ベルが如く   作:サンバガラス

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やっぱり話の内容作りが難しい。


第三話 ギルドへ

 

しばらくして落ち着いたヘスティアがベルに言った。

 

「率直に言うけどベル君。君は異常だ!!」

 

「異常?別に頭が悪いわけじゃ無いんだが?」

 

「いや、そう言う事じゃなくて、ステイタスがおかしいんだよ」

 

ヘスティアはベルに突っ込みながら、説明した。

 

「本来、恩恵を与えられた子供は全員レベル1から始まるんだ。例外としてレベル2とかの子供もいるが、君のレベルは(エックス)。僕も聞いた事の無い、未知数のレベルと沢山のレアスキルそしてアビリティのバグ。こんな事は絶対に有り得ない」

 

ヘスティアは真剣な表情であった。

 

「取り敢えず、ギルドにはレベル1って報告しておくんだぞ!!」

 

「何故?」

 

「・・・神々は頭のおかしい奴が多いんだ。もし君のステイタスがバレたらは間違いなく神々の玩具にされてしまう可能性がある」

 

「・・・分かった」

 

ベルはそう言ってギルドに向かう為、本拠地を出た。道を歩いていると

 

「おいテメェ、俺にぶつかっておいて何だその態度は!!」

 

「ヒィィィィィィ!!すみません!!」

 

「ん?」

 

ベルはガラの悪そうな冒険者が一般人に怒鳴り上げているのを見た。

 

「テメェがぶつかったせいで俺の鎧に傷が入ったじゃねぇか!!弁償として10万ヴァリス出せ!!」

 

「そ、そんな大金持ってませんよ!?」

 

「じゃあ痛い目見ないと分からないか?」

 

その光景を見ていたベルは止めに入った。

 

「おい」

 

「ん?な、何だテメェ!?」

 

「一般人を脅して恥ずかしく無いのか?」

 

「う、うるせぇ!!こいつの前にまずテメェを痛めつけてやる!!」

 

       オラリオの冒険者

 

喧嘩を仕掛けてきた冒険者はベルに殴りかかったが、ベルは軽く避け、冒険者の胸ぐらを掴んで投げ倒し、仰向けになった冒険者に追い討ちの顔面パンチをお見舞いした。

 

「オリャァ!!!」

 

      『追い討ちの極み・表』

 

「グッボォォ!?」

 

冒険者はベルにやられた。

 

「か、顔が!?」

 

「2度とこんな事は止めるんだな」

 

「す、すみませんでしたぁぁ!!」

 

冒険者は逃げて行った。

 

「大丈夫か?」

 

「あ、ありがとうございます!!」

 

ベルはお礼を言われた。

 

「私は雑貨屋で働いているのでもしよかったら来てください!!今度私がお役に立てる事がありましたら、是非協力させてもらいますよ!」

 

「分かった」

 

ベルは雑貨屋の店員と顔馴染みになった。そんなこんなでベルはギルドに着いた。

 

「ここで良いんだな」

 

ベルはギルドのの中に入り、受付に行った。

 

「すみません。冒険者の登録がしたいのですが」

 

「わかりました。ではこの紙にお名前、種族、年齢、レベル、所属ファミリアをご記入してください」

 

「分かりました」

 

ベルは受付の人に紙を貰い、記入して出した。

 

「これで良いですか?」

 

「えーーと、『ベル・クラネル、ヒューマン、14歳、レベル1、ヘスティアファミリア』これで間違いないでしょうか?」

 

「はい。大丈夫です」

 

「はい!只今をもちまして、ベル・クラネルさんをオラリオの冒険者として登録します。宜しいですか?」

 

「お願いします」

 

ベルは頷いた。

 

「分かりました。これより私、エイナ・チュールがベル・クラネルさんの攻略アドバイザーとして担当することになります。以後お見知りおきを」

 

   ギルド受付嬢 エイナ・チュール

 

「ではこれよりベル・クラネルさんにはダンジョンに入る為の講習を行います。着いてきてください」

 

ベルはエイナに案内され2時間のダンジョンに関する必要な情報を学んだ。

 

「ふっーーー。久しぶりに勉強したな」

 

「ふふ。お疲れ様ベル君。凄い集中力だったね」

 

ベルはエイナに少し笑われた。

 

「最後にだけど、これだけは絶対に覚えておいてねベル君。冒険者は冒険しちゃいけないんだよ」

 

「・・・どう言う事ですか?」

 

「簡単に言うと出来るだけ無茶はしない事。命あっての冒険だからね。無事に戻ってくる事が大切だよ。分かった?」

 

「・・・分かりました」

 

こうしてベルはエイナの講習を終わらせた。

 

 


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