竹宮琴音。昔、隣に住んでいて、親同士と言っても母親同士が仲良くなり、その流れで琴音と出会った。さっき琴音が言った通り昔は良く遊んでいた。お互いの家に遊びに行く程にだ。もちろん、琴音はあの元妹である小町の事も知っている。まぁ、でもあいつが小さい頃だったし、琴音の事を覚えているかどうかは分からないがな。でも、覚えていても俺には関係ないがな。それよりもだ。小学二年になる頃、琴音は親の仕事の関係で東京へと引越ししてしまった。それなりの仲でまた会おうねと言ってお別れをした。けれど、琴音が去った後の小学校では俺をいじる奴がいた。琴音がいる時でもいたけど、少しずつエスカレートしているように感じた。と言ってもヒキガエルとか比企谷菌とかのいじりだけどな。見た方を変えたらいじめにも見えなくはないがな。中学になると俺の陰口とかが言う奴が出てきてな。
ほとんどがキモイとかゾンビだととか悪口を言う奴がいた。小学校の時もあったし、中学でもこんな事をされるとは思って無かった。そしてだんだん嫌な記憶(又は黒歴史)などを忘れるようにしていた。その為か琴音の事までも忘れてしまったらしい。その為かさっきも琴音だと分からなかった。でも…まさかこんな所で再会するとは思ってなかったな。
琴音「久しぶりだね」
エイト「あ、ああ…そう…だな」
琴音「でも…まさかこんな所で再会するなんて」
エイト「…そうだな」
琴音「ねっ、そういえば…」
と琴音が何か言おうとしたときだった。琴音の後ろからモンスターの声が聞こえてきた。声のした方を見るとそこにはオオカミのモンスターが数匹現れた。
琴音「あっ!ヤッバ!追われてたの忘れてた」
そういえばさっき琴音が追われてたって言ってたな。そんな事を考えていると、俺と琴音の周りを囲うようにして回り込んでくる。
琴音「ご、ごめんね八幡。私のせいで巻き込んじゃって」
エイト「大丈夫だ。それよりも早く構えろ。さっさと終わらせるぞ。ちょっと急いでるんだ」
琴音「え?……手伝ってくれるの?」
エイト「こうなってしまっては、手伝わないといけないからな」
琴音「ありがとう!八幡!」
ったく……さっさと終わらせるか。
エイト「これで終わりっと」
俺は最後の一匹を撃退し戦闘は終了した。
琴音「ありがとう八幡。おかげで切り抜けたよ」
エイト「気にするな。後、リアルネームはダメだ。ここではプレイヤーネームで呼ばないとダメだ」
琴音「あっ、そうだった。ごめん、再会できた事が嬉しくて、つい忘れちゃった」
エイト「まぁ、急だったし、言う暇なかったから仕方ねぇよ」
琴音「うん、ありがとう」
エイト「それでだ。俺のプレイヤーネームはエイトだ。そっちは?」
フィリア「私はフィリアだよ」
エイト「フィリアか、わかった」
フィリア「うん。それにしてもエイトか…まさか名前を少しいじってつけたの?」
エイト「まぁ、そんな感じだ」
フィリア「そっか。あ、そういえばさっき急いでるって言ってたよね。どこに行くつもりだったの?」
エイト「ああ、それはトールバーナだけど」
フィリア「え!エイトもトールバーナに行くの?」
エイト「も?てことはフィリアもか?」
フィリア「うん、実はそうなんだ?」
エイト「という事は第1層の攻略会議に出るつもりなのか?」
フィリア「うん、そうだよ」
エイト「そうか」
まぁ、会議に参加するのは自由だしな。
エイト「っと、こんな所にいてる場合じゃないな。早く行かないと間に合わないな」
フィリア「あ、そうなんだ。なら早く行こっ!」
エイト「…ああ、そうだな」
その後、俺は琴音改めフィリアと一緒にトールバーナへと向かった。少し歩くスピードを早くして会議に間に合うようにしているが、間に合うのだろうか。そんな事を考えているとフィリアが話しかけてきた。
フィリア「ねぇ、エイト。リアルの事を聞くのはマナー違反だけど聞かせて。小町ちゃん元気にしてる?」
俺はその言葉に反応した。まさか、リアルの事を聞いてくるとは思ってなかった。それもまさか元妹の小町とは思わないだろう。さてと、どう言おうか。
フィリア「どうしたの?」
エイト「いや…そのだな。その話はここでする訳にはいかない。周りに人がいないとは言えここじゃダメだ」
フィリア「う、うん。わかった」
なんとか納得してもらえたな。
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そんな中俺とフィリアはトールバーナへと到着した。街の中心に行くとそこには、石積みによって造られた半円形の舞台ようなものが設置されていた。意外といるんだな。ここにいるプレイヤーを見る限り、レベルが高いプレイヤーだとわかる。そう思いながら周りを見渡していると、何やら見慣れた姿が視界に入った。そのプレイヤーに俺は近づいていく。フィリアは俺の後を追うようにしてついてくる。
エイト「よお、キリト」
キリト「おっす。やっと来たな。ん?そっちの人は?」
エイト「ん?ああ。ここに来る前にモンスターに追われている所に偶々いた俺が助けたんだ」
キリト「なるほど。とりあえず自己紹介だな。俺はキリト」
フィリア「フィリアです」
お互い自己紹介を済ませたので、俺はキリトの隣に座りフィリアは俺の隣に座る。
エイト「人数はどうだ?」
キリト「結構いるぞ。それでも若干少ない気がするんだよな。欲を言えばもっと欲しい」
エイト「それでもこれぐらい集まったんだろ?」
キリト「そうだよな。文句言っても仕方ねぇよな」
エイト「そういう事だ」
フィリア「ねぇ、2人って知り合いなの?」
キリト「ああ」
エイト「はじまりの街から一緒に行動してたんだ。でも、さっきまでは別行動だったけどな」
フィリア「そうなんだ。あっ、誰か中央に立ったよ。始まるのかな?」
キリト「そうみたいだな」
エイト「だな」
フィリアに言われて広場の中心に顔を向ける。そこには騎士風の鎧装備を纏った男が立っていた。しかもイケメンという…チッ、〇ねば良いのに。おっと…口が悪くなってしまった。危ない危ない。そのイケメンは青髪ロングの髪型。あんなり男で髪を伸ばしている人は見た事ないがこんな感じに見えるんだな。別に伸ばすのはダメだとは言わないけどな。その男はやはりイケメンだけあって、爽やかスマイルを浮かべ、周囲のプレイヤー達を見渡した。
エイト「チッ」
アイツを見ていると金髪で、成績優秀、運動神経抜群で、あの男みたいに爽やかスマイルを見せてくる奴を思い出してしまった為、思わず舌打ちをしてしまった。
ディアベル「みんな!今日は集まってくれてありがとう。俺の名前はディアベル。職業は気持ち的にナイトやってます」
その自己紹介に周囲は「ジョブシステムなんてないだろ」とか色々なツッコミをされたりと、笑いが起きている。こんな時でも冗談とかを言い合えるなんてな。いや、こういうのがあるのが良いのか。
ディアベル「先日、俺達のパーティがあの塔最上階でボスの部屋を発見した」
さっきとは打って変わって、真剣な表情になり発言される。それによりここにいるプレイヤー達に緊張が走る。
ディアベル「俺達はボスを倒し、第2層に到達して、このデスゲームもいつか、クリアできる事をはじまりの街で待っているみんなに伝えなくちゃならない。それが今ここにいる俺達の義務なんだ!そうだろ!みんな!」
その演説に声応するようにして、声をあげる者、拍手をする者、更には口笛を吹く者までいる。それを俺とキリト、そしてフィリアは静かに見る。これはあいつがリーダーで決まりだな。
ディアベル「OK、それじゃあ早速だけど攻略会議を始めたいと思う。まずは6人のパーティを組んでみてくれ」
…うん、やっぱそうなるよな。
キリト「エイト、パーティを組もう」
エイト「まぁ、それが妥当だろうな」
俺はキリトの言う通りパーティを組む。
フィリア「私も入って良い?」
エイト「ああ、いいぜ。構わないだろ」
キリト「ああ」
フィリア「ありがとう」
俺はフィリアにパーティ申請を送り、それをフィリアが承認した事により、視界の端の方でHPバーがもう1本増える。一番上のが俺で、その次がキリトで次にフィリアの表示されている。よしこれでなんとかパーティを組めたな。6人とまではいかなかったが。
フィリア「ねぇ、あそこにも人いるみたいだよ」
フィリアがそう言って、指を指すので俺とキリトはその方向を見る。そこには確かに赤いフードを被った人が1人、ぽつんと座っていた。
エイト「本当だな。よし、キリトお前が声かけてこいよ」
キリト「はぁ?なんで俺が?」
エイト「距離的にお前が近いからだ」
キリト「それだけかよ。ったく、仕方ないそうするよ。…まったく人使い荒いな」
ブツブツ言いながらもパーティに誘いに行ってくれるキリト。なんて優しいやつなんだ。
フィリア「ねぇ、はち…エイト。人数足りてないけど」
エイト「仕方ないんじゃないか?周りの奴らが全員知り合いみたいなんだし、その輪に入ったとしても俺は上手くやっていけるかって、言われたら自信持って無理と言う」
フィリア「そんな事で自信持たれても…」
とフィリアに苦笑気味で言われてしまった。だって、そんな輪に入ったら絶対浮くだろ?
エイト「それに絶対6人で組まなきゃいけないというルールは無い。偶々人数的にそうなってしまっただけの話だ。それに6人じゃなくても戦えるしな。でも、6人よりもちょっと厳しいくなる可能性があるかもな」
フィリア「そうなんだ。あっ、どうやらパーティに誘えたみたいだよ」
フィリアと話していると、視界の端にもう1本のHPバーが増える。確かにキリトがあいつを誘えたという証拠だ。俺とフィリアはそのキリトとえーっと…これはアスナって呼ぶのか。まぁ、その2人のもとへと向かう。
ディアベル「そろそろ組みおわったかな?」
ディアベルは周りを見渡してパーティが組み終わったかを確認する。そしてパーティが組まれたことを確認し終わった後、ディアベルは口を開いた。
ディアベル「それじゃあ「ちょお、待ってんか!」」
すると1人の男の声によりディアベルの声は遮られた。そしてここにいるプレイヤーはその声のした方へ視線が移る。そこには、トゲトゲで何やらモヤッとボールのような髪型をした男がいた。そのトゲトゲ頭の男は上から勢いよく降りていき、ディアベルの近くまで降り立つ。
キバオウ「わいはキバオウってもんや。ボスと戦う前に言わせてもらいたい事がある。こん中に今まで死んでいだた2000人に詫びいれなあかん奴がおるはずや」
その言葉を聞いて俺は察する。あいつが言っているのは元βテスターの事だろう。キリトもそれに気づいたのか顔を歪めている。そして、キバオウとか言う奴の隣にいたディアベルが口を開いた。
ディアベル「キバオウさん。君の言う奴らと言うのは元βテスターの人達かな?」
キバオウ「決まってるやないか!βあがりのもんはコンクソゲームが始まったその日に、ビギナーを見捨ててはじまりの街から消えよった。奴らはうまい狩場やらボロいクエストを独り占めして、ジブンらだけぽんぽん強なってその後も知らんぷりや」
元βテスターの事を悪く思う者や、毛嫌いする奴もいるとは思っていたが、こんなに嫌っている奴がいるなんてな。βだろうがビギナーだろうが、関係ないと思うがな。まぁ、それは人それぞれだからな。はぁ…めんどくさい。
キバオウ「こん中にもおるはずやで!βあがりの奴らが!そいつらに土下座さして、貯め込んだ金やアイテムを吐き出してもらわな、パーティメンバーとして命は預けられんし、預かれへん!」
さらにキリトの顔が酷くなってくる。助けたいがどう助けたら良いのか。そんな事を考えていると1人の男性の口が開いた。
「発言良いか?」
そう言って挙手をするなんだか厳つい黒人のおっさんが視界に入る。頭は剃り上げてスキンヘッドである。見るからに外国人っぽいな。そして黒人は立ち上がりキバオウの近くまで降りる。キバオウもキバオウで若干ビビったような表情を浮かべる。
エギル「俺の名前はエギル。キバオウさん、つまりあんたが言いたいのは、つまり元βテスターが面倒を見なかったからビギナーは沢山死んだ。その責任を取って、謝罪賠償しろ、という事だな」
キバオウ「そうや!」
するとエギルさんはポケットから小さな本を取り出した。
エギル「このガイドブック、あんたももらっただろ?道具屋で無料配布してるからな」
キバオウ「もろうたでそれがなんや!」
エギル「配布していたのは元βテスター達だ」
その言葉にここにいるプレイヤーの間に驚きがはしる。
エギル「いいか、情報は誰にでも手に入れられたんだ。なのに沢山のプレイヤーが死んだ。その失敗を踏まえて俺達はどうボスに挑むべきなのか、それがその場で論議されると俺は思っていたんだがな」
なるほど。中にはああいう風に思ってくれる人もいるんだな。キリトもその言葉を聞いてホッとしていた。キバオウはと言うと、さっきのエギルさんの言葉がトドメになったのか、うなだれながらも適当な席に座り込んだ。エギルさんはそれを見た後、元の位置に座り込んだ。それを見たディアベルが会議を再開させる。
ディアベル「よし、再開して良いかな?ボスの情報だが実は先程、例のガイドブックの最新版が配布された。それによると、ボスの名前はイルファング・ザ・コボルトロード。そしてルイン・コボルト・センチネルという取り巻きがいる。ボスの武器は斧とバックラー、4台あるHPのバーの最後の1台が赤くなると、曲刀カテゴリーのタルワールに持ち変え、攻撃パターンも変わるという事だ」
なるほどな。かなり厳しい戦いなるのかもしれない。気を引きしめて行かなくてわな。
ディアベル「攻略会議は以上だ。アイテム分配だが金は自動分配割り、経験値はボスを倒したパーティのもの、アイテムはゲットした人の物とする。異存はないかな?」
どうやらここにいる全員異存はないみたいだ。
ディアベル「よしっ、明日は朝10時に出発する。では解散」
その言葉でここいた人達は次々とそれぞれ行動に移している。
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会議も終わりあの場から離れて歩いている最中。
エイト「終わったな」
キリト「ああ」
フィリア「ねぇ、キリト、エイト聞いてもいい?」
キリト「どうした?」
フィリア「2人ってパーティ組んだことある?」
エイト「まぁ、あるな。というかゲームがはじまってから常に組んでいるな」
フィリア「そうなんだ。私さパーティ組むの初めてでさ、何かコツがあれば教えて欲しいんだけど良いかな?」
キリト「コツか…」
エイト「うーん、やっぱりスイッチじゃね?」
キリト「そうだな。まずそれが一番だな」
すると突然フィリアそして前にいた赤いフード被ったアスナが立ち止まる。
アスナ・フィリア「「スイッチ?」」
ん?もしかしてこいつらスイッチを知らないのか?いや、フィリアはパーティ組むの初めてって言ってたし知らないのは分かるが、アスナまで知らないとは。
フィリア「なにそれ?」
アスナ「ボタンかなにかなの?」
うん、だよね。初めて聞いたらそうなるよね。俺も初めてキリトから聞いた時同じ事思ったからな。あー、あの時が懐かしいな…なんて。
キリト「うーん、どう説明したらいいんだろう。1人が相手の攻撃をはじいて、その時出来た隙をもう1人に交代して攻撃をするって感じかな?」
エイト「後は絶え間なく攻撃するとかも言われるらしい」
フィリア「へー」
アスナ「そんなのがあるんだ」
フィリア「でもイメージできないな」
キリト「じゃあ今から俺とエイトで見本を見せるか」
エイト「そうだな」
こうして俺はキリトと一緒にフィリアとアスナにスイッチの見本を見せることになった。フィールドに出て適当なモンスターで見せることにした。
エイト「スイッチ!」
俺が声をあげるとキリトが俺と敵の間に入り込み強烈な一撃を食らわした。それによりモンスターのHPは全損し、ガラスのように砕け散っていった。俺とキリトは剣を背中の鞘に戻し、フィリアとアスナの元へ歩み寄る。
キリト「とまぁ、スイッチっていうのはこんな感じでするんだ。これを使えば、1人で戦うよりもずっと楽にモンスターを倒せる」
フィリア「なるほど…なんだか難しそうだね」
エイト「俺も最初は中々出来なかったさ。でも、明日までまだ時間はある。だからできるところまでやってみないか?」
フィリア「うん、そうだね」
キリト「よし、フィリアはするとして、アスナはどうするんだ?」
アスナ「なんで私の名前知ってるの?」
キリト「視界の左上に何本かHPバー増えてるだろ?そこのところにのってるはずだけど」
そう言われてアスナは自分の視界の端に目を向けて、その事を確認する。
アスナ「こんなところにあったの?」
どうやら気づいてなかったみたいだ。どんだけ視野狭いんだよ。
フィリア「じゃあさ、自己紹介しない?ほら、パーティ組むのなら名前知ってた方が良いじゃん」
キリト「それもそうだな。よし、俺はキリト」
エイト「エイトだ」
フィリア「私はフィリア。よろしくねアスナ」
アスナ「…アスナです。よろしく」
ちょっと素っ気ない気がするがまあいい。
キリト「とりあえず練習するか」
ということで俺達はスイッチの練習を開始した。俺はフィリアとキリトはアスナと組むんで練習をした。
エイト「フィリア!スイッチ!」
フィリア「やぁ!」
俺はフィリアと交代し、フィリアはモンスターに鋭い一撃を食らわした。そしてモンスターはHPがゼロになりガラスのように散っていった。
エイト「もう完璧だな」
フィリア「ホント!?」
エイト「ああ」
フィリア「やった」
フィリアはとっても嬉しそうな表情をしている。こんな顔を見ていると昔を思い出す。昔、一緒に遊んでいる時に見た表情だ。あの時と何も変わってない表情。その表情を見ていると思わず笑がこぼれる。
キリト「スイッチ!」
そんな事を考えているとキリトの声が上がった。どうやらまだやってたみたいだ。そして声のした方を見るとそこにはスイッチを成功させたキリトとアスナの姿があった。
エイト「おつかれ」
キリト「ああ、そっちもな」
フィリア「おつかれ」
アスナ「…おつかれさま」
さてと、これでフィリアもアスナもスイッチをマスターできたみたいだ。
キリト「そろそろいい時間だし終わりにしようか」
エイト「そうだな」
フィリア「それじゃあ、また明日だね」
エイト「そうだな。それじゃあまた明日だな」
キリト「じゃあまた明日」
アスナ「…ええ」
キリト「さてと、さっさと宿に戻ろうぜ」
エイト「おう」
キリト「早く戻って風呂入るか」
エイト「ああ」
俺とキリトは同じ宿それに同じ部屋をとっている。部屋が一緒なら支払うコルも半分で済むし、節約にもなるしな。そして俺とキリトは宿に戻る為、歩き出そうとした時だった。誰かに肩を捕まれてしまい歩けなかった。一体誰だと思い振り返ると、俺の肩をフィリアが掴んでいた。
エイト「えっと……どうした?」
キリト「なに…かな?」
アスナ・フィリア「「お風呂あるの?」」
え?ふ、風呂?え?なに、こいつら風呂の事を聞きたくて肩を掴んだのか?
フィリア「どうなの?」
エイト「あ、ああ。風呂な」
キリト「俺達がとってる宿には風呂はあるけど」
エイト「それがどうした?」
するとフィリアとアスナは顔を見合わせてた後、何やら同時に頷いた。一体何を企んでいるんだ?
アスナ・フィリア「「そのお風呂。貸してくれない?」」
キリト・エイト「「は?」」
風呂を貸してくれ?……だと。何故、風呂を貸さなきゃいけないのだろうか。
その後、抵抗虚しく2人に宿の風呂を貸す事になった。
キリト・エイト「「どうしてこんな事に?」」
どうでしたか?ではまた。