2022/08/05
レイフォル編のリメイクを開始
ムー国 首都オタハイト
「今日の新聞だよー」
オタハイトの一角で、マイラスの自宅のポストに新聞が投げ込まれる。それを手に取り、マイラスは朝のコーヒーを飲みながら内容を見ていた。
「ふむふむ、民間への自動車普及が10%にもなったのか。やっとだなぁ……」
マイラスが最初に目をつけた項目は、ムー国内の自動車普及率であった。いまだムーでは自動車は高級品扱いで、モータリゼーションが進んでいない。
ムーに対して、ものすごい確率でモータリゼーションが進んでいる国がいる。
「東のグラ・バルカスは国民1人につき一台車を持っているというのに、うちの国ではまだまだ高級車か……」
マイラスが気にかけるのは、去年の11月ごろから出現したグラ・バルカス帝国という国の存在だ。
彼の国はロデニウス大陸の東側に転移し、クワ・トイネ、クイラ両国を保護するべくロウリアが起こした動乱を鎮圧。
その後は第三文明圏を中心に経済的な影響力を強め、兵器や機械製品の貿易で莫大な利益を得ている国だ。
その技術力はムーから見て50年は進んでいると見られ、大きく発展した艦艇や航空機、そして抜きん出た高い工業力などが確認された。
ムーとは数ヵ月前に接触してきて、平和的なコンタクトにより国交が設立した。同じ機械文明国家、同じ転移国家だった事もあり関係は良好に進んでいる。
「彼の国が比較的温和でよかった。少し前までは強硬策をとる国だったらしいからな」
彼の国の内情はあまり情報がないが、彼の国の国内で外交方向性の大きな変化があった事は、眼鏡をかけた女性外交官が教えてくれた。
当初は異世界国家に対して侵略の意図があったが、穏健派皇族筆頭のハイラス氏による積極的な外交努力により、クワ・トイネやクイラをはじめとした国々から食料と資源を確保。武力を使わず自国を潤すハイリターンを挙げた事により、彼ら穏健派が彼の国の外交を司る事になったらしい。
なんとも幸運な時期に接触してくれたものだと、マイラスとしては安堵の思いである。もし侵略を意図する方向に転換していたらと思うと、あの国に牙を剥かれた時のことを考えてゾッとした。
「さて、次の記事は……」
そんな事を考えつつ、マイラスは新聞の次のページをめくる。
「ん?これは、パガンダ王国が滅亡?」
次のページには、第二文明圏西側の情勢が書かれていた。どうやら、レイフォルの庇護下にあったパガンダ王国が、何者かによって滅亡してしまったらしい。
その相手に関しては情報が少なく、記事自体もかなり薄かった。やはり列強第2位のムーから見れば第二文明圏西側など辺鄙なところ。関心が薄い。
しかし、パガンダを滅ぼした相手の名前だけは確認できた。
「ニホン……随分と記事が少ないが、西方の未確認国家か。何者なんだ?」
確か西方の国家群と言えば、とてもパガンダに勝てるレベルに達している国など居なかったはずだ。
「そうだよな……文明圏外同士の戦争なら、曲がりなりにもあのパガンダが7日で滅ぶものなのか?」
そんな西方から来た国の一つが、パガンダを滅ぼしたという。何か引っかかる所があった。
「これは、独自に調べてみるか」
マイラスはムー統括軍において情報関係の仕事をこなしている。今は非番の休日であるが、休日返上で調べてみてもいいかも知れない。
マイラスのこの行動は単なる好奇心であったが、彼の国がのちに世界に大きな影響を及ぼすことになるとは、マイラスすら思っていなかっただろう。
レイフォル国 首都レイフォリア
列強レイフォルの首都レイフォリア。その皇城では、今大騒ぎになっていた。レイフォルの保護国であるパガンダ王国からの通信が、昨晩途絶えたのだ。
通信が途絶える前、パガンダ王国の各所で悲鳴のような報告が相次いで出され、レイフォルにまで届いていた事も騒ぎに拍車をかけていた。
曰く──
「未確認飛行機械が本土に侵入した!」
「迎撃に上がったワイバーンが追尾する光の槍に全滅させられた!」
「港湾都市に敵の軍艦が!都市が火の海になっている!」
いくつか荒唐無稽、もしくは混乱による情報錯綜があるにせよ、パガンダ王国が何処かの国からの侵略を受けた事が推測できた。そして通信が途絶えたということは、考えたくないがパガンダ王国は危機的状況にあるという事である。それは盟主国のレイフォルにとって看過し難い事態だった。
そして、日本によるパガンダ侵攻から10日が経ったあと。レイフォルの首都レイフォリアの皇城にて、緊急の御前会議が行われることになる。
「皆の衆、面を上げよ」
レイフォル皇帝、レイフォル13世が部下に声をかけ、会議を始める。
「まず質問だ。一体全体、パガンダにて何が起きている?」
レイフォル13世は声のトーンを低くしなるべく冷静を保っていたが、その実は状況が不透明であることからくる不安と、パガンダが何者かに攻撃された事を受け、今にもストレスでブチギレそうであった。
専制者としてなるべくそのストレスを抑え、平常心を装って部下達に問いかけているが、レイフォル13世の感情は顔に出ることが多く、奥歯を歯軋りしているのを見た部下達は戦々恐々としていた。
「はっ、現在の状況を纏めますと……」
「そんな事を聞いているのではない。今、現地で何が起こっているのだ」
「…………」
外交を取り仕切る外務卿が発言を行うが、的外れな事を言ってしまい、皇帝から叱咤される。
実際のところは何が起こっているのか全く判明していないのであるが、仮にも皇帝がいる御前会議の場でその体たらくを明かすのは躊躇してしまった。
だが、皇帝に直接言われては逃げ場がないと思い外務卿は正直に答える。
「……魔導通信が繋がらない以上、何が起こっているのかは知る術がありませぬ。パガンダの状況は、未だ不明です」
「……そうであるか。まあ、致し方あるまい。魔導通信以外の連絡手段など存在せぬからな」
魔導通信が発達しているこの世界にて、それ以外のまともな通信手段というのは存在しない。渡鳥を使った伝書鳩も検討されたが、結局は魔導通信に淘汰されてしまった。
何せ魔導通信は第一文明圏の国でもない限り妨害も傍受も難しい為、わざわざ時間がかかるだけの伝書鳩などは必要ない。何をしても結局「魔導通信でいいんじゃん」となるのだ。
それを分かっているのか、意外にも皇帝からそれ以上の追及はなかった。皇帝の寛大さに安堵する外務卿が一歩後ろに下がると、皇帝は次に軍務卿に振り向く。
「軍務卿、パガンダは敵対する勢力によって軍事侵攻を受け、全滅したと言う見解があるが……これは真だと思うか?」
パガンダが軍事侵攻を受けて全滅したと言う見解は、当然の事ながら皇帝も聞き及んでおり、軍務卿もその線を疑っている。
「……事実だと思います。しかし、それにしては不可解なことが多すぎます」
そう、不可解なのだ。確かにあの汚職体質のパガンダに恨みを持っている国は多数あるし、レイフォルもそれを見過ごしてきた。
だが恨みを抱いているのは主に西方国家群と言われる鉄の精錬技術すらない小さな小国、つまり"蛮族"と呼ばれる国々であり、ある程度の技術を与えていたパガンダに勝てるとは到底思えない。
たった七夜でパガンダを制圧する能力のある国と言えば、レイフォルと同じ列強のムーやミリシアル帝国くらいである。だが彼らはレイフォルやパガンダとは反対側に位置しており、気づかずに手を出されるとは考えにくかった。
「……ですので、敵が何者なのか分からないと言う状況なのです」
「うむ……それは確かにそうだな……」
皇帝はその見解を聞いて、少し考え込むが答えは出なかった。
「ですが、魔導通信の通信内容を見るに敵は飛行機械を用いている可能性が高いです」
「それは何故だ?疑わないのか?」
「戦闘中にわざわざ嘘を言う必要はありませんゆえ、パニックになって見間違えたとしても、ワイバーンと飛行機械を見間違える阿呆はパガンダにはいないでしょう」
と、軍務卿の発言はあのパガンダの事を信頼しているように聞こえるが、実際本当に信頼しているのでこのような発言が出てくる。
なにせ、パガンダをレイフォルの戦略的重鎮と位置付け、軍備の強化と教練を施したのは軍務卿自身なのだ。自分が手塩にかけて育てた子分を信頼しない訳がない。
「そうか、確かに軍務卿が軍事顧問を送った国だ。馬鹿になる訳がないな」
「ええ。そして、敵が本当に飛行機械を用いているとなれば、ムーによる工作が疑われます。これが本当なら、由々しき事態です」
「そうであるな……かのムーが機械製品を他国に売りつけるとは思えんが、もし西方国家群にムーの兵器が売り渡され、我が国への足掛かりとしてパガンダを下したとなれば……」
「事態は第二文明圏全体を巻き込みますな」
そう、この事件はもしかしたらムーとの全面戦争にも発展しかねない。パガンダに飛行機械が現れたと言うのは、それほどの大問題なのだ。
「ですが、今回の件で現地の武官が多数行方不明になっておりますので、早急に手を打たなければなりませぬ。誰が犯人にせよ、まず現地の状況を調査せねば」
「そうだな。よし、では海軍司令!」
「はっ」
皇帝は海軍司令に向き直り、新たな指示を出す。
「早急に艦隊を編成し、パガンダへの調査を開始せよ。現地の状況が不透明だ、くれぐれも注意せよ」
「ははっ」
海軍司令が一礼をして御前会議を退室し、急いで海軍司令本部に向かうのを見て、皇帝は次に外務卿にも新しい指示を出す。
「それから外務卿、無駄だと思うがムーにもこの件を確認させろ。ただし、あまり刺激しすぎるなよ」
「ははっ」
こうして日本がパガンダを侵攻したことによって第二文明圏全体が動き出し、ついに列強レイフォルまで動くことになった。
その当時、パガンダ王国侵攻時に展開していた海上自衛隊の部隊は、島の周辺から居なくなっていた。
理由としては装備弾薬の補給と、新天地への外交交渉のためである。
パガンダ王国を下し、燃料事情に余裕のできた日本は第二文明圏の各国家とコンタクトを取るべく自衛隊の艦艇を向かわせたのだ。向かう先は第二文明圏が主であるが、レイフォルは外交窓口であるパガンダが滅んだ為に後回しにされ、ソナル王国、ニグラート、マギカライヒ、そしてムーへとそれぞれ向かうことにした。
わざわざ自衛隊を向かわせたのは、相手側からの攻撃を警戒しつつ、砲艦外交で威圧を与えるためである。パガンダの一件で体面を気にしてられないと気づいた日本は、砲艦外交で外交窓口を開こうとしていた。
その結果、パガンダ周辺に海上自衛隊の艦艇が一切いない事態が発生する。警備として残されていたのは、海上保安庁の巡視船2隻のみである。
その片割れは巡視船〈しきしま〉であった。
「レーダーに感あり、不審な木造船が48。10ノットで港湾都市レイスグへ向かっています」
「なんだ、こいつらは?」
〈しきしま〉船長の瀬戸守は、レーダー画面を見ながら訝しんだ。
「船団規模だな、輸送船か?」
「だとしたらおかしいです。パガンダが滅亡した事は、魔導通信?とやらで各地に伝わっているはずです」
パガンダに食糧などを運ぶ目的の輸送船だとしたら、すでにパガンダ王国が滅亡したことは知っているはずだ。だが、この船団はまっすぐにパガンダに向かっている。何が目的なのだろうか。
「もしくは武装した艦隊……どちらにせよ、臨検をする必要がある。本艦の進路をその船団の向かう先に合わせろ」
「はっ、進路010!よーそろー!」
〈しきしま〉が進路を変更し、その船団の前に立ち塞がるように進む。
しばらくしてその船団と目視距離まで近づくと、戦列艦らしき船が見える。双眼鏡を覗けば、見たことのない国の国旗が掲げられていた。
「あれは……戦列艦か?」
「どこの国でしょうか?あの国旗は見たことありませんが……まさか」
「レイフォルと言う国か?」
瀬戸ら海上保安官達にも、レイフォルの存在は伝えられていた。そして、パガンダのせいで国交が断絶してしまっている事も。
「まさか、我々に対して砲艦外交をしに来たのでは?」
「そんなまさか。ただの調査じゃないか?」
彼らの感覚では、庇護下のパガンダ王国が滅ぼされたから調査に来たというのが正しいのだ。だが、異世界の見慣れない軍艦に対して隊員達に緊張が走る。
「とにかく拡声器で伝えろ。"貴船団の所属と目的を伝えよ"と」
「了解です」
瀬戸艦長らは、とりあえず戦列艦の船団を停止させ臨検させることにした。マイクを手に取り、拡声器で用件を伝える。
一方で、レイフォル海軍のパガンダ調査艦隊の方も、いきなり現れた白い舟に困惑していた。
「前方に、赤い丸の旗を掲げた大型船!」
指揮を任された海将ガイルドが、望遠鏡を覗く。
「なんと面妖な……鉄鋼船か?」
列強レイフォルの海軍でも、鉄を舟に貼り付けて防御力を向上させる考えはいくらか試されてきた。
魔法で装甲を強化する対魔弾鉄鋼式装甲に切り替えられ、純粋な鉄鋼船は造られなくなったが、列強一位のミリシアル帝国では全金属製の魔導艦船が多数存在するという。
「黒煙は見えませんが煙突があります。まさか、ムーの機械動力船では?」
「まさか!本当にムーが奴らに支援をするとでも?」
船員達が対応を決めかねている最中、その白い舟から、何やら魔導拡声機を用いた大声が轟いた。
『前方の船団に告げる!所属と目的を伝えよ!』
「何ぃ?」
ガイルドは拡声器から轟いた世界共通言語の内容に、無数の違和感を覚えた。
『繰り返す!所属と目的を伝えよ!』
「どういうことだ?何故俺たちが臨検される側なんだ?」
白い船はこの海域で司法を執行するようである。たがここはパガンダの領海であり、レイフォル国の庇護下である。レイフォル海軍の戦列艦が臨検される筋合いはない。
ガイルドは不愉快に思う一方、海軍司令部より慎重に調査を行うよう言われている為、ひとまずそれを堪えた。
「とりあえず、話だけでも聞いてやろう。一応だが、何隻か護衛に着いてくれ」
ガイルドの命令の下、4隻の魔導戦列艦が臨検に参加した。
〈しきしま〉から見ても、戦列艦の4隻が向かってきているのが見える。それは、相手の戦列艦が臨検に応じたように見えた。
「相手船4隻!近づいてきます!」
「まさか、攻撃!?」
「落ち着け!ただの臨検だ!」
全員は長らくのストレスでピリピリしているらしく、今にも威嚇射撃を開始しそうな空気だった。
瀬戸船長がそれを宥めるが、船員の中にはストレスで嘔吐する者もいる。そのまま両者が近づき、戦列艦の魔導砲の射程である2000m圏内に〈しきしま〉が入った。
「距離、2000!」
「くそったれ……!」
その極度の緊張の中、艦橋の誰かが引き金を引いてしまった。
〈しきしま〉の機関砲が戦列艦に向かって放たれ、連続した弾丸が魔導戦列艦の装甲を突き破り、内部を粉々に砕く。
警告射撃のつもりが、一瞬で戦列艦が爆沈してしまう。
「なっ!?」
「なっ、おい!誰が撃っていいと言った!!」
瀬戸艦長はいきなりの先制攻撃に驚き、砲術の船員に掴みかかる。
しかしその次の瞬間──
「戦列艦が発砲!」
「言わんこっちゃない!対ショック体制!!」
当然、先制攻撃をされた戦列艦側は反撃を行う。残り3隻の魔導戦列艦から数十発の砲弾が放たれ、〈しきしま〉の側面に次々と着弾する。
〈しきしま〉の装甲は薄く簡単に砲弾が貫通する。左舷から魔導炸裂砲弾が無数に貫通し、〈しきしま〉の内部を大きく抉って船体を揺らした。
「ぐわっ!!」
あまりの衝撃に瀬戸艦長を含め、艦橋要員達が全員倒れてしまう。だが瀬戸船長はなんとか立ち上がり、損害報告を受け取るべくマイクを取った。
「くそっ、損害報告!」
『左舷区画に命中弾!』
『砲弾が炸裂、死傷者多数!』
「なんて事だ……!」
死傷者が出た、という言葉に瀬戸艦長は冷や汗を流す。
「敵艦、さらに発砲!」
「衝撃に備え!」
次の衝撃が、〈しきしま〉の内部を粉々に打ち砕き、損害を与えた。
『吃水線下にも被弾しています!浸水が……!』
『エンジンタービンに亀裂あり!今すぐ止めてください!』
「くそっ!エンジンを止めろ!こうなったら反撃を……!」
瀬戸船長がさらなる反撃を決断したその瞬間、戦列艦がさらに発砲する。
「さらに敵艦発砲!」
「くそったれ!」
瀬戸船長が自身の不手際を嘆いた瞬間、〈しきしま〉の船体を戦列艦の炸裂弾が貫通する。
粉々に砕けた炸裂弾は、〈しきしま〉の艦内燃料に引火させ、あっという間に火だるまにしてしまう。
さらに運の悪いことにその攻撃が〈しきしま〉の電源ケーブルを切断、ダメージコントロールに必要な電源が全て損失してしまった。
『艦内火災が止まりません!スプリンクラーの電源入りません!』
艦橋にも被弾し、負傷者が発生する。瀬戸艦長も脚を負傷してしまった。瀬戸艦長は自身の油断と責任を感じ、床を叩いた。
船員が緊張していたのは知っていた。極度の緊張で船を降りる者も居た。しかしまさか、本当に先制攻撃を行うほど追い詰められているとは思わなかった。
「総員、退艦せよ……」
左に大きく傾く〈しきしま〉の中で、瀬戸船長は脚を負傷し逃げ遅れてしまった。
彼は船と運命を共にし、残り60人ほどの海上保安官が漂流。レイフォル海軍により捕虜にされてしまった。
「何?巡視船が攻撃されただと?」
第1護衛隊群第1護衛隊の司令官、秋山雄大海将補はパガンダ王国から入ったその報告に我が耳を疑った。
「はい、どうやら戦列艦と交戦した模様です」
「そんな馬鹿な。宣戦布告もなしに……いや、それは我々とて同じか」
秋山は少し前に起こったパガンダ王国への奇襲攻撃を思い出し、頭を抱えた。
「司令部からは、今すぐ外交任務を中断しパガンダ周辺へ帰還するように通達されています」
「そうか。あと少しでコンタクトが取れそうだったのだが……」
秋山海将補のいう通り、いま第一護衛隊はイルネティア王国まであと少しでコンタクトを取れる、という距離まで近づいていた。
しかし、この命令が出てしまった以上は引き返すことしか出来ない。
「仕方ない、山本艦長」
「はっ」
「進路変更。パガンダ島へ緊急展開だ、急行せよ」
「了解です、進路変更!」
こうして海上自衛隊の護衛隊らは、あと少しで他国とコンタクトを取れる、と言うところで反転せざるを得なかった。
レイフォルはどうする?(6/22まで)
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降伏させるべき
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徹底抗戦させるべき