「次元の歪みが……収まった?」
「現実の地震の様に、大きな歪みの前触れかもしれん。シャマルはヴィクトリアの移送が終わり次第、急いで戻って──」
ユーフェミア達の所で起きた事態を把握していないはやて達は、瞬間的な次元の歪みを大規模次元震の前兆と捉えた。時間が差し迫っていると考え、シグナムがシャマルに頼んでいる所だ。
周囲に霧が立ち込め始めているが迷うような立地でもないから問題ないだろうと判断しかけた所で、藤堂はふと疑問に思う。今の時間帯でシンジュクゲットーに霧が出る様な天候だったかと。
藤堂の脳裏に、これまで集めてきたブリタニアの要注意人物に関する情報が駆け巡る。EU圏を中心に殺戮者として名を馳せている
──曰く、ブリタニアの吸血鬼が現れた戦場には、霧が立ち込めていた。
──曰く、ブリタニアの吸血鬼は、霧の中から姿を現す。
藤堂の経験に基づいた直感が危険を知らせる。はやて達が気が付いていない事からこの霧は魔力を有していないようだが、だからこそ立ち込めている霧の異常さが際立って感じられた。
「シャマル医官! その場から離れるんだ!」
藤堂の叫びと同時に、立ち込めていた霧がシャマルの頭上で一か所に集まり、KMFの腕が形を成した。
「その命、弾けさせろぉ!」
霧から現れた右腕部の4連クローが高速回転し、コーン状のエネルギー──ルミナスコーンを纏ってシャマルと拘束されているヴィクトリアに振り下ろされる。
シャマルは咄嗟に短距離転移魔法で躱すが……、
「ひぃっ! ブラッ──」
余りにも咄嗟だったためにヴィクトリアの転移が間に合わず、彼女はKMFの振り下ろされた右腕に潰されてしまった。原形すらとどめていない、あっけない幕切れである。
「残念♪ 裏切り者の粛清と一緒に殺せると思ったのだがなぁ~!」
何者かの喜色を含んだ声が聞こえる中、右腕以外も霧から形を成していく。
それは白味がかったグレーと紫色の塗装がされた見た事がない一体のKMFだ。
頭部はランスロットに似た双眼型のカメラアイで、左腕には衝角が付いた菱形のシールドを保持している。コックピット区画下部に取り付けられている剣は恐らくMSVの類だろう。
「霧から……」「ナイトメアが!?」
「そんな! さっきまで魔力反応は全くなかったはずやのに」
千葉と朝比奈が驚愕すると共に、はやてはヴォルケンリッター含めて眼の前に現れたKMFから感じ取れる魔力を探知できていなかった事に警戒感を強めていた。
正体不明のナイトメアから発せられる魔力量は、推定小型魔力炉級。それだけの魔力量を直前まで隠しきっていたのだ。
この状況で最も早く動き出したのは、正体不明のナイトメア。ランスロットに比肩する機動力で最も近くにいた月下──卜部機を貫こうとルミナスコーンで突進する。
「キハハ! まずはお前からだぁ!」
「ぐぅっ! 月下が、圧されている!」
卜部は月下の
卜部を助けるため、朝比奈が咄嗟に正体不明のナイトメアの背後から月下の
「やらせるかよ!」
「温い! この程度で、私の命を奪えるものかぁ!」
正体不明のナイトメアは朝比奈機の月下に対し、左腕部の肘打ちで迎撃、
予想外の衝撃と破壊力でバランスを崩した朝比奈機のファクトスフィアが、シールドの装甲がスライドし内部からミサイル弾頭を映し出した。
「ぁ──」
「朝比奈! すみません、藤堂中佐、離脱します!」
劣勢の鍔迫り合いを繰り広げている卜部が、咄嗟にわざと自らの月下のバランスを崩す事で正体不明のナイトメアのルミナスコーンに片腕を抉り飛ばさせる代わりに体当たり。シールドミサイルが発射されるまでの時間を僅かに稼いだ。
そのまま卜部は脱出装置を起動させ、朝比奈もシールドミサイルが着弾する前に脱出に成功。それでも、僅かな攻防で四聖剣のうち二人が戦線離脱する事となった。
「卜部! 朝比奈!」
「ヴァルトシュタイン卿の要請を受けた時はつまらない任務だと思っていたが、EUの雑魚共よりも大分遊べるようだなぁ! 命の奪いがいがある!」
「やはり、ラウンズか!」
「御名答。私は皇帝陛下よりナイトオブテンの称号を賜った、ルキアーノ・ブラッドリー。ブリタニアの吸血鬼と呼ばれる、人殺しの天才だ」
「千葉、仙波! 此処で奴を止めるぞ! なんとしても、ゼロの所には向かわせるな!」
「「承知!」」
ラウンズとの連戦という予想外、それもヴィクトリアをはるかに凌駕する実力を見せつけたルキアーノと相対し、藤堂は残る四聖剣に共に足止めを行う事を命ずる。
「シャマル、脱出した二人の保護をお願い! 私達は藤堂中佐の援護に回ります!」
「分かったわ、はやてちゃん」
主であり家族であるはやての命を受けて、シャマルはその場を離れる。脱出した卜部と朝比奈の避難が終わらないと、はやての得意分野である広域殲滅魔法が本領を発揮できないからだ。
「さあ……お前たちの命、弾けさせろぉ!」
────────────────────
「負けるものか!」
「こんのぉっ!」
「Blaze Shield! (ブレイズシールド!)」
上空から
「機体のパワーは明らかに相手が上。ならば!」
通常のKMFよりも巨体なガウェインよりもさらに巨大なレガリアとのパワー勝負は不利と判断したゼロは、ハドロン砲の照射を止めて機体前面にブレイズルミナスを展開。更にレガリアのランスによる刺突合わせてわざと弾かれるように後方へ引いて距離を取る事でダメージを最小限に抑える。
「総員、撃て!」
相手が日本最後の首相、枢木ゲンブである事への躊躇はない。日本人を、この世界に生きる人たちを消耗品としか見ないような相手にかける情けなどない。しかし、
『「温いわぁ! 儂を足止めしたければ、この三倍は火力と弾幕を持ってくることだ!」』
アクイラの時よりは飛行能力と機動力が低下しているようだが、それでも圧倒的巨体に見合わない機動性で弾幕を躱していく。何発か当たっても、ダメージを与える事が出来た様子は全くない。
レガリアを相手にするには、無頼やサザーランドリベリオンではそもそもの火力が足りないのだ。アサルトライフルは勿論、大型キャノン砲やグレネードランチャーでさえ、レガリアの視界を一時的に塞ぐか動きを僅かに阻害する程度の効果しか期待できない。
「この魔力量……読めたぞ。合体した二機のナイトメアの正体は、魔力炉を内蔵したユニゾンデバイス! 合体する事で魔力炉同士の共鳴反応で増幅し、火力や防御力に転嫁しているのか」
ゼロはレガリアの圧倒的スペックの理由に思い至る。
圧倒的高性能を達成するために際限なく巨大化したレガリアは、市街地戦を念頭に開発されたKMFの本来の趣旨から大きく逸脱したイレギュラーなナイトメアだ。
そういう意味ではガウェインも複数の実験的機能を内蔵した結果の大型化なのだから、似たような立ち位置にあるといえるだろう。
『「その通り! 貴様らの凡百なナイトメアとこのレガリアは! 兵器としての格が違うのだよ!」』
「魔力炉によってエナジーフィラーに依存しないエナジー供給を行い、規格外のサイズのユグドラシルドライブによる高出力化を実現する。成程、確かに厄介だな」
『「聡明な貴様ならばわかるだろう。レガリアはエナジー切れを起こさない革新的なナイトメアだという事を!」』
「ああ。そしてそのナイトメアの弱点もな。宣言しよう、ゲンブ。三分だ。三分後、お前のレガリアは地を這いつくばる事となる」
『「なにぃ?」』
ゲンブとの短い問答の後に、高らかに宣言するゼロ。それと共に、
『「何をするつもりか知らんが、儂が待つとでも思っているのか!」』
「邪魔は!」「させない!」
「Blaze Mud Bomb! (ブレイズマッドボム!)」
ゼロの企みを邪魔しようとゲンブが襲い掛かるが、横合いからエアリアルロードで接近した
『「この程度で、レガリアを封じられるとでも!」』
大放電が止んだ隙を突くように、
『「レガリアに干渉して機能を止めるつもりか? そんな小手先の技で止められるとでも!」』
「アンタの相手は!」「僕たちだ!」
「俺達の事も忘れてんじゃねえ!」
嘲笑するゲンブを足止めするべく、
ゼロの宣言から一分が経過。
『「バカ息子が! アルハザードの末裔にふさわしい才を得ていながら、なぜ血族の使命のために使わぬ! 貴様が我らに賛同していれば、もっと楽になったというのに!」』
「僕は、この力を大切な人達を守るために使う! 父さんに決められる事じゃない!」
『「アルハザードの再興よりも、重要なものなどあるものか!」』
「僕にとってはある!」
「例え日本人の血が流れていなくても、私はこの日本で産まれて、日本で育った! 私の心は日本人だ! この日本を取り戻すために戦う! 生まれ育った国を犠牲にして日本人である事を捨てたアンタなんかに負けない!」
『「青二才が!」』
『「貴様らがこの国を取り戻したところで、この世界はどのみち詰んでいるのだ! ならばたかが一国を犠牲にして血族の悲願を果たそうとして何が悪い!」』
「悪いに決まってんだろ! 俺達は国と誇りを奪われても、取り戻すために必死に生きてきたんだ!」
「玉城の言うとおりだ! 俺達はみんな一人一人が人間だ! たとえこの国の最後の首相だった貴方でも、俺達の想いを否定はさせない!」
『「
ゼロの宣言から二分が経過。
ゼロを信じて諦めない黒の騎士団を前に、ゲンブは苛立ちを募らせ激高する。
その間にも、ゼロがレガリアに何度もフェアリーサーチャーを体当たりさせている事にゲンブは意識を向けない。無駄な足掻きだと嘲笑い、目の前の
そして、ゼロが宣言した三分が経過した。
「これで条件はすべてクリアされた! ゲンブよ、これで終わりだ!」
ゲンブはゼロの意図を読み誤っていた。ゼロが繰り返しフェアエリ―サーチャーを当てていたのは、レガリアにハッキングするためではない。レガリアに
ゼロが三分間掛けて転移したのは、
「ゲフィオンディスターバー、起動!」
『「こんな機械如きで、このレガリアを……何ぃ!?」』
電磁拘束機の類と判断したゲンブは、レガリアの大放電で薙ぎ払おうとする。しかし、それよりも早く
ゲフィオンディスターバーが緑色に発光し、レガリアに異常が起こる。魔力炉によってエナジーは豊富に残っているにも拘らず、駆動システムがダウンしてしまったのだ。それだけじゃない、黄金色に輝いていたボディの輝きも色褪せ、黄銅色となっている。
『「どうした! 動け、レガリア! 何故動かん!」』
「無駄だ。ゲフィオンディスターバーは、サクラダイトに干渉してナイトメアの第一駆動系システムそのものを停止する。お前の負けだ」
ゼロがレガリアに対処するにあたって、確認しなければならなかった事は、【レガリアの駆動システムが何に依存しているか】だった。だからこそ、フェアリーサーチャーでマーキングする際にレガリアの魔力炉が駆動システムにどこまで干渉しているのかも調べていた。
結果は通常のナイトメアと同じユグドラシルドライブを用いた駆動システムだと判明したからこそ、ゲフィオンディスターバーの使用に踏み切った。もしも駆動システムが魔力炉そのものだった場合は、
「ゼロ……トドメは僕が」
「良いのか、スザク」
「うん。これは僕がやらなきゃいけないケジメだ。それに、僕が
「……分かった。任せる」
「ありがとう」
ゲフィオンディスターバーを跳び越えて、
そして、
『「ま、待て! スザク! 儂を殺すのか! 七年前の様に、再び己のエゴのために父である儂を殺そうというのか!」』
「そうだね、父さん。今回も、僕は僕自身のエゴのために父さんを殺す」
『「止めろ! 二度も親殺しを行うなど、正気の沙汰ではない!」』
「そうかもしれない。でも、僕は父さんを殺して
MVSにエネルギーが伝搬。更に
「……父さん、僕の人生を狂わせた貴方に、一つだけ今でも感謝していることがある」
『「な、何を言って……」』
「大切な友達……ルルーシュとナナリーに出会わせてくれたことだよ。だから──」
「だから──、祖国を裏切った日本最後の首相としてではなく、枢木ゲンブの名を騙る狂人として死んでもらう!」
「ス、スザクぅっ!!!」
────────────────────
スザクが過去と決別した頃、シンジュクゲットーの嚮団拠点に突入したコーネリア達は先んじて潜入していた咲世子たちと合流した事で、
いくら人間を超えるスペックを発揮する
ましてや相手は敵に対して容赦のない三人。KMFによって
「この先が、儀式の中核となる設備です!」
「分かった! 今助けるぞ、ナナリー! はぁぁっ!」
分厚い隔壁で閉ざされた扉を、
「ナナリーは……居た!」
同心円状に何層にもわたって配置されたカプセル越しに発光する淡い光によって明るく照らされた部屋の中央部に、冠のようなものを被せられて玉座に座らされているナナリーを見つける。
周囲には嚮団員達が銃やデバイスと思しき杖を取り出して応戦しようとするが、
「此処は僕に任せて」
ロロが
「本当は殺した方が後腐れが無いんだけど、ナナリーが気に病みそうだからさ」
僕も甘くなったかなとぼやきながらギアスを解除し、突然の痛みに武器を落とし喘ぐ無力化した嚮団員達を咲世子とギンガと共に拘束していく。
「見て! このカプセル、中に子供たちが!」
「こっちはまだ息がある! あっちは……駄目だ。心の声が聞こえない」
「早くシステムを停止させて、ナナリーちゃんもこの子たちも出来る限り助けるわよ!」
カプセルの中身を確認し、生存者を救おうと動き始めたギンガたちの脳内に、強大な威圧感を伴った老人の声が直接響く。
姿を見せない老人のしわがれた声に引き寄せられるように、その場にいた全員の意識が呑み込もうと魔力が浸食を始める。
ギアス対策の魔法的防御を施していたマーヤたちにも影響を与える程の、劣化ギアスとは比べ物にならない干渉力。
「拙……この、ままじゃ……」
ナナリーを前にしてマーヤたちの意識は薄れ、暗闇へと沈んでいった。
────────────────────
誰かの苦悶の叫びが、応報を求める怨嗟の声に導かれるままに、
不思議な感覚だ。身体は一つだけなのに、心も一つのはずなのに、覚えている記憶は時間も場所も矛盾だらけの重なり合った記憶ばかり。
この身体は
──父親殺しという原初の
あの時から、俺は死に場所を求めていた。
──守りたかった
あの時から、俺は血濡れの道を歩む決意を抱いた。
──故郷に深い、深い爪跡を残した殺戮の
『生きろ!』
親友の
そして……、
『奴隷になれ!』
──親友の
敵も、同胞も、
幾つもの可能性、幾つもの
最も忌まわしい
この世界で形を成した時、ユフィに感謝された。やめてくれ。僕はもう、君とともにいる資格なんてないんだ。この手はもう、数多の血で穢れてしまっている。
それよりも……この世界にはゼロが、ルルーシュが生きている。
理屈では俺達の世界の彼じゃないと解っている。それでも、この胸から湧き出る憎悪が、憤怒が、ルルーシュを殺せと叫んでいる。
──
理性と感情が激しくせめぎ合いながら、放浪する。そんな危ういバランスの状況でもし、ルルーシュを見つけてしまったら……。
それは、運命の悪戯か必然か。
俺は、
「ぁ、ぁああ……」
理性が削れ、憎悪の感情が膨れ上がる。ごめん、
「ゼロぉおぉっ!!!」
ランスロット・カルマのハドロンブラスターを展開、衝動のままにガウェインに向けて引き金を引いた。
「あれは!? くぅっ!」
ガウェインは俺の世界にはなかったはずのブレイズルミナスを展開し、ハドロンブラスターの余波が地上に降り注がないようにその軌道を変えながら耐え凌いだ。
「ゼロぉっ! ルルーシュ!」
殺す。殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す!
「あれは、黒いランスロット!?」「しかも飛んでるし見た事ない装備もあるぞ!」
「紅月が藤堂中佐の所に派遣されたばっかりだってのに!」
「ゼロ! あの黒いランスロットの相手は僕がする! 団員たちを連れて先に行ってくれ!」
「しかし!」
「大丈夫、死ぬ気はないよ。皆で
「……頼むぞ」
「俺の邪魔をするな!」
「ルルーシュの邪魔はさせない!」
互いのMVSがぶつかり合い、鍔迫り合いを繰り広げる。ランスロット・カルマの出力は本来のランスロットを凌駕している。それにもかかわらず拮抗しているのは、あのランスロットは先程見せた機能をふくめてランスロット・カルマとは異なる進化を遂げているという事だ。
互いに同じタイミングで仕切り直して距離を取りながら、左腕部のスラッシュハーケンを同時に等直線上に射出。双方のスラッシュハーケンが互いにガッチリと噛み合い、互いを逃がさない。さながらチェーンデスマッチの様相だ。
空を飛翔するランスロット・カルマと、空を疾走するランスロット・トラヴァース。
互いにヴァリスによる引き撃ちを放棄し、MVSとメッサ―モードにしたスラッシュハーケンによる白兵戦を空中で繰り広げる。
そうしていくうちに、二人のスザクの脳裏に、知らない記憶が流れ込む。
──シンジュクゲットーでルルーシュを守ろうとしてクロヴィス第三皇子の親衛隊隊長に撃たれた時の記憶。
スザクには、銃弾に撃ち抜かれて倒れるヴィジョンが流れ込む。
「今の……」「記憶は?」
互いに困惑しながらもぶつかり合ううちに、再び知らない記憶が。
──クロヴィス第三皇子暗殺犯が裁判所へと移送されると記憶。
スザクには、自らが暗殺犯として拘束されていて、途中で
カワグチ湖ホテルジャック事件の記憶が、ナリタ連山での戦いの記憶が流れ込み、互いに流れ込んでくる記憶・ヴィジョンの出どころを察する。
「「まさか、この記憶は……!」」
スザクは、黒いランスロットのパイロットが違う可能性を経験した自分である事を理解した。
互いに相手を理解してもなお、寧ろ戦いは激化していく。
憎悪と怨嗟に血濡れた殺戮者である
一方のこの世界のスザクは、数多の世界で自分とルルーシュが互いにぶつかり合い、憎悪し、争って悲劇を広げていった事実を受け止め、だからこそ目の前のもう一人の自分を止めようと誓う。
「君がルルーシュを憎む気持ちは理解できる。でも君が憎むべき相手は、この世界のルルーシュじゃない!」
「ならば赦せと!? ユフィに消えない汚名を被せたあいつを!」
「ルルーシュはギアスを持っていない!」
「黙れ! ルルーシュの存在は、多くの悲劇を生む! 生まれてきた事が、生きている事が間違いなんだ!」
互いのブレイズルミナスを纏った蹴りがぶつかり合い、互いに弾かれる様に距離を取る。
「そうやって、ユフィを悲しませるつもりなのか! 君自身の手で!」
「っ!!?」
「君の世界のユフィも、この世界のユフィも! そんなことは望んでいないだろう!」
「ぁ、ぁあぁっ! 黙れぇえぇっ!!!」
ランスロット・カルマの両腰のスラッシュハーケンが射出され、ランスロット・トラヴァースの右腕を貫く。
「まずは、お前からぁあぁあっ!」
互いに接近し、加速する。
左腕にブレイズルミナスを纏い、相手を貫こうと手刀を突き出す
「この、馬鹿野郎!」
その回転力を殺すどころかむしろ加速させ、
ヴィクトリア、ルキアーノによって処刑されるの巻
本作においてエクウスとアクイラがかなりデカい理由:ヴィクトリアが機体に魔力炉を搭載するために大型化せざるをえなかった。
なおスカリエッティ製のKMFは、魔力炉を搭載しつつユグドラシルドライブと一体化する事で、基になった機体と同サイズを維持している模様。
ヴィクトリア製:魔力炉で魔力製造、魔力をエナジーに変換し高出力のユグドラシルドライブへ。莫大なエナジーで各種兵装を使用。
スカリエッティ製:魔力炉をユグドラシルドライブと一体化、魔力とエナジー双方を動力源にしつつ機体の武装などに魔力を伝搬させることも可能に。