ワールドトリガーの世界に転生してその特典に仮面ライダーシリーズの怪人になる能力を持って後悔する話。   作:怪物怪人怪獣さん

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明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。さて………今年初めての話がこんな内容ですいません。


第35話神様。どうやら、俺の知らない間に藤丸さんが風邪を引いたようです。

デザストが住む寺の中の和室にて

「仲間を集めましょう!?」

声を大きくして昔懐かしき時代を感じさせるちゃぶ台の反対側に座る人間に提案を出す。

加門「断る。大事な話と聞いて此処に連れてこられて何かと思ったらそんな事か?」

「転生特典がどれだけ凄くても個人の力には限界がある。それは戦極ドライバーを手に入れてロックシードを集めながら戦闘経験を積み重ねたのに関わらず赤いオーバーロードに敗北した貴方なら分かる筈です。」

一騎は隼人に言われて赤いオーバーロードことデェムシュの事を思い出し苦い表情を見せる。確かに当時の自分は初戦故に相手の情報が不足して負けたのは否めない。

加門「……個人の限界については俺も認める。だがどういう目的で仲間を集めるつもりだ?」

仮にもダンスチームのリーダーをしていた加門一騎は、隼人の提案がどういうのか具体的に聞いてみる。曖昧で大雑把な他力本願ならキッパリと断るつもりだ。

「あの強力なアーマードライダー斬月や仮面ライダースカルといった強敵達と対峙するのを目的として仲間を集めたいんです。」

加門「………それはまた目標のハードルが随分と高いな…」

ヘタな転生者の集まりの同好会では無い……

「俺と一騎だけじゃ奴らには勝てない。ゲルショッカーを壊滅させたダブルライダー達が異常なんだよ。」

加門「知らないお前の知識を言っても俺には分からん。分かるように言え。」

「俺だけの力じゃ三門市の人達を守りきれない……」

加門「……。」

「悔しいけど、それは事実だ。加門は知らないかも知れないけど……ライダー達の力の中には世界を滅亡させる力を持つ怪人達に上回る力があるライダー達がいる。無から奇跡の指輪を作ったり、理想の世界すら創造させたり……その力を悪用されたら、幾ら俺でも勝てない。」

加門「弱気だな……」

「強気で大切な人達を守れるなら、幾らでも自信あるフリをするよ!!」

加門「俺に声を掛けたって事は転生者達を狩ってきたお前も自分に協力してくれる仲間の宛はどうせ無いんだろ……」

痛い所を突かれて図星の表情をする隼人。

「いやありますよ。転生者かどうかは知りませんけど……」

加門「転生者かどうか知らない?」

怪訝な表情を隼人に向けながらちゃぶ台の上にあるお茶を飲む一騎。

「親愛なる保安官…コセイダー・ウェブスリンガーです。」

加門「却下だ。あんな良く分からない正体不明な赤いマスクの保安官を仲間にするのか?」本人がいないからって言いたい事を言う一騎。

「でも彼は三門市の市民を犯罪者から守っているし、何なら他のライダー達を撃退した功績は勿論、手練れである仮面ライダースカルをイクサと共に撃退した実績もある。仲間にするには基準は満たしているよ。」

「仮面武闘会じゃないんだ。真面目に目的を達成するつもりがあるならしっかりと人を見て選べ」

「俺達も相手もある意味仮面武闘会な奴らだけどさ……」

デザスト「お前ら、今日の修行が終わったんだから帰って自分の家で議論しろ。俺が住む寺をたまり場に使うな。」

これまで黙っていたデザストがアンコ入りの饅頭と煎餅を持ってきながら会話に参加する。

「たまり場ではありません。拠点です。」

デザスト「修行する許可は出したが拠点にして良い許可は俺出していないぞ。」ゲンナリした表情を赤い手作りデザスト仮面越しに言うデザスト。

加門「安心しろ。俺もこんな寺なんかを拠点にするつもりはない。」

デザスト「叩きのめすぞ。この野郎共。」

「心配しないでください。師匠。寺が拠点のライダーは仮面ライダーゴーストであります。何も問題ありません。」

「寺の主の許可を貰っていない時点で問題しかねえよ。お茶と饅頭食べたらお前らもう帰れよ。」

加門「おい、お茶が無くなったぞ。」

デザスト「テメェが注げよ。バナナ。」

一騎はデザストに渡されたヤカンのお茶を湯飲みに一人注いでいた。

一騎はお茶を注ぎながら真面目な顔をするが……紅茶を注ぐように高くヤカンを持って注ぐ為に無駄にカッコいい。

加門「……転生者だと目星がついたボーダーの人間なら何人か心当たりがある。」

「本当か一騎!?」

加門「ただ貴様の目的に協力してくれるとは俺は思わない。そしてお勧めもしない。」

デザスト「エラく釘を刺すな。どんな奴なんだ?」

加門「主体性が希薄、頼れる相手に依存する人間で、地位の維持に固執する癖がある。一部の人間には扱い易く……利用され安い。」

「うん?」

その転生者を思い出すように言う一騎。

デザスト「聞いてて何だけど……居て邪魔になるような奴だな。お前が自分の部隊にスカウトしない時点で何かあると思ったが……」

加門「実力以上に自分を認められたい為に敵の能力を知らずにやられる事が多い……あんなでも近界民を打倒する派閥の一員。相手のトリガーの能力を知る為の囮に良く利用されている。」

「ううん?」

(主体性が希薄、頼れる相手に依存……地位の維持に固執する癖がある?)

加門(それに……普通の人間なら断るような黒い指令にも忠実と言うヤバい面もある。)

デザスト「そいつも俺らと同じなら仮面ライダーに変身するのか?」

加門「あぁ。昆虫の蜂を模したライダーに変身しているがたまに蜂のメカに見捨てられて飛蝗のライダーにも変身しているぞ。」

「それ影山だ!!」目をギョっとさせながらツッコミをする隼人。

仮面ライダーカブトの世界からワールドトリガーの世界に転生しても影山瞬は影山瞬だった……

ふと時計を見ると

「あっ、そろそろ俺バイトの時間だ!?」

加門「またピザのバイトか?」

「うんうん。20キロの重りを背負いながらヘラクレスオオムカデのお世話をするバイトさ。」

デザスト「そんなバイトしているのか!?」

加門「ヘラクレスオオムカデの世話をするのに、20キロの重り何にいるんだよ。」

「時給1000円✕8時間=日給8000円で60日続けているよ。」

デザスト「思ったより凄いバイトしているな。」

「じゃあ、そう言う事で……」

隼人は加門達に別れて部屋から去る。

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数日後 藤丸の自宅にて

帯島「藤丸先輩。大丈夫ですか?」

藤丸「うん、ありがとうな……ユカリ。」

ベットに横になり安静にしている藤丸。たちの悪い風邪を引いて

しまい、弓場が藤丸を心配して念の為に帯島に付き添わせたのだ。

藤丸「…ユカリがくれた風邪薬を飲んだし、明日には良くなるだろう。」何時も姉御らしさは鳴りを潜めてややしおらしくなっているも持ち前の笑顔でユカリを安心させる。

帯島「あー。さっきの風邪薬だったんですか?」

藤丸「えっ?何で知らないの?アレ何処で手に入れた奴?」

帯島の返事に不安を覚えてしまった藤丸は薬の出処を聞く。

帯島「ボーダー中の女性を口説いた愛賀さんがくれた薬ッス。」

愛賀『それは大変だ。』

藤丸「何か凄く怪しいな……あのナンパ野郎がくれた薬か…」

帯島「心配いりません。相手のトリオン体やトリガーの耐久性や攻撃力を弱体化させる毒薬と劇薬を良く作っている加門隊長の友人ですから信頼出来ます。」

藤丸「ヤバい奴じゃん!?あ~〜もう飲んじゃったよ。」

帯島「大丈夫です。自分の免疫力を信じましょう。」

藤丸「私の身体に劇薬や毒薬の耐性は無いわ!?何か心配になって来たな……ユカリ。私の財布からお金渡すから今直ぐ薬局行って市販の風邪薬買ってきてくれ。」

帯島「分かりました。」

風の如く移動する帯島の姿を見て藤丸ののはベットで横になり一眠りする。

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??の体内

弓場「よーし。着いたぞ!?野郎共!?」

オペレーターの藤丸が一眠りしている間、弓場隊の男達はある場所に到着していた。

剣持「あの此処は何処です?」

弓場「此処か?此処はな……藤丸ののの身体の中だ!?」

剣持「どういう事?」

外岡「【ミクロの決死圏】みたいな展開ですね。」

神田「あの小さくなって人の身体の中に入る映画ですか!?」

弓場「そうだ!?何かこういう小さくなって人の身体に入って内側から病気を治したりする……」意気揚々に説明していたのにドンドンと声が小さくなる弓場。

剣持「ドンドン隊長の声が小さくなっています。」

神田「病気を治す為とはいえ、自分の部隊のオペレーターの体内に入ってしまった罪悪感が今になって出ているんだ。そっとしてやれ。ののの奴にバレたら俺達オペレートナビして貰えなくなるぞ。」

剣持「そうなんですか?」

香取達と遊ぶ予定があったのに事情も良く分からずに連れてかれた剣持夢想は聞く。

弓場「多分……」

外岡「俺も随分も昔に見た映画だから細かい情報が分からないな。終わったらTSUTAYAで借りて観よう。」

弓場「まぁ、そんな訳で……俺達はあの加門の知り合いの愛賀の知り合いの謎の博士が発明したミクロ薬で小さくなって風邪をひいたののを救う為に、身体の中にやってきたんだ……分かったか?」

剣持「成る程……」

外岡「良く分かった。」

神田「あぁ。」

剣持、外岡、神田「最悪な状況と言う事が!?」

剣持「家に帰せ!?」

??「おう。おまえらいらっしゃい!?」

活きのいい声が聞こえてきて弓場達は視線をその声に向けると、

弓場「わっ、ビックリした!?」

目の前に自分達の知っている藤丸ののそっくりの真っ白い肌色の人がいた。

??「お客様は4名様ですか?食べ物はアッチに行って消化されて下さいね。」

剣持「僕たちは食べ物じゃないよ。」

??「えぇ~〜!?」夢想の返事に驚愕な表情をする藤丸ののそっくりな真っ白い人。何がとは言わないが藤丸先輩と同じ特徴が其処にはあった。白髪ショートで白い肌色だが姉御らしさがあって強そうである。

外岡「滅茶苦茶ビックリしているな。」

藤丸ののにそっくりな人は弓場達を疑問の視線で見て……

??「じゃあ………………飲み物なのか?」

神田「違う。」

剣持「貴方は誰ですか?」

単刀直入に夢想は藤丸そっくりさんに尋ねる。

弓場「風邪のウィルスっぽい見た目だな……」

??「私は藤丸ののの白血球って奴でな…身体になくてはならない……」

弓場「剣持!?ウィルスだ!?倒せ!?」

剣持「しゃあーー!!」

藤丸ののの白血球「人の話を最後まで聞け!?」

と言いつつも無駄の無い玄人の構えをして迫る弓場隊を迎撃する藤丸ののの白血球。

風邪薬を購入して戻ってきた市販の風邪薬を飲ましたのに顔色と共に具合が悪くなる藤丸のの……

藤丸(何か余計しんどくなってきた……)

帯島「のの先輩。大丈夫ですか?」

藤丸「大丈夫かって言われたらちょっと自信無いかも……」

帯島「頭が痛いとか……喉とか痛くありませんか?身体の中で隊長達が暴れ回っている感じがするとか……」

藤丸「何!?最後の何!?何か怖いんだけど!?」

余りジョークを言わない帯島から変な言葉が飛び出て驚く藤丸。

帯島「えっ?何が何がッス?」

藤丸「何か私に隠してないか?」

帯島「スッスッスッスッスッスッスッスッ……まさか……」

藤丸「何だその笑い方!?何時も普通の笑い方するだろ!?」

帯島「スッスッスッスッスッスッスッスッ!!」

藤丸「何か隠しているだろう!?」

帯島「スッスッスッスッスッスッスッスッスッスッスッスッスッスッスッスッスッスッスッスッ!!!」

謎に変な笑いを続ける帯島に不安と怖さを覚える藤丸。だが普段と違い体調が悪い為か元気はない。

藤丸「おいっ!?」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

藤丸の体内にて

弓場「何だ……お前はウィルスではなかったのか?」

傷だらけでボロボロに倒れている弓場隊面々と藤丸ののの白血球。お互い痛みワケである。

藤丸ののの白血球「何度も説明しただろ!?そういうお前達は何者なんだ?」

外岡「俺達は風邪のウィルスを倒す為に自分を小さくして藤丸先輩の体内に入ったんだ。」

藤丸ののの白血球「そう言う事だったのか……確かにののの身体は風邪のウィルスに好き勝手されてピンチなんだ。」

剣持「でも身体の中に風邪と戦う奴とか居ないんですか?」

藤丸ののの白血球「居るぜ。私だ。私がそのウィルスと戦う白血球だ。」威風堂々に名乗り上げる藤丸ののの白血球。

【………………………………………………………………】

弓場隊「「全然戦って無いじゃないか!?」」

藤丸ののの白血球「一度戦ったんだが勝てなくてな。今私、休憩中なんだよ。」

神田「なんて駄目な奴だ!?」

弓場「根性を叩き直してやる!?いけ剣持!?」

剣持「しゃあーー」

藤丸ののの白血球「上等だ!?私が駄目な奴かどうかテメェの生命を掛けて証明してやるぜ!?」やる気満々な藤丸ののの白血球。

 

 

帯島「のの先輩〜〜死なないで下さい〜〜」

藤丸「これ……絶対に……風邪じゃ……ない……」

更に顔色を悪く白目になる藤丸。

 

 

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藤丸の体内

藤丸ののの白血球「あっ、コイツらボコっていたら次いでにウィルスっぽいのをボコボコにしてしまった。」

ののの白血球に完全敗北した弓場隊の面々。

剣持「ウィルス倒した後でも僕らに攻撃しましたよこの藤丸白血球!?」

神田「俺達までボコボコにする必要あったか!?」

藤丸ののの白血球「ウィルスよりボコボコになってるな。鍛え方が足りないぜ全く……」

弓場「やるじゃないか……」

外岡「目的も果たしたし、言われなくても帰るよ。」

弓場「よし外の世界に帰ろう。」

弓場隊「おおーー。」

外岡「どうやって帰るんだ?」

弓場「……全く考えてなかったぜ…」真面目な表情で申し訳なく答える弓場。

弓場隊「おい!?」

突然で周囲が激しく揺れ始める。

外岡「おっ!?何だ何だ!?」慌てる外岡。

「ちょっと待って下さい。何かここ揺れてないですか?」

藤丸ののの白血球「あっ、これはくしゃみだ!?チャンスだ!?お前ら!?これを利用して外に出ていけ!?」

神田「そんな事出来るのか!?」

藤丸ののの白血球「出来る事をやらずにチャンスを逃すなんて格好悪い漢がする事だ!?お前ら仲間の為にこんな所に来たんだろ!?来るぞテメェら!?」

弓場「お前が俺達ごとウィルス倒したせいで来た意味無かったけどな!?俺達ただお前にボコボコにされただけだぜ!?」

藤丸ののの白血球「ほらっ!?」

振動が更に激しくなり……

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藤丸「ハクション!?………あぁ…今くしゃみしたら身体が楽になった気がするな………何時からお前ら居た!?」

くしゃみしたら、ユカリを除いた弓場隊の面々が自分の部屋にいた。全く気がつかなかった。

帯島「皆、お帰りッス。」

神田「いや、大変な冒険だったわ!?」

藤丸「冒険っ!?」

弓場「まぁ、無事に外に出て良かったな。」

外岡「二度とあんな所には行きたくないよ。なぁ、剣持。」

藤丸ののの白血球「本当だな……」

帯島と藤丸を除いた弓場隊「剣持〜〜!?」

弓場達の膝が崩れて慟哭の叫びを藤丸の部屋に木霊させる。

 

藤丸の体内にて

「「イヤッ!!」」

人知れず藤丸ののの体内にいた宇宙細菌ダリーと取っ組み合う剣持夢想が変身したレッドマン・ガンマン。ダリーの大顎を掴みながら鋭いチョップを叩き込み膝蹴りを叩きつけてダリーを転倒させレッドキックをダリーの無防備な腹に叩き込む。

 

 

その後……人知れずダリーを倒して超能力の瞬間移動して藤丸ののの体内から脱出した剣持夢想であった

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