こんな馬鹿みたいな作品ですが、よろしくお願いします。
「今日のホームルームは終わり、忘れ物するなよ」
担任のつまらねぇ話が終わり、ようやく帰りのホームルームが終了した。
今日も今日とて学生業をこなした俺は用事がないので、帰ろうとすると
「おーす、今日は暇か?」
俺に声をかけてきたのは、クラスメイトの鈴木龍臣。認証マークを貰えなさそうな名前をしているが、1番仲の良い友達だ。
「暇ならゲームセンターでもいかないか?最近新しいクレーンゲーム入ったんだよ
ジ~としててもつまらないしさ」
ゲームセンターか·····。
ココ最近行ってないから行ってみようかな。
ゼットンからの頼まれ事はないし、いっちょ行ってみっか。
商店街のアーケードの一角には、ゲームセンターがある。
かなりレトロなインベー〇ーや〇ックマンと言ったゲームもあれば、最新のレーシングゲームからクレーンゲームといったものあるため、放課後に暇を持て余した学生達の憩いの場となっていた。
その例に漏れず、俺と龍臣も来ている訳だが楽しければ何でもあり。
「そこそこそこ!あぁ!惜しい!」
クレーンのアームは弱く設定してあるのか、なかなか掴んで欲しいところに入らない。動け!動けってんだよこのポンコツ!
思わず台パンをしてしまいそうになるが、人の目もあるのでやめておこう。
「ゼットンがいたら、一発で取ってくれそう··········」
うん、マジでやりそうだから困る。こういうゲームは適度な回数で取った方が気持ちいいしね。
毎回ゼットンに頼ってたらよくないからな、この程度の障害を乗り越えてやる。
「ちょっと両替してくるわ」
丁度小銭が切れたのか、龍臣は台を離れて両替機へと向かう。
「痛!」
龍臣は財布を取り出そうとした時、誰かにぶつかる。
「おいおい兄ちゃん、どこに目をつけてんだよ
痛ってぇ~腕折れたわ~」
如何にもヤベェやつ。
何処ぞの世紀末に出てきそう髪型をしてるThe不良。その髪でアイスラッガーってギャグでもぶちかましてくれないかな·····
腕痛いって言ってるけど絶てぇ折れてねぇだろう。
「ご、ごめんなさい」
流石の迫力に怯んだのか謝る龍臣。
体つきは確かに筋肉モリモリマッチョメンの変態だ(偏見)。
でもこのままだとまずいよな。
「すみません、こいつも謝ってるんで勘弁して貰えないでしょうか?」
俺はすかさず間に入り、不良に謝る。
この手の奴は話聞かないタイプだと思うが、一応言うだけ言っておこう。
「あぁん?謝るって言うなら誠意を見せてくれよ
金だよ、金」
うん、知ってた。
テンプレ通りすぎて逆に驚いたわ。
カネカネカネってうるせぇな、カネゴンみたいな顔にすっぞ。
「ごめんなさい、今200円しかないので勘弁してください」
と財布を中を見せつつ、訴える。
さっきのクレーンゲームのせいで、オデノサイフハボドボドダ!
龍臣はまだ潤沢だからやばい、やばくない?
「てめぇの財布は見逃してやるが、こいつはダメだぁ!」
と龍臣の財布を奪い、腹にパンチを打ったのだ。
腹を抑えて倒れ込み、苦しみに悶えている。
「ちょまてよ!そこまでしなくてもいいじゃないですか!」
「あぁん?てめぇも痛い目にあいてぇのか?」
やってやろうじゃねぇかよ!ツッコミアックスで逝かせてやるぜ!
あっ·····家に置いてきちゃった·····。
ちくしょうぉぉぉぉぉ!!ちきしょぉぉぉぉぉぉ!!(CV若本規夫)
流石に殴り合いじゃ勝てないよ。どうやって戦えばいいんだ!
「あんた、カツアゲなんてみっともない真似はやめな」
と不良の後ろから声が響く。
そこに居たのは一人の褐色肌の少女。身長は俺よりも高く、上着の丈は短く、ロングスカートという所謂スケバンの格好をしていた。
何より目立つのは両腕に巻かれている蛇腹のような凸凹した篭手。
どっかで見たことあるような·····蛇腹·····パワー系·····あっ·····(察し)
「まさか··········」
「うるせぇアマ!テメェも財布出せや!」
不良は拳を振り上げて、件の少女に殴りかかろうとする。
おいおいおい、死んだわアイツ。
俺は不良に南無三と祈りをあげる。
何故かって?そりゃお前·····相手はウルトラ怪獣の中でもかなりのパワー系と知られる·····どくろ怪獣
「ふん!!」
「ひでぶ!!」
不良の拳は少女に届くことはなく、逆にカウンターにラリアットをくらい、コンクリートの壁へと叩きつけられる。
見事なまでの綺麗なクレーターが出来ていたので、流石レッドキングと褒めてやりたいところだ。
「ほらよ」
少女は不良に盗られた財布を龍臣に返す。
「あっ、ありがとうございます」
龍臣がお礼を言うと、少女は足早に店を出る。
おいおい、この後始末どうするんだ。綺麗に愉快に岩盤浴決めてるあの不良は当分起きれないだろう。
まあ人が集まってくる前にとっとと、逃げるんだよォ~!
俺と龍臣は荷物を回収して店を出る。
「あの人凄かったな·····」
「確かに凄かったけど、まだ本気じゃないと思うよ」
改めて解説に入ろう。
[どくろ怪獣
原作ウルトラマンにおいて、その圧倒的なパワーでウルトラマンを苦戦させた怪獣だ。
その他のウルトラシリーズにおいても、度々登場したりすることから人気はバルタン星人やゼットンにも劣らない。
まさか学生として生活してるとは思わなかったぜ。
それにしてもこの町·····怪獣多い·····多くない?
まあ今に始まったことじゃないし、今のところ問題ないから多分大丈夫だろ。ほら、俺の心の小宇宙もそう言ってるし。
「せっかく誘ったのに変なことに巻き込んでごめんな、埋め合わせは必ずするから
じゃあまた明日な」
本当に良い奴だよ、龍臣は。
俺も別れの挨拶し、帰路に着く。
「今日はなんの料理かな~」
ゼットンが作る料理はみんな美味いからどんな料理が出るか、オラわくわくすっぞ。
あぁ~腹の虫が鳴ってきたな。
さあ、我が家に向けて全速前進DA☆
「ただいま~」
歩く事数分、漸く家に着いた。
靴を整えて、ファ〇リーズをかけようとした時、見慣れ無い靴が目に入る。
お客様が来てるのか、だとしたらゼットンが対応中か?
「お前はさっきの··········」
え··········なんでレッドキングいるの?
俺は夢でも見てるのか、それとも道中で月読でも食らったのか?
そうだ、これはきっと夢だ。(現実逃避)
「えっと、どうしてここに?」
まさかゼットンを倒しに来た刺客なのか。
しかし、先程の彼女の行動を直で見ているのでそのような事はしないだろう。
『それは私が説明しよう』
来たかゼットン。
話すんだ、詳しくな。
(ゼットン説明中)
なるほど·····だいたいわかった。彼女はレッドキングの赤井さん。
ゼットンに料理を習いに来たと。
そうかそうか··········どういうことだ、まるで意味がわからんぞ!(矛盾)
「あれは豆腐屋での出来事だ」
商店街に夕飯の食材を買いに来た時、ゼットンが豆腐を使った簡単な料理を作り、試食用に出していた物を食べてその味に惚れたと。
確かにゼットンの料理美味いから分かるよ、すごい分かる。
その気合いはすごいと思うけどさ、どうしたらこんなダークマターができるんだよ。
まっくろく〇すけよりも濃い黒で、息がするのが苦しいくらいの悪臭。
ダークマターに常識は通用しねぇとか言ってる場合じゃねえぞ。
どうしたら豆腐がこんなにカチカチになってるねん。ゼットンが教えてこのレベルって··········ある意味才能だよ。
※ダークマターは、ゼットンの火球により炭になりました。
「あたし·····不器用なんだ」
自分·····不器用ですから·····じゃねぇよ!
不器用とかそういう問題じゃねぇよ!!ジャ〇アンシチューとかの方がまだ見た目がいいぞ。
『ある人が言った
料理とは千里の道、一歩一歩少しづつ学んでいけばいい』
とホワイトボードにメッセージを書く。
ゼットンの言うことは最もだ。
なんだかタワーに向かって指さしてそうな人が言いそうな言葉だけど、まあいいか。
どうせ作者の趣味だ。(メタ)
「ありがとうゼットン、あたし頑張るよ」
人が努力する姿を間近で見る光景は本当に素晴らしい。
どうしていいねが一回しか押せないんですかね。グリ〇ィンドールにマイナス765点してもいいから無限にいいねを押させてくれ。
「今日はありがとう、じゃあまた今度」
と挨拶をし、彼女は帰っていく。
なんとも最近、ウルトラ怪獣とのエンカウント率が高いな。まさか家中で出会うことになるとは、予想Guyです。
まあ、毎日がハッピージャムジャム最高なのでまあいいか。
[翌日]
祝日ということもあってか、商店街はいつも以上の賑わいを見せていた。
今日は昨日のお詫びとして、再び龍臣とゲームセンターに来ている。なんでも好きなゲームを好きなだけやらせてくれるということで、取れなかったフィギュアに再度挑戦することにした。
人の金でやるゲームは最高ですねぇ!とスーパーハイテンション状態になっていた。
「あれ、あの人って」
「ん?」
龍臣が指を指した先にいたのは赤井さん。
どうしてこんなところに。
そういえば昨日もこのゲームセンター来てたな·····
なにか気になるものがあるのかな。
「クソ!どうして取れないんだ!」
赤井さんが齧り付いている台は猫のぬいぐるみが商品のものだった。
もしかしてあのぬいぐるみが欲しくて、昨日も来ていたのか。
「あの赤井さん·····」
「お前は·····恥ずかしいところを見られたな·····」
普段凛々しい女の子が可愛いものを求める姿が恥ずかしいわけないじゃないですか笑。
寧ろ全然OKです。隣の龍臣君もそうだそうだと言っています。
「良ければ何ですが、そのぬいぐるみ俺が取りましょうか?」
このタイプなら何回かやったことあるし、多分いける気がする。
昨日のお礼もできてないしね。
「いいのか·····すまないが頼む」
行くぞ龍臣!!小遣いの貯蔵は充分か!!
龍臣の小遣いを全て使ってもクリアする!!
(~数分後~)
「ふぅ·····やれやれだぜ」
2000円を掛けて漸く取る事が出来た。
龍臣には申し訳なかったが、本人は寧ろお詫びには程遠いと逆に申し訳なさそうにしている。心の友よ、ありがとう。
「どうぞ、赤井さん」
「ありがとう·····」
少し照れくさそうにお礼を言ってくる。
その顔が見たかったァ!凛々しい女の子の頬が緩むその顔がァ!
「ゲームも飽きたし、これから一緒にお昼でもどうですか?
いい店知ってるんですよ」
もうそんな時間か。
赤井さんも特に用事がないそうなので大丈夫だそうだ。
「んじゃあお店にレッツ)」
「あっ、いた!!兄貴こいつらですよ!」
人の声を遮って、でかい声で叫んでいたのは昨日赤井さんがフルボッコだドンした不良。
その後ろには、ボディビルダーやってるんじゃないかっていうぐらいムキムキの男。こんな狭い場所で面積とるなや。
「ガキ2人に女一人にやられたのかよ、情けねぇな
そんな体たらくだから地防高が舐められるんだろうが」
地防高だと!?まずいですよ!!(迫真)
多くの不良が在籍するここらの学校でも有名な不良校。
教師でも手に負えない生徒が多く、学級崩壊してるとかなんとか。
マジかあ·····面倒な奴らがでてきたな。
「なあ、お前ら
俺と戦って勝ったら昨日の件は許してやるよ
お前らは武器を使っていいぞ、もちろん俺は使うのはこの拳だけだ」
何とも不良らしい提案をしてきたな。
まあ武器ありならなんとかなるか。あっ·····でも赤井さんがいるから出番ないんじゃね?
「ここだと店の迷惑になる、空き地に来い」
「逃げないことは褒めてやるよ」
「やっぱりこうなるわな」
空き地に着くやいなや不意打ちで襲いかかってきた不良。
後ろから不意打ちしてきたにもかかわらず、赤井さんの頑強な身体に手を骨折していた。
モヒカン野郎も加勢しようとしたが、
「動くと〇す····モヒカンにすると〇す·····声を出しても〇す·····
分かったらとっとと逝け」
なんとなくムカついたので、ツッコミアックスをモヒカンの首元に突きつけて脅す。
いやぁ~一回やってみたかったんだよね、悪役ぽいこと。
今度は音を殺して歩くことでもやってみるか。
「さ、流石、赤王高校の赤井·····強すぎる·····」
なんか可哀想なぐらいボコボコにされてる不良の姿を見てるとアン〇ラスのテーマが流れてくる。
あっちもあっちで不憫だったからね。せめてヤムチャぐらいやらかしてからいってくれ。
こっちは不意打ちしてこれだからね、99回コンテニューしても勝てないでしょう。
「お、覚えとけ!!」
モヒカンが不良の肩を貸しながら、空き地から去っていく。
テンプレの捨て台詞を吐いて、いなくなるのは最早様式美だよ。
まあ忘れないでおくよ、三日ぐらいは。
「なんか二人共·····ウルトラ凄すぎる·····」
余りのカオスな光景に若干引いてる龍臣。
ウルトラ怪獣との生活を送ってると常識なんて狂うよ。
瞬間瞬間をツッコミしている俺の身にもなってくれ!!
「今日はありがとう、このぬいぐるみは大切にする」
「いえいえ、こちらも楽しかったので
また今度時間が合えば、一緒に遊びましょう」
赤井さんはああと返事をして、そのまま帰って行った。
いやぁ、本当に楽しかったな。明日もいい日になるよね、龍太郎?
「へけ!!」
「ウルトラマンのいない地球を侵略するなど容易いと思っていたが、まさか
この宇宙人もまた地球を侵略しに来た刺客。バルタン星人よりも知略に長け、狡猾さもさることながら戦闘力もそこをみせていない。
「だが、私にかかればいようがいまいが関係ない
ふっふふ、フハッハッハッハッハッハッハッ!!」
ゼットンが天道みたいって言った人がいたので、それっぽいことをさせてるのは私の趣味だ、いいだろう?
さて、次回は古参からウルトラマンを見始めた人でも知っているあの怪獣です。
百合に挟まる、私の嫌いな言葉です。
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