ハイスクールDxD〜暗き闇の戦士達の力を持つ少年〜 作:LEGION ONE
兵藤一誠を殺害?した堕天使を半殺しにした翌日、いつものようにダルい雰囲気を纏わせながら学校に向かっていると噂の兵藤一誠がこちらに走ってきた……どうやらあの魔法陣を展開した存在に助けられたようだな。
「月影!俺に彼女が居たってこと覚えているか!」
「はぁ?いきなりなんだよ」
彼女って……あの兵藤を殺そうとしていた堕天使だよな?なんでそんな事を聞いてくるんだ?鼻息を荒くさせながら俺に詰め寄って来る兵藤を一旦話し訳を聞くとこにした。
「じ、実は俺に彼女が居たことをみんな覚えてないんだよ!元浜も松田も!誰も覚えてなかったんだよ!しかも、夕麻ちゃんの連絡先も消えていて……」
「ふーん……」
兵藤が嘘を言っている風には見えない……だとすると兵藤を助けた存在かあの堕天使の女が何かをし記憶をいじり、天野夕麻と呼ばれる存在をなかったことにしたんだな。だとするとなんで俺は覚えているんだ?普通の人なら忘れていると思うが……まぁいいや。
「いや、悪いが覚えてないな」
「そ、そうか……」
「悪いな力になれなくて」
変なことに巻き込まれるのは嫌なのでここは嘘をつくことにした。それに……俺が兵藤に覚えているって言ってもなんのメリットにもならないしな……そのまま厄介事に巻き込まれるだけだしな。
「いや、こっちこそ悪いな……変なことを聞いて」
「あぁ……」
兵藤はそう言うとガックリと肩を落としながらそのまま教室に向かっていった。それにしても…………
「なんで、アイツは小猫と同じ気配になっているんだ?」
色々と気がかりが残る中、授業が終わり自宅に帰っているとコートを着た男がいきなり前に立ちはだかり話しかけてきた。
「ほぉ、珍しい力を持っているようだな」
「あ?」
急になんだ?厨二病を辞められなかったのかこのおっさんは?そんなことを考えているとこちらにゆっくりと近づきながらあの堕天使と同じ光の槍を作り出すと俺に向かって投げてきた。
「恨むなら力を持った自分自身を恨むのだな」
あ〜このおっさんあの堕天使の仲間か……ちょうどいい、昨日与えることの出来なかったドラグブラッカーの餌にさせよう。
俺はこちらに向かってくる光の槍を回し蹴りで破壊すると投げてきたおっさんが信じられないという顔をしらながら声を荒らげた。
「な、何故人間が堕天使の槍を破壊できるんだ!?」
「悪いけど……俺は普通の人間じゃないんだよね」
そう言いながらポケットから黒色のカードデッキを先程破壊した光の槍に翳すと黒色のバックル『Vバックル』が出現し、俺の腰に装着された。
「はぁ……変身」
カードデッキをVバックルに装填すると複数の虚像が現れ業に重なり俺は、ミラーワールドと呼ばれる世界に存在する黒龍を従えし暗黒騎士『仮面ライダーリュウガ』に変身した。
「な、なんだその姿は!?まさか貴様がレイナーレ様が言っていた人間なのか!」
ふーん、このおっさんあの烏女の仲間だったんだ。まぁ、俺に関係ないか……ドラグブラッカーの餌になる奴なんだから。
「あの女が何を言ったのかは知らないけど、あの堕天使を半殺しにしたのは俺だな。それで?俺をどうするんだ?」
「我らの作戦の障害になる奴はここで殺すだけだ!!」
「だよね〜」
「我が名はドーナシーク!行くぞ!人間!!」
そう叫ぶとドーナシークは右手に光の槍を形成しリュウガに向かって迫り、光の槍を突き出す。しかし、リュウガは光の槍を余裕で避けるとドーナシークの腹部にボディーブローを叩き込む。
「グボハッ!」
「もう一丁いくぞ!」
ボディーブローをもろに喰らったドーナシークは血を吐き地面に膝を着くがリュウガはお構い無しに右回し蹴りを顔面に叩き込み蹴り飛ばす。
「ぐおっ!?」
鈍い音と共に吹き飛ぶドーナシークを他所にリュウガはカードデッキからカードを一枚取り出すと『ブラックドラグバイザー』読み込ませた。
SWORD VENT!
ブラックドラグバイザーからくぐもった音声が発せられると、リュウガに黒い青竜刀『ドラグセイバー』が装備され、ヨロヨロと立ち上がるドーナシークを斬り裂く。
「グァァァァ!に、人間風情に……この私が……!?」
「なんなの?堕天使や悪魔って人間を見下さないといけない病気でもあるのか?てか、あんなに啖呵を切っていた割には弱いな……お前もレイナーレっていう烏女も」
「おのれェェェェェ!至高の堕天使をバカにするとは!人間風情が舐めたことを言うなぁぁぁ!!」
リュウガの煽りに怒りを顕にしたドーナシークは光の槍を二本出現させ、リュウガを斬り裂こうと再び突っ込む。
「ホント……煽りの耐性がないなお前らって」
突っ込んでくるドーナシークに呆れながらもリュウガはデッキから再びカードを取り出しバイザーに読み込ませた。
ADVENT!
バイザーから音声が鳴ると何処からともなく、リュウガの契約モンスターである『暗黒龍ドラグブラッカー』が現れ、ドーナシークを噛みつきそのまま地面に何度も叩きつけた。
「グァァァァ!ど、ドラゴンだと!?き、貴様……使い魔まで所有しているとは!?」
「使い魔じゃねぇよ……ミラーモンスターだ。ドラグブラッカー、叩き落とせ」
ドラグブラッカーが現れたことに驚くドーナシークを無視しリュウガは何度も地面に叩きつけているドラグブラッカーにそう指示をした。
ドラグブラッカーはリュウガの指示に従い、上空に向かって飛び上がるとそのまま噛み付いていたドーナシークを離し尻尾で地面に叩き落とす。
「ガァァァァァァァァァ!」
上空から地面に叩き落とされたドーナシークの体はボロボロになっており、起き上がることもやっとの状態であり戦う体力は残ってはいなかった。
「はぁ……はぁ……レイナーレ様に御報告しなければ……!」
「逃がすかよ」
自分達より格上の存在に恐怖を抱きながらレイナーレに報告しようと黒色の翼を広げ、飛び去ろうとする。しかし、リュウガはドーナシークを逃がすことはなくドラグブラッカーは逃げようとするドーナシークに向けて黒炎弾を放つ。
「か、体がい、石に!?」
黒炎弾が直撃したドーナシークの足から上に向けて徐々に石化していく。そのことに驚くドーナシークは顔を青ざめ体を震わせた。
「さっさと終わらせるか」
ドーナシークに向かって無慈悲な宣告を告げるとリュウガはデッキからカードデッキに刻まれた同じ紋章が描かれたカードを引き抜き、バイザーに読み込ませた。
FINAL VENT!
バイザーから音声が発せられるとリュウガの体が宙に浮き、それに合わせてドラグブラッカーがリュウガを中心にとぐろを巻いた。
そして、リュウガがキック体制に入るとドラグブラッカーが黒炎を吐き、その黒炎を左足に纏ったキック技『ドラゴンライダーキック』をドーナシークに向けて繰り出した。
「堕天使であるこの私が……人間風情に……うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
断末魔をあげながらドーナシークはリュウガのドラゴンライダーキックが直撃し、そのまま肉塊となり絶命した。すると近くにあった割れた鏡からミラーモンスターが現れ肉塊を取り囲む。
『グルルル……』
「食べていいぞ〜」
変身を解いた一夜はこちらを見るミラーモンスター達にそう告げるとミラーモンスター達は肉塊を咥え、そのままミラーワールドに帰っていた。
「……さて、仲間を殺された烏女はどういう反応するんだろうな」
仲間を殺されたことにより烏女……レイナーレがどういう反応するのか想像しながら学生鞄を持ちそのまま自宅に向かって帰って行った。