ワールドトリガーの世界に転生してその特典に仮面ライダーシリーズの怪人になる能力を持って後悔する話。   作:怪物怪人怪獣さん

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しばらくギャグから離れて不定期更新が続きます。
当初の予定から変わり結構、モンスターが迷走してます。当初は転生者を狩る役割を駆紋戒斗にレモンエナジーアームズを渡して一般人として生きよう考えますが、
そんな物渡しても戒斗は応じる訳ないから辞めました。
本当に融通が効かない人だな~~この話は多分つまらないです。


第15話雨に打たれる者達……

我らの主人公が廃墟の建物でアーマードライダー斬月にボロボロにされている間。

 

ボーダー本部では、上層部一同の元、一人の隊員が訓練室で一人立っていた。その隊員の腰には愛賀が渡したイクサベルトが巻いてあった。

太刀川「変身。」

起動キーになるイクサナックルを押して 【レ・ジ・ィ】そのイクサナックルをベルトに装着。

【フィ・ス・ト・オ・ン】

電子コールが鳴ると太刀川隊長はイクサに変身する。

仮面ライダーイクサ太刀川バージョンの誕生だ。

顔面部の金の十字架型のクロスシールドが開き赤い両目を見せる。このモード仮にバーストモードと呼び

約30分間この状態になると中の人間の負担が危険な状態になる。

逆に顔面部分の十字架が閉じた状態でも活動は可能だが

性能は下がる為、セーブモードと仮称する。

30分近く装着して冬島隊長が軽く入院する嵌めになったが、現在は退院している。

鬼怒田《では始めよう。訓練用モールモッドを用意。》

イクサ「こっちはいつでも良いぜ。」

目の前に現れたモールモッドに対して、太刀川は訓練用

トリオン兵と格闘を開始。

モールモッドと力比べをして壁に追い込んでいる。

鬼怒田「相変わらず、凄いパワードスーツだ。」

開発室のエンジニア総出でイクサの性能をチェック。

唐沢「これでA級部隊の隊長達は殆どイクサに変身しましたね。次はB級の二宮隊か影浦隊に装着させて見ますか?」

鬼怒田「太刀川。左腰の銀のフエを押してベルトに差し込め、」

観戦でモールモッドの攻撃がビクともしないイクサはA級最強の攻撃手1位は言われた通り左の銀のフエを取り出してボタンを押す。

【イ・ク・サ・ナ・ッ・ク・ル・ラ・イ・ズ・ア・ッ・プ】の電子コールの音が聞こえて、

ベルトの差し込み口に差し込む。

太刀川「その後どうするんだ?殴りゃあいいのか?」

鬼怒田《違う!?腰のイクサナックルを外してモールモッドに向けて打ち込め!?》

訓練室に鬼怒田開発室長の声が響く。

城戸「取り扱い説明書をちゃんと目を通しておけ、」

太刀川「了解!?おりゃ~~」

気の抜けた声が訓練室に響くが、それはともかく

イクサナックルをモールモッドに直撃させると、5億ボルトの電流がモールモッドの全身を通り粉々になる。

太刀川「こりゃあスゲー。」

普通にビックリした表情をマスク越しにする太刀川。

 

城戸《訓練終了。》

仮面ライダーイクサの性能は忍田本部長を始め、風間や三輪、加古、太刀川隊、嵐山隊、玉狛支部の皆も装着して試したから分かる。これはトリガーと別で凄まじい技術で作られている。

城戸「イクサの解析状況は?鬼怒田室長。」

鬼怒田「7割終わったな……否、やはり残りの3割が謎

だ。…………」

愛賀くんが貸し出しの名目でイクサベルトを解析、装着

、性能を試してはいるが、全てを解析出来ている訳では

ない。

城戸「唐沢部長。報告を…」

唐沢部長「愛賀君にあって軽く話をしてわかった事は、本人も自分が使っているシステムの把握はしていないみたいです。現に彼が言うにはフエは銀のフエしか使わずこの前初めて金のフエを使って剣を出したと言ってました。持ち主の本人もわからないなら手詰まりですね。」

 

鬼怒田「青のフエ、緑のフエ、紫のフエ……ボタンを押してベルトに差し込んでも何か変化するか武器が出るか

わからなかったが、待ってても何もなかった……」

 

鬼怒田「使えるのは左側のフエだけ、愛賀にベルトを返すのも一つの手か?」

林藤「でも久しぶりに戦闘訓練なんかやったな~~

パワードスーツを装着してバムスターを殴り飛ばしてここ数年デスクワークばっかりだったから普通に楽しかったぜ。」

玉狛支部の林藤支部長もイクサに変身したのだ。

城戸「あれが黒トリガーではない事はわかった。」

鬼怒田「そう。あれは、トリオン兵や近界民とは別の存在を想定して設計開発された装備だ。それは間違いない

。」

ファンガイアのいない世界で迎撃の戦士イクサは、ボーダーの手に渡った……これは幸福かあるいは不幸か?

それは誰にもわからない。

 

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翌朝、激しい戦いが人知れず始まりそして終わり三門市

の夕方、

ナレーション「前回のあはれ名作くんは……

トニーの両親は事故ではなくキャプテンの友人に殺されて怒りに燃えるトニーだがキャプテンとその友人の猛攻に負けてキャプテンの盾を置き土産に二人を逃がしてしまう。失意に苛まれるトニーは……」

名作「全然違う話だよ!!一体何の話だ!?トニーって誰!?」

ノリツッコミが三門市の人通りに響く。

ノキオ「何って前回の《ワー怪》の話だよ。」

ボルト「また三門市に来たまんねん。」

スウィーツ「ヤッホイ!?」

名作「またって、今日は公園でサッカーで遊ぶ予定だっただろ。」

ボルト「でも工事してて公園は遊べないから、」

ムスビ「近くの名作くんの家の名作くんのウチにある気持ち悪い奴《ワープゲート》で三門市の公園に遊びに来たんですよ。」

名作「僕ん家で宿題するって手もあっただろう。後、人の家の気持ち悪い奴とか言うな。」

ノキオ「そう言うな。公園でサッカーやっていたらボーダー隊員に遭遇しても自然に会話出来るだろ。」

名作「打算ありまくりじゃん。」

色紙を沢山持ち、

ムスビ「そうです。ボーダーの彼らと貴重な会話が出来るなんて人生の宝ですよ。」

名作「じゃあ、その色紙はしまっておけよ。」

ノキオ「すいません。一緒サッカーやりませんか?」

ボルト「俺達5人で、人数が足りないまんねん。」

名作「ちょっと、言ってる側から!?」

 

村上「別に構わないぞ。」

別役「応。」

来馬「サッカーか。お手柔らかにね。」

鈴鳴第一のメンバーが参加。

数分後……

ボルト「40対0まんねん……」

ノキオ「ロボの俺が遅人間ごときに遅れを取るとは恐ろしいぜ。」

ムスビ「いや、ノキオは人間でしょ。」

真っ白に燃え尽きた名作達、そして太一。

名作「大体チームが偏っているんだよ。」

名作チーム。名作。スウィーツ。太一。ノキオ。

村上チーム。村上。ボルト。来馬。ムスビ。

来馬「中々運動神経あるね。君?」

ボルト「鍛えているまんねん。」

来馬は二足歩行して喋る亀と二足歩行して喋る

おむすびに不安を覚えたが、滅茶苦茶運動能力が高いので安心した。

ムスビ「名作くん。太一君は、この世界の真の邪悪と呼ばれている体質なのです。」

ボルト「偏っているの何もきちんと不正無しのクジで決めた事まんねん。」

スウィーツ「ねぇ。50万円上げるから何点か頂戴?」

さらっと来馬先輩にお金を見せて、

名作「直ぐお金を使うな。」

ムスビ「そうですね。ハンデで10対20にしましょう

。」

名作「そしてさらっと目をお金のマークすな。」

来馬「それは駄目だよ。スウィーツ君。スポーツマンシップに乗っ取り正々堂々の勝負だろ。」

ボルト「じゃあ、20対20で、」

名作「40対0!僕らがゴールを決めようとすると、仲間でボールの奪い合いして1点も決められなかったじゃん。」

来馬「必殺技は決めてたのにね。」

村上「スカイラブハリケーンを実際にやって成功させた

の生まれて始めて見ましたけど、」

来馬、村上「全部、太一がハンドでボールを掴んで無しなったからな。」

名作、スウィーツ、ノキオ「太一~~」

一斉にチームメイトを睨む三人。

別役「すいません。やっぱり、俺、来馬先輩の部下なんです。」

来馬「////太一////」

顔を赤くする来馬隊長。

別役「////隊長////」

両者の顔は赤くなり、近付く二人。辺りに桃色の空間が生まれる

今「やめて、カオスにカオスを混ぜないで!?」

ベンチに座るオペレーターの今さんの激が飛ぶ。

ノキオ「仲が良い部隊ですね。鈴鳴第一は……」

今「イヤ、仲が良いって、」

村上「俺がサッカーをやってこれっぽっちの点数しか点を取れないなんて意外に凄いな……」

ノキオ「もう一回やろうぜ!?」

スウィーツ「ももも。今こそダストクロスシュートの出番だ。」

しかしそこはギャグアニメのキャラクター達、へこたれないのだ。

名作「雑巾シュートはやめてくれ。」

村上「じゃあ、いよいよ。誰にも見せずサッカーを離れた俺の必殺奥義のスラスターシュートと勝負だ。」

スウィーツ「望む所だ!?」

名作「こっちも皆ノリノリだ。」

ノキオ「よし。ルールを変えよう。」

村上「どんなルールだ?」

ボルト「歌とミュージカルをしながらサッカーをするまんねん。」

名作「向こうが出来ないこっちの有利なルールにすな。すいません。ウチの馬鹿達が、」鈴鳴の皆に謝る名作。

来馬「太一♪僕~らに勝てるかな~~♪」

別役「受~け~て立ちます~よ♪隊長♪」

村上「ダン♪ダンダン♪ダンダン♪ダンダン♪この俺に

勝って~~見よ♪」フラメンコの動きをする村上さん。

名作「上手い!?そしてそのルールでやるんだ。」

驚愕な表情をする名作。

ノキオ「減ら~~ず口を♪叩くなよ♪」

ムスビ「僕達の♪歌と踊り~~の凄さ♪見せてやる♪

フォー♪」

村上「負けても♪知らないぜ♪」

リズムカルに歌い踊る両者。

スウィーツ「西~~村上大納言。東~~名作大明神。」

名作「スウィーツ。」

スウィーツ「何~~名作。」

名作「とりあえず。キーパーは僕やるから、後、スウィーツのそれはミュージカルじゃなくて相撲の行事の人。」

こうして彼らは、ボーダーの皆と愉快に楽しく遊んでいました。

 

そして、試合結果は……

村上「何故だ!?何故負けた!?」

ボルト「悔しいまんねん。」

ムスビ「チキショー!?」

名作「……まさかの逆転勝利するとは、」

別役、スウィーツ「ヤッホイ!!」

ハイタッチする名作チームのメンバー達。

45対46で名作チームの勝利。

来馬「僕達の方が歌もダンスも上手いのに!?」

今、名作「イヤそれが負けた理由だよ!?試合の最中ロミオとジュリエットしたらそりゃあ負けるよ!!」

 

夕方の空に名作達のツッコミがコダマする。

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夕方 木造アパート。

甲斐馬 隼人の部屋。

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、」

自室にて体育座りをして怯えている男がいた。

全身の震えは一向に収まる気配もなく、一度植え付けられた恐怖は簡単には消えない。

今日はバイトがある日で大学もある日だったのに、青年はとてもじゃないが心に余裕のない状態だ。

周りの何気ない音の一つに全身が震える。

自分がどうやって助かったのかすらわからない。

でも……確かな事は、あのアーマードライダー斬月は、

俺が転生者達を狩るように、俺を殺しに来た事……

「!!?」

爪が両膝に食い込ませて落ち着かせようと自分を鼓舞する!!でも……でも!!……でも!!!!

怖いんだ!?どうしようもなく震えが止まらない!?

全身に流れる冷や汗、頭にこびりつく殺意の塊。

加門「おい。」

「!?」

目の前に人がいるのに気付かなかった。

玄関が開く音にすら気付かないなんて、

「駆紋戒斗……」

俺はゆっくりと相手の顔を見て名前を言う。

加門「………近くのコンビニで昼飯を買った。何か食べないといざと言う時に力が出ないぞ。……モンスター。」そう言って加門は勝手に自分の椅子に座り、遅めの昼飯を食べる。

俺は震えながらも貰ったツナサンドと卵サンドを食べて

ゆっくりと咀嚼する。

加門「何故、お前がアーマードライダーや仮面ライダー

と戦っているか、何故俺の事を始め色々と知っているか

話して貰うぞ。」

「………………………………………………」

沈黙が両者に漂う中、加門は再び口を開く。

ここに来た理由の一つだ。

加門「あの白いアーマードライダーは呉島貴虎なのか?」

「!!!!」

全身が震えてサンドイッチの食べかけが口から落ちる。

「わからない……」

戦い方が攻防一体の斬月に違い見つけようとするが、

「ぐっ!?」

身体に受けた傷が痛みを訴える。

クロックアップも効かない。自分が今日まで戦ったどの

転生者達何かと比べられないくらいの強さを持っていた

あのアーマードライダーに、隼人は恐怖を感じていた。

死の恐怖だ。それも明確な程の圧倒的な死が……

これから転生者と戦う中確実に奴と再戦闘すると考えたら震えが止まらない!?

(俺には荷が重い義務だったのか……)

転生者を狩る処刑人。神様に与えられた使命に隼人は疑問を覚える。

じっと俺は加門……駆紋戒斗の方を見る。

加門「どうした?」

「…………ある男の話を聞いてくれませんか?」

正直もう色々と限界だった……

俺は目の前の自分の揺るがない信念を持つ人に、向き合う強さを、挑み続ける強さを学んだ筈だった……

加門「…………言って見ろ……」

俺は仮面ライダー鎧武の物語を知っている事を、そして

この世界の事を……自分の事を全て話した……何もかも

全てだ……

加門は只黙って聞いてくれて夕方が夜になる時間になる

まで話を真剣に聞いてくれた。

それが正しいか間違っているかその判断力すら今の俺にはない。

 

加門「…そうか。」

一言だけそう言い。加門は立ち上がり、玄関の方に向かう。

狂人の戯言だと思っているのだろう。

普通はそう思う。

加門「昨日の貴様は神とやらの力が有りながら奴に負けた……」

加門はゆっくりと振り返り、俺を見る

加門「力とは強さの証に立てる物。貴様に足りないのは

その覚悟だ。」

加門「全てを誰かに与えられたから負けたのはこんな力を渡した奴と責任から逃げるつもりか。」

加門「俺は違う!?貴様に何度も挑み敗れようとも、俺が屈しない限り、貴様が勝った訳ではない!?」

そう言い彼はバナナアームズをポケットから取り出す!

加門「貴様のその弱い心を砕いてやる!?」

戦極ドライバーを腰にセットして、

【バナナアームズ!】

「!?」

まさか俺の部屋で!?

加門「表に出ろ!?」

俺に選択権は無さそうだ。無理やりヨロヨロと立ち上がり加門に引き摺られてアパートから出る隼人。

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誰にも気付かれずに、

夜の三門市の隼人が住んでいるアパート近くの

建物と建物の路地裏にてホースオルフェノクに姿を

変えた隼人に仮面ライダーバロンが襲いくる!?

互いに攻守を変えて立ち回りを変えてゴミ箱を倒しながらホースオルフェノクはバロンに殴り掛かるも避けられてバロンのバナスピアーがカウンターに炸裂する!?

「!!」

仮面ライダーバロン「どうした!?前のカブトムシの

怪物になったらどうだ!?」

容赦なくバナスピアーを振りホースオルフェノクを攻撃

して火花が飛び散る。持ち手を交互に入れ替えて槍を正確無比にホースオルフェノクに直撃させる!?

「その必要はない!?」

火花が舞い散る中、必死に喰らいつこうとするが、

仮面ライダーバロン「そんな物か!?」

薙ぎ払うバナスピアーを回避してから接近するモンスターは恐怖で足がすくみながら応戦しようとするが、魔剣も出さず素手で殴りかかるが、あっさりバロンに見切られて逆に裏拳で殴り飛ばされる。バロンは更に連続パンチをモンスターの胴体に直撃させて中距離になった為にバナスピアーで連続攻撃をする。火花が舞い散る!?

仮面ライダーバロン「どうした!?この程度か……モンスター。」

目の前でバロンは自分の槍を落として素手で構えて接近してきたモンスターを攻撃する。完全に舐めている。

「舐めるな!?ぐっ!?がっ!」

ラリアットをバロンに向けて放つが、それを避けられて

重装甲のアーマードライダーの分類に入るバロンは最小限の動きでホースオルフェノクの胴体を肘打ちしてから

顔面右ストレート。更に続けてアッパーカットからの

ハイキック!怒涛の連続攻撃を浴びせる!?

「あぐっ!?」

追い込まれながらもホースオルフェノクはバロンに突進するがバロンは両手で受け止めて無防備な腹を膝蹴りをして殴り飛ばす。

前回と違いバロンが完全に優勢になっている。反撃も意味をなさないしバロンがさせない。

「ぐほっ!?」

おもいっきり殴られて壁に追い込まれて倒れ込むモンスター。立ち上がろうとするが足に力が入らない。

(強い……違う。駆紋戒斗には揺るがない信念があるんだ。実力差を無視する程の意志の強さが……)

【ポツ。ポツ。ポツ。】

空に雨雲が集まり雨が降り始めてアスファルトを始め両者を濡らす。

 

仮面ライダーバロン「これがお前の全てか?」

鉄仮面の騎士は馬の騎士と向かい合い言う。

雨が降る中……保っていた小さな物が壊れた音が心の何処かから聞こえた気がする。

「そうだよ……これが、本当の俺だよ……」

自傷気味に、自虐的に答える。

外見を幾ら変えても俺は何も変わっていない。弱いまま

だ。昔も今もそれは変わらない……これが……これが…

俺なんだ……

 

「…………もう勝手にしてくれ。」

何もかも上手くいかない。嫌になる。仕事も講義もギリギリで……周りに秘密にしないといけないのに……いつも皆に助けて貰って、でも強い奴に殺されかけて……もうどうでも良くなった。

脳裏に浮かぶ斬月の姿がバロンと重なる。

仮面ライダーバロンは無言でバナスピアーを拾いホースオルフェノクに矛先を向ける。

仮面ライダーバロン「……お前は今、自分の無力差に打ちひしがられているだけだ。」

無言で変身を解除して雨に打たれる加門。

加門「……今のお前は倒す価値もない。死にたいなら、勝手に誰にも迷惑を掛けず一人で死ね。」

そう言い加門はモンスターに背を向けて路地裏を去る。

 

ホースオルフェノクから隼人の姿に戻り、

「…………ううん。うあああああああああああああああん!!!!。゚ヽ(゚`Д´゚)ノ゚。」

誰にも聞こえない雨の中、助かった事実にバロン負けた事実に心がぐちゃぐちゃになってどうしたら良いかわからないまま隼人は感情の赴くまま泣き叫ぶ!!

斬月に負けた事実に悔しくて、バロンに手加減された事に悔しくてでもそれ以上に、それ以上に弱い自分が

嫌で嫌でたまらない!!

死ぬのは怖い!!死ぬのは嫌だ!!そしてそれ以上に、

あの白いアーマードライダーがボーダーの皆を傷付ける

と思うと、自分が殺されるかも知れない怖さより、怖い!?

 

 

 

 

 

 

「どうすれば良い……」

 

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雨の中、加門はボーダー本部に呼び出される。

いつもなら無視したい気分だが、灰色の馬の騎士の姿がやけに死を連想させるのに嫌な気持ちになり、

加門はしぶしぶボーダー本部に来る。

 

本部の上層部の呼び出し先の会議室に向かう途中。

迅「おっ、加門。揚げせん食べる?」

加門「いらん。迅。お前もボーダーに呼び出しか?」

駆紋戒斗はこの男が苦手だった。

未来予知の能力を持ってると聞いてはいるが、胡散臭い

の一言で片付けられない。

自分にひょっと男マンについて調べた方が良いと俺に話し掛けたのはコイツのせいだ。

確かにひょっと男が気になる言葉やアーマードライダーの名前を知っている事に気になってはいたが、いざ調査して見ると、白いアーマードライダーと遭遇した本人と

なし崩しに遭遇。

しかも力を持った只の一般人だ。正直かなりがっかりしているんだ。

迅「まぁね。実力派エリートは忙しいよ。所でひょっと男マンについて何かわかったかい?」

探るように、確かめるように尋ねる迅に、加門は苛立つ

表情をして、

加門「…何処にでもいる只の馬鹿だ。ボーダーが目を止める必要もない。」

そう。自分の恐怖と向き合えない奴に、戒斗は優しくない。

迅「そうかな。加門。お前って結構つまんない嘘につくよね。」

ドヤ顔で答える迅に、

加門「……どちらにしろ。ひょっと男マンに期待するだけ無駄だ。奴がボーダーに入隊する未来でも見えたか?」

迅「……その未来の可能性も低いけどあるね。けど高い可能性は、ひょっと男マンが加門を仮面ライダーから助けに来る未来かな?」

加門は鼻で笑い。

加門「それこそ、あり得ないな。アイツにそんな勇気は

ない。あってもそれは、無謀な自殺行為 だ。」

 

迅を無視して加門は先に向かう。

迅(そしてそれ以上に可能性が高い未来は君が愛賀とひょっと男マンの三人でメロンの甲冑を来た仮面ライダーに挑んでいる未来だ。)

 

ボーダーは防衛組織で近界民に恨みを持つ人達も入れば

街を守りたい人達、近界民と仲良くなろうとする人達も

いる。その中で、加門一騎ははっきり言って、異端だ。

近界民に家族を殺されたが、城戸派の三輪のような復讐で動いている訳ではない。街を守りたい訳ではない。

《力が欲しい。全てを捩じ伏せる圧倒的な力、絶対なる

力が!?》

C級の訓練隊員の頃からたぐいまれなる戦闘センスを持っており、更にB級部隊のランク戦でも、トリオン数値を実力差を無視して、たった一人で二宮隊と影浦隊を下す等、実戦経験も異様に豊富だ。小南が本気で挑んで、

仕留めるイメージが出来ない等、謎が多い……

迅(レイガストやスコーピオンが出来ても、露骨に不満な顔をするし…攻撃手トリガーで結構便利なのに…

冗談で黒トリガーの話をしても興味なし所か、苛立ちを

隠さない表情をしていたし、…………絶対なる力ね……

……)

城戸派と違うが結構危険な思想を持っている加門に、

賛同する者はいない。だが、飽くなき強さを追い求める強硬の姿勢は、ある種の人を引っ張るカリスマ性も持っていて、東さんとは別方向で戦略と戦術を結構持っている。…………ボッチ部隊の隊長なのにな。

作戦らしい作戦を持っているが、部隊に入隊する基準が

高過ぎて誰も入隊出来ていない。

 

迅「でも悪い奴じゃないんだよな。」

言動と態度で誤解されがちだが、本人曰く『強くなろう

とする意思のある奴は嫌いじゃない。』との事、卑怯な

戦法は嫌いな為、来るべき未来ではめっちゃ頼りになる

のだ。城戸派の思想は分かるが、やり方が気に食わない

……

迅「さて俺も向かうか。」

夜な夜な蝙蝠の仮面ライダーが市街地にて人を襲っている報告を林藤支部長に教えて貰った。

恐らく本部も仮面ライダー対策にバロンとイクサを使用するつもりだろ……その為に呼び出されたんだ。

 

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愛賀の家。古い二階建ての洋風の建物の一室にて

【♪~~♪~~♪~~♪~~♪~~♪~~♪】

愛賀「イマイチだな……」

雨が降る夜にバイオリンを演奏するが、やはりこのバイオリンが自分と真夜が一緒に力と想いを合わせて製作した《ブラッディーローズ》に匹敵するバイオリンでもない為か……

 

愛賀「……やはり芸術家に同じ物は作れないように、

何か違う物を製作する必要があるな。」

今の人生に不満がないなら嘘になる。

だが前の自分の住所があった場所には知らない建物が建っていたし、何よりファンガイアがいない。キバの鎧を

受け継いだ愛する息子の渡のその後が気になるが、自分なりバイオリンの演奏する人間や職人を調べて紅渡やそれに関係していた《素晴らしき青空の会》もない。

つまり、未来は未来でも自分の世界とは違う世界らしい

愛賀「今夜は駄目だな。もう寝よう。」

考えても仕方ないから愛賀は寝室に寝る。

 

 

「……仮面ライダーバロンが戦う理由……仮面ライダーイクサが戦う理由……」

隼人は傷ついた身体でアパートに戻り、布団を敷いて考える。

「俺の戦う理由は……」

雨に濡れた身体のまま隼人は考える。

テレビで活躍する仮面ライダーの戦う理由と、現実で一人転生者と戦う理由を……その答えは……出ない……

出る筈がない。

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仮面ライダーリュウガは雨に打たれる中、白い仮面ライダーの転生者と対峙する。

仮面ライダーファムの転生特典を貰った女性転生者だ。

【ソードベント】

【ソードベント】

互いに得物を持ち、市街地にて戦闘を続ける!?

無言でリュウガは転生者の攻撃を受け流して黒いドラグセイバーで攻撃する。

転生者「強い!?」

自身のナギナタ状の武器をウィングスラッシャーを振るが、機械のように無言で迫るリュウガはそれらを全て防ぎ自分のペースで相手を追い詰める。

転生者「距離を取らないと、!!」

リュウガから離れた瞬間、一気に踏み込んだリュウガは

距離を詰めて黒いドラグセイバーで転生者を斬り上げる!!

転生者「きゃあああああ!?」

火花が飛び、吹き飛ばされる転生者の片足をリュウガは空いた片手で掴み持ち上げる。

転生者を片手でそのまま捕まえたまま、建物の壁や柱に叩き付ける……一切の情け容赦なく何度も、壁や柱を壊しながら、

転生者「ぐほっ!?がはっ!?ごほっ!?」

更にグロッキーと化した転生者に向かって黒い青龍刀は

容赦なく転生者の身体を斬り裂く!!

転生者「殺される!?コイツに殺される!?」

恐怖に震える転生者。

【ガードベント】

自身の契約したミラーモンスターのブランウィング

の翼を模した盾を召還して、無数の白い羽根が転生者の

周囲に舞い散るが、リュウガは惑わされない。

転生者「何でよ!?」

特典を使いこなせていない女性転生者に対してリュウガ

はフルパワーでファムを殴り飛ばし、盾を意味を成さない破壊力のある拳によってファムを建物の壁を幾つも破壊させて吹き飛ばす。

リュウガは無言でデストワイルダーが描かれたカードを

自身の召還機にセット。

【アドベント】

転生者「!?」

白虎型のミラーモンスターが鏡から出現して、ファムを

鋭い爪で刺し捕まえて、アスファルトに無理やり引き摺る!!何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も

【ストライクベント】

黒い東洋龍の頭部を模した打撃武器のドラグクローを

右手に装備して構えてから左手で手招きするリュウガ。

契約したミラーモンスターのデストワイルダーは、

ファムをリュウガがいる方向に引き摺りながら接近。

ドラグブラッカーが口から黒い火球を放とうとするが、

雨が降る夜で気付かなかったリュウガ。

赤い特殊戦闘服を着用した親愛なる保安官の存在を、

赤い光が発光してデストワイルダーが真後ろから勢い良く蹴り飛ばされて待機していたドラグブラッカーに激突する。

仮面ライダーリュウガ「!!?」

コセイダー・ウェブスリンガー「仮面ライダー同士の仲間割れか?にしてもやり過ぎじゃないか?」

青いバイザーから黄色い丸い目が発光して、

リュウガも赤い吊り上がった両目を発光させる。

リュウガは素早くベルトからカードを引き出そうとする

が。それよりも早くコセイダーは両腰のホルダーから白い二丁拳銃を抜き放ち蜘蛛糸の弾丸がドラグバイザーと

カードケースを捉える。

【ダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダン】

絶えず放たれた蜘蛛糸によってリュウガの全身はミノムシのように大量の糸で身動きを封じられて、

コセイダー「あんたが報告にあったリュウガ?戦うのはまた後で、今は彼女を保護させてもらうよ。」

倒れているファムを抱えて、リュウガの前から姿を消す

仮面ライダーリュウガ「!!!!!!!」

姿を消した雨に野晒しに打たれるリュウガは無理やり糸を剥がして拘束から脱出する。

そして雨に打たれる中、無言で拳を握り締める。

 

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転生者「助けてくれたの……」

変身が自然に解けた女性転生者の姿を見てコセイダーは

驚く。

コセイダー「君は!?C級隊員の……」

何度か那須隊長にアドバイスを貰っていた訓練隊員の女の子だ。那須隊の部屋に出入りしているのを見た事がある。

転生者「あっ、そっか……貴方もボーダーの人なんだ……ねぇ。お願いがあるの。」

既に彼女は虫の息で青白い顔でコセイダーの方を見る。

転生者「那須隊長に会って私は……諸事情でボーダーを

辞めないと行けなくなったて伝えてくれない?」

コセイダー「!!」

転生者「憧れだったんだ。那須隊に入隊したくて、那須隊に足りない火力と防御のあるポジションになって、茜ちゃんを引っ越しさせないようにするため……上位に食い込ませようと必死に夜遅くまで訓練もしたのに……」

口から吐血して目から涙を流して、

転生者「皆の力になりたかった……ボーダーの皆の力に

でも……ここまで……みたい。」

コセイダー「しっかりしろ。おい!おい!」

転生者「戦極工学に……仮面ライダーが集まって……いる……スパイの真似をしようとする前に、」

コセイダー「戦極工学!?」

ボーダー本部は勿論。三門市の殆どの電化製品は戦極工学のを使っているのに!?

転生者「このカードケースは……燃やして……』

最後の力で転生特典のファムのカードケースをコセイダーに手渡して彼女は息を引き取る。

背後から気配と足音がする。

レッドマンから貰った超感覚が敵意に反応する。

 

黒い仮面ライダーと向き合いコセイダー。

仮面ライダーリュウガ「……それを渡せ。」

コセイダーは全身を赤く発光させて、赤い雷が空中放電するコセイダー「渡さない!!」

両者、構え全力で戦闘開始。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雨が降る夜の三門市……

【コントラスト】

白鳥のブランウィングを契約させてリュウガはその場から去ろうとする。

コセイダー「待て……」

泥だらけになった赤いポンチョやテンガロンハットが濡れながらも、コセイダーはリュウガの足を掴む。

コセイダー「!!」

そのまま勢いを良く飛び蹴りを放つがリュウガは首を動かしてそれを回避、逆に片手てコセイダーのマスクを掴み無理やりコセイダーを壁にめり込ませてこう言う。

仮面ライダーリュウガ「2度目はない。」

コセイダーのマスクを殴り飛ばして、めり込んだ壁は亀裂が走り破壊されてコセイダーは瓦礫に沈む。

リュウガはそのまま近くの水溜まりに映る水鏡に入り姿を消す。

瓦礫の崩落からコセイダーは脱出して辺りを探すが、

息を引き取った転生者の彼女以外何もない事実に、

コセイダーは守れなかった事実に悔しさを覚えるのだ。

 

 

 

コセイダー「ウオオオオオオオオオオオオ!?」

雨が激しく濡らす。素顔を隠した者達を……




さてそろそろモンスターを拗らせず立ち上げますか。
宜しくお願いします。ボーダー19歳組の皆さん!?
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