ベルが如く   作:サンバガラス

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新作日間でランキング20位になりました!!ありがとうございます。高評価と感想をお願いします。

戦闘描写難しい。龍が如くの戦闘モーション見てから方がイメージしやすと思います。


一章 炉の女神(ヘスティア)
第一話 迷宮都市オラリオ


 

オラリオ行きの馬車に乗って数日後、ベルは無事にオラリオに着く事が出来た。

 

「ここが迷宮都市オラリオか」

 

ベルはオラリオの広さと街並みに驚いていた。

 

「お爺ちゃんは『男なら冒険者になれ!!』とか言っていたが、どうすれば良いんだ?」

 

ベルは近くの人に聞いた。

 

「少し良いか?」

 

「ん?どうしたんだ坊主?」

 

「冒険者になりたいんだが、どうすれば良いんだ?」

 

「冒険者になりたいのか?だったら、ファミリアに入らないといけないぜ」

 

「ファミリア?」

 

「・・・まさかと思うが何も知らないでここに来たのか?」

 

「・・・・」

 

ベルは核心を突かれた。ベルは近くの人に教えて貰った。

 

「冒険者になるには何処かのファミリアに所属してそのファミリアの神様に恩恵を受けなきゃならないと言う事で良いんだよな?」

 

「そう言う事だ」

 

ベルはある程度理解する事が出来た。

 

「つまり、組との盃を交わすのと同じ事か」

 

「な、何を言っているんだ?」

 

「・・・いや、何でもない」

 

これが偶に出るベルのボロである。

 

「因みにだが、ダンジョンで本格的に活動したいなら、オススメはロキ・ファミリアとフレイヤ・ファミリアだ」

 

「そうかありがとう」

 

「頑張れよ」

 

早速ベルはファミリアに行ったが、断られてしまった。その理由は見た目だけで判断されてしまったからだ。

 

「・・・まさか見た目が弱そうに見えるだけで判断されるとは・・・」

 

その後も他のファミリアにも行ったが、当然ベルを受け入れてくれる所など存在しなかった。なんやかんやでベルは裏路地に来ていた。

 

「ハァーーー。困ったな」

 

溜め息を吐いていた時だった。

 

「なあそこの坊主」

 

「ん?」

 

ベルは声を掛けられた。振り向くとそこにはチンピラ風の冒険者が3人いた。仮に冒険者ABCとしておく。

 

「ファミリアを探しているんだってな」

 

「ああ、そうだが?」

 

「俺達のファミリアに入れてやろうか?」

 

「代価はお前のお金と持ち物全てだけどなぁ?ギャハハハハ!!!」

 

「・・・」

 

唯のカツアゲであった。

 

「悪いがお前らを相手にする程俺は暇じゃない」

 

そう言ってベルが振り向いた瞬間だった。

 

「冒険者様をなめんじゃねえぞぉ、クソガキィ!!!!」

 

冒険者のAがベルの後頭部を瓶で殴った。この3人の冒険者は龍を少し怒らせた。瓶で殴られたベルだったが、ダメージを負う事もなく平気だった。それどころか逆に殴ってきた奴を睨んだ。

 

「な、何っ!?」

 

Aは驚いていだが、そんな事を無視して顔面を殴った。

 

「オリャァ!!!!」

 

「グッベバァァッ!??」

 

Aは歯が何本か折れながら吹っ飛んだ。

 

「お、おい!!」

 

「て、てめえ、な、何しやがる!?」

 

2人の冒険者は戸惑っていた。

 

「喧嘩を売られたから、買っただけだ」

 

ベルはそう言いながら構えた。

 

「こ、この野郎!!!」

 

Bがベルに殴りかかろうとしていたが、

 

「ゼリィヤァァ!!!」

 

「ズエバァァァ!??」

 

ベルに左ストレート、右フック、左フックの攻撃から腹に上段回し蹴りの中段蹴りの攻撃であるハイ&サイドを受けて吹っ飛んだ。残りのCは短剣を出してベルに攻撃した。

 

「し、死にやがれェェェ!!!」

 

「遅ぇ!!」

 

ベルは軽々と避けてCの胸ぐらを掴んで壁に叩きつけ、膝をついた所にCの後頭部に膝蹴り、そして倒れたCの顔面を思いっきり踏み付けた。

 

「ブッベェァァ!?」

 

      『壁クラッシュ』

 

ベルが3人を倒したのに1分も掛かってなかった。すると最初に殴られたAが起き上がった。

 

「う、嘘だろ!?お、お前も冒険者だったのか!?」

 

「違う唯の堅gじゃなくて一般人だ」

 

その言葉にAは信じられない顔をしていた。

 

「レベル1しかもアビリティオールCである俺達を倒すお前のような一般人がいるか!?」

 

「フッ、運が悪かったんだよお前らは」

 

ベルは続けてこう言った。

 

「これに懲りたらこんな事は止めるんだな。そこの2人を連れてさっさと消えやがれ!!!

 

「ヒ、ヒィィィ!!す、すみませんでした!!!」

 

Aは倒れているBとCを連れて逃げて行った。

 

「・・・冒険者ってのはあんな感じなのか?」

 

ベルはそう思った。

 


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