腹筋の覚悟は充分かァ!!
それでは本編にどうぞ!
今日も今日とて、メダル集めに奔走している俺達。
火の中・水の中・草の中・森の中・土の中・雲の中と色々探しているが、進展はなかった。
ここまで見つからないものかと思ってしまうが、先日のゲンさんやバルタのように拾った人物がいるのかもしれない。
「ハルキさん、こっちはダメでした」
「自分の方もダメっす……」
やはり昨日バルタをボコボコにしたことで運を使い果たしてしまったか。
ちくしょう……こんなことになるなら真紅眼を貰わない方が良かったぜ。
(※前編を参照)
「バロバロバロバロッサ~探し物はこれかな?」
後ろから特徴的な笑い声が聞こえる。
振り返った先にいたのは、ドクロマークが描かれたキャプテンハットを被り、私は海賊ですよと言わんばかりアピールしている少女がいた。
しかもこれ見よがしにウルトラマンジャックのウルトラメダルを俺達に見せびらかせている。
「お前か!バロッサ星人!!」
だぁに!?バロッサ星人だと!?まずいですよ!!(迫真)
[
原作ウルトラマンゼットより初登場した宇宙人。
渾名を宇宙海賊と名付けられており、他の種族から金品や武器の略奪を生業としている。
ゼット劇中においては、それぞれ別個体が3度も交戦しており、ゼットの代表的な敵として扱われたりなどかなり優遇されている。
「気軽にバロちゃんって呼んでもいいぞ~
その代わり……お前達のメダルを貰おうかな?」
そういうとバロの背に黄金の波紋が現れ、その中から特徴的なカットラス型の武器を取り出す。
ちょっと待てや!!明らかにそれAUOの宝物庫のやつだよね!!
それにその武器も某戦隊の主武装だろが!!
なになになに!関○一さんでまとめてるんですかコノヤロー!!
流石にツッコミどころ多すぎるわ……
「俺のこの剣が真っ赤に燃える!メダルを奪えと轟き叫ぶ!
行くぜ行くぜ行くぜ!!」
だから関○一さんフィーバーやめろってんだよ!!
剣を振り回しながら近づいてくるバロちゃん。
こっちは無手なんだ勘弁してくれ!
ハルキさんも攻撃を避けるので精一杯だし、かなりまずい。
その時だった。
自転車のブレーキ音が響くと共に、それは現れる。
「「ゼットン(さん)!!」」
我らが最強の象徴……ゼットンである。
自転車の止まり方が某SF漫画みたいだと思ったが、気のせいだろう。
『すまない、遅くなった
ハルキくんこれを受け取るんだ』
とホワイトボードのメッセージを見せつつ、ゼットンは空いている右手を使い、ハルキさんに何かを投げる。
「こ、これは!!」
見事にキャッチしたハルキさんの手の中に収まっていたのは、三枚のメダル。ウルトラメダルとは違う異質なメダルである。
『そのメダルは、人々の自由を守るために戦った仮面の英雄たちの力が込められている
君とゼットなら使いこなすことが出来るはずだ』
流石ゼットン、相変わらず仕事が早い。
仮面の英雄たちの力を使ったゼットの変身……楽しみすぎてオラわくわくすっぞ!
「ありがとうございます!!
いきますよ、ゼットさん!!」
『おう!いくぞハルキ!!』
ハルキさんはゼットライザーを掲げて、トリガーを押す。
出現したヒーローズゲートをくぐり、インナースペースへと入る。
[ハルキ・アクセスグランテッド]
ウルトラアクセスカードをゼットライザーへと装填し、認証が解除される。
「掴み取れ!友情の疾風切札!」
先程ゼットンから受け取った三枚のメダル。歴代のウルトラ戦士たちとはまた違う、人々を守ってきた英雄たちの力が込められたもの。
それぞれのメダルをはめ込み、スリットへと入れていく。
[ダブル!] [オーズ!] [フォーゼ!]
メダルを読み込み、ウルトラマンゼットがハルキの背後へと出現する。
『ご唱和ください、我の名を!ウルトラマンゼット!』
「ウルトラマァァァァンゼェェェェェットォ!!」
気合いの籠った掛け声と共にトリガーを押す。
[ハァ!] [セイヤー!] [オラァ!]
[ULTRAMAN Z ΩMAXTRYZE]
これがゼットの新たなる力。
[オメガマックストライズ]である。
「かっこいい!!惚れちゃいそうだぜぇ!ウルトラマンゼットォ!!」
余りのカッコよさに、思わず叫んでしまう俺。
煌めく閃光を放ちながら現れたのは、疾風を纏いしウルトラマンゼット。
黒と緑の長めのマフラーに、両腕には赤黄緑のプロテクターを纏い、全体的にカラフルな色合いが見事にまとまっている姿。
『さぁ……お前の罪を教えてください』
違う、そうじゃない!!
惜しいけど、微妙に違うんだゼット。彼らしい言い回しだが、この台詞だけはちゃんと決めて欲しかったぜ。
「バロバロバロバロッサ~
姿が変わった程度でいい気になるなよ!」
バロちゃんはお構い無しに、ゼットへと剣を振り降ろす。
不意に放たれた一撃、だからこそ当たると確信した彼女は少し油断をしていた。受け止められるはずがない……だがゼットがいつの間にか持っていた黒色の剣に防がれる。
「なっ!?」
先程までは何も手に持っていなかったはず。
無意識の内に剣を出した様だが、当のゼットは自分自身がやった事なのにめちゃくちゃ驚いている。
ゼットの剣だから……ゼットカリバーってところ?
まあ、無意識的な動きってよくあるから多少はね?
『ゼット、その剣にゼットライザーをかざすんだ』
とゼットンはホワイトボードにメッセージを書く。
まさか必殺技か!?
『えーとこうか……?』
[スキャニングゼット]
ゼットライザーをかざした剣は膨大なエネルギーが発生し、眩い光りが集約している。
これはもう勝利が約束されたようなものだろう。
「おお!すげぇ!
いきますよゼットさん!」
『おう!ハルキ!』
ゼットは剣を頭上へと構え、
『「セイヤァァァァァァァァァァァァ!!」』
バロちゃんへと振り下ろす。
その一撃は空間すらも断絶し、バロちゃんの体は真っ二つになった。これではバロちゃんではなく、バロ/ちゃんだな。
「おのれ!おのれ!おのれ!おのれ!!
次は絶対勝つからなぁ!!」
空間断絶が元に戻るのと同時にバロちゃんは爆発し、星となった。なんだろう……どっかの宇宙忍者とシンパシーを感じる。まあ25話経った辺りに戻ってくるだろう。
しかし、これが仮面の英雄の力を使ったゼットの力……やばいよやばいよリアルにやばいよ!(褒め言葉)
「ふぅ……終わったぁ」
変身を解除したハルキさんは、どっと疲れたのかその場に座り込む。あれだけの力だ、疲労もかなり溜まっているはずだ。
後で労らわないとな。
目的のジャックのメダルも無事に回収できたし、ひとまずヨシとしよう。
『ハルキくん、お疲れ様
今日はステーキを作るので良かったら食べていってくれ』
とゼットンはホワイトボードにメッセージを書く。
ハルキさんも嬉しいのか、疲労を忘れてすぐに立ち上がる。
ステーキなんて久しぶりだな……あぁ、腹減ってきたな。
今日のメダル探索はここまで、後は明日から続けようと思い、全員で帰路に着く。
[翌日]
このまま居候するのは悪いということでハルキさんは、朝早くからブルーさん管理のアパートに引越しすることになった。
ゼットンの口利きもあって特に問題なく住まわせてもらう事になり、そこを拠点に今後もメダル探しをするそうだ。
何でも昨日の夜に、師匠のウルトラマンゼロからウルトラサインが届き、メダル集めを終えるまでおめぇの席ねぇから!と言われたらしい。
「真面目というかなんというか、ハルキさんらしいや」
今後も機会があれば、メダル探しは手伝うつもりでいる。
たった二日間で起きた出来事とは思えない程、とても濃い体験になった。
さて、そろそろ龍臣との約束時間だし行くとしますか。
「これより、地球への侵略を開始
対象・宇宙恐竜ゼットンとインプットします」
地球より遠く離れた一つの星。
そこでは地球侵略のためのロボットを制作し、今しがた完成したばかりの様子。
必要データを入力しだい、地球への侵略を開始するようだ。
「くくっ……今回の機体は地球の技術でさえ、太刀打ちはできまい
このTYPE-Fにはね…………」
[to be continued]
ゼットのオリジナルフォームに関しては、完全なオリジナルです。
さて次回に登場する怪獣は一体なんなんだ……
ゴルシ回に関しての質問は…………ノーコメントでお願いします。
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