カドック「そうか、そんなことが................」
モルガナバスで移動しながら冬木の出来事を聞き、悲しそうな顔をするカドック。
カドック「だけど、ここで悲しんでばかりではロマニに顔向けできないな」
立香「じゃあ!!」
カドック「あぁ!!命をかけて僕たちを守ってくれたロマニのためにも共に人理を修復しよう!!」
ファルコン(オルガマリー)「カドック.......」
モルガナ「みんな!!そろそろ着くぞ〜」
ジョーカー「これは.....!?」
蓮たちの目の前に広がっていたのは、廃墟となった街らしき場所だった。
ファルコン(オルガマリー)「酷い...........」
ジョーカー「とにかく、生存者を探そう」
モルガナ「ん?この匂いは................?」
ジョーカー「モルガナ、何か分かったのか?」
モルガナ「あっちからいい匂いがする!!」
マシュ「ということは................」
立香「生存者がいる!!」
ジョーカー「モルガナ、その場所まで案内できるか?」
モルガナ「あぁ!!」
モルガナに案内され、匂いのする場所に向かう蓮たち。
そして、そこにいたのは................
ジャンヌ「!?」
人々に炊き出しをしていた少女だった。
ジョーカー「あなたたちは.....?」
住民1「ま、待ってくれ!!この人は確かに竜の魔女に瓜二つだが俺たちを助けてくれたんだ!!だから.....」
立香「竜の魔女?」
マシュ「あ、あの!!私たちはこの人に危害を加えるとかはしませんよ」
住民1「え?そうなのか?」
ジョーカー「俺たちは空の上にある光の輪を調べに来ただけだ。それより、あの街の惨状は一体................」
ジョーカーがそう尋ねると、街の人はポツリとこう言った。
住民2「...........竜の魔女だ」
立香「竜の.......魔女?」
住民2「あぁ!!俺たちを助けてくれた人に瓜二つなんだが、髪は白くて服が黒くて...........まるで魔女みたいだったんだ」
ジョーカー「...........その人とこの人の関係は?」
住民1「分からない。だが、この人...........ジャンヌ・ダルクは俺たちを救ってくれた紛れもない英雄なんだ。例え他の連中が竜の魔女だと言おうが、俺たちにとっては恩人なんだよ」
少女のことを感謝するように言う街の住人。
しかし、街の住人の言葉にオルガマリーは驚いていた。
ファルコン(オルガマリー)「ちょっと待って!?あなたジャンヌ・ダルクなの!?」
ジャンヌ「はい。我が名は聖処女ジャンヌ・ダルク、新人サーヴァントとしてこの時代に召喚されました」
キリシュタリア『なるほど...........彼女は処刑されて間もない英雄、だから新人サーヴァントと名乗るのも納得がいく』
サマー・カルナ『HEY!! HEY!!そこのマーメイド、共に真夏の太陽の光で肌を焼かないか?』
鮫男『テメェは黙ってろ夏狂い!!』
テン『なぁマスター、コイツに災いを与えてもよいか?』
端末越しから聞こえる鮫男とテンの今すぐ殺りそうな声に蓮は苦笑した。
ジョーカー「ダメだ」
ゴジラ「くそっ!!今すぐ殺りてぇ!!」
ジャンヌ「えっと................この声の主たちはあなた方の知り合いなのですか?」
ジョーカー「あぁ、そうだ。ちなみに俺の名前は雨宮蓮、だが今の俺のことはジョーカーと呼んでくれ」
モルガナ「我輩はモルガナだ!!」
立香「藤丸立香だよ〜」
マシュ「マシュ・キリエライトです!!」
ファルコン(オルガマリー)「オルガマリー・アニムスフィア、コードネームはファルコンよ、よろしくね」
ナイト(アルトリア)「アルトリア・ペンドラゴン、コードネームはナイトだ」
ランスロット「ナイトのサーヴァント、ランスロット。一応クラスはセイバーだ」
ゴジラ「立香のサーヴァント、ゴジラだ。そこら辺にいるワイバーン共と一緒にするんじゃねぇぞ」
第九「交響曲第九番、『歓喜の歌』です。クラスはルーラー、よろしくお願いしますね!!」
ジョン・ゲイシー「僕はジョン・ゲイシー、ただのピエロさ」
カドック「僕はカドック・ゼムルプス、多分この中では弱い方だと思う」
キリシュタリア『私はキリシュタリア・ヴォーダイム、蓮くんたちは君の味方だと思えばいい』
ジャンヌ「私の...........味方?』
立香「そうだよ!!だからドーンと胸を貸してね!!」
立香の発言に対し、ジャンヌは微笑みこう言った。
ジャンヌ「ふふっ...........ありがとうございます」
ジョーカー「それより、食料は足りるんですか?」
住民1「それが.......もうすぐ底をつきそうなんだ」
住民2「食料を持ってこようとした奴らは全員ワイバーンの餌食になってしまって................」
ゴジラ「そのワイバーンの肉ならあるが?」
ジャンヌ「本当ですか!?」
カドック「................ワイバーンって食べれるのか?」
キリシュタリア『とある魔術師が残した資料によれば脂が乗ってて美味しいらしい』
ランスロット「幸いにも大量のワイバーンの肉がありますし、これなら一ヶ月は持つでしょう」
住民1「い、いいのか?」
モルガナ「何言ってんだ、困った時は助け合い...........だろ?」
住民1「ありがとう...........本当にありがとう................」
涙を流しながら蓮たちに頭を下げる街の住人。
キリシュタリア『もう一人のジャンヌ.............まさか!?』
ファルコン(オルガマリー)「キリシュタリア、あなた何か分かったの?」
キリシュタリア『................おそらく、そのジャンヌは聖杯によって生み出された架空の存在だ』
ジョーカー「聖杯だと!?」
ファルコン(オルガマリー)「聖杯................なるほど、そういうことだったのね!!」
マシュ「所長、何か分かったのですか?」
ファルコン(オルガマリー)「聖杯はどんな願いも叶える願望器、だから................」
立香「誰かが聖杯を使って偽物のジャンヌちゃんを生み出したってこと!?」
カドック「だが、いったい誰が...........」
ジョーカー「..........これで今の目的が決まったな」
ナイト(アルトリア)「えぇ、そうですね」
ジョーカー「偽物のジャンヌと................そのジャンヌを生み出した元凶を倒す!!」
ジャンヌ「ならば私も手伝います!!」
モルガナ「ジャンヌ殿!?」
ジャンヌ「私の故郷................このフランスを蹂躙している彼女を止めなければ!!」
ジョーカー「分かった。一緒に竜の魔女を倒そう!!」
ジャンヌ「えぇ!!」
こうして蓮たちに新たな仲間が増えたのだった。