ワールドトリガーの世界に転生してその特典に仮面ライダーシリーズの怪人になる能力を持って後悔する話。   作:怪物怪人怪獣さん

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まず長い間更新してなくて本当にすいませんでした。色々と構想を練っていたのは、本当ですがこの作品は筆者なりの暇つぶしで暇があったら書くスタイルをして前回の投稿日からすぐに取り掛かったのですが……早い内に自分で考えたSUMOU大会の安易な選手のトーナメント表に問題が生まれてしまい。それをどう解消するかで深く悩んでしまいました。結果としてSUMOU大会をおざなりにしてしまい。アーマードライダーバロン……駆紋戒斗の成長と言う名の決別に話を変えたんです。駆紋戒斗としてではなく加門一騎として生きる。人によっては昔が幸せで今が只苦しいだけの人もいれば、昔が辛く今が幸せな人もいます。駆紋戒斗は、子どもの頃の幸せをユグドラシルに奪われ悔しい人生を歩み望んだ幸福の人生とは程遠い人生を歩みその過程で親から貰った人の身体を捨てでも自分の望みを叶えようとして夢敗れて……この作品で転生してしまい……今と昔の差にボーダーの人間に相談も出来ずに苦しんだ登場人物です。紅音也みたいに割り切れが出来ない真面目な人だから、独りで抱え込んでしまった……珍しく……
幸せ、苦しみ、出会い(ザックやペコ、チーム鎧武の舞や葛葉紘汰…耀子にパティシエ傭兵シャルモン、メガネの城之内、オーバーロード等)そして彼らと別れ、その前の人生の時間に縛られながら今日を生きていた。
そんな過去の今の差に苦しんでいた加門一騎が出会ったのは、この作品の主人公。人以上のオーバーロードになった自分と似た事が出来る主人公に興味を持つけど、肝心の中身は葛葉紘汰並みに甘く優しく情けない……でも妙な所で自分に勝る根性と覚悟がある。

前とは色々と違う世界で帰化するのはまだまだ掛かるかも知れないけど……漸く加門一騎は前を歩み進めた気がする。前と同じ戦い方が無理なら前と違う戦い方にすれば良い……失敗と成功を交互に繰り返し試行錯誤して人は成長する生き物だから。

SUMOU大会が好きな人達よ。本当にこんな結末ですいませんでした〜〜



第33話 神様へ。最初から最後までクライマックスだぜっ!!

……一体いつからだろう……この幸せを守りたいと思ったのは……いつからだろう。このままでも良いと思ったのは……何気なく世界の大半が持つ当たり前……家族と暮らすと言う物……前も持っていた筈なのに、理不尽な理由で自分達の居場所を追い出されコワレていきコワレていく光景を見たのは……

弱者と強者……人間だけではない動物ひいては"植物"すら外来からきた物に植生地を奪われて絶滅している……目に見えない競争社会……自分の大切な物や無くしてはならない宝物を守る為に力を欲する事は果たして悪なのだろうか?

 

時の列車ゼロライナー食堂車内にて

デネブ「どうぞ。お召し上がれ。」

藤丸「あっ、どうも……」

弓場「頂きます。」

テーブルにお煎餅と緑茶が置かれて色々と状況がわからない中で出されてた物を食べる二人。

「……これ。食べて大丈夫なのか?」

甲斐馬は口につけずデネブに訪ねる。

藤丸「おいっ!?もう口にしてから聞くなよ!?」

「……イヤだって…普通口にするかしないか考えない?」

藤丸は何とも言えない微妙な……目で苦虫を食べるような変な表情で隼人を見る。

藤丸「てかSUMOUの試合はどうなったんだ?」

桜井「その事については、事前にこっちに来た"時間"を覚えているから後で出た過去に戻せば良い。」

弓場「時間?」

藤丸「過去って…………」

藤丸は無言で窓の向こうの景色……西部劇の荒野のような『時の砂漠』の光景を目撃して無言で窓から目を離して緑茶を飲む。

藤丸「……これって所謂タイムマシンなのか?」

疑問系だが遠からず正解を言い当てる。

冷静に過去だの時間だの会話の内容から今自分達かみ乗っている乗り物が只の乗り物じゃない事に気付く藤丸。発想力や想像力か豊かのは、様々なジャンルの漫画を日々読む藤丸だからこそ到達出来る。とはいえ確信を持っているかと言われると正直微妙だ。

桜井「……まっ、概ねそんな所だな。改めて自己紹介だ……俺は桜井侑斗だ。宜しく。」

「隼人……甲斐馬隼人。」

藤丸「あたしは藤丸ののだ。」

弓場「俺は弓場琢磨だ。」

デネブ「どーも。デネブです。これ良かったどうぞ。」

棒付きキャンディを俺達に手渡すデネブ。

 

桜井「三人はチケットやパスが無いからさ。デンライナーのオーナーに乗せて貰えないからこっちに乗せるしかなかったんだ。」

藤丸「イヤごめん。色々ちんぷんかんぷんでわからない事ばかりだけどまずこの列車?このタイムマシンは何処に向かっているの?」

「大規模侵攻が起きた日。」

俺の一言に弓場と藤丸は同時に視線を俺に向ける。

弓場「本当に…この列車は………過去の時間を走っているのか?」

桜井「信じるか信じないかお前らの勝手だ。」

「大丈夫。俺……妙な出来事には慣れているから…信じるよ。」

藤丸「何だよ。妙な出来事って?」

「君が通っている大学が俺と同じ大学って事実とか……」

藤丸「それの何処が妙な出来事だよ!!」

ツッコミと共に藤丸に軽くしばかられるも、めげない隼人。

藤丸「あっ、悪い…」つい叩いた事で罰の悪い表情をする藤丸のの。

「気にするな……藤丸の姉御。」

藤丸「次それ言ったら……レモン汁を目に掛けるぞ。でも私とお前が同じ大学が妙な出来事ってやっぱり変だぞ?」

「イヤだって……最初の出会いは偶然に片付ければ良いのにまさか自分の通っている大学がまさか君と同じ大学だったなんてかなりの低い確率だったしさ。」

(甲斐馬隼人としてボーダーの人間と接点を持つ可能性なんてもっと低かったし、普通にボーダーの人達を避けていたし……)

藤丸の方に視線を向けて……

(山ほどいるボーダーの人間の中で最初に出会う人間が弓場隊オペレーターの藤丸ののだなんて想像もしていなかったんだから……)

弓場「にしても。…………オメェ大丈夫か?」

接点が殆ど少ない隼人を普通に心配の声を出す弓場に視線を移す。

「何がですか?」

藤丸「イヤだって……」

弓場と藤丸は互いに向き合い隼人の今の"顔"を見て一言。

弓場、藤丸「そんなミイラ男になって……」

"さっき"ちょっとした対話の末 白い包帯で顔をぐるぐると巻かれた隼人を心配する二人。

藤丸「痛くないのか?」

「…………イヤ滅茶苦茶痛いですよ。でもこれは必要な事です。」

藤丸「でもよ……」

「少なくとも彼の職場で彼の本心と向き合える同僚とか後輩とか先輩とか上司がいなかったのは、あれを見て良くわかりましたから気にしないで下さい。野望は信長顔負けでめ彼は暴力的な人間じゃないし……」

弓場「終わったら必ず病院行けよ。何なら一緒に付き添うぞ。」

「ありがとうございます。……過去か…」

桜井「……お前は戻りたい過去でもあるのか?」

「そりゃね……色々とあるよ。中学の俺の友達の亡くなった日とか、両親の事とか……沢山さ。」

弓場、藤丸「……」

「……でもこの列車は"そういう事"をする為に走っている列車じゃない。」

桜井「そうだ。このゼロライナーも向こうに走るデンライナーも過去や未来を走るが過去や未来を滅茶苦茶に変える連中を倒す為に……時の運行を守る為に走る。」

桜井「これから向かう場所はお前らにとっても忘れられない過去だが歴史を改変する事は許されない。」

弓場「過去を変えたら現在に影響があるからか?」

桜井「そう。それが巡り巡って前以上の悲劇を生む場合がある。だから目的地に到着しても、お前らはここに大人しくしていろ。」

「……わかったよ。あんな化け物と戦う術がないんだ。ここは専門家のあなた方に任せます。」

桜井「すまないな。こっちもこっちで色々と事情があるんだ。……歴史を変える事は許されないが、過去を知る事は可能だ。」

同じ頃 時の列車デンライナーでは……

加門「……」

モモタロス「コラッ!?おい!?無視すんな。」

加門一騎も、時の列車に客として乗っていた……

直ぐ横に得体の知れない……モンスターやあのライオンに負けず劣らずの変な姿の連中がいるが、過去の三門市に向かうと言う妙な列車に乗って無言で窓の外に映る見果てぬ時の砂漠の景色を眺めていた。

加門「……本当に……本当にこの列車は…あの日の三門市に向かっているのか?」

モモタロス「……たく。漸く喋ったな。」

先輩に当たる野上良太郎は電王プラットフォームで先頭車両にあるマシンバードに乗って運転している最中だ。

ウラタロス「そっ、君がイマジンと契約した時、最も強く願った時間……そこにあのライオンが仲間達を連れて向かったから僕らも追いかけて奴らを一網打尽にするのさ。」

モモタロス「腕がなるぜ~~」

キンタロス「ZZzzZZZzzZzz」

加門「そうか……」

窓の向こう側の景色を眺めながら加門はこの列車に乗る前の隼人達との会話を思い出す……

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十数分前警戒区域にて

『少しで良いから……腹を割って話そう』と言う隼人の言葉に加門は険しい顔で

加門『お前らには関係ない。』全く話す気はない拒絶の姿勢だ。

『なぁっ!?何て可愛げのないひねくれ者だ!?こんな奴をカッコいいと思ったのか俺は……』ショックを隠さない表情で本音を口にする隼人。

藤丸『えっ、お前そんな事思っていたのかよ……てか隼人。お前加門の奴と知り合いだったのか?』

接点が良くわからないが意外な事実をしる姉御の藤丸のの。

B級弓場隊のオペレーターは、どうやらこのマヌケな転生者と知り合いのようだ。

『あっ、まぁ……その……色々と…』

加門は険しい顔で申し訳ない表情に何とも言えない目を隼人に向ける。

この反応をする藤丸に対して俺との接点を……転生者関連を説明していないみたいだ。

加門『ちょっとな……』

藤丸『?』

具体的な出会いを口にしない俺達に弓場は疑問の目を俺と隼人の二人に向けるも、俺達の何かを知っているわけではない為に深く追及出来ずにいるようだ。

『ゴホン。少しで良いから話をしようよ。加門。』

ショックから回復して再び話し合いを提案する。

加門『断る。俺は貴様のような奴に話す事はない!』

『お前本当にめんどくさい奴だな!第一あのみょうちきりんなライオンの怪物はお前の願いで実体化したんだぞ!!そんなんだと嵐山隊の木虎隊員みたいに後輩に慕われないぞ……』

加門『そんな事はわかっている!』

藤丸『おい、少し落ち着けよ。ってか加門は自覚しているんだ!』

『お前は何の為に力が欲しいんだ!どうして力を求める!何を守る為に力を使うんだ!』

加門『全ての人間が守る為に力を求めてると思うな!!』

『っ!?』

隼人に大きく叫ぶ加門は己の拳を握り締め……いや最早潰す勢いまで握り血まで流れている。

加門『……力を既に持っていながら下らないエゴで自分の両親すら守らなかった……哀れな男!』

『……。』

加門『貴様の目の前にいる男はそういう男だ……。』

『……ずっと引き摺っているんだな…返しがある釣り針みたいに……お前の心の中で……後悔と言う形で……』

加門『違う!?そんなじゃ『なら君は自分のお父さんとお母さんは嫌いだったのか?大規模侵攻で死んで当然だと思ったのか?』っ!!?』

【気が付いた時には加門は隼人に殴り飛ばしていた。】

普段の加門の様子を軽く知るボーダーの人間から見たら

絶対にしない事だった……加門は隼人を押し倒して躊躇無く何度も殴り掛かる。

弓場、藤丸『おい!?加門!?』

加門『貴様も俺と同じ狢だろ!!あの日力を持っていながら自分の大切な人達に何もしなかったっ!?見殺しにしたのと変わらないだろ!?貴様と俺で一体何が違う!!大切な奴らを守らなかった男が偉そうな事を言うな!!』

藤丸『隼人っ!?』

弓場『おい流石に不味いだろ……』

感情の赴くまま目の前にいる隼人の顔を何度も殴る加門。流石に不味いと思っているのか弓場と藤丸が止めようと動くが、隼人は片手でストップのジェスチャーを出す。

加門『この世界は全て選ばれる!!生まれた家や環境、自分で選んだかと思ったと錯覚して社会の中で価値があるかないか沢山の篩に掛けられて権力を持った強者の世界は生まれ弱者は理不尽に虐げられる!!クソッタレ同然の醜く欲望と金で人の人生が決まる世界だ!?』

『……まぁ、それはそうだね…世の中は資本主義とか民主主義とか言われても根幹はここ数百年……ヘタするともっと昔から世界は変わっていない……名称が変わって全く違う物になったと錯覚しただけだ……』

加門『俺の願いは何一つ変わらない!!俺は必ず叶える叶えてみせる!!その為なら悪魔や人外の化け物すら利用する!!』

加門(そうじゃなきゃ……そうじゃなきゃ……この力は何の為にこの世界に"存在"するんだ……)

ポケットに入ったバナナロックシードと戦極ドライバー。本来この世界に影すらないヘルヘイムの世界に適応する産物……前の世界で過ごした忘れられない沢山の記憶……思い出……その全てを持ちながらその影のない平和で幸せな世界で生きるには、駆紋戒斗には耐えられなかった。

壮絶な絶望や屈辱の幼少期を過ごし強くあらねばならない観念の巨大な十字架を背負い青年となって沢山の出会いと別れをして人生に幕を閉じた男にとって……何もかも忘れて幸せな人生を歩むには……世界はやはり思い通りにはならなかった……

『……やっぱりお前は優しい奴だよ。ムカつくがな……』

加門『ふざけた事!?』

『だがな!?』

無抵抗の相手に暴力を振るうも、隼人は押し倒された状態から頭突きをぶちかまし更に加門の拳を弾き顔を殴り飛ばす。

加門『ぐっ!?』

頭突きの不意打ち気味から隼人の拳の一撃が加門の顔面に直撃し距離を離される。

『…お前と俺は同じ狢なのは認めるが……』

距離が出来たお陰で立ち上がり怯んだ加門の顔に連続パンチを叩き込み心の底から気持ちを叫ぶ。

『格好つけて!?最もらしい言葉を周りにずっと言って自分で自分の本心を隠したお前と違って!?何もかも格好悪い俺は情けなく大声で感情と心と共に自分の現実と向き合ってみっともない場面を周りに見せまくって自分でお前の言うこのクソッタレ同然の醜く欲望と金の世界に"どんなに時間が掛かろうとも折り合いを"つける!!』

加門『甲斐馬ーーーー!?』

拳を握り放つ加門。

『俺は俺の後悔ばかりの今を生きさせて貰う!!人を勝手に何もかも同じと見るな!?』

同じく拳を握る隼人は一気に抜き放つ。ぶつかり合う打撃音。そして弓場隊は目撃する。

弓場、藤丸(クロスカウンター!!)

加門『何故だ……何故、お前は……そこまで…強い……何故……』

深々と互いに拳を食らいながら加門は問う。斬月に完膚なきまでに一度は敗北し自分にふてくされてボロボロになった目の前の男は、どういう訳かあの夜の戦いで斬月に勝った……何故……黄金の果実の欠片すらないのに……あの"葛葉紘汰"でもないのに……何故…

殴られながら隼人はチラッと弓場隊の連中に視線を向けて答える。(より正確には藤丸の方に視線を向けた)

『……俺達のような力が無いのに、この街にいる連中を守る為に動いた奴らがいるんだ……だったらその想いを守りたいと思うのは当然だろ!?少なくともお前は知っている筈だ……自分とは違うやり方で戦った連中を……』

加門『っ!?』

??『此処から俺達のステージだ!?』

???『俺には守るものがある!犠牲を超えて、戦う価値がある!!』

??『こんな時の為に鍛え直されてきたんだよ、俺は』

??『ここが根性の見せどころよ、ボウヤ。気合い入れていくわよぉ~~』

加門の心が揺らぐ……脳裏に過るのは時に競い合い時に背中を合わせ力合わせ心を気持ちを合わせ……オーバーロード達と戦った彼らの姿を…そして袂を別つ事になった彼らの姿を……

『……困ったらこんな駄目な俺でも相談に乗ってやる。……だから一人で抱え込むなよ。…………少なくともお前は一人じゃないんだから……』

力無く両膝を地面に崩して茫然自失な表情になる加門。

怒りの表情より徐々に泣きそうな表情になる。だが泣く所を見せたくないのかグっとこらえている。それを見て隼人は言う。

『泣きたいなら泣くが良い……誰も責めはしない……』

静かに加門から背を向けて周りに藤丸達にお願いして少し駆紋戒斗を一人にさせて上げる。

 

 

『あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!!』

感情の赴くままに心を守る鎧を取った男の慟哭の叫び声が警戒区域に響き渡った……

 

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ゼロライナー内部にて

「……人間って、たまにはみっともなく大声で泣き叫びたい生き物なんだよな。」

加門との自分なりの対話をした隼人は対話の感想をそう愚痴る。

弓場「……お前もか?」

「カッコいい理想の大人のフリを目指している人間の何割かはそんな奴らだよ。そんな奴らが理想の大人のフリしつつ社会は回っている……あぁやって、感情のまま叫ぶ元気のある内は叫ばせてやれ……いつかは泣き叫ぶ事もしなくなって本当につまらない大人になっちまう場合もあるからさ……」

 

有りのままを見せずにずっと隠し事をして生き続けるって本当に大変なんだから……無言で弓場達に視線を向けてアノ弓場琢磨本人と会話している喜びよりもボーダーの人間に関わる事に無言で恐怖を覚える隼人。

(特典もなく何も知らなければ、心の底から彼らと仲良く出来たのに……今は、俺の秘密がバレるのが何よりも恐ろしくて怖い……楽しいと思う気持ちが大きくなればなる程……ボーダーの人間達が俺を見る目が変わると分かるから……分かるから……)

弓場「どうした?」

「……3年前の自分は何を考えて何を目指して生きていたのか……そう考えていただけです。」

弓場「……あいつの理想を知っているのか?」

「俺と加門……一つ共通点が確実にあるとすれば……」

弓場、藤丸、桜井、デネブ「…………。」

「……理不尽を覆す"力"が欲しい。」

駆紋戒斗は弱者が虐げられない世界を作る為に黄金の果実を求め己の肉体をオーバーロードになってでも理想を叶えようとした。

俺も……サンフランシスコのダウンタウンに住み日々起きる犯罪や抗争に死の恐怖を覚えながら……現状を変える力を欲しかった……ギャングや犯罪者達を蹴散らす。人外の力を……仮面ライダーシリーズを見て一般人を蹴散らす怪人達を見て只恐怖の対象として見ていた訳ではない……。普通の人間を越えた力……正義とか悪とか関係の無い純然たる力が欲しかった……。身近な人を理不尽な大きな力で奪われたのを知っているから……

 

「…結果だけ見るなら、加門は新しい力を手に入れた……それが己を取り巻く理不尽の運命すら打ち砕くとかは知りませんけど……見ようによってはボーダーが戦力アップして三門市はより安心安全になるって事になりますね。」

藤丸「そこまで殴られる必要が本当にあったのか?」

「……俺がボーダーの敵ならボーダーより強くなる必要はない。ボーダーの旨みと強みを全部奪えば……只のトリオンはあるだけの生身の一般人にするだけで…………簡単に死んでしまうのだから…」

弓場「……。」

「そういう意味では保険の一つとして加門のように、全く違う武器を持っている奴は生き残る確率は高い……アイツは何だかんだ言って緊急事態の際は皆を纏める程度には指導力とカリスマは一応持ってますから……人間性はともかく……」

弓場「随分と詳しいんだな……。」

加門についてボーダーの人間でも良く知らない部分をコイツは知っているそれに疑問を覚えてしまう弓場。

「こんな時代には珍し過ぎる信念を持った奴ですからね……生まれる時代や世界を間違えているんじゃないかと思う程度には……あれでストリートダンスやサッカーも普通に上手いから多芸だよ。ムカつく……何だよあのトランプテクニック……」

桜井「そうなのか?」

「本人曰く必要だから覚えたのであって……好きな物ではないらしい……後は年頃の仲間か友達くらい持ってれば……」

(俺も人の事言えないんだけどな……時間が無い……単純に……甲斐馬隼人個人としての時間が……)

頼れる先輩達が乗るデンライナーは速度を上げて進み隼人達を乗せたゼロライナーは目的地を目指して淡々と過去を目指す。

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過去の三門市に到着してゼロライナー内にて

藤丸「あれ?ここって三門市のどの辺りだ?」

窓から見える景色を見て藤丸は首を傾げる。何気なく隼人も違う窓から景色を見て包帯だらけの隙間の目を見開く。

「この街並み……それにあの分かりやすいボロい木造アパートは……………」

藤丸「何処なんだ?」

「…俺の今住んでる町内だな……3年と半年も前だけど、この辺りは街並みに変化少ないな……」

藤丸「えっ?お前、今あのアパートに住んでんの?」

昭和の香りがしそうな古き良き木造のアパートを藤丸は見て素直にビックリする。

「……この日までは其なりに良い二階建ての一軒家に住んでいたよ。父さんが市役所の役員で結構住民の人達に頼りにされていたらしいよ……。」

藤丸「らしいって?自分の父親の事だろう?」

「俺はあの頃……今、この瞬間だって16年も一緒に暮らしていた両親の事を良く知らないんだ……」

その言葉に藤丸と弓場は少し驚く。

「一緒に暮らしていたのに自分の家族の事を深く知ろうとしなかった……どんな人なのだろうかとか……どんな事を考えて生きていたんだろうかとか……」

「何で……何で……俺は家族達の事をもっと良く知ろうとしなかったんだろう……」

窓の向こう側には、会いたい人達がいる。もう二度と会えないのに……その人達がいる……話したい人達が……

話したい事が沢山あって……伝えたい言葉とかも会って……でも、でも、会っちゃいけない……歴史や過去を変えてはいけない。

桜井「じゃあ、お前ら大人しく車内にいろよ。行くぞ。デネブ。」

「…はい。……気を付けて下さい。」

桜井侑斗と烏天狗と弁慶を合わせた感じの外見をしたデネブは列車から出て行く。

「…………。」

俺達三人は無言で窓の向こう側の景色。3年と半年前の三門市を静かに眺める。実質別世界を眺めていた。

「……お二人は、」

弓場「うん?」

「三年前のお二人はどんな人だったですか?」

単純な疑問だ。ワールドトリガーのボーダー隊員の過去が分かるのはオフィシャルデータブックのプロフィールで僅かな文章でしかわからないから……つい軽く気になってしまった。

弓場「三年前なら……俺は六頴館高等学校の生徒やってたよ。」

藤丸「あたしはデザイン科のある高校で学生やっていたよ。」

「俺は……女子のじの字もない男子高で常に何か地球の危機を不良達と一緒に解決していた気がする。」

藤丸「えっ?お前そんな高校にいたのか?」

「この時期って色々と悩んでいた時期だし……宇宙人とか古の地底人とか昆虫人とか未来から来たロボットとか毎年のように不良達と協力して地球を救っていた気がする……」

弓場(不思議とコイツが嘘をついているようには聞こえない。)

やんちゃな学園バトル物のような青春を送っていた隼人。特に印象に残ったのは宇宙飛行士を目指す拳法家と魔法使いの一族と言っていたモノホンのボンボンの皇子様。スラム出身で身体から黒いネバネバした隣人と共生している荒くれ者。その黒いネバネバした物は前世の俺を殺した存在に本当に良く似ていた……最後は俺と同じクラスの同級生で児童施設出身のガチの天才。多分男子高で他校の女子達に一番モテモテで20人くらいの女子とガチでハーレム主人公やっていたリア充。残念だが彼らはワールドトリガーのキャラではない為、四人と連絡先交換してないから高校卒業後の彼らの足取りは掴めない。

転生者の可能性も勿論考えたのだが他所様に迷惑掛けていないから俺も神様が動く理由もない。

 

「…………。」

黄昏ている訳ではない。しかし……ふとした事で人は色々と思い出してしまうのだ……戻らない過去の中にあった幸せを……。そしてこの時間はその幸せが失う日であり人によっては地獄なのかも知れない……

 

しかし時には未来を救う為にその地獄の中を歩く必要がある。

「あっ」

藤丸「どうした?」

「あの二人にトイレの場所聞き忘れた。ちょっとトイレに行ってくるよ。」

藤丸は呆れた表情をして隼人の行動に注意する。

藤丸「外は冗談無く危ない状況なんだぞ!?」

「だからといって生理現象は誰にも止められないんだよ!!!……多分この列車の何処かにあると思うんだけど……」

そうこうしている内にゼロライナーから名探偵コナンみたいに離れて戦いの現場に急ぎ向かう隼人。

(良太郎パイセン待ってろYO!!バ戒斗は生きてろYO!!)

時の運命が掛かった戦いが始まる……かも知れない……

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一方

3年前の加門の身体から突然砂が溢れ落ち獅子の怪物レオイマジンが出現する。

3年前の加門「何だ貴様はっ!?」

レオイマジン「ふん!?……もうお前は用済みだ。」

【ディディディディケーイドゥ】

???「おいライオン。」

レオイマジン「なぁっ!?貴様は何者だ!?」

???「俺か?俺は只の通りすがりの仮面ライダーだ。覚えておけ。」

【ファイナルアタックライド ディディディディケイードゥ】

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必死に走り慌てたレオイマジンが仲間のイマジン達の所にやってくる。

バットイマジン「遅いぞ!?何をやっていた!?」

レオイマジン「俺がこなかったか!?」

息を切らして仲間のイマジン達にレオイマジンは急いで訪ねる。

スコーピオンイマジン「どういう訳だ!?説明しろ!?」

レオイマジン「あのバナナの契約者や俺達を邪魔した変な野郎がこの時代に来ているんだよ!!奴は俺を背後から襲い俺の姿に変えてお前らがいる場所に向かっているんだよ!?」

マンティスイマジン「ヘマをしたね!?」

蟷螂に女性的な特徴が強いマンティスイマジンがレオイマジンを叱る。

レオイマジン「すまん。電王達ばかりに意識を向けていたから……まさかあの変な野郎も時間を超えるなんて……」

ワスプイマジン「邪魔者が増えるとは、厄介な。我々で片付ける必要があるな。」

ワスプイマジンはコブライマジンとモレクイマジンの方を見て仲間達と意見を交わす。

マンティスイマジン「実体を手に入れてデンライナーの破壊を目的としていたのに!?」

レオイマジン「えっ!?そうなの!?」

 

コブライマジン「何で立案したあんたが驚いているんだ?」

その時、何処からともなく聞こえてくる電車の音。

モレクイマジン「この音は!?」

イマジン達が集まる場所に1台の時の列車が通り過ぎる

ワスプイマジン「デンライナー!!」

列車が通り過ぎると二人の青年がイマジン達の前に静かにその姿を現す。

野上「……。」

加門「……。」

(あっ、これは普通にヤバいかも……)

もう気付いている思うけどこのレオイマジンはモンスターこと甲斐馬 隼人の特典を使った姿だ。撹乱による各個撃破を目的にしていたのに、そんな事知らない……少なくとも尊敬するパイセン達の目に自分は倒すべき強敵の姿をしていて隼人の顔は目に見えて真っ青になる。

ライダーシリーズにあるある強敵と対峙し決着をつけるパターンに自ら墓穴を掘ってしまった。

 

 

野上「行くよ。皆……」

イマジンズ《しゃあ!?暴れるぜ!?任せよ。良太郎。ほな皆でやりますか!?わーい。遊びだ遊びだ!!》

大人しい黒い髪が逆立ちの怒髪天に変わり黒髪の一部に赤いメッシュが入る。

M良太郎「俺達が引導を渡してやるぜ!?行くぞ後輩!?」

荒々しい性格になった良太郎はデンオウベルトを腰に巻き付け。赤いフォームスイッチを押しライダーパスをベルト中央のターミナルバックルにセタッチさせて

【ソード フォーム】

加門は無言で……しかし決意に満ちた目でイマジン達を睨み付けて戦極ドライバーとバナナロックシードを持ち。キレッキレの動きでドライバーを腰の中心にセットしバナナの錠前を軽くスピンさせて鍵の部分を起動させる。

【バナナアームズ!!】

加門、野上「「変身!?」」

マンティスイマジン「させるか!?邪魔をしろ!?」

イマジン達が各自武器を持ち二人に迫り妨害する。

M良太郎「あっチキショー!また俺様の変身の邪魔するんのか!?汚ねぇぞ!?お前ら!?」

レオイマジン「おりゃ!?」

レオイマジンのモンスターは加門に接近して鉄球付きロッドを振るうその一撃を加門は両腕で受け止めてレオイマジンを睨み付ける。

加門「っ!?貴様!?」

接近してきたレオイマジンの何かに気付く加門。

レオイマジン「変身させなければ恐るるに足らんギャン!?」

レオイマジンの背後から飛び蹴りを決めて加門を助けるのは桜井 侑斗。

桜井「お前は確か加門だっけ?時の運行は俺達に任せてお前は大人しくデンライナーの食堂車に居れば良かったのに。」

侑斗は加門に目線を合わせて手を伸ばすも、加門はその手を掴む事なく立ち上がり。

加門「あの、ライオンは俺の願いで実体化させたんだ。奴は俺の獲物だ。手を出すな。」

桜井「……わかったよ。……負けるなよ。行くぞ良太郎。」

M良太郎「おうよ!?おりゃあ!?邪魔だ!?あっちいいけ!?」

変身せずにイマジン達を蹴散らして暴れるM良太郎は、桜井が契約するデネブの援護があって変身出来るタイミングを作って貰い今度こそ変身する。

侑斗はゼロノスベルトを腰にセットしてカードを左側の収納しているカードケースから取り出し中央のバックルにカード挿入口を開きゼロノスカードを挿入し、加門はバナナロックシードを戦極ドライバー中央にセットする。

【ロックオン】

加門、桜井、野上「「変身っ!!」

【アルタイル フォーム】

【ナイトオブスピアー!!】

カッティングブレードを押し下げると空から円を描くようにクラックが出現しメタリックなバナナが加門の真上から落ちてくる。

白いプラットホームのデンレールに赤い装甲パーツと電仮面が出現して変形装着させられる。赤い桃を思わせる仮面が左右に開き電王ソードフォームに変身する。

 

仮面ライダーゼロノスも似たように金色のYの字型のゼロレールと緑色の鎧パーツのゼロブレストが前と背中を覆い装着、頭部もゼロレールを走る二匹の緑色の牛型列車が可変して牛を模した電仮面になり稲妻が落ちる。

 

メタリックバナナが変形し西洋の騎士鎧となると同時に高らかに鳴り響くラッパ音と共に騎士は……アーマードライダーバロンは、イマジン達を見据えてバナスピアーを持ち構える。

電王「長らく待たせたなお前ら!?主役の俺、参上!!?」

ゼロノス「最初に言っておく。俺はかーなーりー強い!」

登場口上と決めポーズをそれぞれする二人。

バロン「……何だその妙な台詞は?ふざけてるのか?」

電王のノリノリにする決めポーズと台詞を呆れを覚えるバロンこと加門。

電王「バナナ野郎!?戦いって言うのはな……ノリの良い奴が勝つんだよ!?」

デンガッシャーを組み合わせてソードモードにして無頼漢のように肩に剣を置く電王。片足を台に起き昔の映画スターのように無駄に余裕綽々だから少しムカつく。

ゼロノス「俺達は真面目だよ。奴ら数は多いから、お前ら気を付けろよ!?」

ゼロノスもベルトの左右のゼロガッシャーを組み合わせてボウガンモードにして構える。

バロン「お前ら…足を引っ張るなよ。」

電王、ゼロノス「「言ってろ!?バナナ!?」」

バロン「俺はバナナじゃない!!」

三人はイマジン達に向かって武器を持ち駆け出す。

バロン「アーマードライダーバロンだ!?」

バナスピアーをレオイマジンに向かって振るう。

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バットイマジン「バットイマジン!!」

スコーピオンイマジン「スコーピオンイマジン!!」

マンティスイマジン「マンティスイマジン!!」

ワスプイマジン「ワスプイマジン!!」

コブライマジン「コブライマジン!!」

「ゲバコンドル!!」CV谷津 勲に似せてる。

ゲッコーイマジン「ゲッコーイマジン!!」

モレクイマジン「モレクイマジン!!」

レオイマジン(本人)「やっと到着したぞ!?クソ!!あの金ぴかとマゼンダのバーコードライダーめ!!」ゴージャス♪エコー付き

まるで昭和の劇場版仮面ライダーの怪人軍団のように名乗りを上げるイマジン達。昭和の怪人がしてそうな悪役ポーズもしている。

 

モレクイマジン「…………うん?皆ちょっと待て!!電王達待て!?」

電王「おい!?白ける事をするなよ!?」

足を一旦止める電王達。

「どうしたモレクイマジン。」

ゲバコンドルがモレクイマジンに話掛ける。

モレクイマジン「何かさっき皆名前名乗った時、変な奴混じってなかったか?」

「それは本当か!?」

ワスプイマジン「気のせいじゃないか?」

コブライマジン「もう一度名乗ったら良いんじゃないか?」

スコーピオンイマジン「賛成だ。」

 

仕切り直しのように名乗るイマジン達。ポーズは敢えて変える。

バットイマジン「バットイマジン!!」

スコーピオンイマジン「スコーピオンイマジン!!」

マンティスイマジン「マンティスイマジン!!」

ワスプイマジン「ワスプイマジン!!」

コブライマジン「コブライマジン!!」

「ゲバコンドル!!」腰に輝くショッカーのベルト。

ゲッコーイマジン「ゲッコーイマジン!!」

モレクイマジン「モレクイマジン!!」

レオイマジン「レオイマジン!!」状況が良くわかっていない。でもポーズと共に名乗る。

 

バットイマジン「やっぱり何か変じゃね?」

「確かに……」

スコーピオンイマジン「何だろう……言われて見るとどことなく違和感を覚える……」

モレクイマジン「だろ。」

ワスプイマジン「でも具体的に何が変なのかわからない。」

コブライマジン「よし。もう一回やって確かめよう。」

 

バットイマジン「バットイマジン!!」こっから右に1カメ左に2カメ正面3カメの戦隊ヒーローぽくなる。

スコーピオンイマジン「スコーピオンイマジン!!」

マンティスイマジン「マンティスイマジン!!」

ワスプイマジン「ワスプイマジン!!」

コブライマジン「コブライマジン!!」

「ゲバコンドル!!」ノリがわかってきた。でも違和感が凄い過ぎる

ゲッコーイマジン「ゲッコーイマジン!!」

モレクイマジン「モレクイマジン!!」

レオイマジン「レオイマジン!!」獅子をモチーフの戦隊ヒーローポーズ。

 

 

コブライマジン「わかった!?違和感の正体が!?」

モレクイマジン「本当か?教えてくれ!?」

コブライマジン「この中に誰か一人多いんだよ!?」

バットイマジン「確かに!!言われてみたら!?」

ワスプイマジン「でも数が多い方が心強いだろ?」

「裏切り者のスパイのいるのかも……」

スコーピオンイマジン「あり得るな。

レオイマジン「全くだ…………うん?」

レオイマジンはゲバコンドルの姿をしたモンスターを見る。

レオイマジン「誰だ?お前……」

「コンドルイマジンだ。」間髪入れずに答えるモンスター。

レオイマジン「どっからどう見ても韮沢神がデザインしたイマジンの特徴してないだろ!?貴様の何処にコンドル要素があるんだ!?アルファベットのイニシャルがボディーの何処にも無いじゃないか。」

「例え外見にコンドルの要素が欠片も無くてもその心は獲物を狙うコンドルと同じだ。」

モレクイマジン「訳わからんわ!?」

コブライマジン「てかその腹に巻いたベルトはなんだよ?何の自己主張だ?」

「コンドルじゃない鷲だ。古代ローマ帝国の旗にも使われた由緒正しい鳥だぞ。」

ワスプイマジン「余計俺らと違うじゃないか?」

「ショッカーベルトには機密保持用に自爆機能がついているんだ。秘密結社っぽいだろ。」

レオイマジン「全然、俺達と別の奴だろ!!野郎ども!?スパイはコイツだ!?コイツを畳んじまえ!?」

イマジン軍団「「おおーー!!」」

「何故バレた!?」

バロン「アイツ間抜けとかのレベルを越えて只のバカだろ!?」

電王「お前らイチイチ長えぇよ!?早く戦おうぜ!!此方はとっくに最初から最後までクライマックスなんだよ!?行くぜ行くぜ!?」

呆れるバロンに痺れを先に切らした電王がイマジン軍団に向かって走り出す。

バロン「此処からは俺達のステージだ!!」

「それお前の台詞じゃないだろ!?」

イマジン達の攻撃やレオイマジンの鉄筋付きロッドを回避しつつ慌ててバロン達に合流するゲバコンドル事モンスター。

バロン「どうして参加した!?イヤその前に何であの中で紛れていた!?凄く浮いていたぞ!?」

ゲバコンドルからゴルゴムのオニザル怪人の姿になって戒斗のノリツッコミに感慨深く感じていた。

(あの真面目戒斗がツッコミをするなんて少し感動を覚えてしまう俺がいる。)

「各個撃破とか闇討ちを狙っていたんだけどする暇も無くあんた達が都合良く現れたから段取りが滅茶苦茶になったんだよ。」

遂に始まった三人の仮面ライダー対イマジン軍団。+1

三門市で人知れず始まる時空を越えた戦いにオーロラカーテンが双方に突然通り過ぎる。

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〔推奨挿入歌レッツゴー!!ライダーキック〕

ロケ地 小河内ダム

電王「おい!?此処は何処だよ!?」

突然連れてかれた変なダムの上に突然、連れてこられた戸惑う仮面ライダー達とイマジン軍団。

「えっ?此処ってもしかして小河内ダム……ってかさっきのってオーロラカーテン?」

アナザーライダーの電王の姿になって状況確認するも

レオイマジン「出でよレオソルジャー!!」

レオイマジンの号令で何処からともなくレオソルジャー達が現れる。

電王「何か沢山来たっ!?って俺の偽物がいる!!」

「まさか?仮面ライダー電王2号だよ。電王2号を忘れていたの?」

電王「俺の後輩?にしてはちょっとイマジンより滅茶苦茶怖い外見してないか?」

「相手を威嚇させる意味で先輩より強面になったんだよ。」

良太郎(そう言うレベルかな〜)

アナザー電王の周りを歩きながらツッコミする電王。

レオイマジン「俺達を無視するな!?レオソルジャー共〜〜かかれっ!?」

バロン「無駄話は其処までにしろ!?あとモンスターっ!?お前はその姿紛らわしいから普通に辞めろっ!?」

「えぇ〜ダブル電王をやって見たかったのに…」

 

 

 

仮面ライダーディケイド「………。」

両者の戦いを高みの見物をする1人の仮面ライダーにモンスター達は気付く事はない。

 

モンスターは生身の甲斐馬 隼人に戻って走るも複数のイマジンとレオソルジャーに囲まれて間合いを詰められる隼人。迫るイマジンの攻撃を掻い潜り蹴りを入れて変身ポーズをする隼人。

「仕方ない!?ショッカーライダー~~変身!!トゥ!?」

そう叫ぶと何処に姿を消してベルトの風車が回るSEが鳴る。

「おりゃ!!」

只の飛び蹴りがニュートイマジン達に激突して電王ソードフォームは複数のレオソルジャーとイマジン達に斬り掛かる。

ダムの各所に戦闘は始まり電王はニュートイマジンとバットイマジンを押し合いになりながら走り、ゼロノスは斧を振るうスコーピオンイマジンのハサミ状の左手の連続攻撃を回避して背負い投げをしながら言う。

ゼロノス「おい!?誰かフォローした方が良くないか!?」

バロン「問題無い!?アイツも半端な気持ちで此処に来た訳じゃない!?」

認めたくないがな……と内心を思うも、黄色いブーツと手袋と黄色いマフラーを首に巻いた飛蝗を模した仮面を被ったモンスターがバロンの後ろに着地して背中合わせになりファイティングポーズをして構える。

「行くぞ!?戒斗!?」

バロン「足を引っ張るなよ!?隼人!?」

「勝手に言っててくれ!?」

まるで旧友のように振る舞いながら仮面ライダー達は走る。

〔推奨挿入歌レッツゴー!!ライダーキック〕

レオイマジン「奴らを皆殺しにしろ!?」

レオソルジャー達とイマジン軍団は散開し仮面ライダー達も個別に散らばりレオソルジャー達を蹴散らしながら

コブライマジンに向かって勢いをつけたヤクザキックを繰り出してイマジンの顔を蹴飛ばし追撃にコブラの左肩を掴み一気に引き寄せて連続パンチを叩き込むショッカーライダー。近くのレオソルジャーに水平チョップを叩きつけてコブライマジンに蹴りを入れられ態勢を崩されるも逆に起き上がりな蹴りを浴びせて立ち上がりコブライマジンを追撃する

ワスプイマジンとマンティスイマジンに向かってバナスピアーを振るうだけでなくタックルをして肘打ちを二体のイマジンに叩きこみ、バロンはバナスピアーをマンティスイマジンに向かって投擲して空いた両手でワスプイマジンの両手首を掴み巴投げをする。

「戒斗の癖に泥臭い戦いをするなんて珍しいな。」

稲妻状の刃をした剣を回避しながらモンスターはバロンに言う。

バロン「言っていろ!?」

ワスプイマジンの顔面を勢い良く殴り飛ばして、剣を振るうコブライマジンの手首を掴み、モンスターが膝蹴りを腹に叩きこみ怯ませる

コブライマジン「ぐへっ!?」

「ショッカーライダーローリング!!」

怯ませた隙に両手でコブライマジンを肩に担ぎ上げて回転させるショッカーライダー。

勢い良く回転させてから地面に叩き付けて、コブライマジンは動かなくなる。

「この技ちょっと……かなり目が回る……大野剣友会は凄いなぁ~~」

仰向けに倒れるショッカーライダーにワスプイマジンとマンティスイマジンの武器が迫り、咄嗟に両手でそれぞれの武器の刃を掴むも、

マンティスイマジン「残念だったわね!?私の武器は一対なのよ!!」

「っ!?」

もう片方の鎌が頭部目掛けて迫るも、ショッカーライダーは飛蝗状のマスクの口を開きその刃をクラッシャーの歯で止める。

マンティスイマジン「なっ!?」

【バナナチャージ!!】

そして聞こえてくる戦極ドライバーの音で仰向け状態からワスプイマジンとマンティスイマジンの腹に蹴りを入れて起き上がり素早く転がり離脱。

ワスプイマジン、マンティスイマジン「っ!!」

【バナナスカッシュ】

スピアビクトリーで二体のイマジンが凪ぎ払われると同時に爆発する。

 

電王「オラオラ!!どうしたどうした!?」

次々と迫るレオソルジャーを斬り捨てて迫るバットイマジンの急降下攻撃を回避して電王はすかさずバットイマジンを投げ飛ばして、ゲッコーイマジンの両手に持つ小ぶりの鎌を剣型の武器デンガッシャー ソードモードで火花と共に斬り合う。

勢いやノリで荒々しく既存の型とかない自由なモモタロスの戦い方がゲッコーイマジンを追い詰める。

「やっぱりレジェンドライダーは格好良いなぁ~~」

モレクイマジン達にハイキックと回転蹴りを交互に出しながら電王の戦いを見るモンスター。

バロン「行くぞ!!ライオン!?」

倒すべき敵レオイマジンに向けて走るバロンはバナナアームズからマンゴーアームズの錠前の押す。

【マンゴーアームズ】

戦極ドライバーにセットしてカッティングブレードを押し込み。

【ファイト オブ ハンマー!!】

互いの鈍器がぶつかり合い睨み合う両者。

レオイマジン「もう貴様な用は無い!?大人しく時の果てに消えろ!?」

バロン「貴様に無くてもこっちにはあるんだ!?」

鉄球付きロッドを振るいマンゴーパニッシャーで防御するバロン。防御すると直ぐに反撃をするバロン。

破砕と打撃に特化した両者の鈍器が振るわれて両者の身体に火花を散らし激しくぶつかり合う意地と意地。両者一旦離れて

 

「キャアアアアァァァ着いてくるな~~!!」

バロンを他所にレオソルジャー達に追われるモグラ獣人ことモンスターは視界から切れて

「ガハハッ!?正義など無い事教えてくれるわ!?

逆に別の方向から姿を現すショッカー怪人特有のお馴染みのポーズをしつつ、レオソルジャー達をバッタバッタと蹴散らして行くセミミンガことモンスター。

再びバロンとレオイマジンが己の武器を振り回し大立ち回りをして離れると

「やめてケロ〜〜暴力は反対〜〜!!」

デストロン怪人のマスコット代表ガマボイラーの姿でレオソルジャー達に追い掛けられて……

「俺の触れたら黒焦げになるぜ!?」

ショッカーのマグマ怪人ゴースターになってレオソルジャーにラリアットをしてドロップキックをしようとして簡単に避けられてタコ殴りされるモンスター。

「ハア〜バラ〜〜」

デストロンの幹部怪人カニレーザーに姿を変えてレオソルジャー相手に戦斧を振るうも、数の暴力に武器と盾を逆に奪われて

「怪人の武器を奪うなんて反則だろ〜」

カニレーザーの戦斧と盾を持ったレオソルジャー達に追い掛けられて視界から見切れて

「さっきは良くも好き勝手やってくれたな!?」

ゴルゴムのヤギ怪人になって火炎攻撃を放ちレオソルジャー達を火だるまにする。

一方

電王「どおりゃあああ!?」

バットイマジンとゲッコーイマジンに向かって水平斬りを叩き込む電王。

ゼロノス「……固いな。」

素手でスコーピオンイマジンと激闘を繰り広げるゼロノスの相手の堅さに呆れつつイマジンの腹を蹴り距離を取りゼロガッシャー ボウガンモードから黄色い光の矢を連射してスコーピオンイマジンに容赦無く撃ち込む。

ゼロノス「よし!?っと危ねぇ!?」

スコーピオンイマジンが後方に吹き飛ばすも、背後からモレクイマジンが襲いかかる。

モレクイマジン「ふん!?」

三日月状の剣を素早く避けて距離を取りボウガンモードの矢を連射するも剣で切り払われて、口から毒の舌を伸ばし反撃をする暇もなく回避に徹する。そうこうしている間にスコーピオンイマジンも起き上がり連携してゼロノスを追い詰める。

 

ゼロノス「ったく厄介な!?おいっデネブ!やるぞ!?」

デネブ「了解!?」

ゼロノスベルトからゼロノスカードを一度引き抜き裏返しの黄色い部分を前にして再びアップセットする。

【ベガ フォーム】

ゼロノスの背後にデネブが並び立ちデネブの両腕をゼロノスの両肩に置くと共にその姿を変える。緑色の牛が特徴の電仮面が消えて代わりにドリル状の電仮面が出現し回転しつつ星形に変形し胸にデネブの顔が現れる。

ゼロノス ベガフォーム「最初に言っておく、胸の顔は飾りだ!」

機動力を失うもその分攻撃と防御が増したゼロノスベガフォームはゼロガッシャーをボウガンモードから分解してサーベルモードに変えて二人のイマジンに応戦する。

 

「待ってろ!?戒斗っ!?直ぐにコイツら片付けて加勢する!?」

ジンドグマ怪人のスプレー缶の怪人スプレーダーになったモンスターが勢い良くレオソルジャーの頭を蹴り上げて言う。

バロン「手を出すな!?コイツは俺が倒す!!ってかそんな巫山戯たスプレー缶の姿で助けにくるな!?」

「うな事言っている場合か!?どんな事をしても倒すぞ!?地獄スプレー〜〜」

バロンのツッコミに反応しつつレオソルジャー達をスプレー攻撃でドロドロに溶かし片付けるモンスター。

レオイマジン「余所見とは随分余裕そうだな。おらっ!?」

バロン「ぐっ!?」

両肩、正面はマンゴーアームズのブロック状のメタルアーマーで防げるも、その動きは重く反撃するより防御する事が徐々に多くなって行く。負けじとマンゴーパニッシャーを垂直に振り下ろすも、片腕で防がれて逆に反撃の一撃を貰う。

バロン「がはっ!?」

レオイマジン「動きが悪いな!?どうしたどうした!?」

イマジンの持つ鉄球付きロッドがバロン マンゴーアームズの装甲の覆われていない横腹を執拗に叩き込まれ体勢を崩すバロン。

バロン「ぐっ!!」

(ちっ!?先の連戦でのダメージが!?)

今回の騒動で仮面ライダーナイトや仮面ライダーカリバー……そしてモンスターのギョストマやハートロイミュードの激闘でダメージが蓄積して片膝を付く。傷の完治もロクにしていない満身創痍の状態で己の意地のみで、レオイマジンに食らい付くバロン。

 

バロン「……まだ!?……まだ!?……まだ!!!?」

(俺は結局……葛葉 紘太のようには……なれないのか……)

あんなムカつく程のお人好しでも過酷な厳しい現実を知って尚……塞ぎ込んでも必ず戻って来て前に進んだ。自分の望んだ結末の為に……自分の信じる未来と希望の為に……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レオイマジンの鉄球付きロッドがバロンの頭部に容赦無く直撃しバロンの仮面が砕けて破片が飛ぶ。

バロン「弱い奴は嫌いだ……」

バロン(そしてソレ以上に弱い自分が嫌いだ……)

注意力が疎かになって追撃を貰い何度も地面を転がる。自分に影が覆う。痛みで意識を保つのがやっとだ。

 

 

「ショッカーライダーキック!!」

風に紛れて聞こえる声と共にレオイマジンが吹き飛ばされる。

「……らしくないな。グダグダしているとやっぱり俺がコイツを倒すぞ。」

バロン「お前……」

「立てよ。まだステージは終わっていないぞ。せっかくのステージのセンターを踊っているんなら最後まで心のままに衝動のままに踊れよ。」

ショッカーライダーの姿が全く別の……忘れられないアーマードライダーに近い姿に"アナザーライダー鎧武"の姿に変わる。

「………バックダンサーを甘んじるよりお前はセンターに立っていた方が喜ぶ奴もいるんだ。立てよ。バロン!?」

 

バロンはその後ろ姿を見た時、ボロボロの身体に不思議と力が入る。

レオイマジンが立ち上がり鉄球付きロッドを俺達に向ける。

「……一撃で決めろ。……意味は分かっているよな。」

バロン「っ!?」

レオイマジン「させるか!?レオソルジャー!!」

再び何処から出現したレオソルジャー達はバロンに迫りレオイマジンはバロンとモンスターを分断させてモンスターに向かって鉄球ロッドを振り回して迫る。

〔推奨曲 仮面ライダー鎧武 JUST LIVE MORE〕

「あっ戒斗っ!?たくもう〜〜蜜柑が食べたい~~!?」

アナザーライダー鎧武の姿をしたモンスターはそう馬鹿みたいに高らかに叫び此方に迫るレオイマジンに向かって走り出す。

 

一方、レジェンドライダー達もイマジン達を追い詰める。

電王、ゼロノス「「此方もそろそろ決めるぞ!?」」

【フルチャージ】

電王「俺の必殺技……パート2!?」

デンライナーのパスをベルト中央にセタッチしてソードモードの赤い剣の剣先を分離させ

 

ゼロノス ベガフォーム「行くぞ!?」

ゼロガッシャー サーベルモードの必殺技「スプレンデッドエンド」を斬撃をスコーピオンイマジンとモレクイマジンに向かって同時に放ちイマジン達を切り裂くと同時に爆発させる。

電王「決まったな!?」

リュウタロス(なら次は僕の番だね!?)

電王「おいっリュウタ!?勝手に!?」

赤いモモタロスのオーラが追い出されて紫のリュウタロスのオーラが入り込む。

【ガンフォーム】

 

 

 

 

レオイマジン「どうした!?そんな物か!?」

無数の火花が舞い散りアナザーライダー鎧武が追い詰められる。

「言ってろ!?」

(地下駐車場に警戒区域と二度も戦って今更何だが………コイツ……普通に………タフ過ぎる。)

武器のトゲ付き鉄球ロッドも勿論脅威なんだが、無手から繰り出される一撃一撃が速いし重い。流石電王テレビシリーズの強敵イマジンに数えられたイマジンだ。

「おらっ!!?」

アナザー鎧武の大橙丸そっくりな大剣を荒々しく振り回しレオイマジンに応戦するモンスター。その大剣を振った直後、無防備になりレオイマジンの右腕の鉤爪で振り上げられて鉄球ロッドを叩き込まれる。

「やるじゃない〜〜」

軽口を叩くも少し良い一撃を貰い苦しむモンスター。そのモンスターの背後から幾つもの光弾が飛来してレオイマジンを襲う。

【ナスカ】

「超高速っ!?」

直ぐにモンスターは青いナスカ・ドーパントに姿を変えてレオイマジンから離れて飛来した光弾の方法に視線を向ける。

電王ガンフォーム「やっぱりアイツ固いよ〜後お前は嫌いだ。」

ゼロノス アルタイルフォーム「知ってるよ!?って兎に角、あの二人を助けに行くぞ。」

デンガッシャー ガンモードとゼロガッシャー ボウガンモードを持った二人が立っていた。その場所に超高速で近付くモンスター。

「ありがとう。ありがとう。そしてありがとう。」

ゼロノス「うわっ!?急に姿変えるな!?ビックリするだろう!?」

「今更じゃないか?まぁ良い。敵は大将一人だ。討ち取れ!?」

電王ガンフォーム「おおぅ!?」

ゼロノス「ノリ良いなお前ら!?」

「私が超高速で翻弄しダメージを蓄積させる。超高速!!」

ゼロノス「キャラ変してないか!?」

ナスカドーパントの超高速でレオイマジンの全身に次々と斬り掛かるもナスカブレードの切れ味を持っても倒せない。逆に右腕の爪に挟まれロッドの一撃を再び貰うモンスター。

【フルチャージ】

その間、電王ガンフォームはフリーエネルギーを使ったフルチャージをデンガッシャーガンモードに込めて放つ「ワイルドショット」に気付いて超高速でレオイマジンの背後に回り込み羽交い締めにしてワイルドショットから逃さないようにする。

「私に構わず撃つんだ!?電王!?この世界の未来を守れ!?」

ゼロノス(何かアイツ勝手に盛り上がってないか?)

必死にレオイマジンを羽交い締めにするナスカ・ドーパントを見て思うゼロノス。そして電王本人は……

電王ガンフォーム「答えは聞いてない!!」

「えっ!?」

無邪気な子どもの声と共に躊躇無しに必殺技の引き金を引く電王ガンフォーム。ナスカドーパントごとレオイマジンに向けてワイルドショットが放たれ爆発炎上するもレオイマジンは耐えきる。

そして逆にナスカドーパントは必殺技の余波に吹き飛ばされて気絶していた。

電王ガンフォーム「つまんない〜〜」

キンタロス(よっしゃ。なら交代やな!?)

リュウタロスは離れてキンタロスが憑依して走りながら黄色いボタンを押しライダーパスをセタッチする。

【アックスフォーム】

リュウタロスからキンタロスのオーラをフリーエネルギーに変換しソードフォームの背中にあるグラデュアリーブレストが胸に装着され両太腿のデンキュイスが紫色から黄色に変色し黄色い斧状のマサカリーダーが特徴のアックスフォーム専用マスク通称電仮面が装着される。

電王アックスフォームは全身を使った体当たりからの四股をしっかりした張り手でレオイマジンの身体から火花と共にそのまま突き飛ばす。

首を軽く鳴らして大量の懐紙が何処からともなく舞い散る。

電王アックスフォーム「……俺の強さにお前が泣いた……涙はこれで拭いとけ。」

「…………ありがとう。存外な扱いをされる私にハンカチをくれるなんて……これ懐紙じゃん。」

ゼロノス(何時も思うが……変身すると何処からあの懐紙が落ちてくるんだ?)

 

電王アックスフォーム「立てるか甲斐の字。」

此方に近付き片手で手を差し伸べながら突き飛ばされたレオイマジンを見ずにガンモードのデンガッシャーで次々と命中させる様子に仮面ライダードライブタイプテクニックを思い出したモンスター。

「すいません。モンの字でお願いします。」差し伸べられた手を握り締めて立ち上がりナスカドーパントからデルザー軍団の岩石男爵に姿を変えるモンスター。

電王アックスフォーム「わかったモンの字。」

ガンモードからアックスモードにデンガッシャーを変えた電王と共にレオイマジンに接近戦をする岩石男爵。

「俺の岩石棍棒を受けてみろ!?」

持った岩石棍棒を片手にレオイマジンに接近して棍棒を執拗に振るう男爵。

レオイマジン「そんな物に俺に効くか!?」

長物を振るい応戦するレオイマジンに体当たりや頭突きをしながらモンスターは叫ぶ。

「イマジン如きが改造魔人を舐めるなぁ!?」

【劣勢にこそ怪人は笑う。】

更にその合間に電王アックスフォームもアックスモードのデンガッシャーを振るう。

モンスターと電王は交互に攻撃を振るいレオイマジンを追い詰めるも、百獣の王の名に恥じぬ強さを見せる。アックスフォームの突っ張りを再び耐え踏ん張り逆にトゲ付き鉄球ロッドを振るう始末だ。

「ぐっ!?石隠れ!?」

小河内ダムから遥か離れた所から次々と瓦礫や小石が岩石男爵の全身を覆い尽くし岩石と姿を変える。

「電王。力自慢なら俺をライオンに向けて放て!?」

電王アックスフォーム「わかったで!?」

デンオウベルトにライダーパスをかざして

【フルチャージ】

(えっ!?何でフルチャージしているのよ!?)

【フルチャージ。フルチャージ。フルチャージ。フルチャージ。】

(ちょっと!?映画版電王ソードフォームみたいなフルチャージ連発音が聞こえて怖いんだけど。)

何故かエネルギーをチャージした電王はアックスモードのデンガッシャーをブーメランのように投擲してレオイマジンはロッドを振るい弾き返し、大岩と化した岩石男爵を頭上よりも遥か高く持ち上げる一気に放り投げ相撲のポーズと共に力を溜めて高く跳躍すると共に大岩と化した岩石男爵をキャッチしてレオイマジンに向けて落下の勢いをつけて大岩を振り下ろす。大岩にキンタロスの黄色エネルギーが纏わせて叩きつける。

「「スーパー ダイナミック 岩石 落とし!!!!!!」」

交互に岩石男爵と電王アックスフォームの顔が点滅するように入れ替わる演出でレオイマジンを押し潰す。

だが岩の塊を砕き姿を見せるレオイマジン。ギリギリの所でクライシス怪人怪魔妖族岩魔に姿を変えてバラバラになった身体から再生するモンスター。

「ダイナミックチョップより明らかに威力ある一撃だったのに……まだ元気だよ。」

電王アックスフォーム「しつこい獅子や。」

モモタロス(おいっ!?クマ公。俺様に変われ!?)

電王アックスフォーム「断るでモモの字!!こうなったらとことんやるさかい!?」相撲のポーズを取りレオイマジンに再び挑むつもりでいる。

ウラタロス(先輩。キンちゃん、気持ちは分かるけど此処は彼に任せよう。)

ウラタロスの一言でキンタロス達は気付く。

バロン「………ケリをつけるぞ。」

【レモンエナジー!】

【ロック・オン!】

聞こえてきた音声と共にゼロノス達は振り返る。

【ソーダ!】

無数に地に倒れるレオソルジャー達を他所にゆっくりと此方に歩く一人の騎士のアーマードライダーの頭上にクラックが開きレモンエナジーアームズの鎧が召喚され騎士の上半身に身に纏う。

【レモンエナジーアームズ!ファイトパワー!ファイトパワー!ファイファイファイファイファイファイファファファファファファファファイッ!!】

レオイマジン「ふん!?過去に縛られた哀れな者が何しに現れた?」

バロン「……貴様の言う通り……俺はずっと、過去に縛られて今日を生きていた。未来の事など考えた事も無かった……しかし、この過去の改変は俺がさせない。」

右手に弓型武器ソニックアローが出現し力の限り握り締める。

バロン「俺は……俺達はこの呪われた過去をずっと引き摺りながら生きて行く。……この失った過去があるから得た物もある。この過去があるから現在(いま)があり未来が生まれるんだ。」

バロン「俺はコレから先も戦い続ければ"全てを失った俺"を作り続けるだろう……だがその"俺"が未来で俺が手に入れられなかった物を手に入れる自由と平和と未来は誰だろうと奪わせない!!」

バロン「俺は……俺は……有限会社駆紋工業所の社長の息子 駆紋戒斗で、ダンスチームのチームバロンのリーダーで、アーマードライダーバロンで、オーバーロードとなったロード・バロンで、そしてっ!!界境防衛機関ボーダーのA級部隊の隊長……加門一騎………仮面ライダーだぁ!!?」

レオイマジン「ほざくなぁ!!?」

レオイマジンは鉄球ロッドを使い薙ぎ払い攻撃で電王やモンスター達を蹴散らしバロンに向かって走り出す。

そしてバロンも走りながら自身の持つソニックアローの中心のスロット部分エナジードライブベイにレモンエナジーをセットし、レオイマジンに狙いを定めて弓を力の限り引く。

 

【ロック・オン レモンエナジー!!】

バロン「…………。」

トゲ付き鉄球ロッドがバロンレモンエナジーアームズに直撃する直前、矢を射抜くのだった。

レオイマジンの胸から背中を光の矢が貫き

バロン「ライオン。……貴様の未来の時間は……もう止まった……」

レオイマジン「っ!!?」

レオイマジンの身体が爆炎を上げその紅蓮の炎にその身を包まれるバロン。

「戒斗っ!?」

炎の中で消えたバロンを心配するアナザー鎧武の姿をしたモンスターの肩を電王アックスフォームが優しく置き。

電王アックスフォーム「見てみ。モンの字。」

電王の声と共に視線を前に向ける。

バロン「モンスター!!俺の名は加門一騎だ。二度と駆紋戒斗と名前を間違えるな!?」

 

 

「……あぁ。」

そして再びオーロラカーテンがライダー達を通り過ぎ三門市に帰ってくる一同。

ゼロノス「取り敢えず、イマジン達の野望は阻止出来たな。」

電王アックスフォーム「……なら帰るで。」

レモンエナジーアームズを身に纏ったバロンは自分の家族と過去の自分のいる方向に視線を向けていた物の……やがて決別するようにレモンエナジーアームズのマントを翻しデンライナーの方に振り返り

バロン(……さらばだ。心優しき強さを持つ者に敗れた男。駆紋戒斗よ。)

ゆっくりとデンライナーの方向に足を進めた。

バロン(……あの日の地獄を必死に足掻き生き抜いたお前がいたから今…俺は…此処にいる……)

バロンから変身解除してデンライナーの出入り口に足を止め再び自分の両親がいる方向に視線を向けて…

加門「さよなら……父さん。母さん。」

加門は時を走る電車に乗り込むのであった……

 

 

 

エピローグ

藤丸「何処行っていたんだよ!?戻ってこないから此方は凄く心配していたんだぞ!?」

「無事の公衆トイレを探すのに手間取っていたんだ。大規模侵攻の日だから近界民があちこち暴れまわるし、過去の知り合いに会わないようにしないといけないし、紙は無かったし此方も大変だったんだよ。」

【ゼロライナーに戻ってきたら案の定、弓場さんと藤丸さんにこっぴどく叱られました。まぁ普通に考えたら当然なんですが……】

桜井「此方の用事も無事に終わった。元の時間に戻るぞ。」

「宜しくお願いします。」

(オーロラカーテン。あれに関係している仮面ライダーはそう多くない。)

ゼロライナーが走り出し座席に座りながら外の景色を窓から見える過去の三門市を見ながら突然、発生したオーロラカーテンについて考えていると、

「っ!?」

弓場「どうした?」

「……いえ」

 

仮面ライダーディケイド「……。」

窓の向こう側にマゼンダ色のバーコードライダーの姿が一瞬見えるも次の瞬間、時の砂漠の超空間にゼロライナーが走ってしまい

確認する事は出来なかった。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

元のSUMOU会場に戻ると、再びに弓場さんにモモタロス。藤丸さんにキンタロスが許可なく憑依して会場に戻っていった。

そして……熾烈なKIのSUMOU合戦の末、大会優勝したのは………

藤丸「マジか!?」

途中、デンライナーのコハナによってに連れ帰られたキンタロスが抜けた素の藤丸ののであった。

そしてその唖然とした表情で優勝してしまった藤丸さんを他所に俺は本当の尿意を感じて近くの公衆トイレに寄ると何故か行方不明になっていたボーダーの攻撃手の太刀川さん。風間さん。生駒さん。影浦の紙の無い呻き声を聞いて仕方なく近くの薬局でトイレットペーパーを購入しボーダーの攻撃手達に渡して……

 

 

 

B級グルメ大会会場にて

「焼き芋って……まだ食べる季節には早過ぎない。」

藤丸「良いだろ。何か……今日は自分でも良く分からない事の連続で軽く混乱しているんだ。……この着流しも戻らないしよ。」

黒い縦じまの入った黄色い着流しをヒラヒラさせながらののは言い。

「そこっ、人の近くで着流しをヒラヒラさせないで!?」

ののの行動を注意しつつ二人で出店で購入した石焼き芋を頬張りながら今日の出来事を思い出す。

「優勝おめでとう。」

藤丸「ん。ありがとう。」

藤丸の横にSUMOU大会主催者のカネ太郎が手作り優勝トロフィーが置かれていた。

「焼き芋美味しいね。」

藤丸「屁はするなよ。」

幸せそうに焼き芋を食べるののを見ながら隼人は焼き芋を頬張るのだった。

藤丸「所で……あのタイムマシンにいた連中は何処に向かったんだ?」

「さぁ……でも行き先は過去か未来……彼らが求める時間に彼らはいるんだろ。」

藤丸「…見た目に似合わず良い奴らだったな。」

「そうだな…」

元の時間に到着するまで何だかんだデネブと弓場隊は仲良くなっていた。

「お疲れ様。」

藤丸「お前も……お疲れ様。」

 

その頃、出店が立ち並ぶ所に名作達はいた

カネ太郎「チキショー!!全く知らない奴が優勝した!?悔しい〜〜」

ボルト「この世界にはまだまだ隠れた強豪がいるって事まんねん!!」

名作「仲良く焼きそばでヤケ食いしながら喋るな!?」

ノキオ「おっ、マスコットのカステラが売ってるぜ。食べよう食べよう!?」

名作「ロボなのに?」

カネ太郎「こうなったら!?次なるSUMOU大会の準備をするしかない!?暗黒面に堕ちたRIKISI達を引き連れて覆面SUMOU大会を開催してやるぞ!!?」

名作「更に混乱するような大会を準備すな!?ボルトも何か言ってよ!?」

ボルト「タイキックの人は絶対参加でお願いしますまんねん!?」

名作「やる気満々だ!?」

スウィーツ「すいません。この射的にある景品。端から端までこれで足りますか?」チラっと札束を見せる桃の被り物をしたスウィーツ。

名作「お金持ちパワーで景品台ごと購入すな!?射的で景品とって!?」

射的屋の店長「駄目だよ僕。これらの景品はそのコルク銃で取らないと。射的屋としては…射的で普段手に届かない物をゲットする達成感を小さなお小遣いでゲットする喜びを知ってもらいたいね。」

ノキオ「顔は強面で893っぽい顔してるけど普通に人の良い射的屋さんだ。」

名作「確かに良い人だ!?」

スウィーツ「この出店のコルク銃もまとめて買います。」更に増える札束をチラっと見せるスウィーツ。

射的屋の店長「毎度あり!?今日はもう店じまいだな。」

名作「財力に屈した!?」

カネ太郎「己、お金持ちめ!?」

名作「あれ?そういえば、むすびは?」

ボルト「むすびなら、大会が終わった後で出店を軽く見て回ると言って…」

 

むすび「ウオオオオオオオオオオォォォッ!!」声の限りの叫びと共に全力疾走するむすび。

雨取「おむすびさん〜〜出店におむすびが売っていないから身体に巻いたおむすびを頂戴〜〜〜」その全力疾走するむすびに追い付く中学生。

むすび「ヘルプミー〜〜〜〜」

 

ノキオ「あんな所で小さな子どもと戯れてかけっこなんてしてるぜ。流石は兄弟が多い団栗林家の長男様だぜ。」

名作「あっ本当だ!?」

むすび「覚えてろよ〜〜〜〜〜」

雨取「おむすびさん〜〜待ってよ〜〜〜〜」エヴァンゲリオンの顔芸をする雨取千佳に追い回されるむすびの明日は一体どっちだ。

 

加門「……。」

そのB級グルメ大会の出入り口から甲斐馬 隼人と藤丸ののを見ていた加門一騎は一人会場を後にする。新たな力ゲネシスドライバーを持って帰ろうとするその途中……帯島閣下と遭遇し、閣下を成仏させる為に加門一騎が奮闘した事を甲斐馬隼人は知らない…

 

 

 




藤丸ののはその後、キンタロスに憑依された際に着用していた着流しと番傘を私服と私物として持ち帰るのであった。
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