ジョーカー「.................落ち着いたか?」
オルガマリー「.................えぇ」
あの後オルガマリーは信頼していた人間を失ったからか号泣。
蓮はそのことを咎めることはせず、オルガマリーが落ち着くまで付き添っていた。
オルガマリー「私............怖いの.................もう誰も失いたくない.....」
ジョーカー「.................」
オルガマリー「............私みたいな小心者にはみんなを守る力なんてない、私には.................」
ジョーカー「そうやって自分を否定し続けたら自分が自分でなくなりますよ」
オルガマリー「ジョーカー............」
ジョーカー「オルガマリーさんにはオルガマリーさんなりのやり方でみんなを守れると俺は思います」
オルガマリー「............ありがとう」
泣き腫らした目で蓮を見つめながらそう言うオルガマリー。
その時、オルガマリーの頭の中に謎の声が響くのと同時に激しい頭痛が襲った。
『あなたはいつまで人に甘えるつもりなの?』
オルガマリー「ヴッ!?」
ジョーカー「オルガマリーさん?」
オルガマリー「.................何でもないわ」
オルガマリー「と言うわけで、戦力確保のために英霊を召喚するわよ!!」
ロマニ『いよっ!!待ってました〜』
ジョーカー「英霊.................召喚?」
オルガマリー「簡単に言えば英雄を召喚するってこと、まぁ本来は別の用途で召喚するんだけどね」
立香「すごい!!じゃあ偉人とかを召喚できるってこと?」
目をキラキラさせながら興奮状態でそう言う立香。
オルガマリー「そうよ、そして英霊を召喚するのはジョーカー・立香・キリシュタリア............あなたたち三人よ」
ジョーカー「オルガマリーさんは召喚しないのか?」
オルガマリー「私はあなたたちのような選ばれしマスターじゃない、だから召喚しないわ」
マシュ「所長............」
モルガナ「んでどうやって召喚するんだ?」
オルガマリー「ここには英霊に関する触媒がない.................だから聖晶石を使うわよ」
そう言ってオルガマリーがポケットから取り出したのは、星のような形をした七色の石だった。
立香「綺麗.................」
モルガナ「あ!?これもしかして骸骨を倒したら何故か落ちてたやつか!?」
オルガマリー「えぇ、ちゃんと回収させてもらったわ」
ロマニ『ちゃっかりしてるなぁ............』
立香「はいはい!!私トップバッターやりたい!!」
マシュ「頑張ってください!!先輩!!」
クー・フーリン《術》「頑張れよ〜」
召喚陣の中心に聖晶石を置くと召喚陣が光り輝き、そして.................召喚陣の上にいたのは.................
アルトリア「問おう、汝がマスターか?」
青いドレスと銀色の鎧を纏った少女だった。
立香「うわぁ.................」
その少女の美しさに、凛々しさに思わず言葉が漏れる立香。
ロマニ『あれは............間違いない!!アーサー王伝説に登場する騎士王、アーサー王ことアルトリア・ペンドラゴンだ!!』
ジョーカー「あれが.................アーサー王」
立香「私藤丸立香!!よろしくね、アルトリアちゃん」
アルトリア「えぇ、よろしくお願いします」
クー・フーリン《術》「初手がコイツって............アンタ中々運がいいな」
アルトリア「久しぶりだな、ランサー............ランサー?」
クー・フーリン《術》「悪りぃな、今の俺はキャスターなんだよ」
アルトリア「そうなのか」
キリシュタリア「では次は私だね」
キリシュタリアが魔法陣に聖晶石を置くと再び召喚陣が輝きだし、そして.................
サマー・カルナ「サーヴァント、バーサーカー、夏の似合う男ことサマー・カルナだ。よろしく頼む」
アロハシャツを着た白髪サングラスの男だった。
立香「さ、サマー・カルナ...................だと!?」
オルガマリー「................ロマニ」
ロマニ『あ、うん、一応調べたんですけど................モノホンのカルナでした』
オルガマリー「............」
モルガナ「まさかとは思うが.................パンイチだから来たんじゃないか?」
クー・フーリン《術》「あ〜、それはあるかもな」
サマー・カルナ「俺はジリジリと体を照りつける太陽。そして夏の守護者だ。夏を冒涜する奴は誰であろうと抹殺する」
ロマニ『なんか物騒なこと言ってんだけど!?』
キリシュタリア「サマー・カルナ、人類の夏を守るため............人類の歴史を守るために共に戦おう」
サマー・カルナ「あぁ!!」
マシュ「ドクター!!あの二人、意気投合してます!!」
立香「あれぞ夏だよね.................」
ジョーカー「いやどこに夏要素が?」
そしていよいよ、蓮の番がやってきた。
モルガナ「次はジョーカーの番だな!!」
立香「頑張れ〜!!」
オルガマリー「............ジョーカー」
ジョーカー「ん?」
オルガマリー「その.............頑張って」
ジョーカー「............そのつもりだ」
蓮が召喚陣に聖晶石を置くと、召喚陣が立香、キリシュタリアの時よりも激しく光り輝いた。
オルガマリー「こ、これは.................!?」
立香「もしかしてSSR!?」
光が消え、召喚陣の上に立っていたのは.................上半身にサメの刺青が彫られた上半身裸の青い髪の男だった。
鮫男「よぉ............アンタが俺のマスターか?」
ジョーカー「............お前は?」
鮫男「俺か?俺はテメェら人間が生み出した
ジョーカー「鮫............?」
ロマニ『蓮くん!!そのサーヴァントはいわゆる概念の集合体。人間が鮫に対して持っている概念がサーヴァント化したものだ!!』
立香「それって鮫=人を襲う恐怖の怪物的なイメージのこと?」
ロマニ『そう、だからそのサーヴァント極めてイレギュラーな存在なんだよ』
マシュ「つまり人間が鮫というもののイメージを勝手に作った結果、鮫男さんというサーヴァントが生まれた............というわけですか?」
ロマニ『そういうことになるね』
オルガマリー「初っ端からそんなサーヴァントを呼び出すなんて........」
モルガナ「ジョーカーは怪盗団の切り札兼トリックスターだからな!!」
オルガマリー「でも、これで戦力は確保できたわ。召喚したサーヴァントたちの力があればここを切り抜けられるかもしれないわ」
アルトリア「えぇ、戦闘は私たちに任せてください」
サマー・カルナ「全ては夏を守るために!!」
鮫男「あぁ............俺たちに任せとけ....」
サマー・カルナ
【クラス】バーサーカー
サマー因子によって夏を守りし守護者、サマーサーヴァントと化したサーヴァント。
自分のことを『ジリジリと体を照りつける太陽』と発言していて、夏を侮辱しようものなら問答無用で攻撃する。
鮫男
【クラス】アサシン
数々のサメ映画が原因で人間の魂に刻み込まれてしまったサメ=人を襲う恐怖の怪物というイメージ、つまりは概念の集合体。
言ってみれば無辜の怪物のようなもので、本人そのイメージそのものをとても嫌がっている。