今回は主人公の親友、鈴木龍臣君の話になります。
おっすオラ龍臣。
突然だけど、あるアパートに住むことになったんだ。
理由はお隣さんの家で起きた火事に自宅が巻き込まれてしまったのさ。
まあ幸い、俺の私物は親友の家に住んでる家政夫さんのおかげで何とかなったから良かったよ。
私物を持ってきて貰っただけでもありがたいのだが、住む場所の紹介までしてもらえるとは至れり尽くせりだ。
そんなこんなでアパート前に着いたのだが、何とも異質な雰囲気を放つのを感じる。
「気をつけろ、ここの住民には常識が通用しねぇ
住むからには命を懸けろ、あと花京院の魂もな」
おい、親友。ここはそんな危険な場所なの。
てか花京院って人誰だよ、知らない人の魂を懸けられるわけないでしょうが。
『安心してくれ、ここの管理人の方は頼りになる方だ
龍臣君もそんなに心配しなくても大丈夫さ』
とホワイトボードにメッセージを書く。
恩人のゼットンさんが言うなら大丈夫か。
でもあの人家政夫なんだよね?瞬間移動したり、火球使ってたりしてたけど··········もしかして·····元マジシャンなのかな。
なるほど、確かにそれなら納得できる。(純粋)
「どーもこんにちは、管理人のブルーと言います
よろしくお願いします」
なんだかんだしてるうちに管理人さんが来ていた。
おっふ·····凄い美人な人だ。グラビアアイドルと言っても過言ではない美しさ。親友なんか鼻の下伸ばして、見とれている。
そう言えば年上のお姉さんが好みだったから、性癖がクリティカルストライク!!じゃないか。
「鈴木龍臣です!よろしくお願いします!」
僕は元気よく返事をする。
その後ブルーさんの後に続き、部屋へと案内された。
203号室、これが僕の部屋らしい。中も外観に比べてすごく綺麗で、家賃も学生の僕でも払える金額と言った好条件。
ちゃぶ台やガスコンロ付きのキッチンもついているから不便はない。
「最っ高ですねぇ!」
こんな素晴らしい所で一人暮らしなんて最高すぎますねぇ。
早速親友たちと荷物を運び込み、整理をする。
[キング・クリムゾン!!]
無事に荷解きは終わり、親友とゼットンさんにお礼を言ってから別れる。
ゼットンさんから頂いた麦茶を飲んで、ホッと一息を着いていた。
それにしても美味いなこの麦茶、今度作り方聞こう。
「さぁーて、飯にでもするか」
時刻は午後六時を少し過ぎた頃。
窓から見える夕焼け空がとても鮮やかで綺麗だった。本当に来てよかったと思える。
夕御飯の準備·····と言っても料理スキルがないので、もっぱらレトルト食品とインスタント食品のお世話になっている。
今日は新作カップラーメンの泣けるでぇ!兄貴塩という塩ラーメンで優勝していくことにしよう。
「さてとお湯もOK」
既に電気ケトルでお湯を沸かしていたので、かやくとスープの素を入れてお湯を注ぐ。
うーん、いい匂いだ。奮発して卵も入れておこう。
「·····いけ」
ん?一瞬何か聞こえたような、蚊でも入ってきたかな?
でも虫の羽音みたいな感じではなかったよな。
「·····て·····け!」
気のせいじゃない。か細い声が聞こえる。
でもどこからだ。
僕は目を閉じて、耳に意識を集中させる。これである程度は聞き取れるはず。
「出ていけ!」
Why!?今日入ってきてすぐに追い出すとか酷すぎますよ!
でもお隣から聞こえる声じゃないな。
「ん?」
そう言えば、この部屋についてる押入れをまだ開けていなかった。
まさかとは思うけど·····一応開けてみよう。
レッツオープンタイム!!
「え?」
「ひぇ·····で、出ていけ·····」
恐らく先程から出ていけコールをしていた犯人と思われる··········幼女がいた。
おいおいそんな漫画みたいな展開があるのかって?
あるんだなそれが。だってこれが夢だとしたらなんだって言うんだ。
「で、出ていけ~」
可愛い!!(CV島田敏)
何だこの愛らしい生物は!!今すぐ保護をしなければ!!(使命感)
「突然、出ていけなんて言ってしまい申し訳ありません
私はシーボーズのボーンと言います」
「僕は鈴木龍臣、よろしくね」
頭にドクロマークが着いたカチューシャを付けて、雪のように白い着物を羽織った幽霊のボーンちゃんか、礼儀正しいいい子だ。
さっきは怖すぎる余りに出て行けと言ってしまったらしい。いいよいいよ、そういうのもっとちょうだい。
でもなんで僕の部屋の押し入れに?
「実は、私もよくわからなくていつの間にかこの部屋の押し入れにいたのです」
うーん·····いつの間にか。少なくとも誘拐されかけて逃げてきたとかじゃなさそうだけど、こんな神隠しみたいなことがあるのか。
「右に200歩、下に256歩、左に63歩、ここで地下に潜るとお宝があるって友達に言われてやってみたらこうなりました」
なんで歩数指定してるんだ。というかうちの押し入れがワープゲートにでもなっているのか··········それってとってもすっごいな!(純粋)
マーベラス!!実に素晴らしい!!
「そっかぁ、色々大変だったんだね
僕は気にしてないから大丈夫だよ」
こんな可愛いくて優しい子は守らないとね。
「あの龍臣さん、折り入ってお願いがあるのですが·····」
お願い?なんだろう。
「ここに住まわせて貰えないでしょうか·····行く宛てがなくて·····」
????????(宇宙猫)
今なんと言った?ここに住まわせて貰えないか?
フハハハハハハ!ならば·····答えはひとつだァ!!
僕は手元にある割り箸を膝で叩き割る。
「貴方に·····忠誠を·····誓ぉぉぉぉう!!」
幼い少女が涙を浮かべて頼んでいるのを拒む理由などない。
僕で良ければ喜んでお力になります。
「あ、ありがとうございます
お礼と言っては何ですが、これを受け取ってください」
ボーンちゃんはそう言って取りだしたダンボール。どうやら以前利用していた通販でオマケに届いた品物らしい。
何が入っているのか楽しみだな。
カッターで封を切り、ダンボールを開ける。
「なぁにこれ★」
中身は片手で持てる何かの機械と二つのカプセルのようなもの。
なんだろう·····見たことも無いものなのに、何故か懐かしいように思える。不思議と違和感を覚えない。
まあ使い方は分からないし、後日使い方を模索するとしよう。
「ありがとう、大切に使わせていただくよ」
「はい、あのぉ·······あちらのものは大丈夫なのですか?」
ボーンちゃんはちゃぶ台の上に置いてある俺のカップ麺を指差す。
あっ·····ボーンちゃんに対応していて存在をすっかり忘れていた。
だめだ、すっかりスープを吸って伸びきっちゃってるよ·····なんて日だ!!
「あのぉ·····もしよろしかったら私に食事を作らせて貰えないでしょうか?」
なん·····だと·····!?
ボーンちゃんが料理を作るというのか、もしそうだとしたら···············最高ですねぇ!!(本音)
あっ、でも包丁使わせるのは危ないしな·····
「大丈夫です、料理には自信がありますので」
これだけ頼み込んでいるのだ。こちらが引かねば·····無作法というもの·····
「じゃあ、お願いします」
[10分後]
「すごいな··········」
まさか有り合わせの材料でこんなに美味しそうな炒飯を作ってくれるとは··········やっぱり幼女は最高だな。(CV梶裕貴)
「それじゃあ冷めないうちに·····イタダキヤス」
こ、これは!?美味い!美味すぎる!!
ただの炒飯とかそんなレベルじゃないぞ、なんだこれは国宝級か。
こんなに美味い炒飯は生まれて初めてだ。
「美味い!美味い!美味い!」
本当に美味すぎる。思わず列車に乗りたくなるぐらいに。
「良かった·····お口にあって良かったですぅ」
ボーンちゃんは満面な笑みで喜んでいた。
やめろ、その笑顔は僕に効く。
「ご馳走様でした」
皿とレンゲをシンクに下げる。
炒飯が運ばれてきてから五分も経たないうちに完食してしまった。
あぁ·····こんなに美味しい料理が明日も食えると考えると楽しみでしょうがない。
「龍臣さん」
「どうしたの?」
ボーンちゃんは正座をして、こちらを向く。
「改めて·····今日からよろしくお願いします♪」
感謝の気持ちから放たれた渾身の笑顔。
ダメだ!!そんな笑顔を見せてしまったら·····僕は·····僕は·····爆発するぞぉ!!
僕はその場でうつ伏せになって倒れる。
「(この生活が)止まるんじゃねぇぞ·····」
もうダメだよ親友。
僕は今日から始まる尊死生活に心が踊っているよ。
ボーンちゃんが心配して肩を揺すっている。
あぁ·····ぁぁ·····ここが僕の
「龍臣さぁぁぁぁぁん!!?」
[一方の主人公宅]
「なぁ、ゼットン
今龍臣の霊圧が消えたような感じしたけど気のせいかな?」
『大丈夫だ、彼は理想郷にたどり着いただけだ』
よぅわからんけど·····まあいいか。
それよりもベヨネッタの崖はめの練習しないとな。
「ここかぁ·····
特徴的な角に、赤茶色のジャケットを着た高身長な人物。
その傍らには巨大な蛇のような生物が追従している。それがペットなのか何なのかは知らない。
「待っていろ·····最強の称号は俺が貰うぞ!!」
書いちゃったぜ★
この世界の龍臣くんは変態という名の紳士ではなく、我が命を懸けて·····幼子を守る系の龍臣プロです。
登場怪獣のアンケートをやっていますが、初代~レオまでの範囲でこんな怪獣を出して欲しい方がいれば、メッセージをお願いします。
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