ワールドトリガーの世界に転生してその特典に仮面ライダーシリーズの怪人になる能力を持って後悔する話。   作:怪物怪人怪獣さん

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久しぶりです。駄文です。モンスターもオフです。変身もしないDES!!おや?また新しい仮面ライダーが姿を見せたDES!!


第36話 神様。藤丸さんとバッティングセンターで遊びに行きました。

藤丸「隼人!?バッティングセンターに行くぞ!?」

大学の食堂で同じ大学生友達の藤丸さんが向かい合いながらそう声を掛けてきた。

「突然、何ですか?藪から棒に⋯⋯」

藤丸「藪から棒にって⋯⋯私達、前に一緒にデー⋯遊びに行った時に、バッティングセンター行かずにそのまま解散しただろう。」

「行きましょう。」

間髪入れずに答える隼人。

藤丸「おっ、やけに物分かりが良いじゃねぇか。」

「高校生の頃、バットは鉄パイプの次に愛用していて本来の使い方を一度も使った事は無いんです。やっぱり物はちゃんと正しい用途で使った方が物も喜ぶでしょ。」

藤丸「滅茶苦茶気になる事を言っているけど、一緒にバッティングセンター行ってくれるんだな。」

「一番はバール、2番はスパナ、3番は火掻き棒を使ってました!?」

堂々と答える隼人。反射的にツッコむのの!?

藤丸「お前の高校生活素直にみたいわ!?」

藤丸(もしかしなくても、コイツ⋯⋯弓場本人よりヤンキーだったのか?)

藤丸「聞いていいか?」

「どうぞ?」

藤丸「部活動とかに所属していたのか?」

「はい。」

藤丸「そうか⋯⋯出きれば、どんな部活に所属しているのか教えてくれないか?」

「興味あるんですか?」

藤丸「凄くあるな。」

隼人の質問に間髪入れずに答えるのの。

「ビラ配り部です。」

藤丸「??」

「ビラ配り部です。」

藤丸「??」

隼人の答えに必然的に隼人の目の前でジョジョの顔芸をするのの。

藤丸(落ち着け⋯藤丸のの⋯奴は何と言った⋯⋯ビラ⋯⋯配り⋯部。)

内心ジョジョのキャラのようなねっとりした言い方をするのの。

藤丸(いや、ビラ配り部って何だよ⋯⋯)

だが直ぐに葦原大介の絵柄に戻り⋯⋯更に某有名な少年ジャンプラブコメの美少女のキャラの顔芸になって

藤丸(そんな部活がこの世に存在するのか⋯⋯いや、先入観は無しにして考えろ。高々19年しか生きていない私如きが全国高校の全ての部活動を把握する方が烏滸がましいんだ。そもそも⋯⋯ビラ配り部ってどんな部活動をする部活だ?普通にビラを配るだけの部活なのか?分からない⋯⋯)

(何か⋯⋯今日の藤丸さんは、心なしか何時もより可愛い気がするな。)

藤丸(私は一体、何を考えているんだ⋯⋯そう。世の中は広いんだ⋯⋯テレビの珍百景に紹介されそうな部活が存在しても良いじゃないか。大事なのは、今だろ。)

何かを悟ったかのように菩薩や地蔵の顔芸をするのの。でも実際は⋯⋯スモールデフォルメされたマスコットキャラクターの姿になっていた。

(訂正⋯⋯物理的に俺より小ぢんまりしている。別の意味で愛嬌があって可愛いなぁ。)

物静かに黙っているなら、加古さんや月見さんに似た大人の女性の雰囲気が出てくる。でも口を開くと姉御肌の体育会系の藤丸さんが顔を出す。この人に抱く感情は、一緒にいて楽しいの一言に尽きる。

(俺何かが一緒に歩いて、良いのかな⋯⋯)

何だかんだ、一緒に飯を食べたり、遊びに行ったり、誰もいない海を一緒に静かに眺めたり巫山戯たり、焼き芋を食べたり色々と

行動しているな。

藤丸「何、生暖かい目で私を見ているだ?」

「お気になさらず⋯⋯」

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愛賀「空は綺麗。空気は美味しい。小鳥は飛び。花は咲く。」

病院の出入り口の前に立ち両手を伸ばして言う愛賀望。

加門「退院おめでとう。」

そして目の前に立つドアップ加門一騎。

愛賀「わぁーい。今俺の中で一番会いたくない奴トップ3が現れたよ!?」

人を目の前にして凄く失礼な事を言う愛賀望改めて紅音也。

加門「貴様に聞きたい事があるんだ。」

愛賀「俺は無いぞ。」

加門「俺は貴様にあるぞ。」

愛賀「悪いけど⋯⋯入院している間、高校の宿題が貯まっているんだ。俺は心底やりたくないけど自宅に帰ってやらないといけない。」そう言うと愛賀はルンルンと口ずさみながら、加門の横を通り過ぎようとしていた。しかし、

加門「ボーダー本部に貸した貴様のベルトとガジェットが行方不明になっている。」

加門の一言で愛賀は足を止める。

加門「メロンの奴とドクロの仮面ライダーを主犯の変な剣を持った奴らとボーダーが戦闘をしていた時、イクサがボーダー本部の反対側から戦いに参戦してきた。」

愛賀「俺が本部に侵入して盗難したと?」

加門「いいや。本部の人間が監視カメラで確認したが、貴様が侵入した形跡はまるで無く、まるで忽然とベルトは神隠しがあったように消えたらしい。」

愛賀「不思議だな⋯⋯」

加門「何故、貴様が変身出来ている?予備を持っているのから」

無駄に疑われるのは良くないと思い望は正直に言う。

愛賀「森で出会った爺さんに貰ったんだよ。」

加門「爺さん?」

愛賀「お前と始めてあった変な実が沢山なった森だよ。」

加門(あのヘルヘイムの森に人間だと⋯⋯)

愛賀の言葉に険しい顔をする加門。

愛賀「残念だけど、俺は嘘なんか言っていないよ。」

加門「その爺さんの名前は聞いたか?」

一騎は望に尋ねる。

愛賀「いいや、俺が女性でもないのに必要じゃない爺さんの名前なんか聞くか?」

だが望らしい返事を聞いて真相以上に謎が只増えただけになる。

加門「本当に名前は知らないのか?」

愛賀「詳しくは分からないが例のメロンの奴がボーダーに現れた日に、俺は偶然その爺さんに出会ったから、爺さん三門市に住んでいるんじゃないか?」

手掛かりになるさ微妙な情報を一騎に伝えて望は病院から去ろうとする。

加門「爺さんについてはもう良い。お前の今持っているベルトとガジェットを大人しくボーダーに返しておけ。」

愛賀「わかったよ。ほらな。」

アッサリと望は一騎にイクサのベルトとイクサナックルを手渡して⋯⋯

加門「前から思っていたが、お前にとってコレらは大事な物では無いのか?」

愛賀「大事な物だよ。俺がファンガイアと命懸けで戦ってきた思い出が詰まっている。」

加門(ファンガイア?何だソレは?)

突然、望の口から知らない単語が出てきて戸惑う一騎。

愛賀「でもそれ以上に大切な事や物とかもあるんだよ。真面目過ぎるお前にはまだ分からないかな?じゃあな。」

からかうように言う望に不満そうな顔をする一騎。望はそのまま去ろうとする。

加門「待て、此処からが本題だ!?」

愛賀「何だよ⋯⋯俺は、忙しいんだよ。」

見てて興味無さそうな顔をする望に一騎は真面目な顔で言う。

加門「お前⋯⋯ボーダーに興味は無いか?」

愛賀「へっ?」

加門を知る人達が聞けば驚くであろう発言を加門はしていた。

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バッティングセンター

藤丸「よし、やるぞ!?」

自分の先をトテトテと歩く現場猫のスモールデフォルメのマスコットキャラクターの状態で言うののに対して

(頭身戻ってないんですけど〜〜〜その状態でバッティングするつもりですか!?)

10㌢の厚底ブーツを履いた身長180㌢の甲斐馬隼人の心は叫んでいた。

(この状態の藤丸さんなら俺や玉狛支部の木崎レイジの肩に乗っても違和感ないよ。)

藤丸「バッティングで景品をゲットしてやるぜ!?」

そう自信満々にののは軟式のホームベースを入りバットを選びお金を投入して

「藤丸さんって野球した事あるんですか?」

彼女の好きな物が漫画だから意外だな〜と隼人は思う。

藤丸「ふっ⋯⋯勿論、」

スクリーンに写し出されたプロ野球の投手の投球フォームに合わせてピッチングマシンが稼働し軟式ボールが飛ぶ。

ののは力一杯バットを握り締めて一気に振るい⋯⋯ボールは掠りもせずにネットに当たる。

藤丸「バリバリの初心者だ!?」

漢らしくキリッと隼人にカミングアウトするのの。

「打てないのに何でバッティングセンターに誘った!!」

目を閉じて隼人の渾身の魂が込められたツッコミがののに向けて放たれる。

藤丸「心配するな。人は学び成長する生き物だ。」

「カッコいい事言っているようですけど、ちゃんと球を見てバットを振って下さい。」

藤丸「いや、でも思った以上に球が速い。」急にしおらしい反応をするのの。

「⋯⋯70kmの一番、優しい速度何ですが⋯⋯」

藤丸「お菓子を食べて漫画を読む私を舐めるなよ!?部隊での腕相撲では私が一番弱いんだぞ。」

「知りたくも無い情報をくれて有難う御座います。」

藤丸「更に部隊での腕相撲で一番強いのは爽やかなルックスと言動でチェスと馬が好きで人に変な渾名をつける奴だ。」

「何その面白い人。」

(ボーダーの王子隊長だな⋯⋯)

ののさんの少ない言動でキャラを特定してしまうのは、単に王子隊長の特徴が多いせいなのか?其れとも葦原神の詰め込み過ぎのせいなのか。

(いや、中学生の帯島閣下に負けるから本当に藤丸さん腕相撲弱いんだな⋯⋯)

遠い目をして邪な気持ちが一切無しにののを見て上げる隼人。

藤丸「うおりゃあ〜〜」

バトル漫画の凛々しい女傑のような掛け声を出すのの。しかしバットの振りは目に見えて初心者。見ていてなんか恥ずかしい。結局ピッチングマシンから射出された野球ボールを全部空振って黙々とホームベースを離れて⋯⋯

藤丸「何が悪かったんだ〜〜」

隼人の目の前でOTLのポーズをして落ち込むのの。

「シンプルに全部だよ。」

ジョジョの岸部露伴の顔芸で答える隼人。

藤丸「ちきしょー。人間め〜〜」

僕とロボコのロボコの顔芸で悔し泣きするののから視線を外してピッチングマシンを静かに見る隼人⋯⋯

(バッティングセンター⋯⋯飛来するボールの番号を言い与えて⋯⋯掴む。オンドゥル語⋯⋯橘さん。)

ピッチングマシンを見て仮面ライダーに必要な動体視力を鍛える訓練を思い出した隼人。

(確か⋯⋯本編だと150kmのピッチングマシンから予め数字を書いたボールを射出して凝視して数字を読み取る訓練だったよな。)

ふと⋯⋯見ていると150kmのホームベースもあるようだ。

「藤丸さん。ちょっと、俺も遊んできます。」

藤丸「おう。」

ののは力なく返事を返して隼人は1人ホームベースへ向かう。

 

ピッチングマシンから勢い良く射出された球に数字など書かれていない。だが⋯⋯転生者達との戦いでは動体視力で相手の立ち位置や戦況を確認するのに目も鍛えた方が良い。

(デザスト師匠の寺の目を鍛える修行は頭や首を動かずに眼球のみを左右に動かして振り子上の蝋燭の動きを追わせる修行だったな⋯⋯頭の両脇に火のついた大きな線香で側頭部を火傷する奴だったな。)

片手で150kmの野球ボールを難なく掴んで⋯⋯

(野球ボールを相手の拳と想定して拳を掴む訓練の真似事くらいは可能か⋯⋯)

真剣な表情でピッチングマシンから次々と射出する野球ボールを左右の素手で掴んでは投げ捨てる隼人。

 

藤丸「凄いけど⋯⋯バッティングしろよ。」

バトル漫画の登場人物みたいな凄い事をしているのは、素人の私でも分かるけど⋯何かこれは違うと思うののであった。

隼人も隼人で途中楽しくなってきて⋯⋯

(加門や紅音也と同じく何処かにいる筈だ⋯⋯転生者と戦ってくれる。俺の味方になる転生者が⋯⋯)

絵に描いた餅だとは思う。もしかしてあのイクサとバロン以外仲間なんていないかもしれない。でも求めずにはいられない。

 

一通り"キャッチボール"を終わらせてののの前に立ち、

「バッティングします。」

藤丸「そうしろ。」

150kmではない70kmのホームベースの前のベンチに座りののと隼人は打手の基本フォームをスマホで一緒に見ながら

藤丸「柔軟体操を終えてから⋯フムフム⋯⋯足を踏み込んで⋯」

「腰を回して⋯球を良く見て」

藤丸「素人はフルスイングをしがち⋯⋯ヘルメットは安全の為に着けること。」

「フルスイングが駄目か⋯⋯なら先ずはバントかな?」

金属バットを持ちヘルメットを装備してバントの体勢をする隼人。

藤丸「おっ、様になっているぞ。大事なのは、どんな手を使っても塁に出る事だ。」

「外野静かに⋯」

射出された野球ボールがバントの体勢のバットに当たるも、内野ゴロである。

藤丸「隼人!?気合い入れろ!!?」

「わーい。静かになるどころか更に大きくなったよ。」

ピッチングマシンから更に放たれた野球ボールにバットが当たるも、意外に角度をしっかり水平にしないとボールに当たらない。

「難しいなぁ⋯⋯これ⋯」

藤丸「シャキッとしろやオラァ!!」

「何で外野の方が気合い入っているんだよ。腕相撲一番弱い癖に。」

藤丸「腕相撲じゃ一番弱くても私はSUMOU大会に優勝したぞ。」

「うん。俺もアレを見て素直に凄いと思ったよ⋯⋯普通に相手の力を利用して土俵の外側に落としたもん。てっきり腕相撲も強いと誤解するじゃん。」

藤丸「奇跡って起こる時は本当に起こるんだな。アレは私もビックリした。」

バントの体勢のバットの芯に野球ボールが命中し良い音を鳴らす。

藤丸「おっ、コレは塁に出ても問題ないんじゃないか。」

「そうだな⋯⋯」

そう言うと隼人は自然とバントの体勢から本来の打者の体勢になり真剣な表情でピッチングマシンから射出された野球ボールに向けてフルスイングしてボールを金属バットの芯に当てる。

藤丸「あっ。」

「あっ、当たった⋯⋯」

勢い良く隼人はフルスイングして『ホームラン』の標的には当たらなかったが⋯⋯良い距離までは球は飛び⋯⋯最後の最後にちゃんとバッティング出来たと安堵の顔をする。

無言で隼人は最後の球を打ちホームベースを離れると準備万端に金属バットを持ったののは隼人と向かい合い言う。軟式野球なのにヘルメットをののの頭に着用させて彼女は言う。

藤丸「よし。次は私がやる。お前に出来て私に出来ない道理はないだろ。」

「まぁ、球を良く見て⋯⋯これタイミングなら当たると思ってスイングすれば良いから。僕らは野球選手じゃないし、肩の力は抜いて楽しもうよ。」

藤丸「勿論だ。」

ニカッと満面の笑みで楽しそうに笑うののは、その後を隼人よりボールをフルスイングで勢い良く打ち⋯⋯腰を暫く痛めてしまう。

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警戒区域⋯⋯人の気配のしない路地裏にある鏡から1人の銀の重装甲の上半身と緑色の下半身が特徴の仮面ライダーが姿を現す。

仮面ライダーゾルダ「腹へった⋯」

ぶっきらぼうに言うメカニカルな印象を受けるその仮面ライダーは変身を解除して警戒区域を後にする。

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