ハイスクールD×D 思いを背負う者   作:堕天使ノ翼

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まだプロローグである。


捕縛 前編

…よう俺だ…匙だ…現在、軽く追い詰められている…このミッションに失敗すれば半殺しが確定する…ッ!前回のように空腹で死にそう……ッ!とかじゃないから大丈夫だ。

 

「…………ぃ……てや」

 

地獄からの使者の声が聞こえる…ヤバイヤバイ…追い付かれるゥ…ッ!通ってきた道にワイヤートラップ仕掛けまくったけど…全てが力技で突破されたよ…ッ!どんな人類だ……ッ!史上最強の系譜かな?背中に鬼の顔があるのかな?ねぇ、どうなの?

 

<あるよ!捕まったらてめぇはミンチ確定だよ!>

 

…不吉な言葉が聞こえたァ!……とにかく逃げる!捕まらなければいいだけのこと!!

 

「てめぇ!待てやァ!今すぐ止まれ!止まったら半殺し程度で済ませてやる!!止まらなかったら…てめぇを市内引きずり回してボコボコのズタズタのグチャグチャにして成形してフライパンで焼いてやるからよぉ……ッ!!!」

 

…ヤバイ…ガチだ…捕まってたまるかよ……ッ!……この方向は学校か……そこで隠れて生き残ってやる!

 

 

三時間前 Before Crisis

 

今日は休日…朝遅くまで寝ていてもいい日…当然俺も昼近くまで寝た…起きたのは12時前だった…空腹である…まずは飯だ…着替えて近所の定食屋に行った…ここは平日の昼間は学生で混んでいるが、今日は休日だから空いている。ここのオススメは500円の日替わり定食である。安くて美味くてボリュームがたっぷりである。…おっ、今日はハンバーグ定食だ…大きさも規格外だが、このソースが絶品である…注文してから待つこと数分…目当てのものが自分の前に来た。いただきます。……少年食事中……フゥ、食べた…お勘定して家に戻るか………ん?財布が無い?いやいやそんなまさか漫画みたいな事が………無いっ!ヤバイ…ここは食い逃げするしか無いのか……ッ!

 

ご馳走様ッ!お金は次来た時にッ!……ドンッ!ガシャンッ!………ん?何かにぶつかって落ちて割れた?…とにかく逃げるためにドアに手をかけた…

 

「てめぇ、何やってるんだよ…俺の飯を台無しにしやがって…婆ちゃん、お金は此処に置いておくよ。…………そこのゾウリムシ…俺の昼飯に何しやがった?なぁ答えろよウジムシ……まさか食い逃げするために急いでたとか……そんな事は無いよなぁ?」

 

………さらば!

 

「まてやこらぁ!食い逃げやろうが!!俺に捕まって死ね!!」

 

そして今に至る In Crisis

 

ビュオッ…ゴシャッ…ブロックを投げてきたぁ……ッ!殺しにきてる!よく見たらあいつ、『駒王の火薬庫』、『生きる爆弾』の兵藤一誠じゃないか?!アバババババババババ…詰んだ…。

 

ん?よし、学校までついた、この広い校庭を利用して戦ってやる。伸びろラインよ…ッ!

 

 

「フゥーーーーッ!フゥーーーーッ!!罪人はどこだぁ!?WRYYYYYYYYYYYYY!!!」

 

もの凄く狂しておられる!?しかし、ここは先ほどラインを張り巡らせた俺のフィールド…一般人が太刀打ちできぬよ……!

 

「……なんだぁ?この細い脆弱な糸は?ぬぅんりゃあ!!」ブチブチブチィッ!!

 

………ああ、なるほど逸般人でしたか……超…逃げたい。しかし此処まできたらやぁってやるぜぇ!!!

 

先生への愛のために!!!!

 

よし、腹は括った…逃げも隠れもしねぇ…防御もしねぇ…攻撃を避けもしねぇ…いつだってブルファイト…武士の誉なり…

 

封印を解こう…あの日、ヴリトラから知り得たラインの特性を自分なりに理解し、修行をし始めた……まず最初にしたのが形状変化だ…それはラインの本数、太さ、構造などを変えていった…次は性質変化だ…これには吸着性、強度、伸縮性などだ。

 

俺が修行として取り入れたのは、ラインを極限までに細くし人に視認できなくした。さらに強度と伸縮性を増加させた。つまり、肉体の修行にギプスとして、全ての筋肉に負荷がかかるよう体に纏った。

 

これが俺の肉体面の修行の全容だ。今そのギプスを解いた…どれ位の力が出せるかわからないが、殴るしかねぇ…行くぞぉ……ッ!

 

ドグッ!

 

俺の拳が兵藤の腹に当たった音だ。普通なら内臓の一つや二つ潰れてもおかしくないが……

 

「…ん、中々いいもんを持ってるな。だが、気持ちが足りねぇ。…パンチっていうのはよ…こういうのを言うんだよ!」

 

渺ッ!ドゴォッ!!

 

……ッ!激痛ッ!ンノ…負けてたまるかよ……ッ!

 

ゴッ!ガッ!ドグッ!ゴッ!ドガッ!ドンッ!

 

…一進一退って言葉があるだろ?一歩進んで一歩下がるっていう。此処では違うね…造語だけど「一進一進」があってるかな…お互いが一撃必殺の間合いにいて、攻撃を避けないし防御もしないんだ…しかもどんどん近づいていくから威力も上がっていくの…此処で一つ怖いことがあります…兵藤の化け物…攻撃喰らいながら笑ってやがる…さらに言うとだんだんと兵藤の攻撃の鋭さと重さが増していって…ヤバイ状況…

 

助けて、誰か!

 

「くははは、僕も混ぜてもらおうかな?」

 

前半は此処まで




後半に続く
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