新世界の敵、日本国   作:篠乃丸@綾香

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皆さまご無沙汰しておりました、ZERO零です。
実はこの作品の作者でした、秘密にしていて申し訳ない。

この作品、パッと思いついたアイデアだったので投稿しましたが、飛空士の方の更新を控えている中で新しい小説を始めるのは……と思いまして、長らく秘密にしておりました。

ですがまあ、ハーメルンに戻って来たことで秘密にする必要も無くなりました。なので、今後は作者名を明かして投稿したいと思います。


第九話『再準備までの戦い』

 

 市ヶ谷にある防衛省にて、政府から提出された自衛隊の大規模改革予算の書類を片手に、防衛省の幹部たちが話を進めていた。

 

「予算増大と人員の大幅拡大……やはり致し方ないか」

 

 ある幹部が言う。

 彼の資料に描かれている内容は、防衛省幹部達が話し合って決めた拡充内容だ。魅力的だが、それでも無理があるのは彼も感じていた。

 

「はい。異世界で孤立している以上、自衛隊にも大規模な拡大要請と組織改革が求められました。政府の方はもう、戦時を想定しているようです」

 

 新世界に転移し様々な敵対行動を受けてきた結果、今までの自衛隊の規模では考えられなかった任務が必要になった。

 だがその改革は現在の自衛隊の三倍に匹敵する内容にまで膨れ上がり、改革の難易度を上げているのが現状だ。

 

「よし、では一つずつ整理していこう。まずは海自の項目からだ。どうやって増やす?」

「……当然だが、海上自衛隊の予算が一番大きいな」

 

 日本の周辺は海に囲まれているために、海上自衛隊の増強はこの項目の中で最優先だった。

 

「まず、海上戦力の増強が必要ですね。現在、海上自衛隊は4個護衛隊群を形成していますが……狭い領海を守るならまだしも、レイフォル沖までの海上優勢とシーレーンを守るとなれば、これの2倍は必要かと思われます」

「2倍か……8個護衛隊群、一個に対して8隻前後が配備されるとなると、64隻体制に移行か……」

「はい。さらには通常の護衛艦だけでなくより大型の護衛艦が必要かと思われ、現在企業の方ではこれらが計画されています」

 

○ 搭載機数40機以上の航空護衛艦(DDV)

○ 大型護衛艦(DDB)

○ 新型汎用護衛艦(DD)

○ おおすみ型後継の輸送艦(LST)

○ 原子力潜水艦(SNN)

 

「うーむ……まあ、まず空母はわかる。広い海域だと空自の支援が難しい状況も出てくるだろう。航空支援を自前で持てたら、申し分ないと思う。対レイフォル戦争における米海軍の活躍も大きいしな。

その他、原子力潜水艦に関しても惑星が広いとなればより遠くに行けた方が任務としては都合がいい。汎用護衛艦もそろそろ後継が欲しいところだし、輸送艦も同じだ。だが……」

 

 疑り深い幹部の一人が、資料の1ページをめくってある項目で指を指す。

 

「この大型護衛艦って言うのは本当に必要なのか?そもそもこれはなんだね?」

「それは大口径主砲と大型船体を有する護衛艦……いわば現代の戦艦ですね」

「何故戦艦が必要なんだ?異世界の連中相手なら、従来の護衛艦で十分ではないだろうか?まさか、あの"爺さん"が与しているんじゃないだろうな?」

 

 幹部の一人が言う通り、現代戦では護衛艦で十分主戦力になり得る。逆に時代遅れな戦艦が蘇るというのは、おかしな話である。

 それをわざわざ作るとなれば、海自内部での癒着を疑わなければならない。

 

「それがですね、護衛艦では数百数千を超える敵戦力相手に、非効率であると言う分析が出てのものです」

「どう言う事だ?それならミサイルを使わず主砲を使えば良いではないか」

 

 司会役の幹部の一人が話を続ける。

 

「えっとですね、まず対艦ミサイルの在庫には限りがあり、帆船などを未だに使っている異世界勢力相手に使うのは、コストパフォーマンスが悪いです」

「うむ、そうだな」

「しかし、だからと言って護衛艦の主砲では打撃力に欠けますし、今後強力な装甲を持つ海上戦力を多数相手にする際、主砲が効かないとなればジリ貧になる恐れがあります」

 

 その言葉を聞いて、幹部の一人が質問する。

 

「その相手って、誰の事だ?」

「おそらく……他の文明圏の国かと。特に神聖ミリシアル帝国という大国には近代的な戦艦が存在するようで、性能は未知数です。これでは対艦ミサイルが通用するかも怪しい、と言うわけです」

 

 彼が分析しているのは、戦艦や巡洋艦などの重装甲目標の事である。護衛艦の主砲は榴弾しか装填されていないため、それらの装甲を貫くのは難しい。

 

「つまりは、今後他の文明圏と衝突する可能性は無きにしも非ず、と言うことかね?」

「そうですね。少なくとも相手がパガンダやレイフォルのような話の通じない相手だった場合、衝突は避けられないかと」

「まあ、そうだろうな。レイフォルを制圧下に置いている以上、周辺との亀裂は避けられん」

 

 実際、今現在外務省は海上自衛隊の護衛の下でレイフォル以外の国に対して外交接触をしに行っている。一度は戦争が勃発した為に中断されたが、今度は抜かりなく接触するはずだ。

 

「話を戻しますと、先の理由を受け、建造費は高くともコストパフォーマンスの良い戦艦を配備することで、有事に備えると言う目的があります」

「そうか……まあ、時代への逆行だと思うがな」

「まあまあ、こんな特異な異世界では、前時代的で分かりやすい戦艦が役に立つことはあるのかも知れんぞ」

「それはそうかも知れないが……」

 

 幹部達が納得し、司会役が話を続ける。

 

「他の航空護衛艦、新型汎用護衛艦などにつきましては、既に設計開発が進んでいるようでして、大型護衛艦も含め、早くて4年で実戦配備が可能とのことです」

「4年か……短い期間だな。流石に練度が心配だが、一個打撃群くらいは作れるだろう」

「各地の造船所は既に予約で満席でして、これからは相当なスピードで新型艦が建造される事でしょう」

 

 海自の報告が終わって、次に航空自衛隊の項目に移る。

 

「次に空自の項目です。こちらも海自に続いて予算が増強されますね。戦闘機600機体制への移行が目標とされていますが、既存の戦闘機をどうするかが争点になります」

 

 航空自衛隊の項目に関しては、今まで300機体制で戦闘機を確保していたが、レイフォル地域まで版図を広げるとなると、当然航空機の配備も増強しなければならなかった。

 

「現在、技本と企業の間で次期戦闘機である『F-3』の開発が行われていますが、配備に関してはまだ数年先とのことでして、その間に既存の戦闘機を再生産できないかと模索しているところです」

 

 兵器を再生産といっても、そう簡単に出来るようなことではない。日本の戦闘機は部品以外の生産は完全に終了している事が多いのだ。

 

「増やすにしたって何を作ればいい?『F-15』はライセンス生産が可能だが少し古い。『F-2』だって、生産が終了している」

「それなのですが、過去に『F-2』の近代化改修モデルがあったじゃないですか。その最新モデルを再生産すれば、新しい『F-3』までの穴埋めにはなるんじゃないですか?」

「『F-2』の近代化モデル?どんな性能なんだ?」

 

 幹部の一人が質問する。

 

「かつて地球にいた頃、『F-2』の近代化改修計画についてアメリカが提唱してくれた案があるのですが……あれ、使えませんかね?」

「ああ、『スーパー改計画』か。当時のあれはコスト面での無茶が過ぎたが、今の事情ならば性能的にも丁度いいかもな」

「燃料タンクの増強、新型エンジンへの改装、最新のアビオニクスなどがありますからね。第4世代機としては高性能でしょう。どうですかね?」

 

 幹部達が唸り、コスト面や他の面とのあれこれを照らし合わせ、答えを出す。

 

「まあ、良いんじゃないか?今のところマルチロールの戦闘爆撃機は『F-2』だけだしな」

「『F-15』の生産も再開して、あれは迎撃戦闘機として配備しよう。有事の最前線にはマルチロールの『F-2』を増産する。これでどうだ?」

「良いな。第4世代+戦闘機は現用と合わせて600機程にしよう」

「パイロットの確保が問題になりそうだが、これで航空戦力も盤石になりそうです」

 

 幹部達が航空機の項目に関して納得し、さらに同時に輸送機に関しても増強する事が求められ、意見がまとまった。

 

「では、最後に陸上自衛隊の項目です。陸自に関しては、主に人員の確保が問題の争点になるかと」

 

 次に、陸上自衛隊の項目に移る。

 

「まず、現行の戦車保有数が少なすぎる。再び増強しなければ、丸裸で戦うことになる」

「そもそも人員だって少なかったんだ。本土とレイフォルの防衛、そして予備の師団……最低でも40万人体制は必要だと思う」

 

 今までの自衛隊は確かに海上自衛隊重視であり、陸上自衛隊に関する増強は後回しにされてた節があった。

 海上を重視する事で敵の侵攻を防ぎ、シーレーンを確保できるのならばそれで良かったのであるが、レイフォルを治安維持しなければならないと言う都合上、陸上自衛隊の増強は急務となった。

 

「戦車は10式を増産して、装甲車は……開発中の16式をベースに開発すれば良いだろう。今のところこいつらに勝てる戦車はこの世界に存在しないからな」

「ああ、だが問題は人員だ。どうやって確保する?」

 

 陸上自衛隊の規模は現在、約15万人を抱えている。しかし、これでは本土の防衛はともかくレイフォル地域での治安維持にまで人員を回せないのだ。

 だからこそ増強が必要なのであるが、肝心の人員の確保をどのようにして行うかが争点となった。

 

「こればっかりは地道に集めていくしかない。幸いにも、日本国内は転移の影響で経済が荒れ果てている。失業者も多数いるはずだ。彼らを自衛隊に誘致しよう」

「そうなると人件費を上げて待遇を良くする事が先決ですかね。実際、陸自の志願者は数ヶ月でかなり増えています。失業対策として自衛隊の増強を設けるのはアリかと」

 

 現在、日本国内の失業者は経済の疲弊で増える一方だった。経済基盤を支えていた海外からの輸出入が転移で途絶えたために、経済的にも大きなダメージを負っているのだ。

 

「しかしな、訓練はどうする?失業者で人員を確保しても、まともに動けない若者を集めても仕方ない」

「通常より訓練期間を伸ばすとか?しかしこれだと、早期に増強することは叶いませんね……」

 

 体力勝負の面が他の自衛隊よりさらに大きい陸自では、まともに動けない若者を雇ってもすぐに辞めてしまう傾向が見られる。これではせっかく人員を増強しようにも、訓練を満了する事ができない。

 幹部達がその問題に直面し、しばらく唸った。

 

「それから、それでも集まらなかった場合は……」

「その場合は徴兵も止む無しだな」

 

 なるべく徴兵だけは避けようと努力はしていたが、場合によっては徴兵も考えなければならない時も来るかもしれない。陸自の幹部はそれを覚悟していた。

 

「……時間稼ぎになるかは分かりませんが、今ある師団をより小さい単位に編成を細分化すると言うのはどうですか?」

「ん?それはどう言うことだね?」

 

 幹部の一人が提唱するのを聞いて、もう一人の幹部が質問をする。

 

「16式の配備を待って計画されていた『即応機動連隊』と言う単位があるじゃないですか。あれを他の師団にも適応して、戦車、歩兵、砲兵、補給部隊を連隊規模で完結させる部隊を作る事ができれば、戦力を維持したまま部隊を細分化する事ができるのではないでしょうか?」

 

 即応機動連隊とは、2013年に決定された『平成26年度以降に係る防衛計画の大綱について(25大綱)』にて示された統合機動防衛力の一翼を担うべく編成される予定の連隊である。

 従来、連隊は単一の職種で構成される最大の単位であったが、即応機動連隊は16式機動戦闘車を初めとする装輪装甲車などにより機動力と被輸送性を高めた諸職種部隊でパッケージ化されたものとなる。つまるところは連隊単位の諸兵科連合という事だ。

 

「イメージとしては地球のロシア連邦軍におけるBTG、大隊戦術群が近いかと思われます。あんな感じで戦車と装甲車、砲兵を有機的に配備する事ができれば、多少の穴埋めになるかと」

「なるほど、それは確かに良いアイデアかもしれないな。再編成に時間がかかるのはネックだが、やってみよう」

 

 それを他の師団にも適応して増やし、より機能的な防衛戦力として運用するのが、彼の言っているアイデアだった。

 訓練期間が増えるのがネックだが、既存の師団を細かく細分化できるのはメリットが大きいため、他の幹部達も概ね了承した。

 

「では、以上で話は纏まりましたかね。お疲れ様でした」

 

 そうして話は纏まり、最終的な増強内容は以下の通りとなった──

 

○ 自衛官の人数の増大。陸上自衛隊だけで40万人体制を目指す。

○ 連隊戦闘団(RCT)の編成、既存の師団の隷下に編成する。

○ 搭載機数40機以上の航空護衛艦(DDV)4隻の建造、つまり空母の建造。

○ 大型護衛艦(DDB)4隻の配備、つまりは戦艦の配備。

○ 新型汎用護衛艦(DD)の配備。

○ おおすみ型後継の輸送艦(LST)の配備。

○ 海上自衛隊の7個護衛隊群への増強。

○ 原子力潜水艦6隻の建造、配備。

○ 通常動力潜水艦の44隻体制への増強。

○ 次期主力戦闘機『F-3』の開発。

○ 『F-2』の改修型の再生産、マルチロール機としての配備。

○ 『F-15』の再生産、迎撃戦闘機としての配備。

○ 戦闘機定数600機体制への増強。

○ 無人攻撃機の開発、配備。

○ 新型輸送機の開発、配備。

○ 『C-2』の生産。

○ 新型爆撃機の開発、配備。

○ 戦車定数1200両への増強。

○ 各種装甲車定数2400両への増強。

○ 火砲定数1500門への増強。

○ 新型国産小銃、および新拳銃の早期配備。

○ 新型輸送ヘリの開発、配備。

○ 攻撃ヘリの定数増強。

○ 日本版GPS衛星の配備。

○ 超音速対艦ミサイル『ASM-3改』の開発、配備。

○ 新世界惑星における弾道ミサイルに関する研究、配備。

○ 早期警戒衛星の配備。

○ イージス・アショアの配備。

 

「そういえばこの件とは関係ないんだが、未だに抵抗をしているレイフォル陸軍の部隊はどう処理しているんだ?」

「それでしたら現在、第7師団と第8師団が各地で制圧活動を行なっています。いくつかの要塞と市街地が戦場になりますが、彼らなら余裕で勝てるでしょうね」

 

 この会議が行われているのと同時刻、遥か彼方の旧レイフォル地区では、抵抗部隊に対する無慈悲な作戦が続いていた。

 

 

 

 

 

 

 

 旧レイフォルの領地は殆どが属領や属国で構成されており、レイフォル本国というのはだいぶ小さくなる。

 日本が戦争に勝利した事により、その属領の大半は独立したが、半ば日本の傀儡国となりその独立した立場を許されていない。

 その傀儡国の統治には旧レイフォル軍の兵士たちが金で雇われ、旧レイフォル軍の装備を用いて日本政府に言われた通りの統治を行なっていた。

 だがしかし、その統治や制圧が行き届いていない地域も存在していた。旧レイフォルの東部領域、とりわけムー国境線の近くの地域の一部が日本の統治を受け入れずに抵抗を続けていた。

 彼らが立て篭もるのは、対ムー向けに構築された星型要塞の数々である。敵の部隊を星の角で挟み撃ちにし、徹底的な銃撃を与える当時最新鋭の要塞だった。

 その要塞の一つ、バルクルス要塞の司令部塔から周囲を見据える男が一人。

 

「来たか……!」

 

 遠方に立ち上る土煙と、土をかき分ける黒い物体。噂に聞くニホン軍の陸上軍勢であった。

 

「キンジャール司令、報告します!ニホン軍の軍勢およそ8000!要塞群の東方面に現れました!」

「分かった、下がれ。にしても僅か8000か……質が良いとは聞くが、マンパワーはそれほどでもなさそうだな」

 

 キンジャール司令は、ここバルクルス要塞群の統合司令官を務める人物である。レイフォル陸軍の軍人だったが、陸上戦を行わず降伏した本国に反して徹底抗戦を唱え、今日の日までニホン軍を待ち構えていたのだ。

 彼は持ち前のカリスマ性でバルクルスに集まった七つの星形要塞全てを統括し、旧レイフォル軍の人員をかき集め、武器弾薬を備蓄して今に至る。

 

「海では負けたが、陸では数の差がモノを言う。このキンジャール、負ける気がせぬ!来るなら来い!ニホン軍め、ただでレイフォルは倒れぬぞ!」

 

 

 

 

 

 

 

 一方の陸上自衛隊。この地域の要塞攻略のため派遣された第七師団の師団長、大内田和樹は8月のレイフォルの空を見ていた。

 8月だがこの辺りはカラッとしていて過ごしやすく、今日も天気が良く過ごしやすい陽気だ。

 

「陸将、本国より通信です」

 

 彼がテントの窓から空を見ていると後ろから呼びかけられ、頭だけを動かしてその方向へと振り向く。

 

「作戦開始時刻繰り上げ……と言っていいんですかね。政府は準備ができ次第作戦を開始するように言っています」

「そうか」

 

 そう言って大内田は自身のテントの椅子から立ち上がると、自分を訪ねてきた通信士と一緒に作戦会議用のテントへ向かう。

 

「周辺住民の状況は?」

「はっ、バルクルス市街地への警告は終了。砲撃で脅してみましたが、一部が疎開を拒んでいる模様です」

「……なんとか追い出せんか?」

「無理ですね。なにせこちらの脅威を知らないみたいですし」

 

 二人が作戦会議用のテントに入ると、副師団長の上岡健吾陸将補と、幕僚長の長瀬弘信一等陸佐が待っていた。その他の部下も一斉に立ち上がる。

 彼らに敬礼し、座るよう促すと大内田は師団長の席にどかっと座った。

 

「政府から新たに通信は?」

「早く出撃して片付けろと矢の催促です。やっぱり近くの油田と、穀倉地帯から食糧を運び出したいんでしょうね」

 

 バルクルスの周辺は穀倉地帯であり、近くには油田も存在することが明らかになっている。

 そのため、政府としては早くこの地域の安全を確保して国民に食糧や燃料を分け与えたいのだ。

 

「住民の避難が終わっていないのが難点ですが、巻き込まないようにすることはできます」

「よし……では作戦行動開始だ。我々は作戦通り、戦車を囮にする」

「了解。しかしやっぱり、正面からは戦わないんですね」

「当たり前だ。要塞と正面から戦うなんて、馬鹿馬鹿しいったらありゃしない」

 

 そう言って大内田は、冷めた表情で空を見上げた。




あと、言い忘れていましたがレイフォル編のリメイクはまだ時間がかかりそうです。
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