やっぱり戦闘シーン難しい。高評価と感想をお願いします!!
ロキファミリアが宴を始めてから数時間後の事であった。
「よっしゃぁ!アイズそろそろあの話、皆に披露してやろぜ!!」
ロキファミリアの団員であるベートが話し始めたのだ。
ロキファミリア幹部
「あの話?」
「あれだって、帰る途中何匹か逃したミノタウロスの事だよ!最後の1匹お前が5階層で始末しただろう」
「ベートさん、あれは」
ベートはアイズがベルを助けたと勘違いしていた。アイズが弁解しようとしたが、ベートはアイズの話を無視した。
「そん時にいたトマト野郎。いかにも駆け出しのヒョロ臭えガキが臭えミノタウロスの返り血を浴びて、真っ赤なトマトみてえになっちまってよ。それでよ、そのトマト野郎どっかに行っちまって、うちのお姫様助けた相手に逃げられてやんの!!」
「「「「ハハハハッ!!!」」」」
ベートの発言にロキ・ファミリアの団員は笑っていたが、そんな中1人のエルフがベートを叱った。
「いい加減にしろ。そもそも17階層でミノタウロスを逃したのは我々の不手際だ。恥を知れ」
「ゴミをゴミと言って何が悪い!!アイズ例えばだ!俺とあのトマト野郎だったら、どっちを選ぶってんだぁ!!オイ!!」
「ベート、君酔ってるね」
ロキ・ファミリアの団長であるフィンが苦笑いしながら、止めに入ったが、ベートは続けた。
「聞いてんだよアイズ!!お前はもしも、あのガキに言い寄られたら受け入れるのか!!そんなはず無えよなぁ!!自分より弱くて軟弱な雑魚にお前の隣に立つ資格なんて無えよな!!他ならぬお前自身がそれを認めねえ!!雑魚には吊り合わねぇんだよ。アイズ・ヴァレンシュタインにはな!!」
その時だった。
「さっきからキャンキャン吠える様によく喋る奴だな」
その声に豊穣の女主人にいた客が静かになった。そして全員が声のした方を向いた。声のした方にいたのはベルであった。
「・・・あ?誰だ?もう一回言ってみろ」
「べ、ベルさん!?」
「・・・・」
シルは慌てていたが、ベルは残りのお酒を飲み干してベートの方に向かった。
「聞こえなかったのか?お前の声が犬の様に五月蝿いって言ったんだ」
「んだと!?」
「喋るならもう少し小さくしろ、酒が不味くなる」
ベルはベートに少なからずキレていた。
「それに5階層でのミノタウロスはお前らのファミリアの不手際なんだってな、そしてその不手際によってミノタウロスに遭遇した冒険者を酒の肴にする。そのケジメも取れないファミリアだって事がお前で大体分かった」
「テメェ!!盗み聞きして、喧嘩売ってんのか?」
「あれだけデカイ声で喋ったら、嫌でも耳に入るぜ。それに喧嘩売って来たのはお前だ」
「雑魚が調子にのんじゃねぇぞ!!」
ベートはベルの頬をぶん殴ろうとしたが、ベルに拳を掴まれてしまった。
「なっ!?」
ベートは、自分の拳を簡単に受け止めたベルに驚いていた。
「・・・此処じゃあ店に迷惑が掛かる。表に出ろ」
「・・・上等だ!!!」
ベルとベートは店の外に出た。
「さっさと掛かって来い」
「吠え面描くんじゃねぇぞ、餓鬼!!!!」
ロキファミリア幹部
「くたばれぇ!!!」
「ウオラァ!!」
「グッボォォ!?」
ベートは素早いハイキックをベルに当てようとしたが、ベルの古牧流 虎落としのボディカウンターを喰らった。そして怯んだ所に豊穣の女主人の看板を持ってベートの頭を叩きつけた。
「ドリャァァァ!!」
「ボッゲ!!!??」
そして、ベートのボディに拳で何度も殴りつけて、最後に頬を殴ってベートを吹っ飛ばした。
「ドリャァァァー!!!!」
『武器踏み追討ちの極み』
「デベガァァ!!?」
ベートは倒れたが、よろめきながらも立ち上がった。
「ま、まだだ!!まだ終わってねぇ!!」
ベートは渾身のストレートをベルに喰らわせようとしたが、古牧流 受け流しによって当たらず、ベートはベルに拳でこめかみを抑えられて、そして飛び膝蹴りを顔面に喰らった。
「オリャァァォァ!!!!」
『究極の極み』
「ボッガァァァ!!!??」
ベルの攻撃によってベートは完全に意識を失った。