異能至上の学園にガチガチの殺戮剣術を持ちこんだけど評価項目にないらしい   作:苺1円

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自分の書きたいものを書きつつ需要の把握活動



普通にやばいやつ

殺戮剣術の基本理念の復唱

剣術を使うなら殺せ、殺さないなら使うな

はい終わり

 

「は?」

 

そんな疑問符が透けて見えるような言葉を最期に相対する存在の意識は途絶えた

唐突に自身の心臓目掛けて出現した刀身には流石の手練も反応できなかったらしい

思っていたよりも呆気ないものである

 

やはり異能というのは便利だ

剣術使いとして自分の得物を隠せるのは戦闘において圧倒的な利点だろう

初見ならば剣術を使うことそのものを把握させない、既知でも予測不能の軌道によって相手を追い詰めるのが楽になる

 

だが相手も似たようなことをした場合、自分は事前に察知できるだろうか?例えば自分の存在を完全に隠蔽できる異能があったら勘とかいう不確定要素に頼らないといけないわけで……

やっぱ異能って嫌いだわ

 

俺が血溜まりにて寝そべる亡骸の目前で思考の海に沈んでいると、唐突に警報が鳴り響いた

そういえば此処って警備が厳重とか説明を受けた気がする、具体的にどんなシステムかは知らないが事実として反応したのだからある程度の実用性はあるらしい

 

確か学生証やらを持っていると警報も鳴らないとかなんとか

なるほど、だからこの手練だろうと予想した死体のひとは俺を殺す気で襲ってきたわけか、納得した

 

だけどごめん、俺も此処の出入り記録に名前残したくないから学生証持ってきてなくて不法侵入なんだ

 

そう思うと不憫だな、トドメ刺したの俺だけど

あとで花でも添えてやろう、異能ではなく技術で殺そうとしてきたところは好感が持てる

まあいいや、とりあえず逃げるか

 

………

僅かに時は流れ

………

「さて、突然の全校集会で申し訳ないが君達にとっても非常に重要な話だ、この学園に不法侵入したものが現れた」

 

この国家において最も多くの生徒をかかえる学園の体育館というだけあって綺麗に全校生徒が収まる設計になっている、掃除も行き届いているようで僅かな汚れでも反応する潔癖症の人間も穏やかな心でいられることだろう

ただ、この場で語られている穏やかなどとはかけ離れた話題によって生徒達の心は荒れているだろうが

生徒達が学園長の言葉を聞いた途端にあちこちから上がる困惑やら混乱の声

 

「生徒諸君は落ち着いてほしい、すでに教職員によって対処は完了している、だが模倣犯が現れないとも限らない、だからこそ対策として学園内ではこちらで組んだグループで行動してもらう、もし侵入者と思われる存在に遭遇した場合は互いに協力して全力で教職員の近くまで逃げろ」

 

学園長の前半までの言葉ですぐに静寂が訪れたのは生徒達が優秀なのか、学園長のカリスマの賜物なのか、どちらだろうとこの学園に所属できるものはきっと幸運なのだろう

そして自分に自信がある、だからこそ、全力で逃げろという学園長の言葉で一部から不満の声が出るのは当然のことだった

自分たちでも対処できる、学園は生徒を信頼していないのか、と

 

「思い上がるな、確かに君達は異能者の優秀な卵だ、だが実際の戦闘を経験したものは少数であり自分達のみで侵入者に対処できるなど何故言える?教職員にも勝てない君達が?仮にもこの学園へ侵入することに成功できるものが相手だぞ?だがまあ、君達を信頼していないという話でもない、君達ならば生徒だけでも逃げることができるだろうと信頼しているのだ、もし遭遇した場合でも錯乱することは許さない、未来の異能者としての覚悟を示せ」

 

学園長の言葉が終わった直後に再びの静けさが訪れた、そこから誰のものかは不明ながらも1つの拍手を皮切りにして体育館全体が拍手の音で溢れる、明確な理由さえあれば全員が理解した様子を見せたのは流石と言うべきか

拍手の合唱が落ち着いた辺りで全校集会の終わりを告げるアナウンスが流れた

 

唐突だが、こんな話を知っているだろうか?

犯人は現場に戻ってくる、それは心理学に基づいた理論であるらしい、教職員が対処に完了したと言っているのだから今回の話題には別段関係ないはずだが、さて、何故このような言葉が脳裏に浮かんだのだろうか?

そんな疑問を、とある少女は抱いた





まあ続編も書けるように繋げれそうな文章構成にはしておこう
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