いやはや、皆さま沢山の反応をありがとうございます!
嬉しいのですが、感想に関して少しご注意を。
感想はありがたいのですが、政治的に過激なコメントはお控えいただきたいです。あまりに過激な感想は運営への報告を考えなければならないので、お願いいたします。
レイフォル国 首都レイフォリア
レイフォル本国は紛糾していた。パガンダへ向かっていたニホン調査艦隊が、パガンダ沖で敵艦らしき物を撃破したと言う報告の後、消息を経ったからだ。
大方撃破されたと見られているが、軍人達は戦列艦48隻が連絡を寄越す暇もなく撃破されるとは思っておらず、警戒していた。
「蛮族共の為に艦隊が全滅しただとぉ!?一体どうなっておる!」
その問題に対して、レイフォル13世は怒りに満ちた声で臣下達を怒鳴った。この被害は海軍軍人の失態だと見做し、彼らに怒りをぶつけている。
「も、申し訳ありません。すぐさま大艦隊の派遣をいたし、ニホンへ懲罰を……」
「対応を聞いているのではない!何故蛮族如きに我が国の無敵艦隊が損害を被るのだ!」
レイフォル13世のプライドが、列強国としてのプライドが、見知らぬ国に損害を与えられたことに対して理不尽な怒りを抱く。
「も、目下調査中でございます。分かっているのは、奴らはおそらく身の毛もよだつような卑怯な手段を使ったに違いありません」
「ええい!蛮族どもめ!」
彼はもう冷静さを失い、とにかく五月雨式に事態を巻き込んでいく暴走機関車と化していた。
「ニホン人を絶対に許すな!奴らは全て殲滅せよ!1人残らずだ!」
「はっ、ははぁ!」
怒りを向けられた海軍軍人達は、深々と頭を下げて指示に従う他なかった。
日本国
またも日本国は戦争に巻き込まれた。その事実は武田実成総理大臣の口から、直接発表されることになる。
『皆さまご存知の通り、先日パガンダ島にて海上保安庁の巡視船1隻が、レイフォル海軍の卑劣な攻撃により撃沈されてしまいました』
記者達が静まり返り、シャッターが静かに切られる。
『それだけでなく、レイフォルに我々は交渉を望みましたが、相手は何も受け付けず、誠に理不尽で、非道無法で捕虜とした海上保安官を全員処刑してしまいました。
我々日本政府は……このレイフォルの行動を同国の宣戦布告と見做さなければなりません!
皆さまには、日本が再び異世界の理不尽に巻き込まれる結果となった事、本当に申し訳ない。しかし、我々はもう進むしかないのです!彼らが我らを見下し理不尽な理由で脅威に晒すのであれば、我々は再び戦わなければなりません!』
首相の演説に心を打たれた記者達は、立ち上がって拍手を唱えた。ニュース番組のキャスターも中立性をかなぐり捨ててそれを称賛し、場面は次に切り替わる。
『パガンダはクソ野郎、レイフォルはクソ野郎!』
『徹底的に叩き潰せ!!』
『異世界人に屈するな!』
『野蛮な異世界へ鉄槌を!!』
渋谷区、新宿区などで起こった異世界国家に対する厳しいデモの様子だ。とにかく罵倒と誹謗中傷を投げつけ、日本人の怒りを理不尽な異世界にぶつけていた。国民の異世界に対する不満は爆発寸前だった。
「これから日本はどうなっちゃうの……」
テレビを見ていた女性、百田桃子はその様子を見て何か薄ら寒いものを感じていた。かつて祖母から聞かされた戦前日本の悪き熱狂か、それともまだ見ぬ異世界人に対する同情か、それは分からない。
その一方の日本側。
パガンダ島では、ある二箇所の土地を巡って争いが起きていた。
「俺たちの土地を返せ!」
「俺たちの先祖の土地だぞ!お前らが荒らすなよ!!」
それは、飛行場の建設をめぐる抗争だった。日本はパガンダ島を併合してからというもの、島の南と北に飛行場を建設する事を決定した。石油の供給に目処が立ち、一刻も早く本土に食糧を運ばなければならない都合上、必要な工事である。
だが土地を持つ一部の農民の反対があった。その農民達は農具を持って抵抗した。こんな土地に訳の分からない奴らの基地が建てられてたまるかと、徹底的に抵抗したのだ。
だが、日本側は全く交渉に応じなかった。
「総員着剣!実弾構え!」
ガチャガチャとした音と共に、自衛隊員達が銃を手に取った。抵抗を続けるパガンダの農民にそれを向け、無慈悲に照準する。
「撃て!」
連射された弾丸が抵抗を続ける農民達に殺到した。弾丸はまともな防具すら持たない彼ら農民の抵抗を打ち砕き、捻り潰す。
「うわぁっ!撃って来たぞ!!」
「いやぁぁぁぁ!!」
「この野郎!ふざけん……ぐはっ!」
彼ら抵抗者は、日本政府の命令を受けた機動隊、又は自衛隊員らにより早期に鎮圧されることになる。
日本としてはこんな所で成田抗争の二の舞を踏むわけにはいかない。一刻も早く滑走路を建設しなければ、戦争に間に合わないのだ。
「小隊長……!」
「俺だって嫌さ!こんな事、俺だって!」
百田太郎二尉は、悔しさの感情を露わにした。彼らは暴徒こと抵抗者の鎮圧のため、実弾の発砲許可が降りているのである。百田太郎は自分の小隊に犠牲者が出たのを皮切りに、苦渋の思いで実弾を使用した。
今彼がいるこの場所に、部下の犬神剛の姿はなかった。
「小隊長、戦闘機が降りて来ます」
百田太郎が空を見上げると、自分達が血を流して守った滑走路へ向け、一機の青い戦闘機が降りて来た。洋上迷彩の戦闘機『F-2ヴァイパーゼロ』である。
「そうか、滑走路は完成したのか……」
百田は仕事をやり切った疲れか、もしくは悲しみか、自然と涙が溢れていた。
その飛行場に、さらに多くの航空機がやってくる。空自の戦闘機だけでなく、海自の哨戒機、そしてアメリカ空軍の機体までもがこの基地に降りてくる。
転移により本国との連絡が途絶えた在日アメリカ軍は、しばらく沈黙を続けていた。だがパガンダが行った外務大臣処刑の件を耳にすると、今の日本に全面的に協力する立場を見せたのだ。
それからしばらくアメリカ大使館と日本側との協議を経て、今回の在日アメリカ軍の派遣につながった。在日アメリカ軍としても、連続して起こった異世界国家の蛮行を許すことなど出来ない。だからこそ、日本に味方してくれた。
彼らを含め、日本各地に存在していたあらゆる戦力がこのパガンダ島に集結している。その陣容は、かつての地球では人類共通の敵でも現れない限り実現できない大戦力であった。
日本国自衛隊
・海上自衛隊
第2護衛隊群
第4護衛隊群
・航空自衛隊
6個航空団
・陸上自衛隊
第2師団
第4師団
第7師団
第12旅団
・在日アメリカ軍
アメリカ海軍第7艦隊
アメリカ海軍第5空母航空団
アメリカ空軍第18航空団
海上自衛隊2個護衛隊群に加え、6個航空団、アメリカ海軍第7艦隊、第5空母航空団。陸上自衛隊も来る上陸作戦に備えて3個師団と1個旅団が待機している。
そして日本側の準備が万端のまま、レイフォルにとっても日本にとっても運命の日となる、中央暦1639年9月1日が訪れる。
皇帝の怒りの鉄槌を食らわすべく、レイフォル海軍は再びパガンダへ。各所属領に散らばっていた海軍戦力も出撃準備を整え、パガンダにて終結する手筈だった。
レイフォリアから先遣隊として43隻の魔導戦列艦が出撃し、懲罰に向かう。海軍軍人達は畏れ多い皇帝の怒りを鎮めるべく、敵を徹底的に殲滅するつもりであった。だが、パガンダへ向かったレイフォル海軍の艦隊は、残念ながら早期に探知されてしまう。
パガンダ王国に集結した陸海空自衛隊は、P-3C哨戒機による偵察を徹底していた。その彼らが、広大に展開して合流を果たそうとするレイフォル海軍艦隊を見つけたのだ。
そんな事などつゆ知らず、レイフォル海軍の首都レイフォリアに駐留していた主力艦隊43隻は、西へ進んでいた。
艦隊は『風神の涙』と呼ばれる人工風を起こす魔法具を使用し、その風を帆で受け止め高速で西へ進んでいた。
「将軍!偵察中の竜騎士から敵艦隊発見の報告が来ました!」
「ほう、来たか。内容を読め!」
艦隊の竜母から飛び立った偵察中のワイバーンロードから、魔導通信を通じて報告が上がった。
「報告中に何者かに撃墜されたのか、通信が途絶えて艦数は不明です。ですが……全長が260mを超える船が存在するようです!」
「なんだとぉ?」
荒唐無稽な報告を受け、将軍バルの眉間に皺が寄った。空間識失調による幻覚、あるいは幻惑魔法の類かと思われたが、自分達の艦隊の飛竜隊を信頼していたバルはそれを事実と受け止めた。
「巨大船でこちらを威圧とは、小癪な奴らだ。艦隊針路を敵艦隊へ!艦隊護衛の3騎を残し、残りの竜騎士を全て敵艦隊攻撃に向かわせろ!」
「はっ!」
波をかき分け、艦隊が針路を敵艦隊へ向ける。その乱れのない動きから練度の高さが窺えるが、彼らはプライドが高い事で有名な悪名高い艦隊だった。
そして彼らは今、破滅へ向かおうとしている。竜母から発進したワイバーンロード達が、鋼鉄の艦隊へ自滅しに行った。
海上自衛隊第2護衛隊群とアメリカ海軍第7艦隊は、ひゅうが型ヘリ搭載型護衛艦〈ひゅうが〉と原子力空母〈ロナルド・レーガン〉を中心として任務部隊を編成。
各種航空機を満載し、レイフォル国首都レイフォリアに向け東へ進みながら、レイフォルの各所の艦隊へ向けて航空攻撃を送り出した。
「戦列艦サイズの船からワイバーンが飛び立つとは、全くの予想外でした。これで我々は敵に見つかったことになります」
アメリカ海軍より出向いて来た連絡参謀が、任務部隊司令官を任される内野海将補に、偵察用ワイバーンを撃墜した報告を行っていた。
彼らがレイフォル海軍と接触したのは、原子力空母〈ロナルド・レーガン〉の艦載機をほぼ全て吐き出して都市部攻撃に向かわせた直後だった。
都市部への攻撃に集中し、艦隊の防空網が4機の『F-18Eスーパーホーネット』に減っていたタイミングで、レイフォル海軍の偵察ワイバーンに見つかったのだ。
「問題ありません。これより第2護衛隊群が先行し、レイフォル海軍を叩きます。其方は都市部への攻撃に集中してください」
「本当に宜しいですか?」
連絡参謀は空母の護衛が減ることよりも、第2護衛隊群が空母の支援下から外れることを懸念し、確認をとった。
「大丈夫です。それに、海自には奴ら……レイフォル海軍に仇を討ちたいと願う者がいます。彼らを納得させなければ」
「……分かりました。では、私はこれで」
そう言って連絡参謀は、一旦CICを出た。これから戦闘が起こるので、しばらく仕事はないだろうと休息に入るつもりだろう。
そして第2護衛隊群が空母打撃群から離れ、東側へと増速していく。
レイフォル海軍竜母飛竜隊の42騎は、敵の艦隊を撃破するべく編隊飛行で発見位置へ向かっていた。
「──?」
その時、飛竜隊の誰かが異変に気づく。空に何か赤く光る槍が、こちらに向かって来ているのが見えた。
「あれは何だ?」
数人がそう思った時に、ワイバーンロード達が爆発と轟音と共に落ちていった。前方20騎が、火の粉を吹きながら落ちていった。
『さ、散開しろぉぉぉぉ!!』
それが攻撃だと判断すると同時に、編隊長が大声で叫ぶ。だが、光の槍はワイバーンロードよりも遥かに素早く、一瞬で追いつき、避けても食らいついてくる。
『な、何だあれはぁ!?』
『ちくしょう、速すぎる!避けられない!』
『来るな!来るなぁぁぁあがっ──!』
敵の攻撃は避けられず、1発1発が必中の速度と感度で自爆する。破片がワイバーンロードと竜騎士を吹き飛ばし、粉微塵に砕いていく。
「敵の姿すら見えていないぞ……反則だ!」
そう呟いた竜騎士ですら、3発のESSMの集中攻撃を受け木っ端微塵に砕け散った。
その衝撃はレイフォル艦隊本隊にも伝わる。通信士が聞いていた飛竜隊からの魔導通信が突然途絶えたのだ。
「つ、通信途絶!攻撃に向かった竜騎士隊が全滅しました!」
「なっ、何だとぉ!?」
通信士の報告に、海将バルは自分の耳を疑った。
「おのれぇ……何を使ったのかは知らんが、この栄えあるレイフォル艦隊は引き下がらんぞ!蛮族め!!」
海将バルの決意と共に、レイフォル海軍は西へと向かう。『風神の涙』により速度を上げ、まだ姿見えぬ護衛隊群へと向かって行った。
艦隊左翼列、第2護衛隊群先頭にはこんごう型ミサイル護衛艦〈きりしま〉と最後尾にあたご型ミサイル護衛艦〈あしがら〉の他合計4隻を配置。
中央列に〈ひゅうが〉を配置し、その周りを2隻の護衛艦が敵を寄せ付けない。
艦隊右翼列、第4護衛隊群先頭ははたかぜ型護衛艦〈しまかぜ〉、最後尾を〈こんごう〉の姉妹艦〈ちょうかい〉が務めている。
敵艦隊を左右から挟み撃ちにする陣形だ。相手を徹底的に殲滅し、再起不能にさせる意気込みが見える。
『各艦は主砲の射程に入り次第、順次攻撃を開始せよ。繰り返す──』
『対水上戦闘、用意!』
先頭の〈きりしま〉〈しまかぜ〉の艦首に搭載された127mm単装砲が、レイフォル艦隊へ向けて照準を合わせた。
『主砲、うちーかたー始め!』
砲手がトリガーを引き、単装砲が発射された。
海将バルは望遠鏡を覗き込み、敵艦隊をその目に捉えた。
「見えたっ!」
敵艦隊は100mを超える大型艦が8隻、単縦陣で並び左右からこちらを囲い込むように布陣する。そして、200mを超える巨艦がその中央に居座り、こちらを包囲せんと海を掻き分ける。
「クククッ、そんな数で包囲するつもりか?」
レイフォル海軍は、第二文明圏において300年間不敗を誇る強大な海軍だ。その自信が彼らの戦法を侮らせ、自ら罠に飛び込ませる。
「そんな包囲陣形、易々と突破してやる!全艦、中央の巨大艦へ向け突進!」
海将バルは絶対的な自信を持っていた。100門級戦列艦を含んだこの艦隊ならば、いかに船が大きかろうと全く問題ないと睨んでいた。
距離20km、その時敵艦隊から発砲が見えた。
「敵艦隊、発砲!」
「まさか!この距離で届くというのか!?」
その予想通り、先方を走っていたレイフォル艦4隻が、水柱と共に吹き飛ばされた。敵の砲弾が戦列艦の装甲を貫通し、一撃で内部を粉々に砕いて撃沈した。
「が、〈ガオフォース〉が被弾!沈没していきます!」
「な、何だと!あの距離で命中弾を!?」
放たれた127mm砲弾が戦列艦〈ガオフォース〉に命中し、膨大な浸水を引き起こす。瞬きする間に船体が転覆し、辺りにバラバラになった船体の破片が飛び散った。
「て、敵はとんでもない射程と精度の主砲を持っています!艦隊の加速を!」
「お、おのれぇ……!艦隊全速前進!」
艦隊の増速もままならず、再び敵の主砲が放たれた。今度は別の3隻が狙われ、同じように鋭い一撃が突き刺さる。
「戦列艦〈トラント〉轟沈!せっ、戦列艦〈レイフォル〉轟沈!」
「れ、〈レイフォル〉がぁ!!」
バルをはじめとした乗組員達全員に衝撃が走る。戦列艦〈レイフォル〉はレイフォル海軍最強の100門級戦列艦であり、国内では世界最強とも謳われていた。
そんな最強の戦列艦が、あえなく一撃で轟沈する現実。その容赦ない現実は、歴戦の猛者達と最高の乗組員達を巻き込み、反撃する間も無く一方的になぶり殺されていた。
「こ、このままでは、射程に入る前になぶり殺しです!」
「ちくしょう!ちくしょう!」
前の船が、後ろの船が、隣の船が、海将旗を掲げる戦列艦〈ホーリー〉を除いたすべての船に振るわれる。
そして周りの海が〈ホーリー〉のみになり、次は自分達の番だと乗組員が思ったその時に、将軍バルは決意した。
「……降伏の旗を掲げよ」
命令が下り、乗組員達の顔が屈辱に包まれる。戦列艦〈ホーリー〉のマストに降伏旗が掲げられ、この世界の降伏を意味するサインを出す。乗組員達も必死に手を振り、何とか命乞いをする。
「敵艦、近づきます」
「おのれ……おのれぇ……蛮族共が近づいて来たら、不意打ちで全門一斉射撃だ!」
だが目の前で仲間達が一方的に殺される屈辱に耐えきれない海将バルは、軍人として最も卑怯で卑劣な戦法を選択した。
「な!?し、しかし降伏後に攻撃など、栄えあるレイフォル海軍の名を汚します!」
「うるさい、黙れ!」
反論する参謀に対して、バルが拳銃を引き抜き射殺しようとしたその時、敵艦が動いた。
「て、敵艦発砲!!」
「な、何ぃぃぃ!?」
先方を走っていた灰色の敵艦が、降伏後にも関わらずこちらに発砲をした。
「そんな……降伏したのに!おのれぇ、蛮族めぇぇぇぇぇ!!!」
バルの喉の奥からの雄叫びと共に、戦列艦〈ホーリー〉は127mm単装砲により粉微塵に吹き飛ばされた。
海上自衛隊は、生存者の救助を行わなかった。
海上自衛隊のミサイル護衛艦〈ちょうかい〉は、降伏と思しき行動を起こした戦列艦〈ホーリー〉を容赦なく撃沈した。
〈ちょうかい〉艦長の千月一等海佐は、戦列艦〈ホーリー〉の残骸と乗組員が浮かぶ海を鋭く睨んでいた。
「艦長……降伏した敵を撃ち殺して本当に良かったのですか?」
「……巡視船を不意打ちで攻撃した奴らの降伏が、許されるわけないだろ」
千月一佐の言葉は、海上自衛隊上層部の総意だった。
そもそもレイフォル海軍は巡視船〈しきしま〉を臨検に応じるフリをして撃沈した犯罪軍隊であり、そんな相手の降伏を受け入れる筋合いなど自衛隊側にはなかった。
だが一部の海自隊員は理性的で、彼の隣にいる副艦長のように咎める者もいた。
「各員に通達しろ。"先程の敵艦は、降伏を装って大規模魔法を繰り出そうとしていた"とな」
だが皮肉な事に、その躊躇はレイフォル海軍自らが吹き飛ばしてしまったのだ。彼らの自業自得で、レイフォル海軍は降伏を認めてもらえない軍隊に成り下がっていた。
レイフォルはどうする?(6/22まで)
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降伏させるべき
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徹底抗戦させるべき