ベル達は銃火器を使い順調に17階層まで進んでいたが、リリは慣れない武器でヴェルフは傷の痛みによって体力の限界であった。
「2人とも大丈夫か?」
「ええ・・・まあ、何とか」
「・・・ああ」
2人は疲れが顔に出ていた。それもそのはず、もう体力も精神もギリギリになのに気力で誤魔化しているに過ぎないのだ。そうして進んでいると真っ白い大きな壁で出来た場所に着いた。
「嘆きの大壁!!ベル様もう少しで18階層に着けます!!」
リリはそう言ったその時であった。近くの壁にヒビが入った。
「な、何だ!?」
「ま、まさか!?」
「お、おい、おい、冗談だろ!?ふざけろ!!」
そのヒビから大きな顔が出て来た。
「か、階層主ゴライアス!!」
『ウオオオオオオ!!!!』
黒い色に近い灰色の巨大モンスターゴライアスが出現した。ゴライアスを見たベルは担いでいたヴェルフをリリに預けた。
「リリ、お前はヴェルフを連れて先に18階層に行ってろ」
「な、何言ってるんですかベル様!?」
「やめろベル!!」
2人は驚き、ベルを止めた。
「俺が時間稼ぎをする。そのうちに行け」
「で、ですが!!」
「もう時間がねえ!!さっさと行け!!!!」
ベルの言葉にリリは従った。
「・・・分かりました。無事でいてください。すぐに助けを呼びますから!!」
「死んだら承知しねえぞベル!!」
リリはヴェルフを連れて18階層に向かった。それと同時にゴライアスが2人を捕まえようとしたが、
『ウオオオオオオ!!??』
その前にベルは対物ライフルを構え、ゴライアスの右目を撃ち抜いた。ゴライアスはその痛みに苦しみ片膝を付いた。そして目標をベルに変え、雄叫びを上げた。
『ウオオオオオオ!!!!』
「掛かって来やがれぇ!!!」
一方その頃、ヘスティア達はベル救出隊を結成してダンジョン内を進んでいた。するとヘスティアとヘルメスが話していた。
「いい加減説明してくれないかヘルメス。君がベル君を助けようとする理由を」
「おいおい、言ったじゃないか。親友を助け「そう言うのはいいから」全く。頼まれたんだ」
ヘスティアはヘルメスの胡散臭い話を遮って本心を聞いていた。
「頼まれた?」
「そう。とある人物からベル君の様子を見て来て欲しいってね。けどこんな所まで足を運んだのはそれだけじゃないぜ。勿論ベルを助けたいし、会いたかったからな」
「本当にかい?それも嘘じゃないよな」
ヘスティアはジト目でヘルメスを見た。それに対してヘルメスは笑っていた。
「さて、ベルが時代に担う器であるかどうかも確かめないとな」
そう、ヘルメスは小さく呟いていた。そして場面は変わりベルはゴライアスと戦っていたが、相手はベルの50倍もある大きなモンスター。対物ライフルでもダメージを与えられてはいるが、決定的なダメージを与える事は出来てはいなかった。
『ウオオォォォォォ!!!!!』
ベルはゴライアスの攻撃を崩れて落ちた壁を隠れながら攻撃を避けていた。
「チッ!!全然ピンピンしてるな。どうするか・・・一か八かやってみるか」
ベルは何かを思い付き、ゴライアスの拳を振り下ろした攻撃を避け、そしてその隙を突いて腕に乗り、ゴライアスの胸に向かって走り出した。
『ウオオォォ!!!』
それに気付いたゴライアスはベルを落とそうとしたが、その前にベルは腕から飛び降りて対物ライフルから吉行に持ち替えてゴライアスの胸に突き刺した。
『グオオオオぉぉ!!!??』
ゴライアスは痛みで雄叫びを上げている。
「止めだ!!」
そしてベルは追い討ちに吉行でゴライアスの胸を切り裂き、左手で吉行を支えて、右手に対物ライフルを持ち切り裂いた場所に対物ライフルを捻り込み、6発撃ち込んだ。
『グオオオオオオオ!!!!!!!???』
ゴライアスは断末魔を上げながら灰となって消え、残ったのは弾丸が撃ち込まれた大きな魔石であった。
「・・・何とか倒せたな・・・」
ベルは魔石を担ぎ、18階層に向かった。
おまけ前半
とある日のサンバガラス(投稿者)
「あーーー。疲れた。仕事もきついし、ゲームもせんといかんし、中々小説を書く気力があんまり無いな」
LINE♪
「ん?誰からだ?」
投稿者はLINEを見た。
「ベル(桐生)さんや。何々、『ちょっと話がある。コンビニまで来い』。何か用事でもあるんかな?」
投稿者はコンビニへと向かった。後半へ続く。