしいものだ

 

「荷物をまとめてください」

 

生意気言ってすみませんでした、ぜひ飲んでください

いつも通り妹の圧力に屈したニートは神に供物を捧げるような平伏加減で妹の口元に首筋を近付ける

絵面的にはなんとも情けないことになっていそうだ

 

「では、いただきます」

 

激痛、皮膚を貫いて肉まで……やめておこう、詳しく考えるともっと痛くなりそうだから

兄が痛みで悶えているあいだに機嫌が良さそうに鼻歌を奏でながら血が流れている首元に舌を這わせる妹、なんだろう、悪いことしてるみたい

 

「もう1回噛みましょうか?」

 

照れ隠しなのか、僅かに頬を染めながら牙を見せつけてくる様子が微笑ましくて

思わず手を伸ばして頭を撫でれば、銀色の長い髪が高級な絹のような良い触り心地を返してくる

やはり妹は何歳になってもカワイイもの……

っ!?痛い痛い痛い、なんで噛むの?!

 

「さて?何故でしょうね」

 

優しく微笑みかけてくる妹の表情が悪魔にしか見えないのは錯覚ですか?世界の科学者様、どうか教えてください





ギャグ全振り
あんまし読まれない気がするので、あとでひっそり消す予定
1回目はキーワード設定間違えて、2回目はジャンルを間違えるというポカをして再投稿したやつ
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