ベルが如く   作:サンバガラス

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遅くなりました。高評価と感想をお願いします。


第十話 vs食人花

 

ベルがヘスティアとデートをしていた時のこと、たまたま闘技場の近くを寄った時だった。

 

「・・・ん?何か騒がしいな」

 

「そうだなベル君」

 

すると

 

「うわぁぁぁぁぁ!!!モ、モンスターだぁぁ!!!」

 

「・・・何!?」

 

無数にある闘技場の入り口から大きな白色の猿『シルバーバック』が現れた。シルバーバックはヘスティアを見ていた。

 

「べ、ベル君。何か僕の方を向いてないかい?」

 

『グォォォォォォォォォ!!!』

 

シルバーバックはヘスティアに襲い掛かったが

 

「ゼリィヤァァァァ!!!」

 

『グォッ!?』

 

ベルがシルバーバックの顔面に虎落としを決めて吹っ飛ばしていた。シルバーバックが怯んでいるうちにベルは吉行を取り出し、目を瞑って抜刀する構えを取った。

 

「べ、ベル君何やってるんだい!?モンスターがそこまで来てるんだよ!?」

 

『グォォォォォォォォォ!!!!』

 

シルバーバックはヘスティアからベルに標的を変えて襲い掛かった。しかし

 

『グルォォォォォ!?』

 

「・・・・」

 

ベルは目にも止まらぬスピードを出しながら抜刀して、シルバーバックの身体を切り裂いた。

 

       『秘剣・荒れ牛』

 

上半身と下半身に分かれたシルバーバックは魔石になって消えた。

 

「べ、ベル君強いんだね!?」

 

「まあこれぐらいは大した事ない。取り敢えず神様はここから逃げろ。さっきから色んな所で悲鳴が聞こえてる」

 

ベルが行こうとしたその時だった。

 

「待つんだベル君!!行くならこれを持って行ってくれ!!」

 

ヘスティアはベルにある物を渡した。

 

「これは!!」

 

 

〜それから10分後〜

 

 

場所は変わり、とある広間でロキファミリアのメンバーである。アイズ、ティオネ、ティオナが地面から現れた口のついた植物型モンスター『食人花』3匹と戦っていた。レフィーヤも居たが、食人花の触手攻撃にやられてダウンしていた。

 

「何なのこいつら!?」

 

「知らないわよ!!オマケに打撃も効かない!!」

 

「・・・手強い」

 

素手で戦っていた3人は苦戦していた。

 

「アイズ・・・さん・・・」

 

「無理しないでください。落ち着いて!!」

 

エイナもそこにいてレフィーヤの応急処置をしていたが、1匹の食人花がエイナ達を狙ったのだ。

 

「「「レフィーヤ!!!」」」

 

「「!?」」

 

2人が食われそうになったその時、

 

「ウオリャァァァァァァ!!!!」

 

『キシャァァァァァァ!!!!??』

 

ベルが食人花の横顔を殴って吹っ飛ばしたのだ。

 

「べ、ベル君!?」

 

「無事の様ですね。エイナさん」

 

ベルがエイナの安全を確認するとアイズ、ティオナ、ティオネと戦っていた2匹の食人花は標的をベルに変えて襲い掛かった。

 

「ベル君逃げて!!!」

 

エイナが叫んだ。だが、

 

「ドリャァ!!ドセリィヤァァァァァ!!!」

 

『『キシャァァァァァァ!!??』』

 

「「「「「「え?」」」」」」

 

ベルは襲い掛かった1匹目の食人花を殴り飛ばし、もう1匹は正面から受け止めた。そして受け止めた食人花を無理やり引っこ抜き、投げ飛ばした。これがベルが新しく覚えた極み技『真・怪力の極み』である。無理やり引っこ抜き取られた食人花は根っこの部分がボロボロになっていた。エイナ達はその様子に唖然としていた。

 

「これで終わらせてやる」

 

そう言ってベルは懐からとあるナイフを取り出した。そうこのナイフこそ、ヘスティアから受け取ったヘスティアナイフである。

 

「来やがれ!!!」

 

『『『キシャァァァァァァ!!!!』』』

 

3匹の食人花がベルに襲って来たと同時に、ベルも走り出し、ヘスティアナイフですれ違い様に食人花の首を斬って行った。

 

       『組小太刀・幻狼』

 

食人花は首と胴体が分かれ、少し動いた後魔石となって消えた。

 

「フーーー。終わったか」

 

ヘスティアナイフを懐に戻して、ベルはエイナに近づいた。

 

「エイナさん」

 

「・・・!!な、何かなベル君?」

 

茫然としてエイナはベルに声を掛けられて少し驚いていた。

 

「俺はちょっと探している人がいるので。あとこれをこの子に」

 

そう言ってベルはエイナに瓶を渡して何処かに消えて行った。

 

「これは・・・・タフネスZZ?」

 

エイナはベルから貰った物に少し困惑していた。

 

 


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