ハイスクールDxD〜暗き闇の戦士達の力を持つ少年〜 作:LEGION ONE
はぐれ悪魔をエビルで倒した翌日、いつものようにボケ〜とサボっていると誰かがこちらにやってきた。
「やっぱりここでしたか……月影先輩」
「んぁ?あ〜小猫か」
この白髪の小柄の女子生徒の名は『塔城小猫』俺の後輩でもある。小猫とは昼休みによく話す仲だが、俺がサボっているのを生徒会長に密告している。
多分、今回も生徒会長さんに頼まれたんだろうな……そのうち生徒会長さん自ら来そうだな。
「生徒会長さんにいわれて探しに来たら……いつもここで寝ていますよね」
「だと思ったよ……」
これはまた生徒会長さんから雷が落とされそうだな……当分はサボるのは辞めておくか。小猫や生徒会長さんにも迷惑にならないように。
「先輩、結構サボっていますけど出席日数とか大丈夫ですか?」
「安心しろ。サボるのはめんどくさい授業や先生の時だけだ」
「全然安心できませんよ」
実際サボっているのはうるせぇ教師やめんどくさい授業だけで他はちゃんと授業を受けている。テストも大丈夫な方だ……安心出来るだろ?俺は一回欠伸をしながらそう考えると寝ている体を起こした。
「さてと……」
「今日はすんなりですね」
「説教は喰らいたくないしな……それに」
俺は小猫の方を向くと小猫の頭を撫でた。コイツにも色々と苦労させているしな……たまにはすんなり聞くとするか。
そうやって頭を撫でていると小猫が顔を真っ赤にさせながらこちらを見てきた。
「あ、あの……先輩……///」
「ん?あー悪いな。それじゃ、俺は戻るから小猫もありがとな〜」
一夜は小猫はそういうと手を振りながら教室に戻って行った。小猫は頬を染めながら骸を見送るとポツリと呟いた。
「先輩って……無意識でやってますよね……」
放課後、案の定生徒会長である支取蒼那に捕まった一夜は小一時間説教を喰らい、解放された一夜は少しげっそりとしながら学校からの帰り道を歩いていた。
「はぁ〜……一時間説教は予想してなかったよ」
これからはサボりを控えようと心に誓った一夜にいきなり銃弾が襲いかかってきた。一夜はその弾丸を全て余裕で躱すと撃ってきた存在を睨みつけた。
「チッ!今のを避けると……!」
「誰だかは知らねぇけど……いきなり撃ってくるなよ」
「うっせぇ!モブ風情が俺の推しである小猫と仲良く話やがって!」
「あ〜……転生者かお前」
どうやら一夜に弾丸を放った存在は転生者という存在であり、生前の推しであった塔城小猫と仲良く話していた一夜が気に入らず殺そうとしているらしい。
「まぁたこういうパターンの転生者か」
一夜は久しぶりにはぐれ悪魔以外の存在と戦えることに嬉しい反面、こういう鬱陶しい転生者しか居ないことに少々面倒くささを感じている。
「てめぇを殺せば小猫は俺のものだ!さっさと死にやがれ!」
そう言いながら転生者は拳銃を銃弾を放つ。しかし、先程と同じく一夜は全て回避すると呆れながらもハンドルのついたドライバー『ビルドドライバー』を取り出し腰に装着した。
ビルドドライバー
そして、赤いトリガー『ハザードトリガー』と2つの黒い戦車が描かれたボトル『メタルタンクタンクフルボトル』を取り出して順に装填していく。
ハザードオン!
タンク! タンク!
赤いレバー改めボルテックレバーをイラつきながらも回すとベルトからは透明なパイプの様な物が伸び、前方と後方に鋳型の様な白っぽい金型が生成された。
ガタガタゴットン!ズッタンズタン!
ガタガタゴットン!ズッタンズタン!
Are you ready?
「変身……」
アンコントロールスイッチ!ブラックハザード!!
ヤベーイ!!
それと同時に前方と後方にある金型が骸を挟み込み、姿を変えさせた。
その姿は仮面ライダービルドと酷似している黒き兵器『仮面ライダーメタルビルド』に変身した。
「なっ!?お前も転生者だったのかよ!?」
「ちょっと違うけどな……」
一夜が変身したことに驚く転生者にそれだけ答えるとメタルビルドは転生者に近づき、そのまま殴り飛ばした。
「グォ!?」
「殺す気で来たんだろ?だったら死ぬ覚悟は出来てるんだろうなぁ?」
「ちくしょう……!舐めるなぁ!」
殴り飛ばされた転生者は起きあがるとメタルビルドに向かって銃弾を放つが、メタルビルドにはその程度の攻撃は効いてはいなかった。
メタルビルドは再び転生者に近づくと何度も転生者の顔面を殴り、そのまま回し蹴りを喰らわせ蹴り飛ばした。
「グァァァァァァッ!」
「……お前、つまらないな」
メタルビルドの攻撃に悶え苦しむ転生者だったが、ヨロヨロと起き上がり大量の銃火器を生成し一斉にメタルビルドに向けて射出された。
「フハハハ!ライダーでもこれを防ぐことができねぇだろ!大人しく死にやがれ!」
「…………」
この攻撃に転生者は勝ちを確信したらしい。しかし、メタルビルドは焦ることはなく無言でドライバーのボルテックレバーを回転させた。
ガタガタゴットン!ズッタンズタン!
ガタガタゴットン!ズッタンズタン!
ハザードアタック!!
「フンッ!」
前蹴りで戦車の履帯を模した紫色のエネルギーを前方に伸ばし、大量の銃弾と銃火器撃を全て破壊した。この行動に対し転生者は驚きのあまり声が出ず、メタルビルドを見つめるしかなかった。
「これがお前の本気か?期待はずれだな」
転生者の本気にメタルビルドはガッカリとしながら転生者の方を向くとそのままゆっくりと転生者に向かって歩きだした。
「ヒィ!来るな!来るなァァァ!」
向かって来るメタルビルドに恐怖を覚えた転生者は顔を青ざめながら銃弾をメタルビルドに向かって放つが、やはりメタルビルドには効いてはおらず、転生者の首を掴み立たせた。
「お願いします……助けてくださいぃ……」
「さっきも言ったろ?殺す気で来たんなら死ぬ覚悟もできているだろ?」
転生者の命乞いにメタルビルドはそんなのお構い無しというようにボルテックレバーを回し始めた。
ガタガタゴットン!ズッタンズタン!
ガタガタゴットン!ズッタンズタン!
「ま、運が悪かったと思ってな」
Ready go!
ハザードフィニッシュ!!
そういうと、転生者を投げ飛ばしたメタルビルドは回し蹴りを転生者を喰らわせ、合わせて発生させた履帯状のエネルギーで転生者を薙ぎ払い転生者は吹き飛ばされると、転生者は断末魔をあげることなく木っ端微塵に肉片にとなってしまった。
「……言う割に強くなかったな」
ミラーモンスター達が転生者の肉片を回収したことを確認すると、メタルビルドは変身を解除しそのまま何事も無かったように自宅にへと帰って行った。