ハイスクールDxD〜暗き闇の戦士達の力を持つ少年〜 作:LEGION ONE
始まりはいつも突然に
「「嘘だぁぁぁぁぁぁ!!」」
「うるさ」
教室に入るなり変態三人組の元浜と松田が絶望した表情で叫んでおり、それとは別に兵藤一誠は何故かドヤ顔をしていた。朝からうるせぇな……てか、なんで叫んでいるんだ?俺は席に着き持っていた学生鞄を置くと近くに居たツインテールの女子生徒『村山』に聞くことにした。
「朝から何を騒いでいるんだ?あの三人組」
「あ、月影くん。なんか兵藤に彼女が出来たらしいのよ」
「兵藤に彼女?あの胸大好きの変態にか?」
いつも女子更衣室を覗き、平気で教室でエロDVDやエロ本とかを広げている変態野郎に恋人が出来ただと?なんかの間違いか罰ゲームじゃねぇのか?いや……でも、性格もいいし顔立ちもそこそこにいいから好む女子生徒もいるのか?
「ホント、あの変態の何処がいいんだか」
「さぁな……ま、好みは人それぞれだから兵藤を好きになる人も居るだろ」
「そうだね。私たち的に恋人が出来たことで更衣室を覗くのを辞めて欲しいわ」
「いつも大変だな……」
俺は村山に労いの言葉を言うと席に座り、教師が来るのを待つことにした。それにしても……なんか面倒事が起きそうな予感がしているんだよな〜。
日曜日、俺は気分転換に街中をただ行くあてもなく歩いていた。ココ最近転生者が何故か活発に動いていて喧嘩を売られることが多かったからたまにはこうやって歩くのもいいな。
「にしても鬱陶しいな……」
この前からずっと視線を感じる……まぁ視線の正体はわかっている……俺はバレないようにチラッと後ろを見た。後ろには物陰に隠れ俺をずっと監視している男性……最近生徒会に入った『匙元士郎』がいた。
あれで隠れているつもりか?物陰に体に隠しているだけで気配までは隠せてぇよ……大方、前のことで生徒会長さんに見張っておいてくれって言われたんだろうな。
「時折、殺気と嫉妬が混じった視線を送るのは辞めてくれ。ただただイラつく」
俺が何をしたって言うんだよ……俺は舌打ちをすると近くの鏡にドラグブラッカーが映り俺に向かって雄叫びをあげた。どうやらコイツの餌になる存在が現れたらしいな……。
「ナイスタイミングだなブラッカー」
ドラグブラッカーの後を追い一夜はそのまま走り出し、監視をしている匙をまくことにした。いきなり走り出したことに対応が遅れた匙はそのまま監視をしていた一夜を逃してしまった。
「ちくしょ〜!会長にどう説明すればいいんだよ!」
生徒会長である支取蒼那とできちゃった婚を狙う匙元士郎は一夜に逃げられたことに頭を抱えながらそう叫ぶのだった。
ドラグブラッカーを追ってやってきた場所は公園だった。至って普通の公園で転生者やはぐれ悪魔がいないことに首を傾げている一夜は一組の男女が公園のベンチに座っているのを見つけた。
「兵藤と.......アレは兵藤の彼女か?」
公園に居たのは一夜と同じクラスメイトの兵藤一誠と兵藤一誠の恋人である天野夕麻だった。二人が一緒に居るのは、恐らく休日を利用してデートでもしていたのだろう。そう考えていた一夜だったが、その予想は外れた。
何故なら、天野夕麻の姿が露出度の高い服に背中からは黒い鳥のような羽が生えた姿に変わり光の槍で兵藤の胸を突き刺したのだ。
「マジか.......」
これには驚いた一夜だったがすぐに冷静になり、ドラグブラッカーがここに呼んだのかを理解した。
「なるほど.......はぐれ悪魔とは違った別の存在が現れたからここに呼んだのか」
納得した一夜は蛍光色が強い緑のバックル『ゲーマドライバー』を取り出し、下腹部に装着した。そしてポケットから紫色のグリップが付いたゲームカセット『プロトマイティアクションXガシャット』を右手に持ち、起動スイッチを押した。
MIGHTY ACTION X!
音声が流れた瞬間、ガシャットに内蔵された装置が起動し『ゲームエリア』を展開されると背後には紫色のゲーム画面が出現し、画面から複数の茶色のブロックがゲームエリア内に散らばった。
「グレート2……変身」
シャットを半回転させて、ドライバーの中央よりのスロットに装填しピンクのレバーを展開した。その瞬間、複数のパネルが一夜の回りに出現し、目の前にきたパネルをタッチした。すると他のパネルが弾け飛ぶと同時にドライバーから紫色のディスプレイが放出し、パネルとディスプレイが同時に一夜の体を通り抜けた。
ガシャット! ガッチャーン! LEVEL UP!
マイティジャンプ! マイティキック! マイティーアクショーン! エックス!
複数の紫のラインが走った黒のアンダースーツ、背中には瞳がない顔が装着され、ギザギサの黒い頭部、胸部装甲にはコントローラーのボタンを模した管理モジュール『エクスコントローラー』が配置され、自身の残存体力を表示する『ライダーゲージ』が表示されている仮面ライダー
黒き幻の夢のライダー『仮面ライダーゲンム』に変身した。
「さて.......楽しませてもらうか」
「カハッ.......ゆ、夕麻ちゃん.......」
「あら、まだ意識があったの?一発で仕留めたかったんだけどね〜まぁいいわ」
兵藤一誠の恋人であった天野夕麻.......堕天使であるレイナーレは死にかけている一誠を見下しながら一誠を刺した光の槍を再び生成した。
「恨むならその身体に神器を宿らせた神を恨んでちょうだいね兵藤一誠」
嘲笑いながらレイナーレはそういうと一誠にトドメを刺そうと光の槍を突き刺そうと投げ飛ばした。しかし、光の槍は一誠に突き刺さることはなかった。何故なら.......光の槍はレイナーレと一誠の間に入った存在仮面ライダーゲンムによって止められていたのだ。
「なっ!?あ、貴方は何者!?」
「.............」
レイナーレは光の槍を止めたゲンムを睨みつけながらそう叫ぶ。しかし、ゲンムは答えることなく光の槍を握りつぶすとゆっくりとレイナーレに向かって歩き始めた。
「コンテニューなしで、クリアする」