眷属入りです。
暗い部屋にスポットライトで照らされた黒いスーツを着たホスト崩れの男が一人
どうも…匙です…この間食い逃げをやらかした匙です…一番大事な財布を家に忘れておりました………校庭を荒らした匙です…あの煽りに耐えられなかったとです…キレてしまいました………会長の眠りを妨げた匙です…それが理由で更に兵藤にボコボコにされた匙です………なんと兵士の駒一個で転生した匙です…匙です…匙です…………。
スポットライトが消える
スタッフ<お疲れ様でしたぁー>
あっ、お疲れっす。いやぁーこの間は疲れましたよ…短時間で走馬灯を三回も見るなんて…クソッ…悪魔共め…容赦の欠片もなかった…あいつらの実力は次元違いだ…いつか仕返ししてやる……ッ!
そんな訳で
悪魔のぉ契約取りがはっじまぁるよー!フゥーーーーッ!イェーーーイッ!…なんでそんなにテンションが高いかって?……それはな……初めての契約が女の子なんだ……名前は「ミルたん」て言うらしい……そう会長から聞いたんだ……wktkが止まらないわけです…いざ、参る!!
ピンポーン!!!
「はーい」
ん?ちょっと声が男っぽいか?でもそんな子も有りだぜ。
「どちら様にょ?」
にょ?ハッハッハッ…不思議ちゃんか…まだいける…まだ耐えれる。貴女がお呼びした悪魔でーす。
ガチャッ!
………………………………ファっ!!???ナ、ナ、ナ、ナ、ナンデスカァコイツハァ!!??種族人間?嘘だァ!猫型魔人の間違いじゃね?えっ?マジで貴方がミルたん???
「そうだにょ。よろしくにょ悪魔たん。」
…………俺はこの世の無情を噛み締めている。女の子と期待してたら魔人だった件について。とりあえずさっさと契約を取って帰って先生に泣きつくわ。
貴方の願い事は?
カッ!!!!!
ヒィ!?滅せられる!?
「ミルたんを魔法少女にして欲しいにょ!!!」
………ふぅ、落ち着け匙…まずは相手を観察しろ…目はつぶらな瞳…髪は短髪…その上に猫耳…肉体はギチギチのガッチガチである…世紀末的な肉体だ…その肉体を覆うのはフリルのついた服装……つまり「ふぁんしー」である……どうしよう…凄く関わりたくない……いや、打開策があるはずだ…………そうだ!一人だからキツイんだ!!人を、援軍を呼べば良いんだ!!早速第一の援軍…兵藤に……通信拒否されてました…ならば木場…電話番号知らねぇし……ヤバイ詰んだ?………いやまだだ!会長からお守りを貰っていたんだ…ピンチになったら開けるようにと…紙?あ、電話番号が書いてある…ピンチになったらその番号に電話しろと……よし活路は開けた…届け俺の危機!……「ハァーイ!みんなのレヴィアタンよ!気軽に魔法少女レヴィアたん☆て呼んでね!今からそっちに行くからね!」……フォン!魔法陣から少女が現れた………魔王少女が来ちゃった!
「貴方がサジ君ね。ソーたんから聞いてるわ。で、どうしたの?」
目の前の魔人を示す。
「あぁ、この子ね。……もしかして魔法少女になりたいの?…だったら私が教えてあげるわ。行きましょう。」
そういって魔人と魔法少女は消えて行った。
よし、帰って寝よう…もう疲れたよ。そう思っていた。
………ピシッ……
殺気みたいな物を感じた……振り向くと黒い服装をした男性が立っていた
「珍しいな…こんなところに貴様みたいな者がいるなんてな…主の名前を言え。」
男が光の槍を出しながら尋ねる。
「ソーナ・シトリーだよ。」
「なるほど…だが、貴様は悪魔で、俺は堕天使…ならば、殺されても文句はないだろう?」
へぇ…てめぇの実力で俺を殺せるとでも?
「どうした?逃げないのか?…臆したか?情けなく無いか?なぁ?」
………あ"ァ"!?誰がテメェに臆してるって?
「舐めたなテメェ…上等だァ…烏如きが俺を舐めてんじゃねぇぞ!!」
ラインよ貫け!
ドスッドスッドスッ!
「………な、なんだと?このドーナシークが、こんなところで……」
呆気なかったな。さて、帰ろう…
「死ぬわけ無いだろうが、木っ端悪魔が!!!」
…チッ、今ので終わったかと思ったが、浅かったか?
男が光の槍を投げてくる。細いが、数は多い…普通じゃ躱しきれないな……何本か俺に当たっている…地味に痛い。
「さっさと、貴様は死ね!我が光で消え失せろ!!」
……調子に乗ってんじゃねぇ!絡まれラインよ!!
見えない程細くなっていたラインが絡まって行く。自分の周辺にあったラインがドーナシークを巻き込みながら。
「ぐっ、この程度の束縛で良い気になるなぁ!」
「この程度?ハッ!これはまだ始まったばかりさ。テメェは俺を舐めた…貴様の死は確定した…あの世で懺悔しろ…今日は色々と疲れたが、少し謳ってやる。」
「なんだと?」
「集え絡まれ締めつけろ…きつくきつく大蛇の如く…その顎で烏の羽を毟り取れ…その胴で肉を潰せ…我は漆黒の大蛇…世界を締め付ける者なり…我が糸は全てを裁断する」
…ブチブチグジュリッ
これがあの堕天使の最後の音だった…
ふぅ、あ〜スッキリした。さっき変な者を見てから気分が悪くなってたんだ…暴れてスッキリしたよ。
さて帰ろうかな。
続く。
次はどうしようかな。