ベルが如く   作:サンバガラス

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話を進める為、今回は話の内容が薄いです。高評価と感想をお願いします


第十三話 裏切り

 

〜次の日の朝〜

 

「うん。間違いない!!これは魔導書(グリモア)だな!!」

 

ヘスティアがそう言った。

 

魔導書(グリモア)?」

 

「読むだけで、資質に応じた魔法が発現する本。つまり魔導書さ。と言うかこれ何処から手に入れたんだい?」

 

「酒場で借りた」

 

「ハァァァーーー!?」

 

ヘスティアは呆れていた。

 

「あのねぇベル君。これは一度読んだら、二度と使えない品物なんだよ。しかも値段もウン千万ヴァリスするんだ」

 

「・・・しかし読んでしまったからな・・・持ち主がいたらケジメは取るつもりだ」

 

「どうやって?」

 

「その魔導書の買った値段の倍の金を払う。それで許して貰えなければ・・・最悪エンコ詰めるしか無いな」

 

「ベル君の言っている意味は分からないが、嫌な予感しかしないからそれは却下だ!!」

 

結局魔導書の件はうやむやにする事にした。そしてベルはダンジョンの入り口までリリを待っていると、

 

「見つけたぞ!!クソガキ!!」

 

「・・・誰だ?」

 

「・・・まさか忘れたとは言わねえよなぁ!!」

 

「・・・あの時の奴か」

 

ベルは思い出した。ベルに攻撃して来た男であった。

 

「お前はあの小娘と連んでいるのか?」

 

「・・・そうだが」

 

「となると何も知らないって訳じゃねえよなぁ?」

 

「?」

 

ベルはリリに特に何もされてい無いので不思議に思っていた。

 

「惚けんな、お前俺に協力しろ。一緒にあいつを嵌めるぞ」

 

「は?」

 

「オイオイ。そんな顔すんなって、お前もあいつの溜め込んだ金を狙ってんだろ。協力して役立たずの荷物持ちから、たんまり巻き上げようぜ!!」

 

そう言ってベルの肩を掴んだが、

 

「ガアッッッ!?」

 

「気安く触るな」

 

ベルは男の手首を強く握りしめていた。

 

「失せろ」

 

「な、何だと!?」

 

「・・・この前ので懲りてねぇのか?」

 

「ッ!!・・・チッ!!」

 

男は消えて行った。そしてリリと会って今日は10階層に行く事となった。

 

         〜10階層〜

 

「霧が出ているな」

 

「10階層からはダンジョンギミックがありますからね」

 

そう言って歩いていると霧の中に赤色の目が見えた。

 

「ベル様!!」

 

「分かってる」

 

『ブモォォォォ!!』

 

緑色の大きなモンスター、オークが現れた。オークは木を抜いて棍棒にした。

 

「ベル様!!ラウンドホームと呼ばれるモンスターが使う天然の武器庫です」

 

「・・・成程、武器持ちか」

 

『ブォォォォォ!!!』

 

オークは棍棒で攻撃したがベルはそれを避け、オークの胴体を斬り、飛び上がって、頭を斬ってオークを倒した。       

 

「ベル様!!次来ます!!オークの群れです!!」

 

「ドリャァァァ!!!」

 

『『『ブォォォォォ!?』』』

 

ベルは刀を戻してオークの使っていた棍棒を持ってオークの群れを薙ぎ払いながら倒して行った。

 

「リリ無事か?・・・リリ?リリ!!」

 

ベルはリリに声を掛けたが、返事が返って来なかった。

 

「何処に行った!?」

 

その時だった。何かがベルの近くに何かが投げられた。

 

「これは血肉?モンスターを誘き寄せるアイテムか?」

 

「ベル様」

 

「リリ!?」

 

気付くとリリは9階層に続く階段の近くにいた。

 

「ごめんなさいベル様。さよならです」

 

そう言ってリリは階段を登った。そしてベルの周りにオークの群れが現れた。

 

「待てリリ!!チッ!!邪魔だお前らぁ!!」

 

『『『『『ブォォォォォ!?』』』』』』

 

ベルは棍棒でオークの群れを倒して行った。

 


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